ブログ内検索

micro:bitページ
とにかく速いブログサイトを目指す

カテゴリー : %E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E5%91%B3/page-1

 

濃縮還元という技術

今回は濃縮還元100%オレンジジュースの続き。濃縮したオレンジの果汁に対して、水と香料のみを加えれば、100%オレンジジュースを再現出来るとなると、濃縮方法には興味深い技術的な知見があるのは間違いないので、今回は濃縮方法について見ていく。濃縮還元に関して、Wikipediaに記載があったのでピックアップしてみると、/**********************************************/飲料の濃縮に用いられる方法には、煮沸濃縮、真空濃縮、凍結濃縮、膜濃縮...

 

濃縮還元100%オレンジジュース

濃縮還元100%のオレンジジュースの話題になった。濃縮還元100%に関しては賛否両論あるみたいだけれども、個人的には濃縮還元100%は素晴らしい技術だと捉えている。戦争とオレンジジュースの記事で記載した通り、遠征する兵士の健康を考えた上で開発された技術なのだから、濃縮還元100%は100%のオレンジジュースではないと邪険に扱うのは勿体ない。というわけで、濃縮還元について見ていくことにする。100%オレンジジュースという名前を聞いて真っ先に思いつくのが、果実...

 

キンカンと陳皮と風邪の予防

清見タンゴールまでの記事で色々なカンキツについて触れてきた。カンキツの大きな分類で触れていないものとして金柑(キンカン)があるので触れておく。キンカンは皮をむかずにまるごと食べれるカンキツという位置付けになっている。興味深いのが漢方にあるミカンの果皮で作られた陳皮と同様の効果を得られつつ、カンキツの果肉に含まれる健康効果も望めるということだ。陳皮で注目される成分として、ヘスペリジンとシネフリンがあり、下記の記事で触れてきた。カンキツのフラボノイドであるヘスペリジン...

 

清見タンゴール

カンキツを栽培している方と話をしている時に、紅まどんなの話題が頻繁に挙がった。紅まどんな | JA全農えひめ話題の挙がり方の頻度が高い為、このカンキツは現代のカンキツにおいて重要度が高そうだということで今回は紅まどんなについて触れてみる。マイナビ出版から発売されている図説 果物の大図鑑という本にカンキツの系譜図が記載されている。図説 果物の大図鑑 | マイナビブックスここの紅まどんながどのような交配によって誕生したか?が記載されていて、タンゴールと...

 

イヨカンの親のダンシーとは何か?

イヨカンの誕生地は何処だ?の記事で、イヨカンは何処で誕生したか?を探ったが、結局何処であったか?はわからなかった。誕生に関して一点気になることがあるので、今回はその内容に触れる。少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した | 農研機構の図を見ると、イヨカンは海紅柑(カイコウカン)とダンシーの交配種ということになっている。気になったというのは後者のダンシーの方で、ダンシーについて検索をしてみたら、※上の写真は紅みかんのイメージ紅ミカン...

 

イヨカンの誕生地は何処だ?

先日、ミカンを栽培している方と話をしていたら、伊予柑(イヨカン)は愛媛で誕生したカンキツではないという話題になった。伊予というのは、伊予国(いよのくに)を指し、現在の愛媛県を指す。伊予国 - Wikipediaそんな伊予という文字を当てたイヨカンが愛媛で誕生していないということはどういうことなのか?イヨカンの歴史を確認しておくことにした。Wikipediaのイヨカンの歴史を読んでみると、/*******************************/...

 

ナルリチンというフラボノイド

カンキツのフラボノイドであるヘスペリジンの記事に引き続き、Bioika0201 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる香酸カンキツの新姫(ニイヒメ)に含まれるフラボノイドの話題について触れる。前回の記事でも触れた地域自生カンキツ「新姫」と「タチバナ」に含まれるフラボノイド含量 - 農研機構のページによると、Jacopo Werther - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるニイヒメにはナルリチ...

