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カテゴリー : 化学全般

 

アカマツと刀

山に生えるマツの記事でアカマツについて触れた。アカマツはクロマツ同様、他の植物が生育しにくい場所で生息する木であった。そんなアカマツだけれども、マツタケ狩りのような人の暮らしと密接に関わる話もあるわけで、アカマツの利用を調べていったら面白い知見が見つかるのではないか?と思い検索を続けてみた。マツと伝統をキーワードとして検索してみたら、松炭の森づくりプロジェクト - 伝統工芸木炭生産技術保存会にたどり着いた。松原の維持と松明の記事で記載した内容になるが、マツは燃料と...

 

コトブキ園さんから恵壽卵を頂きました2024

神奈川県相模原市のコトブキ園さんから恵壽卵(けいじゅらん)を頂いた。恵壽卵 | コトブキ園 神奈川県相模原市の養鶏場今回の記事名からなんとなく想像出来る通り、以前も似たような記事を投稿しているので、詳細は以前投稿した記事を載せておく。コトブキ園さんから恵壽卵を頂きました関連記事有機質肥料と飼料は似ているコトブキ園さんから長壽焼ぷりんを頂きました

 

松脂とは何か?

松原の維持と松明の記事で浜の松原は菌根菌との共生の関係から見て大変だとわかったけれども、景観の維持が燃料の確保という観点で繋がっているということもわかった。この話題で見るべきは、松に含まれるよく燃える成分の松脂(まつやに)だろう。今回は松脂について見ていくことにする。松脂 - Wikipediaに拠ると、主成分はテレビン油とロジンであるらしい。上の行で主成分で2つの名前を挙げたが、実際はいくつかある化合物の総称であるらしく、J.de...

 

松原の維持と松明

マツの外生菌根菌と海水の記事で他の植物が生息できない塩分が高い環境において、クロマツは塩分が高いところで活発になる外生菌根菌と共生していることによって適応している事を知った。この手の耐性を持つ菌は、有機物が蓄積して様々な化学的要因に対して緩衝性を得た土壌では劣勢になり、宿主のクロマツの環境に対するアドバンテージを失い生息域の縮小につながる。であるはずなのに、三保松原といった歴史のある松原が日本各地に残っているのは何らかの理由があるはずで、その理由が記載されているページがあったので紹介...

 

腸内細菌とチロシン

チロシンとバイオフェノールまでの記事でフェノールについて見てきた。チロシンを高生産できる微生物からフェノールを製造するという内容から、もしかして自然界でフェノールを生成する菌(もしくは細菌)がいるのではないか?と思い、調べてみることにした。検索をしてみたら、片山高嶺 腸内細菌における新規な代謝機能の発見と解析およびその高度利用 - 農芸化学奨励賞(2011)にたどり着いた。上記のPDFには/**************************************/腸内...

 

チロシンとバイオフェノール

ベンゼン環を持つアミノ酸のチロシンはアレルゲンとなり得るか?までの記事で漆かぶれの原因について調べてきた。漆かぶれはウルシオールというフェノール化合物がアレルゲンとなり接触性炎症を発症するという流れで、もしかしたらフェノール化合物の中で低分子のものでもアレルゲンになるのかな?ということで、アミノ酸のチロシンを調べてみた。ここからは上記の内容を調べている間に興味深い内容を見つけたので自身の教養として記録しておく。その内容というのが、NEUROtiker - 投稿者自...

 

ベンゼン環を持つアミノ酸のチロシンはアレルゲンとなり得るか?

漆かぶれは接触性皮膚炎の記事で漆かぶれの理由について触れ、ウルシオールというフェノール化合物の毒性について触れた。前回の記事の末尾にフェノール化合物の毒性があるならば、Ben Mills - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるベンゼン環を持つアミノ酸であるチロシンもアレルギーに関わる可能性があるのか?という疑問が湧いた。※フェノール化合物はベンゼン環(上の図の右側の六角形の箇所)を含む化合物を指す。というわけで早速検索をしてみたとこ...

