カテゴリー : ビタミン・ミネラル

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バニリルアミンの生合成

前回の辛さを感じるバニロイドの記事中で、 By Jü - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link バニリル基を持つバニロイドは人の温覚受容体に作用して、 熱さを伴うような痛みの感覚を与える という話題に触れた。 これらを踏まえた上で、 HotDogさんによる写真ACからの写真 トウガラシの辛味の要素である By Arrowsmaster - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link カプサイシン - Wi...

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辛さを感じるバニロイド

20代の頃に師の野菜と出会い、同じ品種なのに栽培者によって味がこんなにも異なるのは何故だろう?と気になった。 栽培の中心にはいつも化学 時が経ち、 施肥設計を徹底的に追求することで、発根量が増した作物と出会い、 これらの作物も良好な味覚であった。 施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせる どうやら、農薬を使用せずとも、虫の被害は少なく、病気にもなりにくい株というのは良好な食味になるらしい。 この要因は一体何なのだろう?と様々な書籍や論文を読み続け...

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トウガラシの赤い色素の合成を追う

前回の記事でトウガラシの赤い色素と辛味を肥料で増量することができるか? というテーマを元にカプサンチンとカプサイシンの化学式を見た。 オーガニックファームHARAさんのキャロライナ・リーパー 合成経路を眺めていれば、何らかのヒントがあるかもしれないので、 カプサンチンから整理してみることにする。 aiiroさんによる写真ACからの写真 カプサンチンというのは、パプリカの赤の色素で、 パブリック・ドメイン, Link イソプレン[CH2=C(CH...

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オーガニックファームHARAさんのキャロライナ・リーパー

高槻の原で栽培から加工まで行っているオーガニックファームHARAさんの七味唐辛子を頂きました。 世界一辛いトウガラシの品種と言われるキャロライナ・リーパーを原料としており、 ひと粒食べても非常に辛い七味トウガラシでした。 キャロライナ・リーパー - Wikipedia オーガニックファームHARAさんと話をしていて、 肥料で赤みや辛味を増やすことは出来ないかと肥培管理を試行錯誤しているとのことでした。 ここでふと思ったのが、 パブリック・ドメイン, Link...

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A-nokerさんの森のアスパラを頂きました

知人から佐賀県の太良町で営農しているA-noker(ええのうかー)さんのアスパラガスを頂きました。 森のアスパラ(ええのうかー) 大きめなのに筋っぽくなく、しかもすごく甘いアスパラガスでした。 一緒に入っているお便りを読んでみると、 アスパラガスの栄養価についての記載があり、 そこにアスパラガス酸の説明が記載されていた。 このアスパラガス酸だけれども、 お便りの前に読んでいた本にも興味深い話が記載されていたので、 今回はその内容を紹介することにしよう。 ...

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イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つ

HiCさんによる写真ACからの写真 苦味や渋みのタンニンまでの記事の流れからわかる通り、 ポリフェノールについての興味が日に日に増している。 ポリフェノールの理解が深まると、 日々の食事が豊かになることはもちろんのこと、 土についての理解が深まるのではないか?と期待している。 ポリフェノールという難題に手を付ける為に、 羊土社から出版されている基礎から学ぶ植物代謝生化学という本を購入して読み始めてみた。 この本は植物が合成する様々な物質をどのような物質を経...

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苦味や渋みのタンニン

cheetahさんによる写真ACからの写真 渋味とは何だろう?の記事で、渋味について触れた。 渋味というのは口腔内で唾液に含まれる高プロリンタンパク質(PRP)とタンニンが結合して沈殿することにより発生する不快感を指す。 植物の作り出すタンニンは動物が摂取すると不快感があり、再び食べようと思わせないことを目的としているようだ。 ※植物にとってのタンニンは防御に関することが大半 このタンニンだけれども、 味覚に関して興味深い特徴がある。 そもそもタンニンだけれども、 ...

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渋味とは何だろう?

cheetahさんによる写真ACからの写真 ワインやお茶といった嗜好性の高いものであったり、 カキ等の果実でよく見聞きする渋味という味覚がある。 ワインのポリフェノールに更に迫る 渋味という言葉は頻繁に挙がるけれども、 今までどのような味覚であるのか?ピンと来なかった。 この渋味に対して、 河出書房新社から出版されている新しいワインの科学という本にしっくりとくる説明が記載されていたので紹介する。 紹介の前に渋味を含めた大雑把な味覚を整理しておく...

