ターミナル上でtmuxを起動すると、ターミナルとは異なる操作になります。
例えば、クロームブックの標準のターミナルでは、マウススクロールで画面がスクロールしますが、tmuxではコマンドの履歴をたどります。
tmuxでの操作は、.tmux.confで設定を行います。
ターミナル上で、
$ cd ~ $ micro .tmux.conf
で.tmux.confを開くか、ファイルがなければ新規作成をして、
~/.tmux.conf
set -g mouse on
を挿入し、ファイルを保存し、
$ tmux
でtmuxを起動すると、マウススクロールで、画面がスクロールするようになりました。
主な設定項目は
set スコープ 項目 値
になります。
スコープは -g(グローバル) 、 -w(ウィンドウローカル)、-u(ユーザ設定)のどちらかになりますが、大半は -g を用いることになります。
項目は上記の例であれば、mouse で、値は on です。
setで設定できる項目は
set -g prefix: prefixキーを変更します。
例: set -g prefix C-a # prefixキーをCtrl+aに変更
set -g status: ステータスバーの表示/非表示を切り替えます。
例: set -g status on # ステータスバーを表示
set -g status-left: ステータスバーの左側に表示する内容を指定します。
例: set -g status-left "#[fg=colour236]#(tmux_version)#[default]" # 左側にバージョンを表示
set -g status-right: ステータスバーの右側に表示する内容を指定します。
set -g history-limit: スクロールバッファのサイズを設定します。
例: set -g history-limit 10000 # スクロールバッファを10000行に
set -g mouse: マウス操作を有効/無効にします。
例: set -g mouse on # マウス操作を有効
set -g new-window-start: 新しいウィンドウを作成する際の初期状態を指定します。
set -g repeat-time: キーリピートの時間を設定します。
set -g base-index: ペインのインデックスのベースを指定します。
set -g pane-base-index: ペインのインデックスのベースを指定します。
set -g window-status-format: ウィンドウのステータスバーのフォーマットを指定します。
set -g set-clipboard on: クリップボードの設定を行います。(on or external)
等があります。
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