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アーカイブ : 2017年12月

 

鉱物の風化と植物の死が石を土へと変える

同型置換で粘土鉱物の持つ保肥力を高める前回までで、火山由来の岩石で最も多い長石が自然界の諸々の作用によって粘土鉱物になり、粘土鉱物から更に作用を受け保肥力を増すことを記載した。土壌のアルミニウムが腐植を守る以前、土壌中のアルミニウムが腐植を捉えるという事を記載した。腐植というのは、成果を求めるためにシンプルに捉えたとすると、植物の死骸が土壌の微生物によって分解されたもの。腐植と粘土鉱物が結合することで、腐植が粘土鉱物が更に変質してしまうことを防ぎ、粘土鉱物が腐植

 

同型置換で粘土鉱物の持つ保肥力を高める

粘土鉱物の構造前回、粘土鉱物はSi四面体とAl八面体が交互に重なって、粘土鉱物の種類によっては層の間に水が溜まる構造であった。土壌学の粘土鉱物のトピックで必ず挙がる内容として、何らかの作用によってCECが高まるタイミングがあり、それを同型置換と呼ぶ。この同型置換を見てみよう。…とはいっても、物理は得意ではないので、栽培で役に立つところまでSi四面体を図で書くと、真ん中にSi(珪素)が位置し、頂点がO(酸素)で構成される

 

粘土鉱物の構造

石由来の保肥力までの記事で、粘土鉱物の理解をするために各所をまわったと記載した。今までさんざん1:1型や2:1型と記載してきたけれども、そろそろここらへんの話題にも触れていこうかと思う。施肥診断技術者ハンドブック 2003 JA全農 肥料農薬部 33ページより引用いつも引用しているハンドブックに粘土鉱物の構造が記載されている。上の段が1:1型粘土鉱物のカオリナイト等下の段の左側が2:1型粘土鉱物のモンモリロナイト等下の段の右には2:1:1型粘土鉱物が記載されて

 

ミツバチがイチゴのハウス内を飛び回っています

先日(クリスマス前)、とあるイチゴのハウスに入った。ハウス栽培のイチゴはちょうど受粉や実りの時期で、ハウス内でミツバチが飛び回っていた。最近、とある殺虫剤を使用することで、ミツバチの数が現象しているという話題がよく挙がっていた。件の殺虫剤は効果は緩やかで人体に影響が少ないとは言え、大半の殺虫剤は神経に作用するものが多いため、栽培において害虫と益虫で選択的に効かせるというのは難しいだろう。とは言え、受粉時期に殺虫剤は使用しないから

 

石由来の保肥力

粘土鉱物を理解する旅でも記載したけど、学部生の頃の土壌学の講義で鉱物が保肥力を持つ仕組みの話題が挙がった。大きく分けると、・珪素と酸素により形成される立体構造の中心のイオンが入れ替わることで電荷が変わり保肥力となるもの(同型置換)・石が削れた時に現れる手が堆肥のカルボキシル基のような振る舞いをする(破壊原子価)の二パターンがある。前者のイオンが入れ替わることで電荷が変わりというのが、マイナスは何からできてる?層間水の説明の時によく話題に挙がり、後者の石

 

SOY Shopで再注文プラグインを作成してみた

SOY Shopで注文複製プラグインを作成しました先日、SOY Shopで注文を複製できるプラグインを作成してみたけれども、よくよく考えたら、商品内容が同じで注文者が同じというのはリピーターのみに対応しか出来ないことに気がついた。やりたいことって、同じような注文を他の顧客で注文したいということの方が多いので、心機一転して再注文プラグインというものを作成してみた。再注文したい注文詳細を開いたら、詳細ページに設置されている注文の再登

 

粘土鉱物を理解する旅3

粘土鉱物を理解する旅2までで、栽培で有用なアロフェンと非アロフェンの2:1型等の粘土鉱物はどちらもアルミノ珪酸塩が変質したものであることがわかった。アルミノ珪酸塩というのは、長石と呼ばれているものだ。長石というのはざっくりというと、SiO4で形成された隙間に何らかのミネラルが入り、うちの一部にアルミニウムが入り込んでいるもの。アルミニウムは今まで結合力が強い故に毒性があるけれども、結合力の高さを逆手に取ると、土壌中の腐植を蓄えておける仕組みとなることを記載してきた。土壌のアル