 

漆かぶれは接触性皮膚炎

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?までの記事でウルシオールというフェノール化合物について触れてきた。ウルシオールというのは漆器の塗料の原料になるが、漆かぶれの原因にもなる物質である。次に気になるのが漆かぶれになるので、それも見ておく。漆かぶれを検索してみると、接触性皮膚炎というアレルギー反応と説明していることが多かった。アレルギー反応ということで、素人レベルの知識だけれども、ウルシオールが皮膚から浸透して細胞が反応することで生じるはず。ここでふと頭に...

 

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?

枝の断面が黄色かったの続きの記事で上の写真の木材はウルシなのか?という内容を記載した。であれば、この木材に触ったら漆かぶれになって痒くなるはずなのに、何故痒くならなかったのか?が気になった。体質に因るものなのか?それとも枝(or 幹)を輪切りにした時に何らかの化学反応でうるしかぶれが起こりにくくなったのか?もしくは根本的にこの木材は漆ではないのか?最後の要因に触れると話が終わってしまうので、今回の話はウルシだと仮定して話を進める。漆かぶれの要因となる物...

 

枝の断面が黄色かったの続き

枝の断面が黄色かったの記事で(おそらくだけれども)枝の剪定で得られた木材で、断面の外側に向かって黄色くなる木材があった事を記載した。この黄色い成分が何であるか?が気になるため、黄色い色素と樹皮の模様を頼りにして調べてみることにした。最初に「幹 断面 黄色」で検索をしてみたところ、このような特徴を持つ木として「ウルシ」や「ヤマハゼ」があるという事を知った。ちなみにどちらもウルシ科として分類される。次にウルシやヤマハゼの樹皮で検索をしてみたところ、樹肌・樹皮(ウル...

 

枝の断面が黄色かった

近所の市の施設で毎週土曜日に自然にあるもの(木、実や皮)等で工作ができる場所があり、よく行っている。昨日も行ってみたら、枝の断面が黄色い木材が(たくさん)あった。施設の人にこの木材は何ですか?と訪ねてみたが、同定は難しいという。この施設では樹皮の模様で名前を調べることができる展示があるが、それでも同定は難しかった。とりあえず撮影の許可をもらい撮影をして、工作をした後に帰宅した。所々にある赤っぽい模様があるので、クヌギの枝だと思っているの...

 

タンパクの酸化

家畜糞の熟成について考えるの続きまでの記事で鉄剤と活性酸素について触れてきた。整理する意味合いで活性酸素のことを調べていたのだけれども、そういえば活性酸素が細胞を傷つけるという表現をよく聞くが、具体的にどのような反応が生じているのか?を知らない事に気がついた。脂肪酸の酸化(過酸化脂質)はよく聞くが、これだけで細胞が傷つくのだろうか?動脈硬化の話題で見かけるLDLとは何だ?いや、過酸化脂質に関する反応も理解していない。これでは活性酸素の発生と堆肥の熟成についての理解が深まる...

 

家畜糞の熟成について考えるの続き

家畜糞の熟成について考えるの記事で家畜糞の熟成とは何か?について考え、・水分量が減る(べちゃっとした状態から上の写真のコロコロとした状態になる)・スカトール臭?やアンモニア臭が減り、火薬っぽい臭いに変化したを挙げ、後者の家畜糞の臭いの変化について触れた。今回は前者のコロコロとした状態になる方について触れる。べちゃっとした状態からコロコロとした状態になるためには水分を飛ばす事はもちろんの事、家畜糞に含まれる成分も変わる必要がある。上の写真は鶏糞で、鶏糞を見る...

 

家畜糞の熟成について考える

家畜糞の完熟で変化していく臭いの記事で家畜糞ではないが、有機物の堆肥化での臭いの変化について見てきた。家畜糞の熟成も同様の臭いの変化で良いと思っている。この内容を踏まえた上で、先日話題に挙がった鉄触媒処理によって熟成は促進することができるのか?について触れていきたい。最初に鉄触媒処理について触れておくと、重要だけど扱いにくいものでもある二価鉄で鉄は電子を受け取りやすく離れやすいという特徴があると記載した。例えば、鉄が電子を多く持っている状態のFe(Ⅱ)と酸素を近づけると、...