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ワイン栓のコルクと熟成

cheetahさんによる写真ACからの写真 前回までの記事で 酸素はワインの敵と言われるがワインの熟成には若干の酸素を必要とするため、 酸素の管理というのが重要になるという話題を記載しいた。 ワインのポリフェノールに更に迫る ワインと聞いて連想するのが、 acworksさんによる写真ACからの写真 ワインは寝かせることで価値が増すということ。 寝かせて価値が挙がる要因としては、 ミズノハルカさんによる写真ACからの写真 ワインの栓として利用され...

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ワインのポリフェノールに更に迫る

cheetahさんによる写真ACからの写真 ワインのポリフェノールに迫るの続き。 前回はワイン中のポリフェノールの酸化について触れた。 酸化についてもう一つ重要なものが、 エタノールの酸化によって生成されたアセトアルデヒドだろう。 2CH3CH2OH(エタノール) + O2 → 2CH3CHO(アセトアルデヒド) + 2H2O アセトアルデヒド - Wikipedia アセトアルデヒドと聞いてイメージするのが、 悪酔いであったり、発がん性であったりと良い印象はないけれ...

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ワインのポリフェノールに迫る

cheetahさんによる写真ACからの写真 奥が深すぎるワインの熟成に引き続き、ポリフェノールの方の熟成を見ていく。 ワイン関連で出てくるポリフェノールというものが、色素のアントシアニンとタンニンらしい。 丹波の黒大豆の黒い色素の際に触れたポリフェノールを持ち出すと、 By Espresso777 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link プロアントシアニジン - Wikipedia ブドウの果皮にも含まれるプロアントシアニジン...

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ダイズは元々何色だったのだろう?

momokaphotoさんによる写真ACからの写真 赤いブドウの色素の記事の最後で、 黒大豆の黒色は、 人類史においてダイズを栽培し始めた時は黒色で、 長い育種(品種改良:作物化)の歴史を経て、 momokaphotoさんによる写真ACからの写真 黄大豆になったのか? それとも元々は黄大豆で育種の過程で黒色の色素を獲得したのか? この謎に迫る為の手がかりがある。 それは現存するダイズの起源となった草を探すことだ。 というわけで、 ダイズの原種であるツ...

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黒大豆に含まれる黒い色素は血圧の上昇を抑制する

前回の赤いブドウの色素の記事から再び、 momokaphotoさんによる写真ACからの写真 黒大豆の記事に戻る。 丹波の黒大豆の黒い色素の記事中に掲載したダイズのポリフェノールにアンギオテンシンI変換酵素(ACE)阻害活性という機能があると記載されていたので、今回はこの機能に触れてみる。 はじめに酵素名をそのまま検索してみると、下記のような情報を得ることが出来た。 /****************************************************...

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丹波の黒大豆の黒い色素

丹波の黒大豆を頂いた。 その名の通り、豆が黒い。 ダイズと聞いて連想するのが、 momokaphotoさんによる写真ACからの写真 節分でよくお見かけする黄大豆あたりだろうか。 この色の違いは何だろうか?と考えると、 真先に思いつくのがポリフェノールだろう。 ポリフェノールとは何か?フラボノイド類 ダイズとポリフェノール関連のキーワードで検索してみると、 黒大豆・茶大豆に含まれる機能性物質プロアントシアニジン | 農研機構というページに辿り着いだ。 ...

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赤水菜は葉柄にアントシアニンを蓄える

赤水菜という品種を栽培しているところを見かけた。 赤水菜というのは、葉の中心が赤く(紫)なっている水菜のことで、 この赤色はアントシアニンの蓄積に因るものだそうだ。 通常の芯が白のものと比較すると、 当たり前だけれどもアントシアニンの合成の量が多いわけで、 その分だけより多く光合成をする必要があるだろう。 栽培者がアントシアニンの合成をサポートするとしたら何が良いだろう? イチゴの果実の着色を担う物質は何か?でアントシアニンの合成について触れたけれども、 アントシアニ...