 

粘土鉱物を理解する旅2

粘土鉱物を理解する旅前回、今年は粘土鉱物を理解するために、様々な場所に行ってみたという内容を記載した。まるでRPGゲームの主人公みたいな感覚で、行く先々(特にジオパーク)で次に行くべき情報(博物館が発行する書籍)が記載されていて、知識という武器を得ながら次の場所へ向かうという事を繰り返し、アカデミックで地質学を一切触れてこなかった生物野郎が、なんとか各地の地質から情報を得られるようになった(はず)。何故そんなにも粘土鉱物を理解したかったか?というと、粘土鉱物は栽培(農

 

粘土鉱物を理解する旅

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筆者は、土の成り立ち、特に粘土鉱物について深く知りたいと考えています。土壌学では粘土鉱物の性質について学びましたが、生成過程や分布など、鉱物としての視点からの情報が不足していました。そこで、各地のジオパークや博物館を訪れ、地質や岩石について学びを深めてきました。その過程で、粘土鉱物が珪酸塩鉱物、特にテクトケイ酸塩と関連性が深いことを知り、さらなる探求を続けています。

 

最近、WordPress疲れの方からのお問い合わせが増えました

最近、WordPress疲れの方からのお問い合わせが多くなりました。製作者側視点でのWordPress疲れをざっくりと書くと、WordPressは一番利用されているブログCMSでコミッターも多く開発が活発なんだけど、様々な開発者が公開しているプラグインの中にはセキュリティ上問題があるものが多かったり、そもそもの話でWordPress自体のセキュリティも何かと怖い。先日の世界的に大問題になった税金関係の重要書類の流出事件も、WordPressのセキュリティホールを狙ったものだ。

 

銅の機能を活かした農薬、ボルドー液2

植物は銅を何に活用するか?までで銅は酸化還元やリグニンの合成あたりで働くという事を記載した。それを踏まえた上で硫酸銅のボルドー液について改めて見てみたい。農薬のボルドー液の作用点をWikipediaから抜粋すると、/************************************************/殺菌効果ボルドー液の殺菌効果は、銅イオンがスルフヒドリル酵素を酸化する事によるチオール(SH)阻害であり、病原糸状菌のみならず病原細菌にも有効である。また、耐性菌

 

植物は銅を何に活用するか?

銅の機能を活かした農薬、ボルドー液で(おそらく)胆礬と石灰岩を燃焼させたものでボルドー液という農薬を作成したことを記載した。で、今回はボルドー液の機能を記載しようと思ったがその前に植物にとって銅は微量要素の肥料成分として捉えられているので、植物体内で銅がどのような働きをするのか?を見てみたい。JAの営農のハンドブックを開いてみると、銅(Cu)は下記のように記載されていたおもな吸収形態:Cu+、Cu2+おもな生理作用:1. チトクロームa、アスコルビン酸酸化酵素、チロシ

 

銅の機能を活かした農薬、ボルドー液

太古の生物は酸素によって現れた銅を活用したで生物にとっての銅というものの重要性を再認識した。いや、作物の肥料の微量要素としてなかなか銅は話題が上がらないのであまり気にしていなかったという方が正しい。そんな作物と銅だけど、近代農薬の歴史において、初期に現れたボルドー液というものが、硫酸銅を主として製造された農薬で、銅のもつ「破壊と創造」というものが病原性微生物には防除として効いて、作物にはサプリ的要素として効くらしい。ということでせっかくの機会なので、ボルドー液について調べてみ

 

太古の生物は酸素によって現れた銅を活用した

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ボルドー液は、硫酸銅と消石灰を混ぜて作る殺菌剤で、19世紀末にフランスのボルドー地方でブドウのべと病対策として開発されました。銅イオン(Cu²⁺)は殺菌効果を持ちますが、植物にも有害です。そこで、消石灰を加えて水酸化銅(II)を生成し、銅イオンの溶出速度を調整することで、植物への毒性を抑えつつ殺菌効果を発揮します。ボルドー液は、現在でも有機農法で広く利用されている、歴史ある銅製剤です。銅の結合力の強さは諸刃の剣であり、生物にとって必須であると同時に過剰になると有害となるため、その微妙なバランスが重要です。

