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アーカイブ : 2023年03月

 

国頭マージの土壌改良を考える

石灰過剰の土で生育できる作物はあるか?までの記事で沖縄の土と栽培についてを俯瞰してきた。今までの内容を踏まえて、これから本題に入る。沖縄の土の土壌改良の話題は国頭マージという土で栽培をしている方からの話題だった。※国頭でくにがみと読むその方から頂いた土の写真がになる。内閣府 沖縄総合事務局 - 沖縄の自然環境のページによると、沖縄本島で最も多く分布している土が国頭マージであるらしく、土は強酸性でイライトやカオリナイトを豊富に含むそうだ。土の色は赤色...

 

石灰過剰の土で生育できる作物はあるか?

石灰過剰問題に対して海水を活用できるか?までの記事で沖縄の土の土壌改良について考えてきた。沖縄は気候条件から有機物が定着しにくく、地質的に石灰過剰の地域が多いと予想される。石灰過剰は他の要素の吸収を阻害したり、土が硬くなる傾向があるので発根そのものが難しくなる。他に考えられることとして、植物が土から鉄を吸収する事が難しくなるといったこともある。施設栽培で軽微な鉄欠乏の症状を見逃すな土壌改良で石灰過剰問題を解決することを考えると、客土といった事が必要となり、現実的ではな...

 

石灰過剰問題に対して海水を活用できるか?

沖縄本島で入手できる有機物を考えるまでの記事で、沖縄本島における土作りについてを考えてみた。土に有機物を定着させる為の粘土鉱物は(可能かどうかの有無は無しにして)北部の地質の玄武岩地帯と南部の土質のジャーガル周辺にあることがわかった。有機物に関してはサトウキビの絞り粕が産業廃棄物としてたくさん出るけれども、成分的には望むものは少ないので、他の有機物を探す必要がある。まぁ、沖縄なので植物の生育も早そうなので調達はなんとかなるでしょう。次に気になることとして、...

 

沖縄本島で入手できる有機物を考える

ジャーガルとサトウキビまでの記事で、実現可能の有無はなしにして沖縄本島で有機物と結合する粘土鉱物を得られることはわかった。次に必要となることは粘土鉱物と結合するための有機物の調達だろう。沖縄 + 有機物のワードで真っ先に思いつくのが、Ji-Elle - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによるバガスではないだろうか。農学の栽培系を学んだことがあればバガスという言葉は一度は聞いたことがあるはず。工芸作物学の糖の栽培の話題...

 

ジャーガルとサトウキビ

沖縄の土を地質と合わせて確認してみるの記事で、沖縄の地質と合わせて土質を見てきた。沖縄の地質を俯瞰して見ていた時に本島北部に20万分の1日本シームレス地質図岩相が玄武岩の地帯があることに気がついた。今までの内容で沖縄の土は気候条件的に有機物の分解がはやく、更に土壌粒子と有機物の結合が弱く有機物が溜まりにくいという特性があり、その要因として有機物と相性が良い2:1型粘土鉱物がないからではないかと記載してきたが、玄武岩のところから有用資源が手に入るかもしれないという期...

 

沖縄の土を地質と合わせて確認してみる

日本土壌インベントリー沖縄の土を日本土壌インベントリーで確認してみるの記事で沖縄の土の詳細を見た。上の地図を俯瞰すると、赤色の箇所の赤黄色土と黄色の箇所の未熟土が主な構成となっている。今回は土質と地質を紐付けていくわけだけれども、この地域の特徴を押さえるには、おそらく未熟土から見ていく方が良いと当たりを付けているので、沖縄本島の南部の地質を確認してみることにする。20万分の1日本シームレス地質図沖縄本島の大半が新生代の付加体で北西の方に古い地質の構成になっ...

 

沖縄の土を日本土壌インベントリーで確認してみる

沖縄の土を考えるの記事で亜熱帯気候且つ諸島である沖縄全体の土質の予想を記載してみた。主に石灰岩由来の暗赤色土が分布しているかもしれないが、亜熱帯特有の有機物の分解の早さから土自身に風化耐性がなく風化が進み有機物と結合が弱い1:1型粘土鉱物が主になった土壌であるかもしれない。この内容を踏まえた上で、日本土壌インベントリーで確認してみることにした。日本土壌インベントリー沖縄本島を俯瞰してみると、北部から中部が赤で、南部が黄色で占められている。赤色が赤黄...

