ターミナルからマイクロビットにコードをフラッシングする


マイクロビット用のコードを書く時は、



オンラインエディタのmicro:bit Python Editorというエディタや

micro:bit Python Editorでコードを書いてみよう



Muを使うのが一般的ですが、好みのエディタ(例えばMicro:当サイトおすすめのエディタ)でコードを作成したいと思う事があるかと思います。

クロームブックでMuエディタをインストールしてみる

ターミナル上でコードを書くためのMicroをインストールする


ターミナルからマイクロビットにフラッシングできれば、どのようなエディタでコードを書いても良い事になりますので、今回はコマンドライン上でマイクロビットにコードをフラッシングする方法を見ていきます。




ターミナル(コマンドライン)からマイクロビットにコードをフラッシングする方法としてユーフラッシュ(uflash)があります。

ntoll/uflash: A module and command to easily flash Python onto the BBC's micro:bit device.


ユーフラッシュをインストールする前に、pipxをインストールする必要があり、MicroでPythonのコードフォーマッターを使えるようにするに記載されている内容を参考にして pipx をインストールしておきます。


pipxのインストールが終わりましたら、下記のコマンドでユーフラッシュをインストールします。

$ pipx install rshell
$ uflash --version
uflash 2.0.0



ユーフラッシュのインストールが終わりましたら、パソコンとマイクロビットをUSBを介して接続します。

ユーフラッシュはパソコンの種類によって操作が変わりまして、今回はラズベリーパイOSとクロームOS(ChromeOS)での操作方法を見ていきます。


ラズベリーパイOSの場合は、パソコンとマイクロビットをUSBを介して接続するだけで使用することができます。

~/main.py をマイクロビットにフラッシングしてみます。

$ uflash main.py

Flashing ~/main.py to: /media/pi/MICROBIT/micropython.hex

これでマイクロビットにmain.pyのコードをフラッシングすることができました。


後に触れるChromeOSとの違いを見る時のポイントになりますが、ラズベリーパイとマイクロビットを繋いだ時、マイクロビットを認識しているディレクトリ(フォルダ)は

/media/pi/MICROBIT/

になります。




続いて、クロームOS(クロスティーニ)でのフラッシング方法を見ていきます。

パソコンとマイクロビットをUSBを介して繋ぐと、



画面右下に上のキャプチャのようなポップアップが出力されますが、何も選択をせずに通知を消します。



ファイルを開き、画面左下にあるMICROBITの箇所で右クリックをし、



Linux との共有を管理をクリックします。

この操作によって、クロスティーニがマイクロビットを認識できるようになり、

/mnt/chromeos/removable/MICROBIT

のパス経由でマイクロビットのフラッシュメモリにファイルを移動することができるようになりました。


~/main.py をマイクロビットにフラッシングしてみます。

$ uflash ~/main.py /mnt/chromeos/removable/MICROBIT
Flashing main.py to: /mnt/chromeos/removable/MICROBIT/micropython.hex

これでマイクロビットにmain.pyのコードをフラッシングすることができました。


余談

ターミナルでhexファイルのみを生成する事が可能です。

$ py2hex ~/main.py

~/main.hexが生成されます。

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