オープンソースのネットショップのCMSの開発に関わっていると、売上を青天井化したいから自由度の高いネットショップパッケージを利用したいという方の導入に関わることが時々あります。
ネットショップの開発に関わっていて一番すごいと感じたサイトについて
青天井化の方法を持っている方と仕事をするためにネットショップの開発をしている程ですから。
ネットで物販をするのであれば、楽天やYahooといったショッピングモール型サイトに出店したりとか、0円でお手軽に出店できるWebサービス等がありますが、その中でもオープンソースのCMSを選ぶ理由というのは、デザインを自由にいじることができる事で、自社ブランドをより強化できることだろう。
他に開発者さえどうにか確保できれば融通の効く機能が追加できるということもある。
このような思考で運営されているサイトで、そこそこ以上に売上を上げる事が出来たショップでは運営開始2〜3年で遭遇する大きな問題がある。
それはサイトの表示速度の激減です。
自由度の高さを求めてオープンソースのCMSを採用したのであれば、ランディングページにそれなり以上に凝るでしょう。
自社の販促ブログで集客のためのライティングを徹底するでしょう。
SOY CMSとSOY Shopで販促ブログ付きのネットショップを運営してみよう
オープンソースのCMSを採用したのであれば、当然、外部のブログサービスを利用することはありません。
※外部ブログを利用するとショップのドメインのSEOの効果が期待できなくなるため
販促ブログでドメインの信用を高めつつ、検索に引っかかるキーワードを増やしてGoogle等の検索に引っかかり易くしつつ、自身の周辺の方にはSNSで告知し、最低の広告費でテコ入れを行う。
これがネットショップにおける販促の王道なのですが、これらを台無しにするのが表示速度の激減です。
Google等の検索サイトはサイト(ページ)の表示速度をパラメータの一つとして見ているとのこと。
1時間に何度も注文が入るようなサイトでは、年間1万件の注文を余裕で超えます。
注文データはすべてデータベースに格納されます。
データベースにどれだけデータが入っているかでサイトの表示速度は大きく異なります。
適切に設定されていないサーバであれば、注文が1万件を越えたあたりでページの表示に1分以上かかるなんてことがザラにあり、
表示が遅ければ遅いほど、ネットショップサイトで注文しないでサイトから離れる方が増えます。
ネットショップのCMSに限らずCMSを開発していると直面するのが、運営者がどのようなデータを登録したいか完全に把握することが難しいため、データベースの設定が冗長化しやすくなること。
某ネットショップCMSでは表示速度に影響を与えるTEXTカラムを多用しているものがあって、仕方がないと思いつつ、これだと相当はやくショップサイトがパンクするだろうなと感じる。
どうしてもネットショップCMS内で統計とか販促メールを出したいであれば、データベースの設計は冗長化してしまうわけで、SOY CMS/Shopでは不要であればそもそも利用しない(SOY Mailをインストールしない)といった切り分けで回避したり、ショップ以外のデータベースは他の箇所で作成して冗長化を避けているわけだけど、それでも速度に影響を与えるTEXTカラムを注文データを入れるテーブルで使用してしまっている。
SOY CMS/Shopを利用する際、どのデータベースを利用すれば良いか?
ここで必要となってくるのが、
サイトの高速化とデータベースのチューニングだけど、長くなってしまったので対策は後日に記載することにしよう。
SOY CMSのサイトでPageSpeed Insightsのスコアが99になりました