私が日々思うことのつぶやき.

今回は前回の国産の最高の堆肥を求めての記事の続き。
植物性堆肥を作る上で、どの植物の落ち葉、剪定枝や刈草等を調達すれば良い?という話題になり、マメ科のクズが良いだろうという流れになった。
近所でクズの堆肥化に挑戦している方を思い出したので、早速堆肥化している場所を見に行った。

上の写真は8割近くがクズであろう刈草の山になる。
昨年の秋ぐらいに刈り取ったクズであるらしいので、調達してそろそろ半年ぐらいになるそうだ。
とりあえず、堆積している山の下に手を入れて、下の方の熟成具合を確認してみた。

こんな感じで、経験上おそらく問題なく使用できる段階になっている。
クズの堆肥化だけれども、つる性の植物所以の問題があるようだ。
その問題というのが茎がしなやかであるというところだ。
たとえば、山積みした刈草の発酵熱を逃さないように上から鎮圧したとする。
少しは圧縮するそうだが、すぐに茎が伸びて表面に空洞ができるそうだ。
この空洞により、熱は逃げるは、表面は乾きやすいわで発酵が止まってしまうようだ。
であれば、事前にチッパーのようなもので粉砕をしたいところだけれども、茎がしなやか故、機械が絡まってしまい上手く粉砕できないようだ。
クズは堆肥化する時の重要な要素をたくさん含み、茎もうまく熟成できれば保水性の向上に繋がる要因であるので良いものが出来るのは分かっているが、何とも難しいところ。
この茎問題を解決できれば、国内で調達できる資材が格段に増えるので未来は明るいものとなる。
技術顧問として関与している会社でオンラインの肥料教室をしている。
オンライン肥料教室(栽培一年目に知りたかった堆肥の話)を開催しました - 京都農販日誌
そこでこんな話題になった。
植物性堆肥の重要性は理解した。
ただ、植物性堆肥は高いし、自分で作るにしても集めて熟成させるのが大変だ。
自分で集めるとして、何の植物が植物性堆肥として適している?
堆肥で求めている成分が腐植だとすると、その材料となるのが植物性有機物に含まれる中で難分解性有機物であるタンニンとリグニンになる。
できればカルボキシ基やカテコール基が多い方が良いのでタンニンの方が重要になる。
タンニンといえば、カテキン等のポリフェノールの重合で、カテキンは紫外線を多く受光する環境にいる植物の葉で多く合成されている可能性がある。
紫外線といえば、遮光物が少ない環境なので、

川だよねという流れになって、川といえば、

マメ科のクズだよねという事になった。
クズは海外でグリーンモンスターと呼ばれる程生育が旺盛で頻繁に除草作業も行われているので資源の調達の面で非常に適している。
次にこのクズは堆肥化に適しているのか?という話題になった。
クズ自身は実は私の栽培の師の絶好調の畑で頻繁に鋤き込んでいたので直感で良いという事は感じているが、それは一旦置いといて、堆肥化について考えてみる。
ふと頭にオーガニックファームHARAさんがクズの堆肥化に挑戦していたぞという事を思い出し早速連絡して見学に行くことにした。
自宅から自転車で走ることで15分。
こんなにも近所でクズの堆肥化に挑戦しているのはありがたい。
本当に人に恵まれていると実感する。
話は戻って、早速クズの堆肥場を見せてもらった。

この草は昨年の秋頃に刈り取ったクズであるらしいので、大体半年程経過したものであるそうだ。
クズの堆肥化はつる性植物で有るが故の苦労があるらしいが、それは次回以降で触れることにする。