 

カンキツのフラボノイドであるヘスペリジン

香酸カンキツが持つポリメトキシフラボノイドの記事に引き続き、Bioika0201 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる香酸カンキツの一種である新姫(ニイヒメ)の話題を挙げる。新姫で検索をしてみると、地域自生カンキツ「新姫」と「タチバナ」に含まれるフラボノイド含量 - 農研機構のページが引っかかる。上記のページには、/********************************************/地域自生カンキツの「新...

 

香酸カンキツが持つポリメトキシフラボノイド

Bioika0201 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる香酸カンキツの記事で香りが強く、酸味も強く、主に調味料として用いられるカンキツを香酸カンキツと呼ぶという内容を記載した。上の写真は新姫(ニイヒメ)と呼ばれる香酸カンキツで、日本のカンキツ(田道間守)の伝説を引き継ぐ種であるので注目しているのだけれども、これらのカンキツの果皮にポリメトキシフラボノイドが豊富に含まれていることで世間でも注目されているらしい。例えば、ノビレチン等ポリメトキシ...

 

香酸カンキツ

Foto: Johann Werfring, CC 表示-継承 3.0, リンクによる人々はレモンやシトロンを珍重したまでの記事で人の歴史とカンキツの広がりについて触れてきたが、カンキツの広がりは美味しさではなくて、香りや健康効果の方が重要であった。であれば、把握しておきたいこととして、カンキツの果実に含まれる成分の内、どれが香りや健康効果を担うのか?であるため、それらの成分を調べてみることにした。はじめに香り成分をたどることだけれども、カンキツ類の内、香りを重要視し...

 

人々はレモンやシトロンを珍重した

自然発生したとされる三種のカンキツたちの話の続き。レモンとオレンジはインド付近から西周りの経路で広がったカンキツであるが、広まった歴史というのは異なるみたいだ。今回はその内容に触れていくことにしよう。Foto: Johann Werfring, CC 表示-継承 3.0, リンクによるレモンを考える上で重要になってくるのがシトロンであるらしく、古代、ローマに持ち帰ったシトロンというのがおいしくなかったそうだ。それにも関わらず、シトロンが重要視されていたのはいく...

 

ブンタン、オレンジとグレープフルーツ

カンキツでグレープフルーツという種類がある。グレープフルーツという存在感があるカンキツについての歴史が興味深かったので、今回はそれに触れておく。まずはグレープフルーツの発見に関して見ておくと、Wikipediaには/****************************************************/ブンタン(英名:pummelo、学名:Citrus grandis)とオレンジ(学名:Citrus sinensis)が自然に交配したものであり前者の特徴を多...

 

自然発生したとされる三種のカンキツたち

原書房から出版されている食の図書館 - オレンジの歴史に引き続き、食の図書館 - レモンの歴史を読んでいる。レモンの歴史 - 原書房レモンもオレンジと同じカンキツに分類されるが、レモンはレモンで独特の広がり方をしていて興味深い。レモンの栽培が世界各地へ広がっていったことに関して興味があれば、上記の本を読んでもらうとして、これからカンキツを深く学ぶために必要なことをメモとして記載しておく。上記の本には下記の記載があった。/********************...

 

戦争とオレンジジュース

今回はオレンジの分類の記事で取り上げた本の内容の続き。カンキツの話で外してはいけないのはジュースだろう。ジュースには2つの背景があるそうだ。一つはオレンジの栽培が活発化し、オレンジ自体が余剰になってしまったこと。もう一つがとても興味深くて戦争に関すること。カンキツが戦争に繋がっていくことがカンキツの真価であるだろう。戦争といっても実際の戦いの方ではなく、兵の栄養に関しての話題になる。歴史上、カンキツが重要視されたのは、大航海時代における壊血...

 

ブラッドオレンジの赤紫の色素は何か?

オレンジの分類の記事で、オレンジの分類についてを見てきた。今回は前回の内容で触れていなかったブラッドオレンジについて触れることにする。ブラッドオレンジというのは、果肉の色が紅色になっているオレンジを指す。色の変化があるものを見ると、どうしても考えてしまうのが色素で、ブラッドオレンジは他のオレンジから何が異なっているのか?を考えてみた。花の色を決める4大色素最初にブラッドオレンジの色素に関して何も検索をしていない状態で考えてみる。カンキツの果肉で真っ...

