Luaを実行できるようにしてみます。
環境
OS : Rapberry Pi OS (64-bit)
※ Debian系Linux全般
※ Raspberry Pi OSでは最初からLuaが入っている
$ sudo apt update $ sudo apt install lua
上記コマンドではLuaのインストールはできず、
Package lua is a virtual package provided by: lua5.4:armhf 5.4.4-3+deb12u1 lua5.3:armhf 5.3.6-2 lua5.2:armhf 5.2.4-3 lua5.1:armhf 5.1.5-9 lua5.4 5.4.4-3+deb12u1 lua5.3 5.3.6-2 lua5.2 5.2.4-3 lua5.1 5.1.5-9 You should explicitly select one to install. E: Package 'lua' has no installation candidate
のような内容が出力されます。
出力された内容からLuaのバージョンを指定します。
今回はLua5.4をインストールしてみます。
$ sudo apt install lua5.4
処理が終了後にインストールの確認を行う為に下記のコマンドを実行します。
$ lua -v
Lua 5.4.4 Copyright (C) 1994-2022 Lua.org, PUC-Rio
のような出力があればLuaのインストールは終了です。
すでにLuaの他のバージョンがインストールされている場合は、指定したしたバージョンが出力されないことがあります。
最初にLuaコマンドで設定されているシンボリックリンクを確認します。
$ readlink $(which lua)
/etc/alternatives/lua-interpreter
Luaがalternativesによって管理されていましたので、下記のコマンドでLuaのパスを変更します。
$ sudo update-alternatives --config lua-interpreter
There are 2 choices for the alternative lua-interpreter (providing /usr/bin/lua). Selection Path Priority Status ------------------------------------------------------------ * 0 /usr/bin/lua5.1 110 auto mode 1 /usr/bin/lua5.1 110 manual mode 2 /usr/bin/lua5.4 20 manual mode Press <enter> to keep the current choice[*], or type selection number:
今回はLua5.4を使用する予定ですので、2を選択します。
再び、luaのバージョンを確認します。
$ lua -v
Lua 5.4.4 Copyright (C) 1994-2022 Lua.org, PUC-Rio
Luaのバージョンが変更されていることが確認できたら、Luaのインストールは終了です。
Luaを試してみます。
$ micro hello.lua
でMicroを起動しつつ、hello.luaというファイル名のファイルを作成します。
hello.lua
print("hello lua!")
のコードを保存して、Microを閉じた後、
$ lua hello.lua
でLuaで書かれたコードを実行してみます。
hello lua!
という出力結果になることを確認しましょう。