Microと他のアプリ間で文字列をやり取りできるようにクリップボードの設定をしておきます。
設定方法はsetting.jsonを直接編集とコマンドモードによる変更の2つあります。
setting.jsonの編集の方法は
$ micro ~/.config/micro/settings.json
でsetting.jsonを開き、
"clipboard": "terminal"
を追加します。
記述方法の例としまして、
~/.config/micro/setting.jsonの値が
{}
であった場合は、
{ "clipboard": "terminal" }
にします。
コマンドモードの場合は、
Microの画面でCtrl + eを押し、コマンドモードに切り替えた後、
> set clipboard terminal
を入力して、エンターキーを押します。
Microから他のメモ帳アプリ等にコピー&ペースト(貼り付け)を行う場合は、MicroのCtrl + c で文字列をコピーして、他のメモ帳アプリ上でCtrl + vでフォーカスを当てた箇所に文字列がペーストされますが、他のメモ帳アプリ等からMicroでコピー&ペーストを行う場合は、コピーの方はCtrl + cで良いですが、ペーストの方はShift(※) + Ctrl + vになります。
※クロームブックであればキーボード左側の⇧
※~/.config/micro/setting.jsonで設定できる項目(英語)は下記のURLに記載がある
micro/runtime/help/options.md at master · zyedidia/micro
補足
Microのクリップボードの設定で指定できる値は下記になります。
・external:xclip/xselまたはwl-clipboard(Linux)、pbcopy/pbpaste(macOS)、システムコール(Windows)などの外部ツールを使用してクリップボードにアクセス
※上記の外部ツールがインストールされていない場合はinternalになります。
・terminal:ターミナルエミュレータを使用してクリップボードにアクセス(OSC 52)
・internal:Micro内蔵クリップボードにアクセス