私が日々思うことのつぶやき
OPPO Band Styleを買ってみた。
睡眠時間と睡眠の質を知りたかったからだ。
今年の10月の半に中耳炎になってから、夜に寝付くということが難しくなってしまった。
前もなかなか寝つけず2時半くらい通る新聞配達のバイクの音を聞いてから、ようやく寝れるということはあったけど、寝れなかった次の日はよく寝れるという感じだった。
ところが、寝付けなかったら、次の日も寝付けなくて明け方に少し寝るという状態が続いた。
途中で1回目が覚めてトイレに行くというのは小さい頃からだったので、途中でおきることに格別不安はない。けど、寝付けないというのはすごく気持ちが焦る。布団に入ると「今日は寝れるだろうか?」とか、「寝れなかったらどうしよう」とか考えてしまう。
何か対策を取らないとと思い、睡眠によいとされていることを調べて実践している。
いろいろ試して今でも継続しているものがある。
一つ目は、毎朝ラブレを朝食後に飲むこと。ラブレはりんごとしょうがと大豆をもとに作った100%植物性乳酸菌飲料だ。
ラブレ菌は、京都の伝統的な漬物のすぐきから見つかった。乳酸菌には動物性乳酸菌と植物性乳酸菌があって、植物性乳酸菌の方が、塩分や酸に強く腸内で生き抜く力が強いものが多く、ラブレ菌は植物性乳酸菌の中でも特に強いと言われている。
乳酸菌と睡眠については、ヤクルト1000によってよく知られていると思うが、乳酸菌にストレス性睡眠障害の改善効果があることが報告されている。
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2012/pr20120724/pr20120724.html
ヤクルト1000がほぼスーパーで売り切れで手に入らないこともあるが、個人的にはラブレが最強だと思っている。
2つ目は、朝の9時ぐらいまでに家を出て、日光を浴びながら30分以上散歩すること。
これは、2歳の息子の都合や天気によりできる日とできない日があるができれば朝太陽が出始めたころに散歩するよう心がけている。
3つ目は寝る前の柔軟を念入りにすること。
最後に寝る時に布団に入ってから10回ほど腹式呼吸をしている。
他にも寝る時によく寝れるという曲をかけてみたり、本を読んだり、整体に行ったりしてみた。
やってみたもののすぐに効果の出るものはない。3日ほど1~2時間しか寝れない状況が続くと身体は動くものの、吐きそうになった。
整体の先生に相談すると、市販の睡眠薬を暫く使ってみたらと勧められ、飲んでみた。
薬は使いたくなかったが、他に即効的な効果のあるものが思いつかず飲んでみた。
効いた。が、市販の睡眠薬は高い。3日で1000円ほどする。
しかも注意書き短期的な使用にとどめておいてくださいと書いてあるのも気になった。
結局薬がないと寝れない状況が続き、初めて心療内科を訪ねた。
人生初だった。まさか自分が精神科的なところにいくとは思っていなかった。
先生は話を聞いてくれるのかなと思ったけど、睡眠薬と漢方を出してくれるだけだった。
話を聞いてくれたり、相談にのってくれるのは心理カウンセラーになるようでそちらは保険がきかず、50分で5000円ほどのお値段とのこと。
とてもじゃないけど、申し込めない。
薬と漢方を飲みながらも、このまま薬を飲んでいいのかと常に不安があった。
整体の先生と心療内科の先生の薬の使い方の意見も違う。
どちらの言葉を信用したらよいのかわからず、薬を1週間続けて飲んでみたり、半錠にしてみたり、寝れるかなと思って飲まなかったり。
飲んでも、なかなか寝付けない日もあった。
そんな時に、睡眠が測れるスマートウォッチの存在を知り、即座に買ってみたというわけだ。
早速OPPO Band Styleをつけて、睡眠薬を飲んで寝てみる。
