アーカイブ : 2015年11年月

ブログ内検索
 

ねばねばと聞いて連想するのは納豆

楽しい土壌の鉱物マクロの視点で土壌を見てみて、真砂土という土質は土壌粒子のお互いの結合が弱いことが分かった。それに対して、栽培環境を良くしていこうと思ったら、おそらく、土壌粒子同士のつながりを強くすれば良いという判断になった。といっても簡単な話ではない。と言うときに下記の様な意見が出た。納豆菌に頼るしかない!納豆菌かぁ…前に納豆菌が良いと土壌に入れることが流行ったけど、実際のところどうなのだろう?...

 

楽しい土壌の鉱物

OM-Dの底力で肉眼で見れないものまで見れる様になった。それを踏まえた上で、京丹後の真砂土を撮影することになった。結果はこんな感じ。思った以上にいろんな情報を得られた。元々、マクロレンズは雄蕊の先端でも撮影できるかな?っていう気持ちで購入したけど、交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro|オリンパス | M.ZUIKO PREMIUM | オリンパス購入したレンズで雄蕊...

 

カニ殻が特定の菌のみが増殖することを制限する?

作物の病気を考える。病気というのは特定の菌が著しく増殖し、その菌の増殖が止められなくなった現象だと、個人的には考えている。大抵の病気はカビ(菌:糸状菌)由来ということらしいので、土壌中にいた病原菌が弱っている株をみつけて感染し、その株で膨大に増殖してから他に伝染していく。株が弱かったとしても、土壌中にいる病原菌の数が少なければ、感染しそうになってもおそらく弾くことができて、そうなると、特定の菌のみが増殖する環境であることが危ないと言えるのだろう。カニ殻を土...

 

カニ殻を土に混ぜると作物が病気になりにくくなるんだって

カニ殻の保護に包まれてカニ殻と言えば、有機質肥料として使われることが多く、何年も入れ続けると、作物が病気になりにくくなるとか。カニ殻にはキチンという物質が多く含まれており、キチンはなかなか分解されないんだけど、土壌中でキチンを分解できる微生物が増えると、継続的に分解される様になる。キチンはカニ以外でも、菌の外殻でも利用されており、土壌中でキチンが分解されると、その影響で菌の外殻も一緒に分解され弱るという理屈らしい。う~ん、これだと有用な菌も土壌中からいなくなり...

 

カニ殻の保護に包まれて

カニをいただいたので美味しく頂きました。カニを食べると食卓に残るのが、カニ殻である。このカニ殻をまとめている時にふと思い出した。漁港近くにいる鶏が産む卵の黄身の色がなぜか濃いと。こんな感じでね。話をもっと聞いてみると、漁港にいる鶏に餌としてカニ殻を混ぜていたら、黄身の色が濃くなったのでは?という。ゆでられて赤くなったカニ殻の成分が、卵の黄身に蓄積されたのだろうか?カニ殻の赤い色素はアスタキサンチンという物質で、Wikipediaに記載されてい...

 

収穫後に現れるすごいやつ、シロザ

タデ科の草の活躍タデ科の草が生えているところは、土を休ませる上で有効かもしれないという内容を記載した。有効であると仮定した上で、シュウ酸を根から放出する植物、特に緑肥であったらうれしいなということで、根からシュウ酸を分泌関連の記事を探してみたら、国立研究開発法人 農業環境技術研究所のサイトの土壌リンの再生利用のための植物種の探索という記事があった。その記事には根から分泌されたシュウ酸量のグラフがあった。このグラフの下の方が根から分泌されたシュウ酸量で、ナガ...

 

タデ科の草の活躍

還元剤としてのシュウ酸?の続き栽培後に休ませている畑にタデ科の草が生えてる。畑作を長年しているところではよく見る草だよね。抜くのが厄介な草だと思われている一つ。だけどそんなタデ科の草、シュウ酸をたくさん含んでいて、それが土壌に対して良い影響を与えているような気がするんだ。前回記載した化学式を見ると、Fe2O3 + 3(COOH)2 + 6H+ → Fe(C2O4) + 6H2O + 2CO2鉄がシュウ酸から電子を受け取る以外にも、pHに...

 

還元剤としてのシュウ酸?

栽培が終わって休ませている土壌。真ん中あたりに、タデ科の草が旺盛に繁茂していた。タデ科の草と言えば、畑作でこの草が生えると除草作業が厄介と考えられ、何故厄介か?といえば、根が強く、葉が柔らかいので、抜こうとすると途中で切れて太い根が残るから。あとは、一株当たりの面積が広いので、凄く邪魔だというのも要因の一つだろう。(学生の頃の実習でタデ科が多いところの除草作業はげんなりしたものだ)そんなタデ科の植物だけど、土が柔...