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エメンタールチーズのチーズアイ

kazuchanさんによる写真ACからの写真 エメンタールチーズを購入して食した。 エメンタールチーズというのは上の写真のような穴あきチーズだ。 アメリカのアニメでよく見かけるあのチーズだ。 チーズの穴をチーズアイと呼び、 今まで見てきたチーズにはチーズアイはない。 ということは、 このチーズアイにも人類の英知が詰まっている。 いや、 人類の英知が詰まりすぎて破裂して穴が出来たと表現すべきか。 どちらにしろ、 このチーズアイから得られる事は多いはずだ。 ...

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ペニシリウム・カメンベルティが合成するもの

きぬさらさんによる写真ACからの写真 前回、カマンベールチーズについて触れた。 カマンベールチーズの大きな特徴は圧搾しないカードに白カビをつけて、 白カビによって熟成させるチーズである。 この白カビから興味深い恩恵を受けることが出来るらしいので、 その研究報告を紹介する。 ビール会社として有名なキリンの研究・技術開発成果からカマンベールに関する報告を紹介する。 本来は論文を読んで、それを紹介するのが筋だけれども、 キリンの研究報告がわかりやすいのでこちらのリン...

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白カビが熟成に関与するカマンベールチーズ

きぬさらさんによる写真ACからの写真 カマンベールチーズを購入して食べた。 カマンベールチーズといえばナチュラルチーズの一種で、 ナチュラルチーズとは何だろう? 表面は硬く、中は柔らかなチーズである。 今まで投稿してきたチーズと形状が大きく異なる要因として、 牛乳の凝固時のカード形成の後に圧搾をせずに表面に食塩を塗って、白カビを植え付けて熟成する。 ハードチーズの美味しさの目安のチロシンの結晶 この時、植え付ける白カビはPenicillium camemberti...

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ポリフェノールの二つの効能

oldtakasuさんによる写真ACからの写真 HiCさんによる写真ACからの写真 前回の緑茶と紅茶の違い再びの記事で、 記事名にある通りに再び緑茶と紅茶の違いに触れた。 大きな違いというのがポリフェノール周りで、 ポリフェノールを残すか重合させるかが重要となる。 ポリフェノールの重合が土の形成の一部を切り出したもののようではないか? という意見を記事の文末に添えた。 この話を進める前に緑茶のポリフェノールであるカテキンの健康効果について触れることにする。...

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緑茶と紅茶の違い再び

緑茶と紅茶の違いと言えば、 以前、ファームプロさんから緑茶の品種で作られた紅茶の茶葉を頂きましたという記事で記載した。 緑茶と紅茶は同じチャの木から収穫した茶葉を、 oldtakasuさんによる写真ACからの写真 緑茶は葉の中にある酸化酵素を収穫後すぐに失活させ、酵素的褐変をさせない。 HiCさんによる写真ACからの写真 一方紅茶は酸化酵素を働かせ、酵素的褐変を起こして葉の中にあるカテキンを重合させる。 紅茶の製造は酵素的褐変を活用する 紅茶の製造...

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お茶の味を決める3種の要素

八女茶通販|八女茶生産-減農薬製造-販売|ゆげ製茶 ゆげ製茶さんの和紅茶の記事の時に立ち寄ったゆげ製茶さんにて美味しいお茶を頂いた。 茶葉自体の質も相当良いものだったのだろうけれども、 淹れ方一つでこんなにも変わるのかと感動できる味のお茶であった。 お茶を淹れる際のお湯は、 最初に急須ではないところで冷ましてぬるま湯にしてから急須に注ぎ、 急須でも普段の体感よりも長い時間待ってから湯呑みに注ぐ。 湯がぬるいということで、 相対的に旨味の量が多めで苦味や渋味のバラン...

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味噌の表面でもチロシンの析出

前回のハードチーズの美味しさの目安のチロシンの結晶の記事で 長期熟成のハードチーズで美味しさの指標としてチロシンの結晶があると記載した。 チロシンの結晶はハードチーズに限らず、 味噌、納豆やタケノコあたりでもあるらしい。 更なる知見を得るためにチロシンの結晶を検索してみたら、 前田正道 - 麦味噌のチロシン析出とその防止法 - 醸協(1991)という小論に行き着いた。 要約すると、 梱包味噌を低温保管すると味噌表面にチロシンが析出し、それがカビの発生や異物の混入のように...