 

家畜糞の完熟で変化していく臭い

哺乳類の大便の臭い成分は何か?の記事で哺乳類の大便の臭いは何か?を見た。この内容を踏まえ、話題を次の段階に進めることにしよう。家畜糞の堆肥化について見ていきたいと記載したところだが、家畜糞と堆肥という用語を並べて使うと栽培上の様々な弊害を生むので、家畜糞の完熟という言葉に言い直して話を進める。環境保全型栽培を謳うならば、家畜糞による土作りを止めることから始めるべきだ完熟において一番注目している点は臭いではないだろうか?この臭いを制すれば、完熟についての理解は深...

 

哺乳類の大便の臭い成分は何か?

とある話題から哺乳類のうんこ(大便)の臭い成分は何と呼ばれているのか?という事が気になった。とある話題というのは後ほど何処かで話題に挙げると思う。とりあえず、排便直後の大便の写真を載せると、気持ち悪くなるかもしれないから、哺乳類の大便の写真は完熟牛糞にしておいた。で、本題だけれども、大便の臭い成分は重要な話題であったが、今まで一度も触れていない事を思い出し、まだまだ知らない事は多いなと世界の広さを実感する。哺乳類と大便と臭いで検索をしてみると、Dschanz ...

 

レンゲの葉が紫色

早朝(といっても8時頃だけれども)、いつも見ている田で霜が気になった。今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです2023所々でレンゲが生えているのだけれども、レンゲの葉は霜が出来やすいようだ。全体を俯瞰したわけではないけれども、紫色になった葉に霜がたくさん付いているように見える。霜によって葉表面が刺激され、紫色の要素であるアントシアニンの合成が活発化したか?アントシアニンが合成された葉は霜が出来やすいのか?アントシアニンの合成を考え...

 

カキに含まれる色素

シイタケ栽培の排水由来の土壌改良材までの記事で柿(カキ)について触れた。果実の話題が出てきた時は必ず触れておくようにしている事として、果実の色素があるのでカキの色素についても調べておく。カキと色素で検索をしてみたら、カキ果実の成熟に伴う果肉中のカロテノイド含量の変化 - 農研機構のページにたどり着いた。カキはカロテノイドの含有量が高いそうで、成熟に近づくにつれカロテノイドの含有量が高くなる。カロテノイドには様々な種類があり、カキの品種間でもカロテノ...

 

シイタケ栽培の排水由来の土壌改良材

渋柿の渋さはどうやって消える?の記事で柿(カキ)の渋さが消える仕組みについて見てきた。カキの渋さは消えるのではなく、渋さの要因のタンニンが更に重合して水に溶けにくくなり、カキを食べたときに舌でタンニンを感じなくなることだった。この内容はタンニンについて - 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 天然物化学研究室のページに詳しい記載があったのだけれども、クリの方のタンニンで興味深い記載があった。※クリのタンニンは化学式を見る限り、カキのタンニンとは構造が大幅に異なるので...

 

渋柿の渋さはどうやって消える?

歩いていると、いろんなところで柿(カキ)の実がたくさん付いた木をよく見かける。カキノキを見ていた時にふと頭に浮かんだ事があるので、今回はその内容を整理していこう。カキといえば渋柿という用語がある。渋柿は食べると渋いカキを指し、この渋さの要因というのはカキに含まれるタンニンに因るものだ。ヒトがタンニンを摂取して渋いと感じるのは、タンニンがミネラルと反応してしまい、ミネラルの吸収を抑制してしまうためで、渋みを毒と捉えている。苦味や渋みのタンニンこんなカキの渋みだけ...

 

新葉でのアントシアニンの合成は予想よりも早かった

石垣の隙間に生えていたノゲシらしきロゼットが気になった。中心付近に新しく展開したであろう葉が緑色で目立っていた。新葉はまだアントシアニンを合成できないのだろうと思っていたのだろうけれども、三枚の葉の中でおそらく一番古い葉の縁が紅色になり始めていた。新しく展開した葉といえど、予想よりも早くアントシアニンによる被覆?が始まるのかと感心した。新葉と霜

 

疲労とはなにか?