 

酸化剤としての硝酸態窒素

硝酸態窒素を過剰蓄積すると発生すると言われるメトヘモグロビン血症メトヘモグロビン血症 - Wikipediaブルーベビー症という名前で知られ、赤ん坊が硝酸態窒素を過剰摂取すると酸欠状態になって青くなる症状としてこう呼ばれる。でだ、どういう症状かというと、ヘモグロビンと言えば血流の中にあり、酸素を運ぶものとして知られているが、その構造が、ヘム - Wikipedia二価鉄を含んだ錯体でヘムと呼ばれる物質がたくさん集まったもので、中央の二価鉄が酸素を受け取る際に重要...

 

イチョウの黄葉とカエデの紅葉

先日、イチョウの黄化は我々に何かを語りかけるでイチョウの縁の緑が残っていることに違和感を感じたと記載した。これはどういうことを言いたいかというと、秋の紅葉の定番のカエデね。枝の先端に向かうに従って、紅色が強くなっている。葉を見ると、更にその傾向が強いのが分かる。こうやって、外側を目立たせることによって、何らかの動物にアピールしている様に見えなくもないけど、その背景があって、...

 

硝酸態窒素はどこで使われる?

苦味を感じるのは生命の危機で硝酸態窒素の話を記載した。硝酸態窒素の過剰蓄積の前に、硝酸態窒素がそもそもどこで使われるのか?ということを記載したいと思う。植物が硝酸態窒素を吸収すると、葉の中に蓄積される。葉の中では水に溶けている状態なので、硝酸イオンとして考えるとして、硝酸イオンはNO3-、これを葉で還元してNH4+のアンモニウムイオンに変える。硝化細菌が植物の根の周りで頑張ってる合成の詳細は省くけど、アンモニウムイオンはアミノ基(-NH2)として働き、...

 

苦味を感じるのは生命の危機

植物性の有機物で栽培した葉物野菜には苦味が無いのはなぜでしょう?という話題になった。一般的に言われるのは、葉物野菜中に含まれる硝酸態窒素が少ないからというで、硝酸態窒素の多さが苦味に何らかの影響を与えている可能性がある。でだ、ここでいう硝酸態窒素というのは一体何なのか?なんだけど、肥料の中に含まれる窒素として、・アンモニア態窒素・硝酸態窒素・有機態窒素がある。他にも区分があるかもしれないけれども、大雑把にまとめてみる...

 

SOY Shopで商品規格毎に在庫数と価格を設定する

SOY Shopで商品の規格毎に在庫数と価格を持てないか?と質問されたので、作ってみた。詳細の説明に入る前に、規格毎に在庫数と価格を持てないか?というのはどういう意味かというと、例えば、靴という商品がある。例えば、サイズが25cmは在庫が5個で、サイズが26cmは在庫が10個ある。更に、色によって青なら5000円だけど、茶色なら6000円という時、今までは個別で商品を登録しなければならなかったけど、こんな...

 

窒素高めの有機配合肥料はあり得るか?

先日、とある肥料袋を見て、下記の様な話題が挙がった。見ていた肥料は有機質配合肥料、つまりは数ある有機質肥料を混ぜ合わせた肥料のことで、その肥料袋に記載されていたNPKが11:6:4の様な数字だったかな。その数字を見て、有機質肥料の配合肥料でNが10を超えるなんてありえないだろ!というもの。有機質肥料でNが10を超えるものはなかなかなく、窒素分が多いとされる油粕系が7付近、窒素分が多いとされる皮粉のNが12と、配合肥料の構成でほぼ皮粉であったらあり得るけど、肥料成分の...

 

廃菌床のポテンシャル

凄い圃場を見た。そこはネギを連作しているところで、今回で三作目とのこと。一作目からここを見ていたが、一作目は土は軽くて良かったけど、鉱物が消耗されている感があって、生えている草も厄介なものが多くて大変そうだった。久しぶりにここにきて、連作にも関わらず立派に育っており、それよりも、ネギの収穫を終えたところの、ネギが植わっていた穴から、勢いよく草が生えていた。更に、ネギを抜いてみると、根が驚きの白...