多くの人が書いているようにあまり違和感ないので、つけたまま寝れる。
スマホと連携すると、スマホのアプリで睡眠スコアと浅井睡眠と深い睡眠の時間が測れる。
この日は隣で寝ている息子が何回も起きたので、その都度お茶をあげるためなどで起きたので覚醒時間が長くなっている。
ただ、睡眠薬を飲んでも深い睡眠の時間が短いということがわかった。
深い睡眠が得られないのなら、睡眠薬を飲んでも意味がないんじゃないかと思い次の日は飲まなかった。
睡眠時間が8時間以上あることになっているが、1時くらいにトイレに行ったときまで寝ていなかった。
意識はあったのだ。どうやらOPPO Band Styleは、横になった時点から睡眠ととらえていることがわかった。
恐らく、横になった時に心拍や血中酸素濃度が変わっていき、その変化から寝た時間を判断しているんだろうなと推測する。
1時までに深い睡眠があるのは、恐らくもうちょっとで意識がなくなるという瞑想時に現れる脳波のシータ波の時のことだろうな。
昨晩は何回か意識がとびそうな時があった。
OPPO Band Styleは、脳波を測定できる訳でないので、深い睡眠の時のデルタ波と意識があるシータ派を区別ができる訳ではないだろう。
1時までに何回か意識がなくなりそうと思う時があったが、結局意識がとぶことはなかった。
しかもこの日は殆ど寝れた実感はなかったのに、深い睡眠の割りあいが今まで計った中で一番長かった。
意識があって寝付けていなくても深い睡眠にカウントされていることを知ったのが大きかったのか、この日を境に寝付けるようになった。
ただ、毎回深い睡眠の割合は低く、時間は短いと出ている。
でも次の日に疲れがこないなら気にしないことにする。
寝付けるということがどんなに素晴らしいことか!
明け方の新聞配達のバイクの音をきかないで寝れる素晴らしさ。
どこかの睡眠の本に書いてあった。
人生の最大の目標を睡眠にしてはいけないと。
寝付けないと睡眠について第一優先に考えてしまう。
けれど、それがまた寝れないという悪循環を生みだしてしまうのだ。
この2か月余りの寝付けない時は、布団に入る時に恐怖を感じていた。
運動、食事、睡眠によいとされるいろんなことをやってみた。
けれど、速攻で寝れるものはなかった。
ただ、不安要素と思われるものを消すことは大事にした。
更年期は年齢的には早いけど、30代後半から更年期らしい症状が出る人もいると書いてあったので、産婦人科でホルモンの値を調べた。
ホルモン値は問題なくて、まだ赤ちゃんも産めますよと言われて、すごくほっとしたのを覚えている。
後は、ストレスだと思っていることを洗い出して、市の職員の方や心の許せる友達に話をきいてもらった。
私の場合は、話しているうちに同居している親戚から言われる言葉が精神的にしんどくなっていることがわかった。
多分溜まっていってたんだろうな。ただ、今更同居をやめることもできない。自分でなんとか折り合いをつけてやっていくしかない。
一つづつ不安要素を消していって、寝れなくても瞑想状態になれるような状態さえ作っておけばいいかなと思った時に寝れた。
今「睡眠の科学」という本を読みだしている。
そこに書いてあった。
われわれは断眠しようとしても、重い障害をきたす前に必ず眠ってしまうので睡眠不足で死ぬことはないらしい(ただ、致死性家族性不眠症という病気を除く)。脳や身体はある程度睡眠欠乏に耐える許容度や柔軟性をもっているらしい。
昨今は睡眠負債と言う言葉も聞かれ、良質な睡眠をとらないと病気になりやすいという内容が書かれている本が平積みになっていることが多い。
これも不眠症の人をさらに寝れない方向へ追い込む要因だ。
寝付けない人や不眠症の人がもしこのブログを読んでいたら、まずは「睡眠の科学」を読むことをお勧めしたい。
知ることで消える不安もあるかもしれない。