年末年始に何冊か本を読んだが、講談社から出版されている近藤一博著 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていたという本が断トツに素晴らしかったので内容を振り返っていきたい。『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』(近藤 一博):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部本のタイトルが「疲労とはなにか」という探求っぽい名称なので、本書には疲労に関する特効薬のようなものはなく、疲労そのものの解明の過程が記載されている。何の研究もそうだけれども、解明の過程が記載されている方が、疲労を...

 

シソ科のホトケノザを七草がゆの食材として用いて大丈夫か?

春の七草がゆの話になって、ホトケノザが庭に生えているから採って食べようという話題になった。この話題に対して、春の七草のホトケノザは今の時期によく見かける濃いピンク色の花を咲かせるシソ科のホトケノザではなく、このような形をした黄色い花を咲かせるキク科のコオニタビラコを指すので注意が必要だと伝えた。ここでふと気になったのだけれども、前者の濃いピンク色の花を咲かせるホトケノザを誤って食してしまった場合、人体に対して何らかの影響があるのか?早速検索をしてみ...

 

リンゴの果皮の赤色は何の色素か?

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続きの記事まででリンゴに含まれるリンゴポリフェノールについてを見てきた。リンゴの果皮の色素を見ておきたい。ざっくりと、リンゴと色素で検索をしてみたら、りんごはなぜ赤いのか。:農林水産省でリンゴの赤はアントシアニンに因るものと記載されていた。リンゴの赤はアントシアニンに因るものなのねと思うところだが、アントシアニンと聞いてすぐに思い付くものが、ブルーベリーの色で、赤ではないな?とブルーベリー由来のアントシアニン...

 

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続き

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続き。前回、リンゴが百薬の長と呼ばれる所以は何だろう?と調べてみたところ、オリゴ糖(数個の単糖が結合した糖の総称)による腸内細菌叢の改善と※図:庄司俊彦著 リンゴポリフェノールの健康機能性とその活用 - 日本食品科学工学会誌 第 63 巻 第 1 号 2016 年 1 月 58ページ 図1より引用リンゴに豊富に含まれるリンゴポリフェノールによる何らかの作用について見た。※上の図はリンゴポリフェノールのうち、プロシアニ...

 

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?

先週末に体調が悪かったのだけれども、体調が悪い時にふと頭に浮かぶのが、健康に良い食べ物のことで、リンゴが百薬の長と呼ばれていることが気になった。リンゴに含まれるオリゴ糖が人は分解できないが腸内細菌には分解できて整腸作用につながる。この整腸作用が腸内細菌叢のバランスを人によって良い方向に整えることで病気になりにくくなるといった話題を以前どこかで読んだことがある。免疫の向上にオリゴ糖や発酵食品が重要な訳を探るただ、この内容だと他の食材でも代替可能なわけで、リンゴが...

 

ヒトはオレンジジュースに含まれるカロテノイドを利用できるのか?

オレンジとウンシュウミカンが混合されたジュースを飲んでいた。※写真はイメージオレンジジュースを飲む理由は美味しいということもあるが、それ以上にカロテノイドの摂取の方が大きい。カロテノイドに関して、風邪の予防にミカンというけれどの記事で抗酸化作用の仕組みを見て以降、カロテノイドの存在感が増している。そんなカロテノイドだけれども、ウンシュウミカンの主のカロテノイドであるβ-クリプトキサンチンの事はよく見るけれども、オレンジの主のカロテノイドであるビオラキサンチンは栄養の話題で...

 

金時ニンジンの色素は何だ?

紫ニンジンの色素は何だ?までの記事で様々な種類のニンジンの色素を見てきたので、この流れで金時ニンジンの色素も見ておきたい。栽培の師が金時ニンジンを育てていて、余り物をよく頂き、その甘さに驚いたものだ。この金時ニンジンだけれども、写真:光を認識するロドプシンについて見てみるの記事より西洋ニンジンよりも赤味が強い。金時ニンジンの赤い色素はなんとなく予想が付くけれども、検索をしてみることにする。松原保仁等 県産金時ニンジン中のカロテノ...

 

紫ニンジンの色素は何だ?

黄色いニンジンのカロテノイドは何だ?の記事で、黄色いニンジンの色素はもしかしたら橙色の色素を元に水酸基などが付与されて黄色になったものか?と気になったので調べてみたら違ったという内容を記載した。昨日の記事の時点で他に気になった事が二点程あるのだけれども、今回はそのうちの一つについて触れておく。もう一つは触れないかもしれない。気になっているというものは、紫ニンジンの色素だ。カロテノイドの合成で、ニンジンの橙色のβ-カロテンの前段階のカロテノイドが...

