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木偏に匊で椈

ヒイラギの葉には歯牙があるまでの記事で木の名前に当てられた漢字について見てきた。事の発端はマツに当てられた松という漢字を眺めていたら、旁(字の右側)が公(おおやけ)になっていたので、気になって日本におけるマツを調べていったら、予想を遥かに超える古代史のロマンが詰まっていて、漢字を勉強し直すのも良いなと思い始めた。数年前に森林について学ぶ機会が訪れ、雑木林に行く機会を増やしたが、木は変化の時間が長い為、草よりも理解することが難しいと感じている。なんて書くと草の理解に関して自...

 

非常食としてのヒシの実

忍者の撒菱の記事で忍者が使う撒菱(マキビシ)は菱(ヒシ)の実を原型として作られたという内容を記載した。このヒシは忍者が追手に対して足元に撒いて歩きにくくするといった使い方の他に、袋に入れてそのまま投げて武器にしたり、皮を割ってタネを非常食として食べるといったことをするそうだ。この話を聞いた時に、タネは量が少ないので非常食として腹は満たされないだろうと頭に浮かんだ。であれば、ヒシには他の効果、例えば身近にあったものを採って食べた時に腹を下したとして、その薬効としてヒシを摂取する...

 

忍者の撒菱

先日、伊賀流忍者の方から忍者の心得や技についての話を聞いた。伊賀流忍術学園 京都道場 | 大人も子供も本気で学ぶ忍術の寺子屋剣道をやっていた身として、忍者の技で最も感銘を受けたのは忍刀とその刀に特化した剣術だけれども、今回の本題は別になるのでここでは触れない事にする。忍者の話の中でとある植物の実の話題があった。この実は菱(ヒシ)と呼ばれる植物の実であるらしい。中にタネが入っているらしく、皮のトゲは触ると痛い。名前からわかる通り、忍者の戦いで名前を頻...

 

ヒイラギの葉には歯牙がある

ヒイラギは何故木偏に冬と書くのか?までの記事でヒイラギについて見てきた。ヒイラギは漢字で書くと、疼木もしくは柊と書く。前者の疼木は葉が刺々しく触れると痛い事に拠る。ここまで痛い葉になるためには葉が厚くなければならず、森林の中では当然陰樹となる。陰樹の耐陰性とは何か?陰樹は陽樹と比較して成長が遅い傾向にあるので、庭木として植えた場合に重宝する。他に縁起が良いとされ、他の木には見られない晩秋に花を咲かせるという特徴も相成って、木偏に冬で柊の漢字が当てら...

 

ヒイラギは何故木偏に冬と書くのか?

木偏に冬と書いて柊の記事で木偏に冬と書いて柊(ヒイラギ)と読む植物について触れた。古事記の時代からヒイラギの独特な葉の形に霊力があると考えられていた木であって、以前は比比羅木という漢字が当てられていたそうだ。では、何故今は柊という漢字になっているのだろう?その理由を知るために成美堂出版から出版されている樹皮・葉でわかる樹木図鑑でヒイラギを開いてみることにした。樹皮・葉でわかる 樹木図鑑|成美堂出版すぐに目についたのが、ヒイラギの花期が11〜12月になっ...

 

木偏に冬と書いて柊

アカマツはアンモニア態窒素を好むまでの記事で木偏に公(おおやけ)と書いて松(マツ)と読む事の成り立ちが気になって調べてみたら、思った以上に様々な知見に触れることができた。もしかしたら、他の木の漢字を見ても同じような体験が出来るかもと思い、佐道健 木へんを読む - 学芸出版社という本を購入してみた。開いてすぐに木偏の漢字を並べた目次のページがあったのだけれども、難読すぎて9割方読めなかった。読めないということは今はまだ知らないということで、新たに出会える知見がた...

 

アカマツはアンモニア態窒素を好む

アカマツと刀の記事まででアカマツについて色々と調べていたわけだけれども、その時に興味深い報告を見かけたので今回はその内容について触れる。その内容というのがアカマツと栄養としての窒素だ。赤間亮夫等 アカマツの窒素利用特性と生育適地の関係 -林木の栄養生理における一考察- 森林総合研究所研究報告 第19巻3号 2020で高所で生息するアカマツとアカマツよりは低所に生息するスギの窒素利用特性についてが記載されていた。スギは窒素を主に硝酸態窒素という形で吸収して、一旦体内で蓄積させた...

