何年前だったか、農研機構の研究報告会の案内がきて参加してみた時の事、米の育種(品種改良)の話題で、温暖化により米の秀品率が落ちると予想される為、高温耐性のイネの品種の開発が急務という報告があった。


この話は高温耐性だけで話が終わらず、台風の被害の軽減の話題にも繋がっていった。

演者は気象学は専門ではないということを添えた上で、


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izu3さんによる写真ACからの写真


今後の台風は年々数が減る代わりに一つずつの台風は大型化する為、台風軽減の対策は急務であると報告していた。


昨日、超強力だと言われる台風があった。

2019年度の19番目の台風だ。


2018年度、関西圏に甚大な被害をもたらした台風21号は9月4日に日本に上陸した。

平成30年台風第21号 - Wikipedia


去年と同じ時期、台風25号が発生した。

号数の方はまだ判断材料が少ないので参考程度にしておくが、規模は年々大きくなっていて、米の育種の報告で挙がった内容と一致する。

ということは来年は更に大きな台風が日本列島を襲う可能性があるということになるのだろうか。


この手の話を見聞きすると、専門でない方はここまで分かっていて何故対策を立てないと憤慨するだろう。


台風に関する情報を丁寧に見ていくと、実は何も対策を立てていないということはなく、人の欲望による負の影響によるものの方が遥かに大きいということが良くわかる。


経済のアナリストや先見の眼がある経営者が市場を抑えないと大恐慌が発生すると予想するが、末端のセールスマンの売上ノルマを達成したいという欲求を抑えることが出来ずに販売を続け、最悪の事態になってしまうジレンマと似ている。


京大の某教授が地震と台風に関することを一般教養にしないと日本は危ないと啓蒙するけれども、危機感がすごく強いけれども、自身では決定打になるようなことが出来ないもどかしさからくる発言なのだろうなと。




台風が大型化する要因として、専門家は海水温の上昇の可能性が非常に高いと指摘する。

これはおそらく地球規模の温暖化が原因であると仮説を立てている。


この手の話を聞いて関係あるかわからないけれども、発電関係に勤めている方が、発電所の近くで施設から排出される熱水によって海水が温かくなり、魚がよく集まりよく釣れると聞いたことがある。

この話は微々たるものなのでスルーしたとして、他にも大事な話を聞いた。


電気の使用量はバブルの電気を沢山使用してそうなイメージの時期よりも、不景気で消費が冷え込んでいる現在の方が多いそうだ。


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その要因として、バブルの頃は一家に一台であったエアコンが、今は一部屋に一台で、町を歩けば24時間営業のコンビニが沢山あり、コンビニを維持する為に工場がフル稼働で動いている。

他に100円均一等の格安店も増え、消費は拡大の一途を辿る。


もし環境問題を訴えたければ、コンビニでは一切購入しない、100均の商品を購入しないことから始めないと説得力がないよと言っていた。


現在主力の発電方法は火力発電であって石炭を大量に消費し、温室効果ガスである二酸化炭素も大量に排泄することになる。




昨年、保育園に通う息子が恐竜に興味を持ち出したのをきっかけとして、私も恐竜の事に興味を持った。

せっかく触れるのであれば、事業に役に立つところまで理解しようと本を読み始めた。


恐竜と言えば大量絶滅の話題が頻繁に挙がる。

実は恐竜以外の時代でも大量絶滅があったらしく、他の時代の大量絶滅に興味を持った。


様々な仮説があるけれども、


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どうやら地震や噴火によって海水温が上昇したことにより、海水の酸素濃度が下がり、魚が死に、魚を捕食していた動物が死にと、食物連鎖が崩れたことが有力であるらしい。

三和町莵原下のP/T境界


最近、環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイアー)が活発になり、日本でも大型の地震が連発している。

環太平洋火山帯 - Wikipedia


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※写真:大震災の姿を残す野島断層の記事より


近い内に南海トラフの超大型地震の発生とそれに伴い富士山の噴火が予想されている。

大量絶滅の話題と合わせると、昨今の海水面の上昇は地震と噴火の噴火の前兆なのかなと。


温暖化と地震の前兆の合わせ業であったら、台風が終わったら地震を警戒しないと。




ここまで触れて、台風がより強力になりつつある状況において何が出来るのだろうと考える。

とは言え、移動にはついつい車を使いたくもなるし、休憩でコンビニにも行くし、100均を頻繁に利用している。


出来れば、エアコンは使わないようにと極力使用しなかったけれども、今年の夏場の半端なく暑い日はエアコンのある施設に逃げるように向かった自分がいる。


生産の過程で温室効果ガスの排出が多いとされる乳製品も日常的に食べている。

強力な温室効果ガスの一酸化二窒素


そうなると排出された二酸化炭素の固定になるか。

ということで、植物質の有機物の有効活用と生物ポンプに意識を向けた。

大気中の温室効果ガスを減らしたい

海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているらしい


とは言っても、巷の環境保護を訴える団体を見ても、綺麗事ばかりで負担を強いてでも実現することばかりで定着しないことが大半である。

綺麗事の強要は定着しない。


何らかのことを広めたい時の鉄則として、

・取り入れれば自身の生活や仕事の質が向上(売上が上がる等)すること

・取り入れれば自身の生活や仕事で面倒だと感じていることが軽減される(経費が下がる等)こと

・取り入れることで自身の生活が楽しくなる(欲を満たす等)こと

のどれかが必要だとされる。


栽培に着目して、植物質の有機物を活用して、野菜の品質を高めつつ、動噴による農薬の散布回数を減らし利益率を挙げるような肥料の模索ということで、発根促進を主とした施肥設計で秀品率の向上を目指した。

発根に関することをまとめてみると

施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせる


非常に小さいことであるかもしれないけれども、何もしないよりは絶対に価値があるはずだと信じている。


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