私が日々思うことのつぶやき.
初春にサクラやツツジが咲いた後、夏から秋に向けて咲く花が少なくなるのでは?という話題があってから、移動中は意識的に花を見るようにしていた。
高槻の原から京都の亀岡方面への移動中、
ところどころで、鈴なりの黄色い花が目に付いた。
葉を見ると小葉が丸葉で羽状に偶数で配置しているので、偶数羽状複葉でおそらくマメ科の低木だ。
この植物は何だろう?と望遠のカメラを介して見てみると、
私のイメージにあるマメ科の花とは異なり、花弁が開いた状態になっている。
この草は何だろう?と今まで見てきた様々なマメ科の花を思い返してみると、マメ科のエビスグサ(ケツメイシ)が浮かんだ。
ただし、エビスグサの開花時期はもっと遅いし、そもそもこんなに鈴なりに花を付けなかったはず。
というわけで、エビスグサが分類上、マメ科ジャケツイバラ亜科に分類されているので、ジャケツイバラで検索してみたら、ちょうどこの時期に開花するとWikipediaに記載されていることが目に付いた。
実際のところ、この花が何なのか?はわからないけれども、この時期に大型なマメ科の花が開花するのは大きいので、注目していくことにしよう。
関連記事
水田の冬季にレンゲを育てるという伝統的な稲作に注目している。
住んでいる高槻市の北部で、自転車等で走っていると所々で田植え前にレンゲを育てているところを見かける。
レンゲは養蜂において主要蜜源の一種である為、ミツバチ問題を解決できる一手になることは間違いなくて、ミツバチ問題は農林業の根本になるので、連鎖的に良くなるかもしれない。
高槻市清水地域産米粉の清水っ粉の記事で紹介した米粉を製造している方の水田では、米の品質向上の為に水田の冬季にレンゲを育てていて、今年で3年目になるそうだ。
知見を増やすと意味合いで、場所を教えていただいて、定期的に観察することにした。
早速先週レンゲを鋤き込んだということで行ってみた。
最初に気が付いたのが、トラクターのタイヤの跡がないこと。
※レンゲ二年目のところもあるが、二年目の方が全体的に荒かった
土に有機物がないと、土の粒子同士がつながって、トラクターのタイヤや刃が残りやすくて、作業性が落ちるけれども、レンゲの栽培によって土が軽くなっているみたいだ。
地域的に土が軽い可能性があるかもしれないと隣のレンゲをしていない土を見ると、上の写真のような大きな塊が目立っていた。
レンゲを栽培していようが、していまいが、トラクターで耕す時には何らかの草が生えているところを走るので、土が軽い方がトラクターの刃の摩耗は低くなる可能性が高い。
近くで見てみると、
大きな土の塊はなく、コロコロとした軽い土となっていた。
これから植えるイネの根の発根の物理的なストレスが減り、おそらく発根量が増えるので、ミネラル系の肥料の吸収が活発になるはず。
この水田で収穫できる米が楽しみだ。
補足
今回の水田では台風時期の倒伏防止の意味合いの土作りの為にベントナイトを入れているので、これからの様子見は冬季のレンゲ栽培の有無による正確な比較を行っていくわけではない。
補足2
冬季のレンゲ栽培で狙える最大の効果は根圏微生物叢の向上で、土壌中の様々な有機物を土になじませることが速くなること。
一般的に言われるマメ科緑肥の根粒菌による窒素固定は微生物叢の向上に繋がる。
関連記事