 

オレンジの分類

原書房から出版されている食の図書館 - オレンジの歴史という本を読んでいる。オレンジの歴史 - 原書房この本はオレンジの歴史から、オレンジの種類や産業の内容を経て、人の生活とオレンジについて触れている。この本で、今後のカンキツの文献を読むにあたって整理しておくべき内容としてオレンジの分類についての記載があったので、内容の整理の意味合いで挙げていくことにする。本書ではオレンジの分類に関する検討について記載されており、最近の食用柑橘類の分類として、シトロン、ブンタン、マンダリ...

 

地中海性気候と温暖湿潤気候で育つカンキツたち

西回り経由で広がっていったカンキツたちの記事でオレンジに触れたけれども、オレンジの皮の厚さについて気になったので検索をしてみた。民間のサイト且つ引用元の記載がないページだったけれども、理にかなった理由が記載されていたページを見かけたので引用すると、/****************************************************/オレンジの皮が厚いのにはきちんと理由があり、オレンジが主に栽培されている地域は、ヨーロッパなどの乾燥した地域です。その為、皮を薄くし...

 

西回り経由で広がっていったカンキツたち

一灯舎から出版されている柑橘類の文化誌 人と歴史との関わりを読んだ。柑橘類の文化誌 人と歴史との関わり | 既刊 | Ittoshaこの本はヨーロッパを中心としたカンキツ(主にレモンとオレンジ)の広がりについて記載されている。カンキツの原産地といえば、インド付近なので、日本から見たら西に広がっていったカンキツたちというイメージで見ることが出来る。ヨーロッパにおけるカンキツの広まりは宗教的な宗教的な意味合いが強かったのが意外で、日本でも常世神とナミア...

 

ユズとタチバナ

ウンシュウミカンの誕生に関与したクネンボの記事に引き続き、主要なカンキツの一つである柚子(ユズ)について触れる。はじめにユズの歴史について調べてみると、/*******************************************/中華人民共和国中央および西域、揚子江上流の原産であると言われる。中国から日本へは平安時代初期には伝わったとみられ、各地に広まって栽培されている。日本の歴史書に飛鳥時代・奈良時代に栽培していたという記載がある。/**...

 

ナツミカンとハウスミカン

ウンシュウミカンの誕生に関与したクネンボまでの記事までで、ミカンを含むカンキツの歴史に触れてきた中で日に日に存在感が増してきたカンキツがある。それは、ハウスミカンだ。露地栽培のミカンの収穫が冬に向けてのところ、冬期に加温したハウスミカンは初春から夏にかけて収穫する。今までは上記の内容を見ても、旬をずらして出荷するのね程度に思っていたが、萩の武士とナツミカンの記事の内容を経て、夏に春夏にカンキツを収穫出来る事が愛おしくなった。まだハウスミカンがなかった明...

 

ダイダイの親はレモン

ダイダイとナツダイダイは関係あるのか?の記事に引き続き、カンキツの祖先を探る。少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した | 農研機構の図を俯瞰していたら、ダイダイの親がレモンになっていた。もう片方の親が不明になっていたので、そちらの親がきっと果皮がオレンジ色だったのだろう。ダイダイとレモンが近い関係にいたことが驚きだった。日本におけるレモンの歴史を調べてみると、レモンは歴史が浅く、明治時代初期に静岡県で栽培され...

 

タチバナの子孫のオウゴンカン

タチバナの子孫のヒュウガナツの記事に引き続き、カンキツの品種について触れる。黒潮の彼方にあると考えられた死と再生の異郷「常世」の記事の内容と合わさると、カンキツの歴史を調べていくと、そこにはジャンルを越えた壮大な内容があって興味深いことが次へと出てくる。カンキツ以外の果実でも同様のドラマがあるのでは?と思うと、知らない事が多いと痛感できて、世界の広さを感じるものだ。とりあえず、今回はタチバナの子孫であると考えられている黄金柑(オウゴンカン)について触れてみる。...

