MariaDB Enterprise Open Source Database | MariaDB
オープンソースソフトウェア(Open Source Software:略称OSS)でリレーショナルデータベース(Relational Database:略称RDB)のMariaDB(マリアディービー)をインストールします。
環境
マシン : Raspberry Pi 5 8G
OS : Raspberry Pi OS(64-bit)
$ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Debian Description: Debian GNU/Linux 12 (bookworm) Release: 12 Codename: bookworm
MariaDB : 10.11.6
下記のコマンドでMariaDBをインストールします。
$ sudo apt update $ sudo apt install mariadb-server # 下記のコマンドでMariaDBがインストールされたか?を確認する $ mariadb -V
mariadb Ver 15.1 Distrib 10.11.6-MariaDB, for debian-linux-gnu (aarch64) using EditLine wrapper
MariaDBのバージョンが出力されましたので、MariaDBのインストールが終了したことを確認できました。
下記のコマンドでMariaDBの初期化を行います。
$ sudo mysql_secure_installation
MariaDBの使用に関する各種質問が出力されます。
Enter current password for root (enter for none):
では現時点でルートアカウントのパスワードはないので、何も入力せずにエンターキー(↲)を押します。
Switch to unix_socket authentication [Y/n]
ではUnixソケット認証は不要なので、n を入力してエンターキー(↲)を押します。
Change the root password? [Y/n]
でルートアカウントのパスワードを変更するので、Y を入力してエンターキー(↲)を押します。
New password:
と
Re-enter new password:
には任意のパスワードを入力してエンターキー(↲)を押します。
※何らかの文字列を入力しても、ターミナル上では入力した文字列は表示されませんが、そのまま入力を続けエンターキー(↲)を押してください。
Remove anonymous users? [Y/n]
では匿名ユーザーの削除の有無になりますので n を入力してエンターキー(↲)を押します。
Disallow root login remotely? [Y/n]
ではリモート(別サーバ)からルートアカウントでMariaDBにログインするか?になりまして、余程の理由が無い限りは Y にして禁止にしておきましょう。
Remove test database and access to it? [Y/n]
テストデータベースは不要ですので、Y と入力して削除しておきましょう。
Reload privilege tables now? [Y/n]
権限のテーブルをリロードするか?では Y にしておきましょう。
これでMariaDBを使用するための手続きは終了です。
下記コマンドを入力して、MariaDBを使用できるか?を確認してみましょう。
$ mariadb -u root -p
Enter password:
が出力されましたら、手続き中に決めたパスワードを入力してエンターキー(↲)を押します。
※何らかの文字列を入力しても、ターミナル上では入力した文字列は表示されませんが、そのまま入力を続けエンターキー(↲)を押してください。
Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g. Your MariaDB connection id is 39 Server version: 10.11.6-MariaDB-0+deb12u1 Debian 12 Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others. Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement. MariaDB [(none)]>
が表示されれば、MariaDBの初期化の手続きは終了です。