タートルグラフィックスというモジュールを使って、パイソン(Python)のコードを見てみよう。
turtle --- タートルグラフィックス — Python 3.13.2 ドキュメント
※タートルグラフィックスを試すのであれば、下記URLのcodetodayというオンラインエディタがおすすめです。
codetoday - Web-based Python Editor (with Turtle graphics)
※ Micro等のスクリーンエディタで挑戦する場合は下記URLの内容に従って、ショートカットキーでパイソンのコードを実行できるようにしておくことをおすすめします。
MicroでPythonのコードフォーマッターを使えるようにする
今回の内容では、ターミナル上で実行する方法で話を進めます。
細かい内容の前にタートルグラフィックスのコードを作成してみます。
$ cd ~ $ micro main.py
※microコマンドはターミナル上でコードを書くためのMicroをインストールするを参考にして使用できるようにしてください。
~/main.py
import turtle turtle.forward(100) turtle.done()
コードを閉じて、エディタを閉じて(Microであれば、Ctrl + Q)、下記のコマンドでコードを実行します。
$ python3 main.py
ウィンドウが起動し、右方向の矢印が描かれました。
コードを見ていきます。
import turtle
でタートルグラフィックスを使えるようにします。
turtle.forward(100)
でカメに100歩動いてもらうという意味になりますが、そもそもカメはいないし、右方向に移動しているではないかと疑問になるかと思います。
カメを実感するために、下記のようにコードを書き換えてみます。
import turtle turtle.shape("turtle") turtle.forward(100) turtle.done()
太字のコードを追加することで、
カメが右方向に移動するようになりました。
上のキャプチャを見てわかる通り、カメは右方向を向いている状態で開始しますので、100歩前に進むは右方向に進むことになります。
最後の
turtle.done()
は、このコードが無いと、カメが右方向に進み終わった時点でウィンドウを自動で閉じてしまうので、自動終了防止の為に追加しておきます。
今回のコードでは、2行目以降のコードで、
turtle.*
※ *には何らかの文字列が入る といった形で、同じ文字列を何度も書くのは大変なので、
from turtle import * shape("turtle") forward(100) done()
でturtle.を省略するように書き換える事ができます。
以後の内容はturtle.を省略した形で話を進めます。