 

沖縄の土を考える

知人から沖縄の土で土壌改良を行うにはどうすれば良いか?という主旨の連絡がきた。沖縄といえば真っ先に思い付くのが琉球石灰岩とその風化土壌だろうか。琉球石灰岩 - Wikipedia琉球石灰岩はサンゴが堆積した堆積岩であり、石灰(カルシウム)を豊富に含んでいる。石灰岩由来の土といえば、石灰性暗赤色土と呼ばれる土質で、石灰分が多い赤い土というのが特徴だ。冒頭の写真でも土の色が赤っぽいので、石灰岩由来の土ではないか?と予想してい...

 

今年はレンゲの開花が早い?

いつも見ているレンゲ米の田のレンゲが花を咲かせていた。写真には写っていないが、田の端ではたくさん咲いているがその様子は敢えて載せない。なんか今年はレンゲの開花が早いなと思い、昨年で同様の記事をいつ頃投稿したのか?を調べてみたら、レンゲの花が咲きそうだの記事で投稿日は2022年4月2日だ。今年は1週間半程はやく開花している事になっていて、栄養成長にも影響を与えているだろう。レンゲを鋤き込んだ際の有機物量が減っているかもしれないので、開花の前倒しは嫌だな。開花するとミツバ...

 

あまりにも綺麗だったから

とある山道を歩いていたら見かけたロゼット。ロゼットを探しに行く前にあまりにも綺麗だったから撮影した。何が綺麗かって?葉には損傷や欠乏症らしきものがないほぼ状態はもちろんの事、真上から見て、大体の葉表面が見えていること。茎が短く、葉柄の付け根は隣接しているのに、上の葉が下の葉をほぼ覆わないとか長い進化の過程から生まれた芸術だろう。人や車が頻繁に行き交う道で、こんなにも綺麗なロゼットの展開はなかなか見かけないような気がする。ところでこの草の名は何だ? ...

 

アワダチソウらしき草の根元のカラスノエンドウたち

とある農道の畦道にて、アワダチソウらしき草がいたであろう群衆があった。いたであろうと書いたけれども、アワダチソウは多年草だったはずなので、地下に栄養を蓄えた根が残っているのだろうなと。そんな群衆で根元にはカラスノエンドウの群衆が旺盛に伸長していた。カラスノエンドウのツルがアワダチソウらしき草の茎に巻き付いていた。なんて話はここまでにしておいて、冒頭の群衆から左側に目を向けてみると、脱色しきっていないアワダチソウらしき草の群衆があ...

 

カラスノエンドウたちの巻き付き

とある農道の畦道にて、昨年の夏のエノコロと現在進行形で伸長しているカラスノエンドウがいた。テントウムシ探しカラスノエンドウはすでに枯死したエノコロの葉や茎に巻き付いて周辺の草よりも優位に伸長している。と思いきや、以前巻き付いたであろう巻きひげが自身の伸長を妨げていた。不要になった巻きひげが解ける仕組みがあったら、更に伸長するのだろうけれども、巻き付き続ける事に何か意味があるのかな?

 

廃菌床とカブトムシと魚の養殖

子供の科学 2023年4月号を読んでいたら、魚の養殖の餌(マイワシの代替)としてカブトムシが検討されているという内容を見かけた。内容の主旨は異なるけれども、高温発酵食がカブトムシの成長の秘訣!?―メス幼虫の大型化に微生物の働きが関与している可能性を確認―|ニュース・イベント情報|国立大学法人 千葉大学|Chiba Universityに詳しい記載がある。ビジネスプランの話題なので、上記のプレスリリースと異なるけれども、未利用木質バイオマスを活用した動物タンパク質の生産でカブトムシの飼...

 

そこにいる木の名は?

とある緑地の林床にて、単子葉の木本の植物を見かけた。ここで自然にタネがたどり着いて芽生えたのか?それとも誰かが人為的にタネを持ってきて、ここに置いていったのか?周りにはハリエンジュとかいて、幹の伸長が遅いこの木にとっては不利な環境だと思いつつ、成長はしているように見える。シイのいる緑地の林縁にハリエンジュ?この木にとって、この環境は悪すぎるといったところではないのか?そこらへんはどうなのか?を知りたいので調べてみたいが、この木の名前はどうやって知れ...

 

テントウムシ探し

早朝にテントウムシを探したいという事になったので、テントウムシが集まっていそうな場所を考えて行ってみることにした。テントウムシといえば、アブラムシを捕食する昆虫だ。今の時期のアブラムシといえば、マメ科のカラスノエンドウによく集まっている。そこらのカラスノエンドウではなくて、牛糞を多用して不調になった畑に生えている徒長気味のカラスノエンドウにたくさん集まっている。畑に入ってテントウムシ探しはできないので、道路までツルが伸びている所が望ましい。...

