F1種子からタネ採り出来ないって本当?でF1が何なのかを記載した。

これから市販のF1種子から採種したタネは期待した品質ではないという話を書く。

あくまでイメージなので、今回書いた内容がそのまま正しいというわけではありません。

例です。


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今、AA、aaとAaという形質があったとする。

Aaが高品質野菜だとして、AAとaaは品質がよろしくないとする。


タネ会社はAAとaaの形質の株を毎年発芽させることができれば、交配したタネは必ず高品質の株になる。

これがF1種子ね。


F1種子を購入した人が種採りを行うとする。

生まれてくるF2は


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こんな感じでばらつき、高品質な株は50%の確率で出現する。


もし、栽培者が発芽した時点で仕分けできる目利きであれば、ちょっと多めにタネをまいておけばいいけど、そんな目利きはおそらく育種家でも難しいため、ある程度栽培するまで高品質の株であるかはわからない。


つまりは、採種したタネが期待した品質である可能性が低いということになるわけで、経営において、この不確実性は販売する上で非常に困る。

※形質が多ければ多い程、出現率は下がる。


だからF1種子から種採りは出来ないという結論になる。


でもね、今回はイメージって書いたけど、AAとAaって同じ品質になるんじゃね?って思う人がいるかもしれない。

確かにそうなんだけど、育種学にはもうひとつ大事な知識があって、遺伝学ではAAとAaは同じ様に見えて、もっと大きな視点で見ると違うものとなる。


それは次回にでも記載しようかと

-続く-


補足

残しておくタネはAAやaaといった低品質な株でなければ、F3以降の世代での品質保証をすることが出来ない。

これがF1の種採りを更に難しくしている要素である。