 

流れ着いた落ち葉の上を氷が覆う

早朝、川に堆積した砂利のところに行ってみた。川表面の模様が何か変則的だ。赤い線の左側、つまりは堆積している側の水の表面が凍ってた。この氷の上を踏んでみると、パリッと割れた。堆積している縁の水の流れが弱まっている箇所は弱まり方次第で凍ってしまうのね。堆積地の縁には川の流れが弱まっているので、当然のことながら落ち葉が落ちている。そんな落ち葉を氷が封をする。封をすることで、落ち葉はこの箇所により定着

 

SOY Shopで利益上乗せ型の施工計算に合算に含めない項目設定を追加してみた

SOY Shopで各種部品の仕入れ値に利益上乗せ型の施工費計算に対応してみた前回、施工費計算モジュールで各部品に利益を乗せる形式の計算方法を追加したが、この計算方法だと、各部品に上乗せした金額から作業にかかるコストの計算が出来ず、詳細画面に表示されている合算から手動で計算しなければ利益というものがわかりにくい。というわけで、施工費計算のモジュールに合算に含める項目と含めない項目の設定を追加してみた。この設定項目により、

 

ロゼットたちのせめぎ合い

とある土の上。同じ植物のタネが集中して落ちたのだろうか?茎が極端に短い植物たちが、茎が短いにも関わらず、互いの葉を隣の葉の上に乗せる形で受光の競争をしている。おそらく、同じ親株から落ちたタネ同士だろうから、兄弟のようなものなのだろう。この競合にはすごいものがある。兄弟であっても潰し合う。ここに自然の厳しさを見つけたよ。

 

SOY Shopで各種部品の仕入れ値に利益上乗せ型の施工費計算に対応してみた

SOY Shopで注文時の合計金額を固定し、経費や粗利を確認できる機能を追加してみた前回、ある施工に関して、部品代、人件費(その他諸経費)と施工費を入力すると粗利を計算するモジュールを作成した。これで施工管理はバッチリだと思った矢先に、各部品に利益を乗せて見積書を作成するという業界があることを知った。というか、施工費固定で人件費までしっかりと記載するのは、システム系の発想に近かった。というわけで、前回作成したモジュールはそのまま利用し、新たなモ

 

社会人・学生向けプログラミング教室でGoogleスプレットシートの拡張の勉強会を行いました

社会人・学生向けプログラミング教室でGoogleフォームの拡張の勉強会を行いましたの続きで、Google DriveのGoogleスプレットシートを活用して、備品の管理と足りなければ調達の指示をメールで送信するといった業務アプリのようなものを作成してみました。Google ドライブ - 写真やドキュメントなど、ファイルのクラウド ストレージとバックアップGoogle スプレッドシート - オンラインでスプレッドシートを作成、編集できる無料サービスGoogleス

 

トゲは寒さを遠ざけつつ、受光は確保する

触れたら痛いトゲは寒さをも遠ざけるのか?で毛がふさふさの草はいい感じで霜の冷たさを避けているのではないか?という内容を記載した。この草、おそらくトゲアザミだと思っているけれども、葉の縁にトゲがあって触ると痛い。トゲがあるということを踏まえた上で、先日の隣にあったトゲアザミを見ると、落ち葉に包まれているのだけれども、トゲによって落ち葉が葉に接近しすぎないようにしている。他のロゼットってもっと草に覆われているよな。

 

触れたら痛いトゲは寒さをも遠ざけるのか?

