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倒木の下で発芽するドングリの記事に引き続き、里山のような環境での話。

カエデの木だったか?

木の根元あたりで、


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とあるロゼットの草が目に付いた。

花の上に葉が展開しているように見えるので、珍しい形だなと思った。

受粉かタネの散布はアリが関わっているのかな?


帰宅してから調べられるように写真を撮影しておくことにした。


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成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑を開いてみたところ、自信はないがおそらくシソ科のキランソウ(金瘡小草)ではないか?と判断している。

キランソウには面白い記載があって、別名をジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)と呼ぶらしく、薬草として優れていて、病人をこの世に戻す ≒ 病気を治して地獄に蓋をするという意味があるらしい。

キランソウ - Wikipedia


薬草という話題に触れたら気になるのが有効成分だろう。

ということで早速キランソウの薬効成分について調べてみた。




キランソウ | 薬草データベース - 熊本大学薬学部 薬草園に依ると成分はフラボノイドとステロイドであるらしい。

フラボノイドの方をピックアップすると、


Luteolin

Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる


ルテオリンというフラボノイドであるらしい。

ルテオリンといえば、食材としてのアーティチョークの健康効果に迫るで触れた。

ルテオリン - Wikipedia


ステロイドの方のシアステロン(Cyasterone)の方を調べてみたら、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害という内容が記載されていたが、不慣れな用語なのでよくわからず。

上皮成長因子受容体 - Wikipedia


なんとなく目に付いた草だけでもこんなにも話題が広がるので、里山は知見の宝庫だなと改めて思う。


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