 

イチョウの黄化は我々に何かを語りかける

イチョウの黄葉が綺麗だと言われ見てみると、イチョウの葉が黄色くなっていた。違う違う、綺麗なのはこっち。おや、イチョウは縁の緑が残りながら、黄葉していくのね。イチョウと言えば、どの書籍に記載していたか忘れたけど、太古から構造が変わっていない生きた化石の様な植物で、植物に詳しい人ならば街路樹にイチョウがあるだけでテンションが上がる程すごいことらしい。日本では、銀杏うまいけど、街路樹としてだとくさいだけだよ...

 

根酸が炭酸塩を溶かす

酸が金属を溶かすで酸で金属を溶かす話を書いたけど、栽培だと、どちらかというと酸が塩を溶かすという方を良く目にする。く溶性肥料の肥効の仕組みでよく出てくる、クエン酸で炭酸塩を溶かすというものく溶性の使いどころ酸をかければ、どんな塩(えん)でも溶けるか?と言えばそうでなく、塩と書いて、「しお」と読みたいけどここでは「えん」で弱酸由来の塩に対して、それよりも強酸を当てると反応する。酸の強さ炭酸石灰を仕込んだ土壌に対して、根からシュ...

 

OM-Dの底力

愛用していたミラーレスのデジカメが動かなくなったので、OLYMPUSのOM-D E-M10を購入した。でだ、このデジカメの機能をフルに発揮して(発揮したつもりになっているかもしれない)ネギの枯れている先端を撮ってみた。で、結果が食害を受けているところ、枯れて、折れ曲がっているところ、色の変わり目。肉眼で確認できない様なものを撮影することができた。これだったら、病気にかかった...

 

水田は生きている。いや、実際には水田にいる微生物

収穫後の水田で、水が引き切れていないところを何となく写真を撮ってみたんだけど、この写真を拡大してみたら、気泡がたくさんできていたんだよね。ここを改めて見続けていたら、ずっと気泡が出てくるんです。土壌にある何かが常に気化しているのだな。とここを見ていてふと思った。この水にいる微生物が、ここにある有機物を分解したり、塩を還元したりしているのだろうな。これらを活用して未来につなげられないだろうか?

 

酸が金属を溶かす

そもそも酸って何?強酸だったらどうなるの?と質問されて詰まった。酸の強さそういえば、酸は何かを溶かすということ以上のことを普段意識しないな。中学生の時の実験で、塩酸に鉄を溶かしたけど、肥料の効きの促進や土壌の除塩で酸を使うけど、ふと聞かれて、何だっけ?って状態になったので、この場で振り返りも兼ねてまとめることにしよう。理科の実験で鉄を溶かした時、水素ガスが発生して、塩化鉄ができる。鉄は金属結合で結合していて、鉄と鉄の間にある電子は自由に動くことが...

 

酸の強さ

生理的酸性肥料って何?生理的塩基性肥料って何?そもそも強酸、弱酸ってなんだよ。酸の強さってなんだ?ということで、最近、化学結合を見直した。酸に関しての定義は諸々ありますが、H+を放出するものが酸で、H+を受け取るものが塩基だとして、硫酸(H2SO4)、硝酸(HNO3)、炭酸(H2CO3)や塩酸(HCl)などがある。H+を放出するものが酸ということは、H+をたくさん放出するものが強酸で、硫酸(H2SO4)や炭酸(H2CO3)が強酸なの...

 

生理的塩基性肥料って何?

前回、生理的酸性肥料って何?を書いたので、今回は流れで生理的塩基性肥料について書こうかなと。塩基性というのは、アルカリ性のことで、pHを上げるもの。生理的酸性肥料が、強酸と弱塩基からなる塩(えん)だったので、塩と書いて、「しお」と読みたいけどここでは「えん」で生理的塩基性肥料はその逆で、弱酸と強塩基からなる塩ということになる。有名どころは、炭酸石灰(カルシウム)で、カルシウム肥料のはずなのにpHの調整の際に使用される。炭酸カルシウム...

 

生理的酸性肥料って何?

硫酸アンモニウム(硫安)がなぜ生理的酸性肥料なのか?という話になった。一般的な話としては、硫酸は強酸、アンモニウムイオンは弱塩基で、強酸と弱塩基の塩は酸性を示すという話がある。水に溶けたとき、弱塩基の陽イオンが加水分解をした時に酸性を示すからだそうだ。塩と書いて、「しお」と読みたいけどここでは「えん」で重曹で消臭に挑戦!詳しくは、[NH4]2SO4が2NH4+ + SO4-に分かれるわけだけど、ここで発生したアンモニウムイオンが、NH4+ + H2O → NH3 +...