葉が霜を散らす?寒くなるとどうしても目につくのが、葉の上の毛毛によって霜当たりを回避しているように見える。となると更に気になるのが、おそらくだけどトゲアザミだよね?葉の表面の毛はすごいことになっているし、葉の縁にあるトゲもすごい。毛の先端にある水はおそらく今朝の霜が水になったもの、もしくは溢泌液だろうか?溢泌液に虫が集まる前者だった場合、この葉に霜ができていたとしても、この葉に直接冷たい霜

 

Ubuntuでタッチパッドでアイコンの上を軽く触れるだけでドラックしてしまう問題について

先日、Ubuntu17.10にアップグレードした。アップグレード後にパソコンを触れたら、※タッチパッドでアイコンに軽く触れるだけで、アイコンがドラックの操作として動き出してしまうタッチパッドでアイコンの上を軽く触れるだけでアイコンをドラックしてしまう問題が発生した。実際には前のアップグレードの時も同様の問題が発生したので、再発したと言った方が良いかも。前回は設定のメモをしておくことを忘れて、今回も同様に苦戦したので、今回は設定のメモを残しておくことにする。

 

葉が霜を散らす?

寒さや川の水の冷たさをものともせず街で植物を学ぶには、川に行くのが一番…いや、一番というのは言い過ぎかもしれない。神社や寺も何かと適しているし、目的によっては空き地に行くのも良いかもしれない。なんていきなり話が脱線したけど、話を元に戻して、本格的な寒さになり、夜中にチラホラと雪が降り始めた。そんな中であっても、茎を伸ばさず、地にぺったりとつくロゼットは元気だ。茎を短くしておくという選択このロゼットの葉、寒さ

 

Node.js、Socket.IOとLet's Encryptでチャットアプリの常時SSL化

Node.jsSocket.IO以前、Node.jsとSocket.IOでリアルタイムのチャットアプリを作ってみた。チャットアプリを常時SSL化する必要が出てきたので、その時行った対応を記載する。Node.jsとSocket.IOでリアルタイムのチャットアプリを作ってみる常時SSL化はSEO上効果はあるか?常時SSL化をするにあたって、Let's Encrypt - Free SSL/TLS Certificatesいつもの通り、Let's Encryptを利用し

 

Ubuntuでsendmailをインストールする

UbuntuでSendmailをインストールする時に苦戦したので、その時のメモとして投稿。Sendmail - Wikipediaまずはいつものように$ sudo apt-get update$ sudo apt-get upgradeして、諸々のアプリをアップグレードしておく。その後にSendmailのインストールを行うために$ sudo apt-get install sendmail sendmail-cf mailutilsをしたが、Creatin

 

寒さや川の水の冷たさをものともせず

寒空の下でも着々と葉を展開する11月中旬に見かけたとある双子葉。寒い河川敷であっても着実に葉の展開を続けている様が日に日に気になって、定期的にこの双子葉がいる場所に足を運ぶことになった。というわけで先日。再び川の堆積地に降り立つ。写真ではわかりにくいけど、川の特徴である上流から小石が流れてくる、天候によって川の流れの強さは日々異なることから、この堆積地も若干の変化がある。そんな中であいつに会いに行くと、本葉3と4

 

作物の病気は虫が運ぶ

/** Geminiが自動生成した概要 **/
作物の病気は、菌が直接付着・気孔侵入するか、虫(ベクター)が媒介する。特にウイルス性の病気は、ほぼベクター由来である。虫は乾燥ストレスを受けた作物に含まれるプロリンを求めて集まるため、土壌を適切に管理し乾燥ストレスを軽減すれば、虫の数を減らせる。虫が減ればベクター由来の病気も減り、結果として作物の秀品率向上に繋がる。農薬を使う場合、殺虫剤に重点を置くのが賢明だが、良質な堆肥による土壌改良はさらに効果的。つまり、土壌管理とベクター対策が、農薬使用を減らし、秀品率を高める鍵となる。

 

SOY Shopで注文時の合計金額を固定し、経費や粗利を確認できる機能を追加してみた

SOY Shopで在庫管理の業務アプリに向けての機能追加SOY Shopで注文複製プラグインを作成しました先日紹介した管理画面側の注文登録画面で、商品を検索しつつ、ヒットしなければその場で商品を登録できる。注文内容の複製プラグインによって、SOY Shopが在庫管理系の業務アプリになりつつある。これを踏まえてやりたかったことはまだ達成できないので、更に改修を加える。やりたいことは、施工費が20万円でとある機械を組み立てる際の材料(部品)

 