 

ビタミンB6と花粉症

花粉症の緩和を調べていると、ビタミンB6の摂取が有効という内容をよく見かける。というわけでビタミンB6についてを整理してみることにしよう。以前、代謝で重要なビタミンB6の記事でビタミンB6について整理した。ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関与する補酵素として働き、脂肪代謝にも関与するそうだ。不足する心配があまりないビタミンであるらしいが、アレルギー反応の緩和で中心的な役割を持っているのであれば、花粉症といった長い期間のアレルギーであれば消費される量も多くなり、ビタミンB6が...

 

ポリフェノールと花粉症

花粉症の緩和の食材としてポリフェノールが有効という記述を時々見かける。ポリフェノールといえば、摂取後に血流にのって二時間ほど体内に滞在し、活性酸素の除去を行うという栄養素を指す。ポリフェノールの二つの効能お茶で風邪予防の仕組みを見るであれば、ポリフェノールが花粉症のようなアレルギー反応の緩和に関与するのは、脂肪酸の自動酸化による血流の悪化を軽減して、アレルギー反応を示す物質を局所に大量に蓄積させないという事か?と連想するが、別の話題があるかもしれないので一応調べておくことにす...

 

青魚と花粉症

花粉症の緩和の食材として、青魚を紹介しているところをよく見かける。青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)が花粉症に対して何らかの反応を示すらしい。必須脂肪酸のα-リノレン酸の働きを見てみる上記の内容を踏まえ、花粉症の発症の流れを整理してみるで見た肥満細胞の詳細について触れていくことにしよう。鼻の内側の皮膚に花粉が触れたことがトリガーとなって、肥満細胞という箇所が活性化してヒスタミンが分泌され、アレルギー反応...

 

花粉症の発症の流れを整理してみる

花粉症でしんどいの記事で、花粉症の背景について整理した。今回は花粉症そのものを見ていくことにする。前回の記事で篠原健司 花粉症研究最前線 スギ花粉症克服に向けた総合研究 - 森林科学 73 2015,2の内容を引用したが、ここに花粉症の発症の仕組みについて記載されていた。花粉等のアレルゲンに触れると、体内にあるマクロファージが取り込み、T細胞が活性化して、B細胞がIgEの産生を行い、IgEが肥満細胞に働きかけ、ヒスタミン等を遊離しアレルギーの発症となる。文章で一気に書いた...

 

花粉症でしんどい

花粉症でしんどい。スギが生息していない町中でも花粉の飛散の影響を受けるのは、何とも非効率な受粉の仕組みだなと思う。スギが虫媒花だったらここまで嫌われなかっただろうけれども、虫媒花のような高度な仕組みを持った木であったら、人の社会の要件を満たすような急成長という特徴がなかっただろうから、世の中、いいとこ取りはできないなと。戦後復興や高度経済成長で木材として利用する為にスギを植林したらしいが、海外からの輸入で価格面で負けていたり、本来、電柱として利用しようとしてい...

 

舗装された道路のヒビに入り込め

舗装された道で上の写真の草が目に付いた。一見、一株の草に見えるけれども、ざっと見、4種類の草が生えていた。詳しく見たら、もっと多いかもしれない。舗装された道路の隙間といった狭い空間で、こうもひしめき合うよう生える草は何とも力強いなと思うわけです。これらの草は競合しているのか?共生しているのか?どっちなんだろうな。

 

土壌の物理性が向上した所では緑肥の播種が難しくなるかも

ここは毎年見ているレンゲ米栽培をしている田で、今年もレンゲを育てている。今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです2022昨年のちょうど今頃は、レンゲ畑がナズナの花で白い絨毯化した一面白い花で覆われたが、今年は今年はちらほらと白い花が見える程度になっている。今年は気候的にナズナにとって不利なのか?と思いつつ、周囲の田を見渡してみると、一面ナズナの花の田が3枚程あったので、これは土壌環境の状態に拠るものなのだろう。...

 

タンポポ達の開花事情

春の陽気が近づいてきていると感じるある朝のこといつも通っている農道の畦でタンポポの花を探した。上の写真では右上に数個の花と左下で一つの花を咲かせようとしていた。右上というのが、これで、すでに花を咲かせ、2個の集合花は結実をしてタネを飛ばしてしまっている。詳細は見ないが、これらの花はすべて萼片が反っているので、セイヨウタンポポだと見て良いだろう。タンポポを見続ける日々一方、これから花を咲かせる方は、萼片が反...

 

ブルーベリー由来のアントシアニンの摂取は目に良い効果をもたらすのか?

