マイクロビットとタクトスイッチでプルダウン抵抗について触れてみるでプルダウン抵抗についてで最後にプルアップ抵抗という用語が登場しました。
今回はプルアップ抵抗について見ていきます。
先に実際の動作を見ておきますと、冒頭のリンク先のコードはそのままでプルアップ抵抗になるような回路にすると、
のようにタクトスイッチのボタンを押していない時にマイクロビットのディスプレイが点灯し、ボタンを押すとディスプレイの表示が消えます。
今回の回路の詳細を見ていきます。
前回のプルダウンではタクトスイッチとGNDの間に10kΩの抵抗を配置しましたが、今回の回路では3.3Vとタクトスイッチの間に10kΩの抵抗を挟み、抵抗とタクトスイッチの間にGPIO 0ピンを配置します。
この回路ではタクトスイッチのボタンを押していない、つまりは3.3VとGNDが繋がっていない時はGPIO 0の方に電流が流れます。
タクトスイッチを押して3.3VとGNDが繋がると抵抗値が少ないGNDの方に電流が流れます。
整理しますと、タクトスイッチのボタンを押していない時はGPIO 0がHIGHの状態になり、ボタンを押すとGPIO 0の状態がLOWになります。
フラッシングされているコードでは、GPIO 0 がHIGHの時はマイクロビットのディスプレイにアイコンを表示して、LOWの時はアイコンを消すという処理でしたので、冒頭の動画のような点灯を示すようになります。