乾燥ストレスから再び牛糞堆肥による土作りの価値を問う

小さな乾燥ストレスの積み重ね前回までの乾燥ストレスと虫による食害の話をまとめると、虫はおそらくプロリンを欲しがっている。植物はプロリンを合成するトリガーとして乾燥ストレス(or 高塩ストレス)がある。保水性・排水性を高めることで、葉内のプロリンの高濃度蓄積は避けられるはずで、虫の食害を減らすことができるのではないか?前回までは乾燥ストレスを見ていたけれども、今回は高塩ストレスを見ていく。高塩ストレスというのは土壌分析におけるECの値のことで、前作の水溶性の肥料

 

SOY Shopで注文複製プラグインを作成しました

SOY Shopで在庫管理の業務アプリに向けての機能追加に引き続き、あるものを組み立てる際の材料(部品)の管理で必要な機能を考えてみたところ、前に作成した注文(各部品をどれだけ使用したか?)を複製できる機能が必要であった。そこで、注文詳細の拡張機能のボタンの箇所に注文の複製ボタンを設け、注文の複製を行えるようにしました。一度の注文でたくさんの材料(部品)を登録する場合は、注文の複製が役に立つことが非常に多いはず。今回の機能は

 

小さな乾燥ストレスの積み重ね

溢泌液に虫が集まる前回までの記事をまとめると、スズメバチはプロリンを体に溜め込むことで、長時間活動できる。この内容からおそらく他の昆虫でもプロリンは欲しいはず。そんなプロリンは乾燥ストレス(or 高塩ストレス)環境下でたくさん合成される。合成されたプロリンは葉に蓄積される。この内容を踏まえた上で、乾燥ストレスについて書いてみようと思う。とはいっても日照りのような極端な乾燥ではない。道端に生えていた草の写真しか見当たらなかったので、道端に生え

 

SOY Shopで在庫管理の業務アプリに向けての機能追加

先日、材料の管理をしたいという相談を受けた。材料の管理というのはあるものを組み立てるにあたってのネジの個数等で、組立の際に使用した材料とストックしてある数を把握したいと。この相談を受けた時、SOY Shopの在庫管理プラグインを活用すれば、組立を注文と見立てることで、一回の組立の際の各材料の使用個数とストック数、組立の際にかかった費用等を全て記録できるため、SOY Shopを在庫管理のアプリとして利用できないか?と考えてみた。在庫管理プラグイン - SOY Shopを使ってみよう

 

溢泌液に虫が集まる

前回までの植物はいつプロリンを合成するのか?で、スズメハチは糖原性アミノ酸であるプロリンを蓄積することで長い間活動することができる。そんなプロリンは植物が乾燥ストレス状態で乾燥に耐えうるために合成される。という内容を記載した。それを踏まえた上で、落ち葉の下からクローバ再び溢泌液(いっぴつえき)に話を戻したい。溢泌液は栽培者であれば、早朝の露地なりハウスなり行けば普通に見られる現象で、栽培しやすい土であっても塩類集積の土であっても観測することができる。

 

植物はいつプロリンを合成するのか?

ハチは糖原性アミノ酸のプロリンを持って遠くへ行けるで、スズメバチは糖原性アミノ酸であるプロリンを自身の体に蓄積することで、その後に摂取せずとも長い時間活動できる。という内容を記載した。スズメバチを例にして、プロリンの蓄積の話を記載したけど、プロリンの特性を考えるとおそらく他の昆虫でも同様のことが言えるはず。植物側の視点で見ると、根から吸収した硝酸態窒素は光合成の作用により何度か還元され、他の光合成の作用により合成された有機酸と結合することにより、グルタミン酸というアミ

 

ハチは糖原性アミノ酸のプロリンを持って遠くへ行ける

どの本で読んだか忘れたけれど、昆虫の生理生態系の本で下記のような文章があった。ススメバチは翅の付け根あたりにプロリンを蓄えると、その後何も摂取しなくても10km近く飛翔することができるとプロリンというのはプロリン - Wikipediaタンパク質の合成に使われるアミノ酸群の一種で、糖原性を持つ。糖原性とはクエン酸回路関連で使用できるグルコースへと転換することができる特徴を持つもの。糖原性アミノ酸 - Wikipedia解糖系という反応クエン酸回路で

 

