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とあるコンクリートの壁

一本のつるが壁に沿って生えている。


よく見ると、


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クズが上から下に向かって伸長していた。


上にはクズ以外の植物のいたけれども、


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上や中間にいる草はどれも必死に上を向こうと重力に抗っていた。

重力に抗った植物はどれもクズ程伸長できずにいる。


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壁に沿って下降できるクズは、

他の植物と異なり今回のような環境においても伸長し続けられる。


重力という万有引力に抗わない。

これは一見すると植物間の受光の競争に負けることになるはずだけれども、


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強さは高く広く展開すること


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オギとクズのせめぎ合い


最近のクズの躍進の記事を見ると、

重力に抗わなかったはずなのに受光の競争にも勝てている。


これは二兎を追う者は一兎をも得ずということわざを覆しているように思える。


重力という常識をちょっと違った解釈をすれば、

本来得られるものよりも多くのものを得られる。


クズを見ていて、ふと今回のような内容が頭に浮かんだ。


このクズの強さ。

生態系において半端なく重要な何かがある気がする。


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