ローカルネットワーク内で構築したSambaサーバをNmapから探してみることにしよう。
Sambaサーバーはクロームブックでラズベリーパイとファイルの共有を行うを参考に作成してください。
所有するラズベリーパイが1個のみの場合、Nmapを動かす為のマシンが必要になります。
この場合はスマホでNmapを使うことにしましょう。
Nmap Wrapper for Android - Google Play のアプリ
今回の内容で調査用のデバイスのIPアドレスは192.168.1.100(クループ1のネットワーク)としては話を進めます。
ローカルネットワーク内でSambaサーバー用のパソコンを起動します。
同じネットワークに接続したデバイスでNmapを起動して、下記のコマンドを実行します。
$ sudo nmap -sn 192.168.1.0/24
Starting Nmap 7.93 ( https://nmap.org ) at 2026-04-13 14:51 JST Nmap scan report for 192.168.1.1 Host is up (0.0069s latency). MAC Address: 0C:67:14:BA:2D:68 (Unknown) Nmap scan report for 192.168.1.5 Host is up (0.0012s latency). MAC Address: 9C:53:22:A7:BF:97 (Unknown) Nmap scan report for 192.168.1.13 Host is up (0.094s latency). MAC Address: DC:A6:32:ED:10:DF (Raspberry Pi Trading) Nmap scan report for 192.168.1.100 Host is up (0.010s latency). MAC Address: B8:7B:D4:96:E9:41 (Unknown) Nmap scan report for 192.168.3.106 Host is up. Nmap done: 256 IP addresses (5 hosts up) scanned in 5.06 seconds
上記の結果のうち、Raspberry Pi TradingかUnknownのどちらかにSambaサーバーがあるはずですので、個々のデバイスの情報を調べます。
デバイスの情報を調べる前に、今回必要になる知識について触れておきます。
その知識というのはポートになります。
ポートの説明は一旦置いておきまして、Sambaサーバーのポートは設定を変えていないのであれば 445 になりますので、445のポートを開けているマシンを探します。
探し方は
$ sudo nmap -O 192.168.1.13
のようにnmapに-Oを付与して、調べたいデバイスのIPアドレスを指定してコマンドを実行します。
Starting Nmap 7.93 ( https://nmap.org ) at 2026-04-13 15:15 JST Nmap scan report for 192.168.1.13 Host is up (0.0082s latency). Not shown: 997 closed tcp ports (reset) PORT STATE SERVICE 111/tcp open rpcbind 139/tcp open netbios-ssn 445/tcp open microsoft-ds MAC Address: DC:A6:32:ED:10:DF (Raspberry Pi Trading) Device type: general purpose Running: Linux 4.X|5.X OS CPE: cpe:/o:linux:linux_kernel:4 cpe:/o:linux:linux_kernel:5 OS details: Linux 4.15 - 5.6 Network Distance: 1 hop
のように 445 の表記があった場合はSambaサーバーになります。
スマホでSambaサーバーに接続してみる等の記事を参考にして、Sambaのサーバーにアクセスして、フォルダが確認できれば探査は終了です。
ポートですが、一つのマシンで様々なサーバを構築することが出来ます。
たとえば、今回触れましたSambaサーバーであったり、クロームブックでWebサーバを立ち上げるで触れましたアプリケーションサーバーであったりと一つのマシンで複数のサーバーの機能を持たせる事が可能です。
他のデバイスからサーバ用のデバイスにアクセスする際、IPアドレスとポートをセットで送信することで何の役割でアクセスしたか?を相手先のコンピューターに伝える事ができるようになります。
ポートに関しましては、接続する際のアプリの方で上手く調整して接続してくれますので、後に記載するセキュリティを意識しないのであれば、触れることはありませんので、よく使われるポート一覧がすぐに参照できる程度で良いです。
ネットワークでよく使われますポートは下記になります。
| ポート番号 | プロトコル | サービス名 / 役割 |
|---|---|---|
| 20 / 21 | FTP | ファイル転送 |
| 22 | SSH | 遠隔ログイン・操作 |
| 25 | SMTP | メール送信 |
| 53 | DNS | ドメイン名解決 |
| 80 | HTTP | Web閲覧(非暗号化) |
| 110 | POP3 | メール受信 |
| 123 | NTP | 時刻同期 |
| 143 | IMAP | メール受信(同期) |
| 443 | HTTPS | Web閲覧(暗号化) |
| 445 | SMB / CIFS | ファイル共有(Samba) |
| 587 | Submission | メール送信(認証あり) |
| 3306 | MySQL | データベース接続 |
ポートはサーバ用のパソコンで手動で変える事が出来、セキュリティーの一貫として一般的なポートから敢えて外して、8000番台以降の番号に変更することが多いです。