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ハードチーズの美味しさの目安のチロシンの結晶

パルミジャーノ・レジャーノという長期熟成のハードチーズを購入した。 30ヶ月(2年半)も熟成させているため、 ※チェダーチーズの6倍ぐらいの長さ レットチェダーの赤はカロテノイドから 重量あたりの金額は当然高い。 とはいっても、 一回のしょうもない飲み会に参加するより断然安いので、 見聞を広める為に購入して食してみた。 「チーズを科学する」(幸書房) - NPO法人チーズプロフェッショナル協会 バイブルとなりつつある上記の本の序盤で、 /*****...

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レッドチェダーの赤はカロテノイドから

ナチュラルチーズのレットチェダーを購入した。 チェダーチーズというのは、 ナチュラルチーズの一種で、製造の工程でチェダリングと呼ばれる四角く切ったカードを積み重ね、約15分おきに何度もひっくり返すという作業があるチーズを指す。 チェダーチーズ - Wikipedia チェダリング - Wikipedia 今回購入したチェダーチーズの裏を見ると、 原材料名にナチュラルチーズ(生乳、食塩) / カロテノイド色素と記載されていた。 ナチュラルチーズとは何だろう? 商品名のレ...

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再びプロセスチーズとは何だろう?

前回のナチュラルチーズとは何だろう?の記事で 牛乳をpH処理 → レンネット等凝固 → 熟成で加工したものをナチュラルチーズとして扱うという内容を記載した。 プロセスチーズとは何だろう? 普段、店で見かけるチーズというのはプロセスチーズが多く、 プロセスチーズというのは チーズの素晴らしさは乳糖を気にせず栄養を確保できること ナチュラルチーズ(主にチェダーチーズ:上の写真)を原料として、溶解して再加工したものを指すらしい。 ナチュラルチーズへの製...

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ナチュラルチーズとは何だろう?

チーズの素晴らしさは乳糖を気にせず栄養を確保できること 私がチーズの製造が人類の英知だと感じたことを挙げると、 伝統的な加工技術としてレンネット凝固がある。 これを学生頃に受講した畜産加工で知った時、 人はレンネットをよく発見したなと感心したものだ。 レンネットというのは、 母乳の消化の為に用いる酵素のことで、 この酵素を得るために仔牛を屠殺して胃から取り出すらしい。 レンネット - Wikipedia チーズの長い歴史において、 仔牛の胃液の酵素が乳の貯蔵に...

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プロセスチーズとは何だろう?

歯の形成の先に乳があるまでの記事で、 チーズは乳糖不耐症を気にせず、乳の豊富な栄養を摂取することができ、 進化論的な視点から歯の石灰化に有効である可能性が高い という内容を記載した。 となると毎日チーズを摂取したくなり、 近所の食料品店でチーズを購入しに行くと、 プロセスチーズという名前がすぐに目に付く。 このプロセスチーズというのは、 今までの記事で挙げたエメンタールチーズやチェダーチーズのようなチーズの一種なのだろうか? ビタミンB12を合成する細菌を求めて...

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歯の形成の先に乳がある

前回のチーズの素晴らしさは乳糖を気にせず栄養を確保できることに引き続き、 チーズについて学ぶために読み始めた 「チーズを科学する」(幸書房) - NPO法人チーズプロフェッショナル協会 チーズを科学するの本で感動した内容を紹介する。 とその前に 牛乳およびチーズに豊富に含まれている成分といえば、 乳タンパクと乳脂肪がすぐに頭に浮かぶだろう。 あとはカルシウムというところか。 前回の記事でも牛乳からチーズに変化する際に、 上で挙げた成分が素晴らしい...

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チーズの素晴らしさは乳糖を気にせず栄養を確保できること

3月頃に投稿していた記事で、 ビフィズス菌は多様な糖分解酵素を持つまでの記事で 牛乳は体に悪い説が一体何の要因で話されていて、 牛乳をベースにしたヨーグルトではどうか? を調べたという内容まで記載した。 牛乳の中にある乳糖というのが、 進化の過程である程度成長した子にとって毒とすることで、 子離れを誘導して種の繁栄を促したという仮説をどこかで見たと記載した。 この一つの話題として乳糖不耐症がある。 牛乳とラクターゼ活性持続症 乳幼児の時期を超えた子が乳糖を摂取する...

