クロームブックでMicroPythony用のエディタをインストールする

クロームブックにマイクロビットやラズベリーパイPicoのコードを書く為のThonny(ソニー)というエディタ(コードを書くためのアプリ)を入れてみます。


Thonnyを入れる前に、下記URLに記載されているCrostini(クロスティーニ)の設定やPythonを最新版にしておきましょう。

クロームブックで開発環境を構築する

クロスティーニのPythonを最新版にする


最初にpipを入れておきます。

pipはPythonで開発されたアプリをインストールしたりする管理システムになります。


pipをインストールするためにクロスティーニを起動し、下記のコマンドを実行します。

$ sudo apt install python3-pip
$ pip3 install --upgrade pip
$ pip3 -V

これでpipのインストールは終了です。

問題なくインストールできた場合は、

pip 23.3.1 from /home/******/.pyenv/versions/3.12.0/lib/python3.12/site-packages/pip (python 3.12)

のような出力になります。




続いて、Thonny(ソニー)をインストールするために下記のコマンドを実行します。

$ pip3 install thonny

これでThonnyのインストールは終了になります。


Thonnyの起動はクロスティーニで下記のコマンドを実行します。

$ thonny


最初に立ち上がるウィンドウで、Languageを日本語にして、Let's go!ボタンを押します。



コードを書くためのウィンドウが表示されたのを確認できたら、Thonnyのインストールは終了です。





クロームブックでラズベリーパイPicoのコードを作成してみます。

事前にラズベリーパイPico Wを使ってみるの記事に記載されているファームウェアのインストールを行ってから今回の記事を読み進めるようにしてください。


クロームブックとラズベリーパイPicoをUSBで接続したら、



画面右下に上のキャプチャのような通知が表示されます。

この時、Linuxに接続の方をクリックします。


これで、クロスティーニの方でラズベリーパイPicoと接続していることが認識できるようになります。



Thonnyの画面の右下の三本線をクリックして、MicroPython (Raspberry Pi Pico)を選びます。

MicroPython (Raspberry Pi Pico)が表示されていない場合は、インタプリタ設定...をクリックします。



インタプリタのタブを開き、インタプリタの設定でMicroPython (Raspberry Pi Pico)を選んで、OKを押します。



画面右下のシェルにMicroPythonの文字列が表記されたら、接続は終了です。

ラズベリーパイPico Wを使ってみるに記載されているサンプルコードを試してみましょう。

マインクラフト用ビジュアルエディタを開発しています。
詳しくはinunosinsi/mcws_blockly - githubをご覧ください。