NHKでサラメシという番組がある。

ブラタモリに次いで素晴らしい。

湧き水を探す人

サラメシ - NHK

足元がキラリと光る植物のとっての地獄


再放送がちょうどお昼時にやっていて、

昼食を食べながら見ている。


この番組の何が素晴らしいかって、

様々な職種で働く人らの昼食を覗いてみようという事で、

東京丸の内を行き交うサラリーマンはもちろんのこと、

伝統工芸士や研究者の昼食も取材しているということ。


職人や研究職は日常が特殊になりがちで、

その特殊さに合わせて昼食のとり方も変わってくる。




先日は京都の出町柳付近にある金平糖の店が紹介された。

ここは近所で観光客がたくさん訪れるということで有名で、

私も関東に帰省する際、購入を頼まれた事が何回かある程の有名店である。


で、この店でサラメシ!


金平糖作りは奥が深いのでこの場で詳細を説明するのは恐れ多いので軽くだけど、

大きな平べったい丸い釜を斜めに方向け、

その丸い釜をゆっくりとまわす。


釜は毎日回し、

その中に糖を入れて、蜜をゆっくりと何度も入れながら2週間近くかけて金平糖は形成される。


この形成されている間は目を離すことが出来ないらしく、

昼食も迅速に食べなければならないらしい。


文章だと苦労は伝わりにくいだろうけど、

とにかく大変だなと感じた私は、


夕方に自転車走らせて行ってきたよ、緑寿庵清水

緑寿庵清水


で、


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買ったよ、金平糖!


ここの金平糖は良いお値段なので、

ご自宅用の場合は躊躇してしまう。


それもあの大変さを知ったら納得できる。


早速、開けてみると、


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あったよ、金平糖。

番組中にあったけど、14日かけて形成された糖の塊。


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この金平糖の特徴である突起は意図的に作ったものではなく、

14日かけて形成する間に自然にできるのだとか。


しかも、この突起が形成される理由がわかっていないらしい。


金平糖の材料といえば糖

糖といえば、サトウキビかテンサイ(ビート)で、

金平糖の時代的な背景からおそらくテンサイだろうけど、


テンサイから抽出した糖が金平糖に形を変える際、

テンサイの生育中に何らかのことが具現化したものなのかもしれないね。