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ハーブティーSUGINA

前々回の苦土が多い不思議な砂質土の記事で、 福岡県の糸島市に訪れたことを記載した。 せっかくの機会なので、 糸島市で養鶏を営むつまんでご卵さんの直営店のにぎやかな春に立ち寄った。 平飼いの卵「つまんでご卵」-福岡県糸島市 「有限会社 緑の農園」 – 「つまんでご卵」はおいしい、安全、低コレステロールなど、多くの特長を持った平飼いの卵です。地面の上で飼育した幸せな鶏の産んだ卵はつまめるのです。 直売所に入ってすぐに スギナ(SUGINA)のハーブ...

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タケノコのアク

前回のタケノコを頂いたのでタケノコご飯を食べたの記事で、 タケノコのアク抜きの話題の前に タケノコとは一体何なのか?ということで、 タケノコが単子葉のイネ科の植物の若芽であることを触れた。 タケノコはアクの強いトチノキの実と異なり、 実ではないことを踏まえた上で今回の話に入る。 タケノコのアクについてをWikipediaから抜粋してみると、 /**************************************************************...

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ミカンの果皮に含まれる色素たち

植物にとってのリン酸 佐賀県のハウスみかんの産地で、 バークの下にあったミカンの枝葉で赤紫の箇所があった。 この色は様々な植物のリン酸欠乏で、 これより少し赤みがかった色素を見たことがあるぞと リン酸欠乏周りから調べてみた。 様々な植物はリン酸欠乏の時はアントシアニンを蓄積させるらしいので、 上の写真の赤紫も分解中のアントシアニンなのだろうかと アントシアンのことを調べてみると事にする。 色について、花弁の特集ではあるけれども、下記のページに興味深い記述があった...

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ビフィズス菌は多様な糖分解酵素を持つ

前々回の体内で乳糖が分解された先の記事で ラクターゼ活性持続症の方が牛乳に含まれる乳糖を分解したらグルコースとガラクトースに分かれ、 癌化した細胞はガラクトースを多く欲するであろうことを記載した。 前回の乳酸菌と乳糖と乳酸発酵の記事で 牛乳を乳酸菌によって乳酸発酵させると、 乳糖から生成されたグルコースは乳酸発酵に利用され、ガラクトースは細胞外へ排出される という内容を記載した。 これを踏まえた上で、 ガラクトースの消費周りのことを把握したくなって検索してみた。 ...

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乳酸菌と乳糖と乳酸発酵

前回の体内で乳糖が分解された先と前々回の牛乳とラクターゼ活性持続症の記事で、 乳糖が血中である一定以上の濃度を超えたり、 乳糖が分解された際に生成されるガラクトースという単糖がエネルギー以外の面で人体に何らかの影響を与えることを見てきた。 これらの話題を踏まえ気になってくるのが、 乳酸菌の健康効果に迫る 乳を乳酸菌等によって発酵させたヨーグルトは乳糖を分解しているのだろうか? ということだろう。 牛乳と比較して、 腹を下したという話題が挙がりにくいヨーグルトは...

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体内で乳糖が分解された先

牛乳とラクターゼ活性持続症 前回、 牛乳に含まれる乳糖が血中である程度以上含まれると毒性を示し、 人が成長するに従って乳糖の分解が出来なくなるということを記載した。 成人しても牛乳を飲み続けられる人はラクターゼ活性持続症という症状により、 乳糖を分解するラクターゼが合成され続け、 ラクターゼにより乳糖は血中に含まれることなく消化される。 牛乳が体に悪いという話題は実は乳糖だけではなく、 乳糖を分解した時に生成されるものも挙げられることが多い。 By ...

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牛乳とラクターゼ活性持続症

乳酸菌の健康効果に迫るから続く乳酸菌を調べていたことは、 巷で乳製品は体に悪いと言われていることが、 一体何の要因が体に悪いと判断しているか?を知りたかったことが発端となる。 これから始まる話をする前に 事前に伝えておきたいこととして、 私は乳製品、特にチーズが好きで、チーズの味が良い以上にチーズの発酵文化に人類の英知を感じている程だ。 レンネットの発見とレンネットの代替品の開発の話は感動する。 レンネット - Wikipedia ビタミンB12を合成する細菌を求...