 

アカマツと刀

山に生えるマツの記事でアカマツについて触れた。アカマツはクロマツ同様、他の植物が生育しにくい場所で生息する木であった。そんなアカマツだけれども、マツタケ狩りのような人の暮らしと密接に関わる話もあるわけで、アカマツの利用を調べていったら面白い知見が見つかるのではないか?と思い検索を続けてみた。マツと伝統をキーワードとして検索してみたら、松炭の森づくりプロジェクト - 伝統工芸木炭生産技術保存会にたどり着いた。松原の維持と松明の記事で記載した内容になるが、マツは燃料と...

 

山に生えるマツ

マツの葉と潮風までの記事で海岸に生息するクロマツについて触れてきた。一旦クロマツについてはここまでにしておいて、今度は他のマツについて見ていく。これから見ていきたいマツはアカマツになる。アカマツは山道で時々見かけるらしいが、針葉樹林のマツであるため森林の生存競争ではおそらく不利であるはず。この疑問を解消する為にアカマツについて調べていくことにする。アカマツといえばマツタケを外生菌根菌として共生することで有名だ。マツタケの...

 

マツの葉と潮風

松脂とは何か?までの記事でマツと日本人についてを見てきている。マツが浜辺を生息域として、他の植物が生育出来ない環境で生育していることに強さを見出し、松原の維持管理をすることで松脂といった燃料を得ることが出来る。更にマツから湧き出た水は美味しいときたら、マツを神格化したくなる気持ちはわかる。この話で触れておくべき話は他にもある。それは、マツが潮風に強いという特徴だろう。この内容に触れるために、他植物が潮風に弱い要因は一体何なのか?に触れておく必要がある。...

 

コトブキ園さんから恵壽卵を頂きました2024

神奈川県相模原市のコトブキ園さんから恵壽卵(けいじゅらん)を頂いた。恵壽卵 | コトブキ園 神奈川県相模原市の養鶏場今回の記事名からなんとなく想像出来る通り、以前も似たような記事を投稿しているので、詳細は以前投稿した記事を載せておく。コトブキ園さんから恵壽卵を頂きました関連記事有機質肥料と飼料は似ているコトブキ園さんから長壽焼ぷりんを頂きました

 

松脂とは何か?

松原の維持と松明の記事で浜の松原は菌根菌との共生の関係から見て大変だとわかったけれども、景観の維持が燃料の確保という観点で繋がっているということもわかった。この話題で見るべきは、松に含まれるよく燃える成分の松脂(まつやに)だろう。今回は松脂について見ていくことにする。松脂 - Wikipediaに拠ると、主成分はテレビン油とロジンであるらしい。上の行で主成分で2つの名前を挙げたが、実際はいくつかある化合物の総称であるらしく、J.de...

 

松原の維持と松明

マツの外生菌根菌と海水の記事で他の植物が生息できない塩分が高い環境において、クロマツは塩分が高いところで活発になる外生菌根菌と共生していることによって適応している事を知った。この手の耐性を持つ菌は、有機物が蓄積して様々な化学的要因に対して緩衝性を得た土壌では劣勢になり、宿主のクロマツの環境に対するアドバンテージを失い生息域の縮小につながる。であるはずなのに、三保松原といった歴史のある松原が日本各地に残っているのは何らかの理由があるはずで、その理由が記載されているページがあったので紹介...

 

マツの外生菌根菌と海水

砂浜にマツにとっての栄養はあるのか?の記事で海岸の砂浜で生育するマツは何処から養分を得ているのだろう?という疑問を記載した。養分がありそうなのは、砂に含まれる泥岩と海水だろうか?上記の内容に関して興味深い研究があったので、今回はその内容を引用する。松田陽介等 塩化ナトリウムがクロマツと外生菌根菌の生育に及ぼす影響 - 重大学 生物資源学部・大学院生物資源学研究科でクロマツの外生菌根菌であるショウロやコツブダケに塩化ナトリウムを与えたら、真水と比較して菌体重量が増えたそうだ。※...

 

砂浜にマツにとっての栄養はあるのか?

古事記に記載された尾津岬の一本松を想像するまでの記事で日本人がマツを特別な木のように扱っている内容について調べていることについて記載した。特別視(神格化)している内容としては、上の写真のように他の木が生息できないような砂浜のような養分の少なく、潮の影響を受けやすい場所でも成長出来る事があった。ある程度植物学を学ぶと、これは森の中心や河原といった植物にとっての激戦地から追いやられたというイメージが強いが、それは一旦置いておく。若山神社のシイ林強さの象徴である海岸でマツが成長...

 

古事記に記載された尾津岬の一本松を想像する

ヤマトと松の記事で日本人にとって松は古事記の時代ですでに神格化されていたであろうことがわかった。古事記では倭健命(ヤマトタケル)が一本松を親友のように感じていたと記載したが、この内容で一つ気になったことがある。それは尾津岬の一本松のことだ。尾津岬と検索をしても、尾津岬というものは見つからず、尾津と付いた神社が、名古屋市の西部の高台を指していて、全然岬がありそうな気配がない場所になっている。ここでふと頭に浮かんだのが、尾津岬に津という...

