イチョウの黄葉が綺麗だと言われ見てみると、


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イチョウの葉が黄色くなっていた。


違う違う、


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綺麗なのはこっち。


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おや、イチョウは縁の緑が残りながら、黄葉していくのね。

イチョウと言えば、どの書籍に記載していたか忘れたけど、太古から構造が変わっていない生きた化石の様な植物で、植物に詳しい人ならば街路樹にイチョウがあるだけでテンションが上がる程すごいことらしい。


日本では、銀杏うまいけど、街路樹としてだとくさいだけだよねと悲しい扱い。


常に身近にあるだけに、ありがたみを感じない典型例。


でだ、


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これを見ていて感じたんだけど、葉の真ん中あたりから黄葉になっていくんだよね。

栽培をしていたらよく見るけど、欠乏症等で葉から養分を回収する時って、


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葉の縁から黄色になってくるじゃない。


だけどだよ、


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イチョウは付け根の部分と縁は緑のままで、なぜ中央から黄化していくのだろうか?


枝に近い方から黄色になるなら何となくわかるよ。

だけど、付け根も緑でなぜ中央からって思いません?


イチョウは確か花粉ではなく精子と卵子で受精という形式をとっていたはずで、そうなると昆虫や鳥に対して目立つ必要はなさそうだから、


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模様を作るためにこうしたとは考えにくいんだよな…

イチョウの精子の発見 < Journal of Plant Research | 日本植物学会

平瀬作五郎 - Wikipedia


逆に被子植物の欠乏症の際の縁から脱色という仕様の獲得は、植物にとって大きな躍進であったのかもしれない。


なんてことをイチョウの葉を見て思った。