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生きて腸まで届く乳酸菌

1日1個のリンゴは医者を遠ざけるということわざがある。 毎日リンゴを食べていたら、病気になりにくくなって、病院に行く回数が減るというという解釈で良いだろう。 1日1個のリンゴは医者を遠ざける - Wikipedia この話を初めて聞いた時、 合わせて下記のような話も聞いた。 リンゴにはオリゴ糖が豊富に含まれている。 人体ではオリゴ糖を分解・消化することが出来ず、腸まで届く。 腸内のビフィズス菌はオリゴ糖を分解出来て腸内細菌叢で優位になる。 腸内細菌叢とビフィズス菌 ...

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腸内細菌叢とビフィズス菌

腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)、または腸内フローラという用語がいて、 人の腸内にはビフィズス菌、乳酸菌、ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌、毒素産生性大腸菌や緑膿菌などの細菌が住み着いていることを意味する。 日常的に摂取する食べ物に影響され、 腸内細菌叢で優位になる細菌が異なるらしい。 ビフィズス菌が優位になれば健康に良く、 毒素産生大腸菌あたりが優位になれば健康を害す というイメージがあるだろう。 このイメージを元に下記のような話がある。 /************...

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続・乳酸菌の健康効果に迫る

前回の乳酸菌の健康効果に迫るに引き続き、 今回も乳酸菌(の特に発酵)について触れる。 By Photo Credit: Janice Haney CarrContent Providers(s): CDC/ Pete Wardell - This media comes from the Centers for Disease Control and Prevention's Public Health Image Library (PHIL), with identificatio...

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乳酸菌の健康効果に迫る

先日、箱に記載されているフレーズが気になったのでグリコのビスコを購入した。 ビスコ | 【公式】江崎グリコ(Glico) 箱の上の箇所に おなかにやさしい乳酸菌が1億個! と記載されていた。 最近いろんなところで乳酸菌という記載のある商品を見かける。 ちょうど、 ビタミンB12を合成する細菌を求めて 糠漬けで豊富に含まれるビタミンB1 海苔や糠漬けで細菌によって栄養価が上がることが気になりだしていたので、 良い機会なので乳酸菌に触れてみ...

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フェニルプロパノイド類が持つであろうもう一つの健康効果

フェニルプロパノイド類が血糖値の上昇を緩やかにするはず 前回はフェニルプロパノイド類で話題に挙がったα-グルコシダーゼという酵素を阻害すると何が良いのか?について触れてみた。 今回はリノール酸自動酸化阻害について触れてみる。 はじめに自動酸化について整理する。 自動酸化は酸素か紫外線の片方、もしくは両方の作用を受け、勝手に物質が酸化する作用を指す。 つまりは空気中に触れているだけで勝手に酸化するものを指し、 使用中の容器を適当に扱って、食品油が日に日に品質が落ちて...

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フェニルプロパノイド類が血糖値の上昇を緩やかにするはず

ポリフェノールとは何か?フェニルプロパノイド類 前回の記事でポリフェノールの一種であるフェニルプロパノイド類について触れた。 GFDL, Link ケイ皮酸 - Wikipedia フェニルプロパノイド類は芳香族のアミノ酸であるフェニルアラニンが脱アミノ化して出来たケイヒ酸を基に合成されるフェニール性化合物を指す。 人がケイヒ酸を摂取すると抗酸化作用、α-グルコシダーゼ阻害作用とリノール酸自動酸化阻害作用が観測された研究結果があることを前回の記事で紹介した。 作用...

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ポリフェノールとは何か?フェニルプロパノイド類

イチゴの果実の着色を担う物質は何か? 前回のポリフェノールとは何か?フラボノイド類でポリフェノールの内のフラボノイド類に触れた。 上記の記事内でポリフェノールには他にフェニルプロパノイド類とタンニン類があるという記載をした。 今回はフェニルプロパノイド類について触れることにする。 フェニルプロパノイドというのは、 By NEUROtiker - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link フェニルアラニン - Wikipedia 芳香族のアミノ...

