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前回、ヨモギが体に良いと言われるけれどもその要因は何だろう?という話題が挙がったという話を記載した。


ヨモギ独特の苦味はマグネシウム(苦土)からきているのか?

それとも他にあるのだろうか?


というわけで、早速検索してみると、ヨモギ(蓬)の作用・活用について - 帝塚山大学現代生活学部紀要 第9号 1 ~9 (2013)という読み物に行き着いた。

ヨモギについての効能について抜粋すると、玉露等よりは劣るが高い抗酸化作用があり、他の高い抗酸化作用を持つ食材よりも多い量を使用出来ることから、ヨモギは抗酸化作用を持つ食材として期待出来る。


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※上記で紹介した論文の3ページから抜粋


ヨモギは栽培ではなく、自生しているものを採取が多いので、栽培以上に土地に大きく依存するので参考程度にとどめておく

ヨモギの栄養価を見ると、マグネシウムは高いというわけではなく、カリウムやカルシウムの高さが目立つ。


他に目立つものとして、ビタミンAにあたるβ-カロテンやレチノールの含量が多い。

赤橙色の色素からビタミンAができる


冒頭に

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香りの主成分はシネオール,ツヨン,β-カリオフィレン,ボルネオール,カンファーである

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※上記で紹介した論文の1ページから抜粋

という記載がある。


今の所の知識だと、植物性食品のアク(≒苦味)というのは、無機成分であればマグネシウム、カリウムやカルシウム、有機質の成分であればシュウ酸、ポリフェノール等なので、ヨモギの苦味はカリウムやカルシウムが要因なのだろうか?という疑問が残る。


香料の各種成分が栄養として価値を持つか?についてはここでは触れない。