シェルスクリプトには他言語同様 for 文があります。
シェルスクリプトで for 文を使う時、パス名展開や算術式展開で触れました処理を使用します。
パス名展開の方のサンプルコードとして、カレントディレクトリにある拡張子がtxtのファイル名を出力する処理を書いてみます。
※ファイル名は f.sh にします
~/f.sh
#!/bin/bash for file in *.txt do echo $file done
※一行目で#!/bin/bashを使用しない方が良いです
forの行では、パス名展開で得られた複数のtxtファイルで繰り返し処理を行い、doの下の行でファイル名を出力します。
続いて算術式展開の方のサンプルコードとして、0から9までの値を出力してみます。
#!/bin/bash for (( i = 0; i < 10; i++ )) do echo $i done
forの行の算術式展開の中身は他言語でも見られる記述ですので、この場では省略します。
どちらにも言えることですが、forの下の行にdoを書き、繰り返し終了の行をdoneで終了します。
他にも書き方はありますが、この場では触れないことにします。
補足
forとdoを同じ行に書きたい時は
for file in *.txt; do
のようにパス名展開等とdoの間にセミコロン( ; )を入れます。