 

幽玄の美の伊勢菊

古典菊シリーズ、最後今までさまざまな菊を記載してきたけど、肝心なものが抜けている。それは、日本の三大珍花として挙げられる伊勢菊一時でも植物の形、変異の勉強をしていた者として、これ以上の興味をそそる形状の菊はない。舌状花の細さ、不安定さ個々の花としての秩序が無い様に見えて、全体として整った外観。当時、育種を始めた人が、今はこの形状になっているというのが想像できただろうか?それを言ったら、...

 

肥料成分の偽装に関する意見について

最近ニュースで見かける肥料成分の偽装だけど、あの偽装により、認証取り消しを受けた方もいて、残念な気持ちでなりません。認証取り消しも大きい話ですが、それ以上に大きな話として、偽装している成分の残留性が強いことが全然出てこないというのはかなりの問題だと思います。一体何の話をしているのか?ということをまとめると、肥料メーカーが成分偽装 JA全農が回収始める NHKニュースの内容で、JA全農=全国農業協同組合連合会は、秋田市の肥料メーカーが有機質の原料の割合を偽って製造した肥料を東日...

 

丁子菊という別の道を選んだ菊

昨年、新宿御苑というところで、丁子菊(ちょうしぎく)という菊を見た。今まで書いてきた菊とは違って、真ん中の部分が目立っている菊だ。この丁子菊、真ん中の部分をまじまじと見てみると、雄蕊、雌蕊だと判断しそうなところが、何となく個々が花のような形状に見えてくる。菊というのは、一つの花に見えるけれども、これは複数の花の集合で、頭状花序(とうじょうかじょ)という集合花である。頭状花序 - Wikip...

 

ヤンマー南丹支店さんで肥料の残留についての話をしました

ヤンマーアグリジャパン株式会社 中部近畿カンパニー 南丹支店さんで肥料の残留成分の影響の話をさせていただきました。内容は即効性の肥料を使う場合は、残留成分の影響を十分意識した上で施肥を行わないといけないというものです。

 

PHPで簡易的なクローラを作ってみた

ひょんなことからとあるサイトの全ページを解析して、特定の文字列があるかどうかを調べることになった。しかも、PHPで。PHPにも、HTMLを解析するWebスクレイピングライブラリがあるけど、それを使わず、自作してみた。始めに、URLを指定したら、指定先からHTMLが返ってくる様にするにはどうすれば良いか?を調べていたら、file_get_contents("指定先のURL");で指定先のHTMLが返ってくることが分かった。file_g...

 

江戸菊は江戸の華

昨年、新宿御苑というところで、江戸菊という菊を見た。皇室ゆかりの菊花壇展だったんだけど、おそらく今年も開催しているだろう。で、本題の江戸菊というのが、こんな感じの嵯峨菊でいうところの、外側の流星みたいな花弁(?)が太くなり内側に丸まっていく形状の花で菊によくある花の真ん中あたりのエリアは包まれた花弁(?)の中にある。肥後菊は細くしなやかで美しいこの菊でいう、真ん中のふさふさしたとこ...

 

京都の嵯峨菊

京都府立植物園で嵯峨菊が展示されていた。嵯峨(さが)というのは、京都右京区、嵐山らへんの地域を指し、嵯峨にある大覚寺というところで栽培されているのが嵯峨菊嵯峨 - Wikipedia花はこんな感じで、花弁らしきもの(?)が細長いのが特徴先日見た肥後菊は細くしなやかで美しい肥後菊と比べて、流星の様な複雑さがある。同じ菊でも、こんなにも違う形状になるのだなと。植物学を専攻していた身として、長い歴史...

 

とある緑色の街路樹の幹

森の木を見る機会が増えたので、何気なく歩いている時も街路樹の幹が気になったりする。これはおそらくイチョウの幹なんだけど、見ての通り、幹の表面にコケがびっしり。いろんな木を見てみると、コケが生える木と生えない木があるんだよね。となると、コケをあえて生やせているのか?生えない木の方で、コケに対して対応性を獲得したということが考えられるんだけど、何かここまでみっちりと生えていると、何だかコケを生やせ...

 

冬場の落ち葉は暖かそう

森の木の根元に落ち葉が蓄積している。落ち葉の下には越冬する虫たちがいて、地面はとても暖かそうだ。そんな中、ふと以前、とある栽培の勉強会で講師の方の意見を思い出した。ある人が講師に向かってこう質問した。畑に落ち葉を入れてるのですが、どんないいことがありますか?とその質問に対して講師の方はこう言った。落ち葉を入れるなんて無意味です。落ち葉は落ちた時点でいろんな微生物らが養分を取ってしまい、養分スカスカの有機物を労力をかけて投入し...


Powered by SOY CMS  ↑トップへ