 

黄色いニンジンのカロテノイドは何だ?

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事から再びカロテノイドに注目した。カロテノイドといえば、葉の黄色はカンキツ等の果実の色素だけれども、ニンジンの色鮮やかさもカロテノイドによるものなのは有名だと思う。User:Slashme - Drawn in BKchem, perl, inkscape, vim, パブリック・ドメイン, リンクによるニンジンでよく聞くβ-カロテンという栄養素こそがカロテノイドに当たる。光を認識するロドプシンについて見てみる...

 

橙色に色付いた木に緑色が結構残っている

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事で見たクヌギらしき木の横にあった(おそらく)コナラの木を見てみた。全体的に橙色に色付いているように見える。近くに寄って葉の色を見ると、こんな感じでそこまで橙色ではないけれども、夕焼けの光を透過させると、冒頭の写真のように鮮やかに見えるのだろう。木に残っている葉を見ていたら、思ったよりも緑色が残っている葉がある。これらの葉は縁がオレンジで、緑が脱色した箇所は黄色になっている。そういえば、落ち葉の話題で離...

 

ウンシュウミカンに含まれるカロテノイド

カンキツの回青は晩柑類に多いらしいの記事までで、カンキツのカロテノイドについて再び見ていて、再びカロテノイドについて調べてみようかなと思い検索をすることにした。カンキツのカロテノイドであれば何でも良いことにして色々と読んでみたら、生駒吉識著 柑橘の機能性成分カロテノイドの代謝生理と制御 - 日本農学アカデミーでウンシュウミカンとオレンジのカロテノイドの比較が記載されていた。今までの記事からウンシュウミカンには橙色の色素であるβ-クリプトキサンチンが多く、薄...

 

カンキツのカロテノイド

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事で、久しぶりにカロテノイドの事を考えたので、カロテノイド関連で何か話題があるかな?と検索をしていたら、加藤雅也等 カンキツ果実におけるカロテノイドの調節機構 カロテノイドを蓄積させるための様々な要因とは - 化学と生物 Vol. 60, No. 8, 2022にたどり着いた。ウンシュウミカンやバレンシアオレンジの果実の色について、カロテノイドの合成を中心にして話題が進められ、カロテノイドの合成や合成の条件についての記載があった。ここ...

 

橙色に色付いたクヌギの木の下で

平日の夕方になると、里山付近に行くようにしている。流石に獣と遭遇するのが怖いので、里山の中には入っていない。イノシシとやり合って怖い思いをしたことがあるので、獣に関しては注意している。イノシシ鍋を食すそんな思い出よりも冒頭の写真だけれども、なんか今年の里山の色付き方が例年よりも鮮やかに感じる。あくまで感じるだけで、毎年この景色を見ていたので、しっかりと記録をしておけば良かったと後悔もしている。そんな後悔をしていても仕方がないので、クヌギらしき木に近づいて、...

 

果実が熟すとな何か?の続き

果実が熟すとな何か?の記事で成熟、追熟とクリマクテリック果実という用語について触れた。成熟はどの果実にもあって、追熟は果実の種類によって発現したりしなかったりということだったが、そうなると、萩の武士とナツミカン主にナツミカンの果実の長時間にかけた減酸は追熟に該当しないのか?という疑問が生じた。この疑問を解消する為には、もっと細かい視点で果実が熟すという事を知る必要があり、この観点で検索をしてみたら、果実が熟す事に関して事細かに記載してある文章があったので、今回はその内...

 

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?の続き

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?の記事で、カンキツの果実は核酸施肥で甘味が増すのか?を植物ホルモンのサイトカイニンを主軸として考えてみた。サイトカイニンは根で合成される植物ホルモンなので、結果的には発根量に行き着くわけなのだけれども、それともう一つ知っておかなければならないことがあるので、今回はその話題に触れる。萩の武士とナツミカン今回の話題で真先に浮かんだのがナツミカンこと、ナツダイダイなので、ナツダイダイの写真を掲載しておく。これを踏まえた上で、今回触れたい...