 

ヤマトと松

木偏に公と書いて松の記事でマツの名の由来は神を待つや、緑を保つ等から転じたものだという諸説があるという内容を記載した。ここで一つ違和感があるのが、マツが植わっている所は神に関する神社ではなく、寺のような庭園のイメージが強く、寺と神はなんかしっくりこない。もしかして、マツを神格化したのは仏教伝来よりも前になるのか?と思い、ヤマトとマツについて検索をしてみた。講談社から松と日本人(有岡利幸著)という本が出版されているらしく、丁寧なことに特設ページまで用意してくれているので...

 

木偏に公と書いて松

寺に植えられていたマツを見てた。今までマツについてあまり注目してこなかったので、このマツが何マツなのか?はわからない。マツを見ていて、何故こんなにもマツは特別扱いなのだろう?と気になった。例えば、現代では少なくなったけれども、庭付きの家に住んだら、庭木としてマツを植えるといった一種の富に関するステータスとか。マツの漢字が木偏に公(おおやけ)で松なのも特別感を彷彿させる。生物学を学んだ身として、進化論的に比較的古い時代に誕生したとか、成長が早く潮風に...

 

腸内細菌とチロシン

チロシンとバイオフェノールまでの記事でフェノールについて見てきた。チロシンを高生産できる微生物からフェノールを製造するという内容から、もしかして自然界でフェノールを生成する菌(もしくは細菌)がいるのではないか?と思い、調べてみることにした。検索をしてみたら、片山高嶺 腸内細菌における新規な代謝機能の発見と解析およびその高度利用 - 農芸化学奨励賞(2011)にたどり着いた。上記のPDFには/**************************************/腸内...

 

SOY Inquiryの個人情報の取り扱いについて

SOY CMSとSOY Inquiryの利用している方から個人情報の取り扱いについての指摘がありました。SOY Inquiryはお問い合わせフォームを設置する為のSOY Appになります。お問い合わせ - saitodev.coのページでSOY Inquiryを利用しています。SOY Inquiry - saitodev.coSOY Inquiry内で個人情報を含む問い合わせのレコードは見かけ上削除することが出来ますが、管理画面の問い合わせ一覧のページの検索フォームで削除済み...

 

チロシンとバイオフェノール

ベンゼン環を持つアミノ酸のチロシンはアレルゲンとなり得るか?までの記事で漆かぶれの原因について調べてきた。漆かぶれはウルシオールというフェノール化合物がアレルゲンとなり接触性炎症を発症するという流れで、もしかしたらフェノール化合物の中で低分子のものでもアレルゲンになるのかな?ということで、アミノ酸のチロシンを調べてみた。ここからは上記の内容を調べている間に興味深い内容を見つけたので自身の教養として記録しておく。その内容というのが、NEUROtiker - 投稿者自...

 

ベンゼン環を持つアミノ酸のチロシンはアレルゲンとなり得るか?

漆かぶれは接触性皮膚炎の記事で漆かぶれの理由について触れ、ウルシオールというフェノール化合物の毒性について触れた。前回の記事の末尾にフェノール化合物の毒性があるならば、Ben Mills - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるベンゼン環を持つアミノ酸であるチロシンもアレルギーに関わる可能性があるのか?という疑問が湧いた。※フェノール化合物はベンゼン環(上の図の右側の六角形の箇所)を含む化合物を指す。というわけで早速検索をしてみたとこ...

 

漆かぶれは接触性皮膚炎

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?までの記事でウルシオールというフェノール化合物について触れてきた。ウルシオールというのは漆器の塗料の原料になるが、漆かぶれの原因にもなる物質である。次に気になるのが漆かぶれになるので、それも見ておく。漆かぶれを検索してみると、接触性皮膚炎というアレルギー反応と説明していることが多かった。アレルギー反応ということで、素人レベルの知識だけれども、ウルシオールが皮膚から浸透して細胞が反応することで生じるはず。ここでふと頭に...

 

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?

枝の断面が黄色かったの続きの記事で上の写真の木材はウルシなのか?という内容を記載した。であれば、この木材に触ったら漆かぶれになって痒くなるはずなのに、何故痒くならなかったのか?が気になった。体質に因るものなのか?それとも枝(or 幹)を輪切りにした時に何らかの化学反応でうるしかぶれが起こりにくくなったのか?もしくは根本的にこの木材は漆ではないのか?最後の要因に触れると話が終わってしまうので、今回の話はウルシだと仮定して話を進める。漆かぶれの要因となる物...


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