パイソンの組み込み関数とは特別なインポート作業なしに直接呼び出すことができる関数を指します。
よく使うものとして、
print:引数を標準出力に出力します。
input:標準入力から文字列を読み込みます。
int:引数を整数に変換します。
str:引数を文字列に変換します。
len:シーケンスの長さを返します。
range:数値のシーケンスを生成します。
があります。
組み込み関数のprintを使って、ハローワールドという文字列を出力してみます。
今回のコードは行数が少ないので、ファイルを作成せずにパイソンのREPL(レプル)を使ってコードを試してみます。
REPL(レプル)とはRead-Eval-Print Loop(リード・イバール・プリント・ループ)の略で、入力したコードを即座に評価・実行をする対話型の仕組みで、行数の少ないコードの検証の際に便利です。
上記の説明ではわかりにくいと思いますので、パイソンのレプル(パイソンシェル)を起動してみます。
ターミナルを開き、下記のコマンドを実行します。
$ python3
Python 3.11.2 (main, Nov 30 2024, 21:22:50) [GCC 12.2.0] on linux Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>>
のような画面に切り替わります。
>>>
の後にパイソンのコードを書くことができ、コードの実行はエンターキーを押します。
下記のコードを試してみます。
>>> print("ハローワールド")
コードを実行してますと、次の行に
ハローワールド
が出力されます。
今回のコードの注意点はprint関数で指定しました値が"ハローワールド"になりまして、文字列の両端にダブルクオーテーション(")で囲まれています。
ダブルクオーテーションで囲む事によって、パイソンのコード実行時に文字列の値として扱われるようになります。
組み込み関数について