SOY Inquiryのデータベースは標準設定であれば、
/CMSインストールディレクトリ/common/db/inquiry.db
か
SOY CMSの管理用のデータベース内に作成されます。
※前者がSQLite版、後者がMySQL版
複数サイトを運営していて、各々のサイト毎に管理者が設定されている場合、
あるサイトの管理者が他サイトのお問い合わせを確認させたくない
といった場合にSOY Inquiryのデータベースの標準設定だと問題があるため、
各サイト毎のデータベースにSOY Inquiryのデータベースを作成する方法が用意されています。
SOY Inquiryのデータベースの作成場所の設定ですが、
はじめに
CMSインストールディレクトリ/common/config/user.config.php.sample
を
CMSインストールディレクトリ/common/config/user.config.php
のようにリネームします。
user.config.phpにはSOY CMS、SOY Shopの制限に関する設定が記述されています。
user.config.phpを開き、60行目付近にある
//define("SOYINQUIRY_USE_SITE_DB", false);
を
define("SOYINQUIRY_USE_SITE_DB", true);
コメントを外して、値をtrueに変更します。
変更後にどこかのサイトの管理画面にログインすると、
SOY CMSのロゴ付近にお問い合わせフォームのリンクが追加され、
このリンクをクリックすることで、
サイト専用のお問い合わせフォームが生成されます。
この機能を利用する場合、
各管理者にはSOY Inquiryの権限をApp操作者に設定しておくと良いです。
補足
今回の機能はSOY Shopで作成したサイトにもSOY Inquiryのデータベースを作成することが出来ます。
user.config.phpでSOY Inquiryのデータベースの設定を変更した後、SOY Shopで作成したサイトの管理画面にログインすると、
画面右上にお問い合わせフォームへのリンクが表示されます。
SOY CMSで作成したサイト同様、このリンクからSOY Inquiryの管理画面へ遷移する際に、
SOY Shopで作成したサイト側のデータベースにSOY Inquiryのテーブルが作成されます。