私が日々思うことのつぶやき.
先日の天龍峡の一件から川と渓谷の不思議さが気になってしまったわけで、今まで訪れた他の渓谷がどうなっているのか?を改めて調べてみることにした。
というわけで、

今回は大阪の高槻にある摂津峡を見てみる。
先にそもそも渓谷とは何なのだろう?ということで渓谷を調べてみると、地図においては、尾根とは逆に等高線が凹状になって表れる。
成因により、河川や氷河の侵食によってできた侵食谷と断層や褶曲によってできた構造谷とに分けられる。よく見受けられる谷は河川の浸食による浸食谷である。(途中省略)谷を流れる川のことを渓流というと記載されていた。
つまりは、川が山を削るか地震で谷を形成し、その谷を川が流れれば渓谷という解釈で良さそうだ。
これらを踏まえた上で、摂津峡の地質を見てみると、

複雑に変形した付加体とあり、これといった明確な何かがあるかは判断できない。
※茶色の箇所がチャート、ピンクの箇所が花崗岩
山や谷が出来た時、付加体の地域なのでおそらく隆起で形成された土地なのだろうけど、隆起の時の傾きあたりで川の流れる向きが決まり、その後に侵食で谷を深くしたという解釈以上のことは今のところできないな。
川は難しい。
いや、他のどれもが難しいので川も難しいという表現が正しいな。
大阪には高槻市というところがあって、阪急電鉄で京都駅と梅田駅のちょうど真ん中あたりにある。
駅前は活発で、大企業の工場もたくさんあって、素人目から見ても税収が多そうだ。
そんな高槻だけど、不思議なことに駅前から自転車で30分もかからないところに

摂津峡という渓谷がある。
こんな景色にも関わらず、ここにくるまではハイキングコースですらなく、それなりの準備することなくここまで来ることができる。

川には人が到底運べなさそうな巨岩がたくさんある。
少し歩くと、

白滝という滝もある。
白滝付近から歩きにくくなるので、歩きやすい靴でなければならない。
滝があるということは高低差がある。
高低差があるということは滝付近から傾斜がきつくなる。
滝の横に登れる道があるので登ってみると、

行者岩という看板があって、この看板に従って登ってみると、

※登った後に下を見たところ
そこそこの高さのところに

広角レンズでなければ全体を撮れなさそうな巨岩があった。
高台に巨岩があるとなんとも不思議な感覚になる。
ここまでこれほどの大きな岩を持ってきたわけではないだろう。
はるか昔にこの岩の周りが風化して土となり、地すべりを起こしてこの岩が露頭したのだろうな?と勝手な予想をしてみる。
いずれこの石もどこかの箇所で割れ、

こんな感じで川に落ちていくのかな?
先日、身内の誕生日ということで、身内の希望によりぼたん鍋(イノシシ鍋)をごちそうすることにした。

大阪の高槻の原大橋付近に原養魚場という鯉の養殖をしているところで提供されるぼたん鍋が絶品とのことで、ここに決めた。



この時期のイノシシは油がのっているけど、仕留めた後の処理がうまかったり調理がうまかったりと、見た目程こってりしておらずさっぱりしていて美味だった。
今回紹介した原養魚場
原養魚場 | 鯉料理 | すっぽん料理 | 大阪高槻市 | 関西 | レジャー | 川遊び | 自然 | おでかけ家族 |
ここからが本題だけど、ぼたん鍋をお金を払って食べにくる日がくるなんて、獣害で頭を悩ませていた頃には想像すら出来なかったよ。
誰かが仕留めたイノシシがよそ者の自分にも配られて、イノシシ肉は無収入だった頃の貴重なタンパク源で、お金を出して食べるというイメージは無かった。
ある冬の日、風呂から上がって、農村で大変お世話になっていた方からビールを頂いていた時に電話がなった。
当時、他にいた研修生の方からだ。
師の畑にイノシシが入った。
今すぐきてください。
まさか夜に外に出るなんて思ってもいなかったから、髪をほとんど乾いていない。
だけど行かなければならないので急いで着替えて畑に行った。
師匠の畑は1haクラスの区画がいくつかあるところで、夜の暗さだと畑の奥の方がよく見えない。
足音は聞こえる。
手前の方で負傷して倒れている人がいた。
当時いた研修生のもう一人だ。
全治半年近くの怪我を負っており、直後に入院した。
30分ぐらいして、足音でこちらに向かってきている事がわかった。


(写真:当時研修生だった方のサイトから引用)
後日聞いた話だと200kg近くのイノシシだったらしいけど、運悪くこのイノシシと目があってしまった。
何かイノシシが突進してくる準備をはじめて、こちらに全力で走ってくる。
この時、ハウスを固定する螺旋の杭を二つ持っているだけで、イノシシに投げたのだけれどイノシシに当たらずでこちらに突進し続ける。
人生終わったよと思ったよ。
80kgぐらいの人を余裕でぶん回していたもんな…
この時、すごく運が良くて、前日にイノシシにやられた彼とイノシシ向けの簡単なトラップを仕掛けていたんだけど、その仕掛けがちょうど目の前にあって、イノシシがそのトラップに引っかかって走れなくなった。
勢いを失ったイノシシは、逆を向いて走り去っていった。
四方フェンスに囲まれていた畑だったけど、フェンスを破壊してイノシシは山に去っていった。
農村で大変お世話になった方の家に戻り、アワの抜けたビールがもったいないので飲んで寝た。
乾いていない髪の状態で外に出たので、翌日は頭痛だった。
翌日、農村を歩いていると、
師のところにいる若いやつがイノシシにやられたのに生きているぞ。
若いやつといえば齋藤だよな。
あいつ細身なのに生きてるのが奇跡だよな。
という噂が流れていて、
いろんな方にどうやって生き残った?と意味不明な質問をされ続けた。
頭が痛かったので、返答は本気で困った。
翌日の質問攻めも含め、イノシシとのやりとりは今となっては良い思い出です。
実はこの時、イノシシがどんなに頑張っても破れなかったフェンスがあって、そのフェンスを元に作られたフェンスが周辺に広まったのだけれども、その話は次回にでもすることにしよう。
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