Electronを試してみよう

Electronは、JavaScript、HTML、CSS によるデスクトップアプリケーションを構築するフレームワークです。

Build cross-platform desktop apps with JavaScript, HTML, and CSS | Electron

公式のドキュメントを参考にして、デスクトップアプリケーションとは何なのか？を見ていくことにしましょう。

今回の内容を読み進める前にクロスティーニに最新版のNode.jsをインストールするを参考にして、npmコマンドを使用できるようにしておきましょう。

コード作成用のエディタはクロームブックにVisual Studio Codeをインストールするで紹介しているVisual Studio Codeをおすすめします。

今回の内容は初めてのアプリのビルド | Electronにしています。

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今回はmy-electron-appというプロジェクト名にして話を進めます。

下記のコマンドを実行します。

$ cd ~
$ mkdir workspace
$ cd workspace
$ mkdir my-electron-app
$ cd my-electron-app

これで、

/home/******(ユーザ名が入る)/workspace/my-electron-app/

というディレクトリ構造ができました。

※上記のパスは以後は~/workspace/my-electron-app/と表記します。

コマンドを実行している端末を開いたままにして、引き続き下記のコマンドを実行します。

$ npm init

This utility will walk you through creating a package.json file.
It only covers the most common items, and tries to guess sensible defaults.

See `npm help init` for definitive documentation on these fields
and exactly what they do.

Use `npm install ` afterwards to install a package and
save it as a dependency in the package.json file.

Press ^C at any time to quit.
package name: (my-electron-app) 
version: (1.0.0) 
description: 
entry point: (index.js) 
test command: 
git repository: 
keywords: 
author: 
license: (ISC) 

上記のような出力がありますので、エンターキーを押し続けて手続きを終了します。

手続きがすべて終了すると、

~/workspace/my-electron-app/package.json

が生成されます。

package.jsonが生成された後、端末で下記のコマンドを実行します。

$ npm install electron --save-dev

これでElectronを試すための準備ができました。

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エディタでpackage.jsonを開き、下記のように修正します。

"main": "index.js",

を

"main": "main.js",

に変更し、

"scripts": {
  "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
},

を

"scripts": {
  "start": "electron .",
  "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
},

のように一行追加します。

~/workspace/my-electron-app/main.jsを作成し、

console.log("Hello from Electron");

のコードを保存します。

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Electronを実行してみましょう。

下記のコマンドを実行します。

$ cd ~/workspace/my-electron-app
$ npm run start

このコマンドで、~/workspace/my-electron-app/package.jsonのscripts > startに追加した

electron .

のコマンドが実行されます。

端末を見てみると、

> my-electron-app@1.0.0 start
> electron .

Hello from Electron

のような内容が出力されているはずです。

以後の内容でコードの実行と記載した箇所は特別な操作ではない場合は

$ npm run start

になります。

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続いて、簡易的なデスクトップアプリの動作になるようにコードを改修します。

~/workspace/my-electron-app/index.htmlを作成し、下記の内容を保存します。

<p>Hello from Electron</p>

※当記事の行数の省略のため、コードを簡易的なものにしています。

~/workspace/my-electron-app/main.jsを下記の内容にします。

const { app, BrowserWindow } = require('electron')

const createWindow = () => {
	const win = new BrowserWindow({
		width: 800,
		height: 600
	})

	win.loadFile('index.html')
}

app.whenReady().then(() => {
	createWindow()
})

このコードを実行してみると、

ウィンドウが立ち上がりました。