 

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?

庭に植わっている柑橘の木にはじめて実が成った。食してみたら、甘かったが水気が多く感じ全体的に薄味だった。糖の養分転流が盛んではなかったのだろうなと頭に浮かんだ。ん?養分転流であれば、もしかして核酸が柑橘の食味を向上しているのではないか?という事が頭に浮かんだ。というわけで、養分転流について復習してみることにする。養分転流というのは、古い葉から新しい葉に養分を移行させたり、葉から果実に養分を移行させたりする生理現象を指す。...

 

米ぬか嫌気ボカシ中のリン酸の挙動を考えてみる

大豆粕にコリンは含まれているか?までの記事で有機質肥料の大豆粕(脱脂大豆)には発根に良い影響を与えるホスホコリンが豊富に含まれている可能性があるという内容を記載した。ホスホコリンの化学式を改めて眺めてみると、Edgar181 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるコリンにリン酸が付与されている。ホスホコリンの化学式を見て、もしかしたら、米ぬか嫌気ボカシの製造で、Yikrazuul - 投稿者自身による著作物,...

 

大豆粕にコリンは含まれているか?

コリンは発根に対して有効か?の記事で肥料としてのコリンの施肥について触れた。次に気になるのはコリンを多く含む有機質肥料はあるか?になるだろう。それなりに食品加工の残渣があって、コリンの含有量の多い食品といえば、大豆が思い浮かぶ。有機質肥料の大豆粕は大豆から大豆油を採油したものの残渣になる。大豆油にコリンが含まれていなければ、大豆粕にコリンが大量に残っていることになるわけで、大豆粕までの各段階のコリンの量を調べてみることにする。はじめ...

 

コリンは発根に対して有効か?

猛暑日が増加する中で大事になるのは米ぬかの施肥技術の確立になるだろうまでの記事でビタミンB3ことナイアシンを植物に与えた時の挙動の話題を記載してきた。次に気になるのが、他のビタミンでも作物にとって良い効果をもたらす栄養があるかもしれないということで調べてみることにした。上記のテーマで真先に頭に浮かんだのが、コリン配合肥料で、SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choline-skeletal.png by B...

 

植物はニコチン酸をどのように合成するのだろう?

ナイアシンは食品残渣系の有機質肥料に豊富に含まれているの記事までで、植物とナイアシンについて見てきた。シロイヌナズナがナイアシンことニコチン酸を吸収すると、エネルギーの運搬に関与するNADH等の電子伝達体の合成の反応数を節約できる。この作用により、植物は乾燥耐性を得られるという内容であった。次に気になるのが、ニコチン酸を吸収すると生合成に関してどれ程のステップ数を節約できるのか?を見ていきたい。Smokefoot - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメ...

 

核酸の肥効について考えてみた

イノシン酸が発根を促進するならばまでの記事で植物が核酸のイノシン酸を吸収することで発根促進する理由を考えている。この手の内容は以前も考えていたが、改めて考えてみたい。パブリック・ドメイン, Link植物の体内ではイノシン酸からNEUROtiker - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるアデノシン三リン酸ことATPが合成される。このATPはエネルギーの貯蔵・運搬に用いられたり、DNAやRNAを構成する主成分となっている。 ...

 

イノシン酸が発根を促進するならば

植物は核酸系旨味成分を合成するか?の続きまでの記事で、核酸の合成を見てきた。核酸といえば、作物に核酸の一種であるイノシン酸(IMP)を施肥すると発根が促進するという話題がある。窒素肥料の複雑さの続き上記の話から少し脱線するが、米ぬかボカシを施肥すると発根が促進されたという話があるが、これはもしかして、ボカシ肥中にイノシン酸等が増加したことに因るものなのか?ということが頭に浮かんだので考えてみることにする。米ぬかボカシと核酸に関して、最初にぬか漬け中...