 

タチバナの子孫のヒュウガナツ

甘夏ことカワノナツダイダイまでの記事で、ナツミカンについて触れてきた。ナツミカンが気になっていた理由の一つに、日向夏(ヒュウガナツ)という名前に夏が付いたカンキツがあって、これはナツミカンであるのか?が気になっていたことがある。次になぜ特定のカンキツが気になっているのか?というと、ヒュウガナツは田道間守が常世国から持ち帰ったタチバナの子孫に当たるという記述を見かけた事で、ヒュウガナツの事は押さえておきたいと思った。橘の起源は沖縄 シークヮーサーと共...

 

甘夏ことカワノナツダイダイ

萩の武士とナツミカンの記事まででナツミカンことナツダイダイについて触れた。ナツミカンと関連するカンキツとして甘夏があるので、今回は甘夏について触れていく。甘夏はナツミカンことナツダイダイの枝変わり種で、ナツミカンと比較して減酸が早く酸味が少なく甘みが多いナツミカンを指す。枝変わり。原基の万能性昭和初期に大分県津久見市の上青江の果樹園の川野豊によって育種された品種であるため、カワノナツダイダイと呼ばれる。カワノナツダイダイ - Wikipedia大分とい...

 

萩の武士とナツミカン

ナツミカンとは何か?の記事でナツミカンについて触れた。せっかくの機会なので、もう少し触れておくことにしよう。最初にWikipediaからナツミカンの栽培の歴史のうちの日本伝来について見ておくと、/********************************************************/江戸時代中期、黒潮に乗って南方から、山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した文旦系の柑橘の種を地元に住む西本於長が播き育てたのが起源とされる/***********...

 

ナツミカンとは何か?

ナツミカンが話題に挙がった。名前に夏(ナツ)が付いているけれども、キシュウミカンやウンシュウミカンと何か関連があるのかな?と気になったので調べてみた。蜜柑とは何か?はじめにWikipediaに記載されている内容から触れてみる。ナツミカンは(夏代々)ナツダイダイの別名であるらしい。関西地方で、代々という名称があるのがよろしくないらしく、大阪商人が夏蜜柑(ナツミカン)に改名するように勧めたで、キシュウミカンやウンシュウミカンとは直接的な関係はなさそうだ。少数の...

 

醤油発祥の地の湯浅町

橘本神社とヤマトタチバナで橘本神社を訪れた時、宮司さんとの話題で熊野古道で橘本神社より南方に醤油発祥の地があるということがあった。醤油発祥の地は橘本神社のある下津から南に向かって、有田を越えたところの湯浅町というところらしい。「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅|日本遺産ポータルサイトに拠ると、醤油の製造の前に、鎌倉時代に修行僧が中国から持ち帰った味噌の話題があり、味噌製造中に滲み出た汁を改良して作ったのが醤油だという記載がある。金山寺味噌 - Wikipe...

 

八女本格和紅茶を頂きました

ファームプロさんから八女本格和紅茶を頂きました。八女本格和紅茶についての詳細は八女本格和紅茶とは – 株式会社ファームプロをご覧ください。従来の紅茶の製法と比較して、八女本格和紅茶は渋みが少なくなり、舌触りが良く飲みやすいそうです。苦味や渋みのタンニン渋みは食事で他の食材の味覚にも影響を与える要素であるため、食中の紅茶として適しているように感じた。

 

桃仁の効能

邪気を祓う桃の記事で古事記とモモから古代史におけるモモの位置付けについて調べてみた。古代中国においてモモには邪気を祓うような特別な力があると考えられていて、平安時代ではモモのタネを桃仁(とうじん)という名称の薬として活用していたそうだ。ここで気になるのが、桃仁に薬効があるのか?ということだ。早速、桃仁の薬効で検索をしてみたところ、モモ | 熊本大学薬学部薬草園 薬草データベースのページにたどり着いた。モモの種子の成分としてYikrazuul - 投稿者自身によ...

 

ミカンに含まれる機能性成分

ミカンの薄皮にある繊維状のものは欲しい成分が豊富に含まれているの続きの記事の続き。ミカン一つとっても、様々な物質が混ざり合っていて、味は単純に糖が多いとか酸味が少ないとかでは判断できないのだなと。とりあえず、ミカンの果実から高濃度で検出されているもので気になったものを検索し続けている。今回はシネフリンについて検索してみることにする。Harbin - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるシネフリンはアミノ酸のチロシンから...

