前回の抵抗体の表示の記事で、抵抗値の表面にある色の帯から抵抗の大きさを読み取る事に触れた。

前回の記事の末尾で抵抗器の大きさは同じなのに、帯の色で抵抗値が大きく異なる事について疑問が生じた。


この疑問は知らなくても問題はないけれども、知的好奇心のようなものなので調べてみた。




抵抗器について抵抗器の基礎 | KOA株式会社のページの説明がわかりやすかった。

そもそもの話だけれども、抵抗器について学びたければ、上記のページを読めば良いという事になるが、自身の整理の為に話を続ける。


抵抗の中には抵抗体というものがあって、抵抗体には鉄、銅やマンガニンといったものがある。

マンガニンというのは銅(Cu) - マンガン(Mn) - ニッケル(Ni)が組み合わってできた合金のこと。

マンガニン - Wikipedia


個々の物質には固有抵抗(μΩ・cm)と抵抗温度係数(10-6/K)の値を持つ。

固有抵抗はそのままの意味なので詳細は触れない事にすうr.

抵抗温度係数は抵抗体の特徴である温度が上昇すると抵抗値も上昇する特徴の計算に用いる値で、抵抗値の上昇の計算については個々では触れない。




冒頭の抵抗の写真の中に抵抗体が入っていて、



導体の電気抵抗は下記のように求める。

R = ρ ・ L / S

※R : 電気抵抗  ρ(ロー) : 物質の固有抵抗  L : 物質の長さ(cm)  S : 物質の断面積(cm2)


物質の固有抵抗に大きな差があるので、冒頭の疑問である抵抗器の大きさは一緒なのに抵抗値の幅は大きいという疑問はなんとなくだけど解消した。


余談だけれども、物質の固有抵抗でニッケルの表記を見かけた時、下記の記事が頭に浮かんだ。

蛇紋岩とニッケル