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ポリフェノールとは何か?フラボノイド類

ブロッコリの根に秘めたる可能性の続きになるけれども、 (人にとって)野菜のポテンシャルを高める為には栄養価の向上は欠かせない。 栽培で野菜の栄養価を高める為には、 栄養が人にとっての働きと野菜自身にとっての働きを知る必要があるはずだ。 という背景の元、 植物体内で合成されたビタミン等が自身でどのように働いているのか?を調べることにした。 今の所、 ビタミンの大半は光合成や代謝周辺で働いているものが多いなという印象になった。 となると、 野菜の品質は光合成が盛んに行わ...

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ブロッコリの根に秘めたる可能性

植物の高温耐性とイソチオシアネート 最近、 野菜の栄養価と栄養となる物質が野菜の体内でどのように働いているか?を調べている。 この背景には、 栄養価の高い野菜は栽培地の地質や気候条件と栽培者の腕によるものが主の要因だとして、 気候条件はどうにもならないけれども、 野菜自身で(人にとって有用な)栄養素がどのように働いているか?を把握すれば、 肥培管理にポジティブな影響を与えるだろう という予測をしているからだ。 最初のとっつきとして、ビタミンを見てきた。 ※ミネラル...

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ヨモギはビタミンAが豊富らしい

前回、 ヨモギが体に良いと言われるけれどもその要因は何だろう?という話題が挙がった という話を記載した。 ヨモギ独特の苦味はマグネシウム(苦土)からきているのか? それとも他にあるのだろうか? というわけで、 早速検索してみると、 ヨモギ(蓬)の作用・活用について - 帝塚山大学現代生活学部紀要 第9号 1 ~9 (2013) という読み物に行き着いた。 ヨモギについての効能について抜粋すると、 玉露等よりは劣るが高い抗酸化作用があり、 他の高い抗酸化作用を持つ...

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もう春ですね。落ち葉の間からヨモギ

久しぶりの晴れの日、 落ち葉が敷き詰められた林床で、 おそらくヨモギらしき葉が落ち葉の間から出てきていた。 最近栄養に興味がある我が家で、 ヨモギは体に良いと良く聞くけれども、あの苦味が体に良いのかな? という話題が挙がった。 自分の今までの経験からの引き出しから、 苦味があって健康に良いという栄養は何だろう?と考えてみたところ、 そういえば、 マグネシウムが舐めてみると苦いから苦土(くど)と呼ばれていることを思い出した。 苦土と書いてクド。マグネシウ...

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植物の高温耐性とイソチオシアネート

イソチオシアネートの健康効果を探る 前回、菜の花に豊富に含まれると言われるイソチオシアネートが持つ解毒作用について触れた。 とは言っても解毒酵素誘導作用であって、 解毒酵素自体は見ていない。 今回は人体の影響よりも知りたい 植物体内ではイソチオシアネートは一体何に使われているか? で、 早速検索してみてとある論文に行き着いた。 その論文というのが、 植物の熱耐性向上物質とその利用 沙漠研究25-4, 301-304 (2016) というもの 読むと ...

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イソチオシアネートの健康効果を探る

菜の花で寒い時期に体内にたまった老廃物を排出しよう 前回、 冬の寒い時期の代謝が落ちる時期にたまった老廃物(毒素)に対してアブラナ科の野菜が有効だという話を良く聞く という内容を記載した。 有効成分はイソチオシアネートと呼ぶらしい。 この話の背景には何があるのだろうか? 調べてみることにした。 いつものGoogle Scholarで検索してみたところ、 イソチオシアネートによるがんの化学予防の可能性 - 岡山大学農学部学術報告 Vol. 95, 87-91...

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菜の花で寒い時期に体内にたまった老廃物を排出しよう

昨日、食用菜の花を食べた。 菜の花を見た時にいつも思い出すのが、 菜の花には冬の間にたまった毒素を出す効果があると言われること。 冬の間にたまった毒素という表現は 冬の寒い時に代謝が下がることで体内に余分なものがたまるということらしい。 毒素を出すという表現が出回っている以上、 その根拠となる研究結果があるはずなので探してみることにした。 菜の花はアブラナ科の植物の開花前の蕾なので、 この形状でかなり類似しているものとして、 ブロッコリは栄養...

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