 

ミカンの薄皮にある繊維状のものは欲しい成分が豊富に含まれているの続き

ミカンの薄皮にある繊維状のものは欲しい成分が豊富に含まれているの記事までで、ミカン果実に含まれる水溶性の成分を見てきた。果実内の成分で頻繁に挙がる成分で見慣れないものとして、スタキドリンとプトレシンという物質が目に付いた。これらの物質から何か興味深い内容にたどり着くかもしれないので、とりあえず検索をしてみた。パブリック・ドメイン, リンクスタキドリンはピロリジン誘導体(上の図)に分類されるアルカロイドの一種であるらしく、スタキドリンとは? 意味や使い方 - コトバ...

 

ミカンの薄皮にある繊維状のものは欲しい成分が豊富に含まれている

果実を絞ってジュースにすると見えてくる化学反応と物質の変化の記事に引き続き、ミカンの果実に含まれる成分の網羅的解析の話題を挙げる。ミカンの果実を搾汁してジュースにすることで劇的に減少する成分があるそうだ。一方搾汁して増加した成分もいくつかあるそうだけれども、今回はそれについては触れない。上記話題で印象に残ったものとして、フラボノイドの話題がある。/**************************************************/カンキツ果実...

 

果実を絞ってジュースにすると見えてくる化学反応と物質の変化

ウンシュウミカンの苦味成分は他にもあるのか?の記事以降、ミカンに含まれる成分が気になりだした。学部生の頃に受けた糖度計の講義でいろんなミカンの糖度を測定して、数値が大きいからといって美味しいわけではないという事に触れたことはよく覚えている。果実の美味しさというのは、甘さはもちろんの事、酸味や苦味が複雑に絡み合っているため、甘さだけが極端に高くてもトータルで良い味覚にはならないという事だろう。というわけで、ミカンに含まれる成分を検索をしてみたところ、原佑介等 メタボローム解析に...

 

ウンシュウミカンの苦味成分は他にもあるのか?

ウンシュウミカンが減らした苦味成分は何か?の記事で、柑橘類に含まれる苦味成分について見てきた。前回触れた苦味成分は主に種子に多いと言われるリモノイド化合物で、ウンシュウミカンではこの成分が少なくなっているかもしれないことを記載した。他にも苦味成分はあるか?と再度検索をしてみたところ、Yikrazuul - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるヘスペリジン等のフラボノイドにたどり着いた。ヘスペリジンはルテオリンというフラボノイドを前駆体...

 

ウンシュウミカンが減らした苦味成分は何か?

紀州蜜柑は何処からやってきた?までの記事で、現在市場に出回っているウンシュウミカンとその親であるキシュウミカンについて見た。ウンシュウミカンと比較して、キシュウミカンは小ぶりでタネがあり酸味が強いと記載されていた。他に何処かで見た内容として、ミカンの長い歴史において苦味が減っているという。苦味が減るという品種改良がどんなものなのか?に興味が湧いたので調べてみることにした。最初に柑橘における苦味とは何か?だけれども、リモノイドという化合物が苦味を呈するそうだ。 ...

 

常世の国から持ち帰った非時香菓を最初に植えた場所

知人から和歌山の下津という地域に一緒に行きませんか?と誘われたので事前に調べてみることにした。下津という地名から真っ先に頭に浮かんだのは、古代の港から土質を考えるの記事で記載した地名に津があることで、古代史においてこの地域では何かあるかも?ということだ。はじめに地図で下津についてを確認してみると、船が入りやすそうな箇所がある。港の付近には灯台のようなランドマークとして古墳があることが多いらしいので、下津の南北に古墳があるか調べてみたら、下津から少し...

 

中干し無しの稲作から米の品質向上のヒントを得た

レンゲ米の田の土表面の褐色化が目立つの記事等で話題に挙げている土壌改良 + レンゲ + 中干し無しの稲作をしている方と立ち話をしていたら、思い出したかのように昨年の米の収穫後の品質検査で一番でしたよという報告があった。この田では収穫機が止まる程の反収があったにも関わらず、品質は維持されている事に驚いた。昨年は今年は稲作で追肥をしている方をよく見かけるの記事で触れた通り、周辺の田の大半で追肥が行われていたが、こちらの田では追肥は行わない上に、基肥の減肥は難しいなと話をしていた程施肥量が...