光を認識するロドプシンについて見てみるの記事で、目で物を見る時の光を認識する方のロドプシンについて見てきた。目(というか脳)が光を感じる時は、ビタミンAから生成されたレチナールが受光によって形を変え、その時の刺激が信号となり光を感じている。変化する前をシス型レチナールと呼び、変化後をオールトランス型レチナールと呼び、オールトランス型からシス型に戻す(ロドプシンの再合成)時はNADPHのような還元作用のあるような物質を用いる。光合成の明反応-前編この内容を踏まえた上で、...

 

光を認識するロドプシンについて見てみる

目のサプリメントとして頻繁に話題に挙がるブルーベリーがなぜ目に良いと言われるのか?を知りたくて調べてみることにした。ブルーベリーはなぜ目に良いと言われているのか?の記事で、ブルーベリーの効能として、豊富に含まれているアントシアニンが網膜にあるロドプシンという光を認識する光受容器細胞の色素(視紅)の再合成に関与するという説明を見かけた事についてを触れた。再合成というのが何なのか?について触れないと、ブルーベリーのアントシアニンの作用機構に触れる事ができないので、一連の流れを...

 

ブルーベリーはなぜ目に良いと言われているのか?

眼球内でのルテインの利用の記事で、疲れ目のサプリメントとして頻繁に見かけるルテインについて見てきた。次はもう一つの目関連のサプリメントの原料であるブルーベリーを見ていく事にする。ブルーベリーはツツジ科スノキ属の低木から得られる実を指す。いくつか種類があるらしいが、総称してブルーベリーとして話を進める。ブルーベリーの販売で有名なわかさ生活が運営するサイトを読むと、ブルーベリーに豊富に含まれるアントシアニンが、網膜にあるロドプシンの再合成に...

 

眼球内でのルテインの利用

目の疲れのサプリメントのルテインの記事で、ルテインがどんな食材に含まれているか?に触れた。前回の内容を踏まえ、今回はルテインの役割について触れていく。Wikipediaに記載されている内容を参考にすると、ゼアキサンチンと共に眼球内の水晶体や黄斑に多く存在しているそうだ。ゼアキサンチンといえば、トウモロコシの穀粒の黄色い色素を指す。カロテノイドの生合成水晶体といえば、レンズのような役割という表現をよく見聞きする器官でこんな感じのイラス...

 

目の疲れのサプリメントのルテイン

パソコンでの読み書きが多く目が疲れる。調べものは電子ペーパーにすることで回避できるのか?と思ったりもするが、その前に目の疲れそのものを知っておく必要があるなということで、疲れ目について調べていく事にする。疲れ目とは何なのか?を調べる前に、もっととっつき易い事として、市販のサプリメントや目薬の成分から辿ると理解しやすいので、サプリメントを見てみることにする。近所のドラックストアで目に関するサプリメントを探してみると、大きく分けてブルーベリーとルテインがあった。ブルーベリーは...

 

冬期に体内で蓄積する老廃物とは何か?

暖かい日が増えてきて、道端でアブラナ科の黄色い花を見かけるようになった。黄色い花を見て連想するのが、初春の菜の花を摂取すると、巷で言われる冬期に体内に蓄積された老廃物を除去するということ。以前、イソチオシアネートの健康効果を探るの記事で、アブラナ科の作物に含まれる硫黄化合物であるイソチオシアネートがそれに当たるらしく、体内の活性酸素の発生の抑制の役割を持つとされる。ただ、この説明だけでは、冬期に蓄積された老廃物の除去に話をつなげるのは難しい。というわけで、老廃...

 

落ち葉の下にいた草たちが活気付く

暖かくなり始めた時期の褐色の落ち葉の隙間から緑色の葉が増えていくのを見るのは良いね。冬の寒い時期にもこの場にいたのだけれども、暖かくなり始めた事に何となく目立ってくる。この先、他の株達の活気付き、落ち葉を覆うようにして葉を展開して、落ち葉が目立たなくなっていくのだろうなと。

 

地際に咲くタンポポの花たち

3月になり、春の訪れを感じる暖かさになってきた。そんな中、頻繁に草刈りがされている場所に目を向けると、地際でセイヨウタンポポらしき花を見かける。花茎が短く、周辺に葉らしきものを見られない。よくよく見ると、小さな葉が数枚ある程度で、葉の色も紫色で光合成ができるとは思えない。そんな状態にも関わらず、立派な花を咲かせているので、この花は昨年の秋までに根に溜め込んだ養分に拠るものなのだろう。おそらくこのまま結実まで行う事ができるので、根に溜め込んだ栄養...


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