 

植物は核酸系旨味成分を合成するか?の続き

植物は核酸系旨味成分を合成するか?の記事で植物は核酸系旨味成分であるイノシン酸やグアニル酸を合成できるのか?を考えていたら、全生物共通でATPを合成する経路にイノシン酸とグアニル酸があったので、植物でも核酸系旨味成分は合成しているという結論になった。次に生じる疑問として、植物の根が核酸系旨味成分を吸収した際、それらの成分を再利用するのか?があるけれども、この内容を考えている時に晴れの日の草むらのキノコたちの記事で核酸に含まれるプリンに似た成分の※図:「フェアリ...

 

植物は核酸系旨味成分を合成するか?

植物はアミノ酸態窒素を吸収した後、どのように利用するか?の記事で、植物がアミノ酸態窒素を吸収した時にどのように利用しているか?について触れ、アミノ酸態窒素はタンパクや核酸の合成に直接利用されるという内容を記載した。次に気になるのが、植物は核酸系の旨味成分を合成するか?になる。核酸系の旨味成分といえば、パブリック・ドメイン, Linkイノシン酸とCC 表示-継承 3.0, リンクグアニル酸がある。植物でこれらの核酸を合成しているのか?を調...

 

植物はアミノ酸態窒素を吸収した後、どのように利用するか?

有機質肥料の施肥では種類と作物の相性に注意すべきの続きまでの記事で有機質肥料の肥効について見てきた。そろそろ見ていきたいものとして、植物がアミノ酸態窒素を吸収した時に、アミノ酸窒素がどのように利用されるのか?についてで、本来であれば光合成を経て合成されるアミノ酸からタンパクを組み立てる時に、根から吸収したアミノ酸がその分を補填するのか?を知りたい。この疑問は二瓶直登著 植物のアミノ酸吸収・代謝に関する研究 - 福島農総セ研報 2: 21-97 (2010)の69ページに記載されている...

 

ヒトはタウリンを生合成できるのか?

胆汁酸と炎症性腸疾患までの記事でタウリンについて見てきた。そろそろ最も重要な人体においてタウリンを合成することはできるか?について見ていきたい。とりあえず最初にWikipediaのタウリンのページを読んでみると、/***********************************/含硫アミノ酸であるシステインからシステインジオキシゲナーゼによりシステインスルフィン酸が合成される。このシステインスルフィン酸がシステインスルフィン酸デカルボキシラーゼ(スルフィノアラニン・デカ...

 

胆汁酸と炎症性腸疾患

胆汁酸のタウリンによる抱合の記事で胆汁酸について触れ始めた。胆汁酸について気になりだしたきっかけが、タウリンについて調べていた時にたまたま目に付いたNature ハイライト:乳脂肪は腸内細菌叢を変化させる | Nature | Nature Portfolioのページになる。ページのタイトルだけではわかりにくいが、上記の研究の概要に(マウスで)乳脂肪の摂取が腸内細菌叢に影響を与え、炎症性腸疾患に繋がると記載されていた。この時の発症の要因として、胆汁酸とタウリンの抱合を挙げていた。...

 

胆汁酸のタウリンによる抱合

土壌中でタウリンを資化する微生物は存在するか?までの記事でタウリンについて触れた。タウリンのことを更に調べていたら、宮﨑照雄等 タウリン欠乏による胆汁酸代謝の変化 - タウリンリサーチ (2019) Vol. 5にたどり着き、胆汁に含まれる胆汁酸にタウリンが関与していることを知った。胆汁という切り口から脂肪分はいつ摂取した方が良いかが判断できるそうだ胆汁酸という脂肪吸収に関与する物質のほとんどがタウリン、グリシンが抱合した抱合型であるらしい。※他に硫酸やグルクロン酸もあるそう...

 

硫酸リグニンは施設栽培の慢性的な鉄欠乏を解決できるか?

土壌中でタウリンを資化する微生物は存在するか?までの記事でタウリンについてを調べていたのだけれども、その時に興味深い研究報告を見かけた。それは〔2023年8月24日リリース〕樹木の主要成分であるリグニンから植物の成長促進剤の開発に成功~鉄欠乏土壌を救う環境に優しい金属キレート剤~ | 2023年度 プレスリリース一覧 | プレスリリース | 広報・社会連携 | 大学案内 | 国立大学法人 東京農工大学だ。内容はバイオマスエネルギーの産業廃棄物である硫酸リグニンを水溶化処理したものを植...


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