 

Eルチンとは何か?

プロテインバーにEルチンを配合する意図は何だ?の記事で、プロテインバーに配合されていたEルチンについて調べた。吸収しにくいポリフェノール(ルチン等)を酵素処理することで、摂取時の吸収効率を高め、筋肉変化量に良好な影響を与えるらしい。ここで気になるのが、酵素処理とは一体何なのか?それは人体にとって悪影響を与えるものではないのか?といったところだろうか。なので、ルチン等の酵素処理について調べてみることにした。健康機能の研究成果 Eルチン (酵素処理ルチン)...

 

プロテインバーにEルチンを配合する意図は何だ?

プロテインは何からできている?の記事以降、店で売っているプロテインをよく見るようにしている。プロテインバーの包装を見ていたら、Eルチン配合という文字を見かけ気になった。Yikrazuul - 投稿者自身による著作物; ISBN 978-3642009624; S. 1124, パブリック・ドメイン, リンクによるルチンといえば、蕎麦湯を飲んだの記事で触れたポリフェノールで、二価鉄による活性酸素の発生を抑制する効果があると記載したものだ。このルチン...

 

高品質な炊飯器の開発は米の消費量を上げる

以前、福利厚生のようなものとして、高性能な炊飯器を導入したところがある。興味深い事に、ほぼ全員がご飯をおかわりするようになって、月の米の消費量が1.5倍程になった。炊飯器を導入した人が、稲作に補助金を出すよりも、炊飯器で一定の機能以上の開発を行っている組織に補助金を出した方が、食料自給率の向上に繋がるのでは?という意見が出る程、米の消費量が増えた。巷では米の消費量が減っているというが、若者が入る店でご飯のおかわり自由をウリにしているところをよく見かけ繁盛しているので、...

 

ラムネ菓子を食べている時にブドウ糖の製造方法が気になった

ラムネ菓子を食べている時に袋にブドウ糖という表記が目について気になった。ブドウ糖をウリにしている菓子が増えたなと。ハチミツの美味しさと各種糖の甘味度の記事で記載したけれども、ブドウ糖は糖ではあるけれども、砂糖(ショ糖)と比べると甘く感じないんだよな。お菓子の美味しさとしてはブドウ糖を含める事で味が低下するので、脳が速やかに利用出来るという機能性といった意味合いが強い事になる。もう一つブドウ糖の大きな特徴といえば、還元性を持つ糖ということで、還元性といえば反応しやすいという...

 

三温糖はどのようにしてできる?

白い砂糖はどのようにできる?までの記事で、綺麗な白い砂糖の結晶ができるまでを見てきた。サトウキビから得られた糖には不純物(糖以外のもの)が含まれていて、丁寧に不純物を取り除いて砂糖ができる。不純物を取り除いた砂糖の色は白で、原糖は不純物によって褐色になっていた。不純物を取り除いた砂糖の中で、三温糖という糖があるが、せっかくの機会なので三温糖の薄い褐色について触れておく。上白糖(白い砂糖)を精製する過程で、不純物を何度も取...

 

白い砂糖はどのようにできる?

室町時代の甘味料を考えるの記事で原糖の製造を見てきた。せっかくの機会なので、現代社会で見られる綺麗な白い砂糖や三温糖といったストレートな甘さの糖の製造について見ていく事にする。第一号 覗いてみよう!お砂糖ができるまで | お砂糖の「じつは…」 | 【スプーン印】のDM三井製糖株式会社のページがわかりやすかったので、このページを参考にして話を進める。大事な事として、原糖の製造は鮮度が命らしいので、原糖はサトウキビを収穫した場所のすぐ近くで製糖を行う必要がある...

