パイソンでプログラミングをする為の準備

パイソン(Python)やジャバスクリプト(JavaScript)でプログラミングをする時の準備をします。

最初にパイソンで書かれたコードを実行する為のアプリケーションを入れる(インストール)する必要がありますが、マックOS(MacOS)、ラズベリーパイOS(Raspberry Pi OS)やクロームOS(ChromeOS)のクロスティーニ(Crostini)であれば、最初からパイソンが入っていますので、特に準備をする必要はありません。


次に必要になるのは、コードを書くためのエディタを準備します。

エディタというのは、テキストファイルを作成、編集するためのソフトウェアを指します。


標準機能のメモ帳でもプログラミングのコードを書くことはできますが、プログラミング用に開発されたエディタを利用すれば、エディタに内蔵されているコード作成支援機能で、余計な事を考えずにプログラミングに集中する事ができます。




プログラミング用のエディタですが、プログラミング学習用であれば、



paiza.IO等が公開していますオンラインエディタを利用するのがおすすめです。

オンラインエディタはインターネットに接続できる環境があれば、自身のパソコンに専用のソフトウェアをインストールしなくても使用する事が可能です。

(Python3)|ブラウザでプログラミング・実行ができる「オンライン実行環境」| paiza.IO


プログラミングを気軽に始められる利点はありますが、ゲームプログラミング等の複雑なコードを書くことができませんので、基本的な文法を検証する時に利用することにしましょう。




ご自身のパソコンにインストールするエディタでおすすめなのは、



VS Code(Visual Studio Code)になります。

VS Codeは、Microsoft が開発したオープンソースの高機能なコードエディタで、無料で使用することができます。

Visual Studio Code - Code Editing. Redefined


プログラミングに必要な機能が網羅されていて、余計なことを考えずにプログラミングを進める事ができます。

VS Codeをインストールした後、ファイルの新規作成でパイソン用のファイルを作成したら、自動でパイソンのプログラミングに必要な拡張機能を入れてくれるので、初心者でも最初から高度な支援機能を扱うことが可能です。

クロームブックにVisual Studio Codeをインストールする




VS Codeは素晴らしいエディタで、申し分ない機能にはなりますが、当サイトでは敢えて、



マイクロ(Micro)というエディタを使う事をおすすめしています。

Micro - Home


マイクロはスクリーンエディタに分類されるエディタになります。

スクリーンエディタはプログラミング上級者に好まれているエディタになりまして、自分好みにカスタマイズして、エディタを育て上げながらプログラミングをしていくといったニュアンスで使われています。


スクリーンエディタではブイアイ(vi)やイーマックス(Emacs)が有名ですが、操作が難しく、エディタを使いこなすだけでたくさんの時間を必要とします。

マイクロはウィンドウズやマックOSと同じような操作感で有りながら、ブイアイやイーマックスのようなカスタマイズ性の高さがあります。


マイクロのカスタマイズではルア(Lua)というプログラミングで行いますが、ルアは世界中で人気のロブロックススタジオ(Roblox Studio)で採用されているプログラミング言語ですので、マイクロを使う事で、ロブロックスのゲーム開発にも繋がっていきます。

Roblox Studio - Roblox Creator Hub


マイクロを推す最大の理由は、いずれ触れるであろうパソコンそのものの勉強や遠隔操作で、スクリーンエディタが重宝する状況になります。

この時始めてスクリーンエディタに触れる事になり操作に戸惑い、パソコンに対して苦手意識が芽生えたという方と大勢出会いました。


初心者の時点でマイクロでプログラミングをしておけば、遠隔操作が必要になった頃にもいつもの延長上で対応することができ、将来の幅が広がります。

シリアルコンソール経由でラズベリーパイを操作する


マイクロの欠点ですが、日本語で書かれた説明ページがほとんど無いため、操作で困った時に英語のページを読む必要があります。

この欠点を少しでも解消する為に、当サイトではマイクロの操作説明の日本語ページの作成を進めています。

エディタの記事

Luaの文法

マインクラフト用ビジュアルエディタを開発しています。
詳しくはinunosinsi/mcws_blockly - githubをご覧ください。