tmuxのセッションとは、複数のターミナルを一つのまとまりとして管理するための単位です。
tmuxを使い始めた頃はセッションを意識せずに使用しますので、機能の紹介に留めます。
ターミナル上で、
$ tmux
を実行することで、
tmuxの画面に切り替わりますが、これは無名のセッションが生成され、そのセッションに接続(アタッチ)されたことになります。
tmuxから元のターミナルに戻る場合は、
Ctrl + b x
でセッションを終了(kill)するか、
Ctrl + b d
で接続を外す(デタッチ)のどちらがあります。
デタッチする最大の利点は、セッション内で行っていた処理を残すことができることで、ターミナル上で、
$ tmux ls
をすることで、
0: 1 windows (created Thu Dec 5 17:17:38 2024)
のように終了していないセッションを確認することが出来ます。
再び、セッションにアタッチするには、
$ tmux a -t 0
※ 0はセッション名になります。
を実行します。
セッション名を指定せずにセッションを作成したら、セッション名は連番が振り分けられますが、
$ tmux new -s セッション名
でセッション名を指定してセッションを作成することができます。
補足
ターミナル上でセッション名を変更する場合
$ tmux rename -t 変更前セッション名 変更後セッション名
ターミナル上でセッションを削除する場合
$ tmux kill-session -t セッション名
ターミナル上でセッションを一括で削除する場合
$ tmux kill-server