 

室町時代の甘味料を考える

村上海賊は砂糖菓子を食していたか?の記事の続き。豊臣秀吉の天下統一辺りまで活躍していた村上海賊は現代のどら焼きに匹敵する和菓子を食していたか?に関して、砂糖の観点で考えてみることにした。室町時代に砂糖はあったか?の疑問に対しては、その頃の時代では貴族や武士は砂糖を食していたという記録があるので、村上海賊も砂糖を利用していた可能性はある?次に気になるのが、砂糖の質だろうか。砂糖には製糖技術というものがあって、製糖技術の発展状況によっては、acworksさ...

 

村上海賊は砂糖菓子を食していたか?

我が家では村上海賊の話題が頻繁に挙がる。村上海賊というのは、日本中世の瀬戸内海で活躍していた海賊衆の事で瀬戸内の海路を取り締まっていた。村上水軍 - Wikipedia何故、村上海賊の話題が頻繁に挙がるかというと、ドラえもん ふしぎのヒストリー 3 海賊大暴れ!戦国・安土桃山時代という漫画を購入したからだ。子供ら(最年長が小2)にとってドラえもんの漫画が読めるなら、内容は何でも良いらしい。小学生の低学年から織田信長とか豊臣秀吉という名前が挙がるようになったわけで、ドラ...

 

ビタミンB6と花粉症

花粉症の緩和を調べていると、ビタミンB6の摂取が有効という内容をよく見かける。というわけでビタミンB6についてを整理してみることにしよう。以前、代謝で重要なビタミンB6の記事でビタミンB6について整理した。ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関与する補酵素として働き、脂肪代謝にも関与するそうだ。不足する心配があまりないビタミンであるらしいが、アレルギー反応の緩和で中心的な役割を持っているのであれば、花粉症といった長い期間のアレルギーであれば消費される量も多くなり、ビタミンB6が...

 

ポリフェノールと花粉症

花粉症の緩和の食材としてポリフェノールが有効という記述を時々見かける。ポリフェノールといえば、摂取後に血流にのって二時間ほど体内に滞在し、活性酸素の除去を行うという栄養素を指す。ポリフェノールの二つの効能お茶で風邪予防の仕組みを見るであれば、ポリフェノールが花粉症のようなアレルギー反応の緩和に関与するのは、脂肪酸の自動酸化による血流の悪化を軽減して、アレルギー反応を示す物質を局所に大量に蓄積させないという事か?と連想するが、別の話題があるかもしれないので一応調べておくことにす...

 

青魚と花粉症

花粉症の緩和の食材として、青魚を紹介しているところをよく見かける。青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)が花粉症に対して何らかの反応を示すらしい。必須脂肪酸のα-リノレン酸の働きを見てみる上記の内容を踏まえ、花粉症の発症の流れを整理してみるで見た肥満細胞の詳細について触れていくことにしよう。鼻の内側の皮膚に花粉が触れたことがトリガーとなって、肥満細胞という箇所が活性化してヒスタミンが分泌され、アレルギー反応...

 

花粉症の発症の流れを整理してみる

花粉症でしんどいの記事で、花粉症の背景について整理した。今回は花粉症そのものを見ていくことにする。前回の記事で篠原健司 花粉症研究最前線 スギ花粉症克服に向けた総合研究 - 森林科学 73 2015,2の内容を引用したが、ここに花粉症の発症の仕組みについて記載されていた。花粉等のアレルゲンに触れると、体内にあるマクロファージが取り込み、T細胞が活性化して、B細胞がIgEの産生を行い、IgEが肥満細胞に働きかけ、ヒスタミン等を遊離しアレルギーの発症となる。文章で一気に書いた...

 

花粉症でしんどい

花粉症でしんどい。スギが生息していない町中でも花粉の飛散の影響を受けるのは、何とも非効率な受粉の仕組みだなと思う。スギが虫媒花だったらここまで嫌われなかっただろうけれども、虫媒花のような高度な仕組みを持った木であったら、人の社会の要件を満たすような急成長という特徴がなかっただろうから、世の中、いいとこ取りはできないなと。戦後復興や高度経済成長で木材として利用する為にスギを植林したらしいが、海外からの輸入で価格面で負けていたり、本来、電柱として利用しようとしてい...


Powered by SOY CMS  ↑トップへ