落ち葉の下からクローバ再び

河川敷の落ち葉が地面を覆ったと思ったら、寒い時期にも関わらず、緑の葉で覆われ始めた。この時期に繁茂する植物といえば、?こんなに引き気味だとわかりくい。この時期に繁茂する植物といえばクローバだよね。この場所にいたクローバはアカクローバのはず。クローバのことは河川敷で学べ早朝に撮影ということもあり、このクローバをマジマジとみていると、おそらく溢泌液(いっぴつえき)であろうものが葉の上にあった。溢泌液と

 

寒空の下でも着々と葉を展開する

寒空、川の縁で本葉を出す11月中旬のそろそろ寒くなる頃に発芽した双子葉。10日経過して、12月の寒さが始まろうとしている時に再び見に行ってみた。もうね、こうよく見に行くとあの草が愛しくなってくるのですよ。水辺ギリギリでわかりやすい位置に生えているので、見つけやすいということもあるけれど…本葉が大きくなっている上に三番目の葉が展開しかかっている。本格的な寒波が訪れる前に、この植物はどこまで大きくなれるのだろう?

 

落ち葉の堆積地に落ちた枝とキノコ

用水路の端で腐植が堆積してた昨日の腐植が堆積して草が繁茂していた箇所。この用水路では同様の箇所がいくつか見られ、ある箇所では枝が横たわっていた。この枝だけど、よくよく見るまでもなく、キノコがびっしりと生えていた。このキノコによってこの枝は朽ちていくのだろう。キノコの底力落ち葉が適度な湿気を持つので、落ち葉の上に落ちた枝には浸透圧当たりで絶えず水が供給されて、キノコにとって生育しやすい環境になっているような気が

 

用水路の端で腐植が堆積してた

水が引いている用水路に落ち葉が溜まってた。つい最近までこの用水路に水があったのだろう。落ち葉が腐熟していて土化しかかっていた。先程の写真から少し離れた場所で堆積地が出来ていて、そこに草が生えていて、その草にひっかかって落ち葉が更に堆積していた。用水路の底が見えているのは、大雨の日に勢い良く流れたからか?壁際に土が堆積していたところを見ると、堆積して植物が根付くことにより、堆積箇所が流れにくくなって、流れに

 

SOY CMSとSOY ShopでPHP7.2系に対応してみました

11月末にPHPの新しいバージョンである7.2系がリリースされました。PHP7.2ではPHP7.0でも処理(表示)速度が大幅に改善されたけど、更に改善されるということで、昨今の表示速度重視の流れに対してありがたい機能向上ではありますが、コードの書き方でいくつか厳しくなったものがあります。SOY CMS、SOY Shopで大きく影響を与えたものが、SOY CMSで頻繁に利用されているcreate_function関数を使用しているだけでWarningエラーにすることと、

 

剪定による抑圧と開花の衝動

道端にあった生け垣サザンカが綺麗に咲いていてとても目立っている。サザンカ、山茶花、咲いた森そんな中、赤い丸で囲った箇所が気になった。ほぼ目立たない生け垣の内側で開花している。剪定によって長方形のような樹形になったサザンカ目立つ外側の表面積が開花可能量を越え、その開花衝動が内側にも向いてしまったのだろうか?この花に鳥が蜜を吸いに来るのは難しい。

 

野菜の加工場で出てくる野菜の残渣の処分

先日、野菜の加工をされている工場へ見学に行く機会があり、加工前の調整作業で出てきた外葉等の残渣をまとめている箇所があった。工場の方の説明でしきりに水分残量を話され、水分残量が多い状態で放置すると臭気が発生するけど、水分残量を90%ちかくカットすると漬物の発酵のような香りがすると言っていた。水分調整と、水分が減ることによって圧縮されたものが堆積するというのは、まさにボカシ肥料の製造の要のようなもので、ボカシの手法を上手く活用して、堆積箇所の周辺の住環境への配慮はさすがだった。

 

客土で川砂を入れる意義再び

九条ねぎの京都知七さんで社内研修の復習をしましたで新鮮な鉱物という内容があったので、細かい川砂を調達して畑に入れたら良くなったという話題があった。正直驚きでした。話は変わって、高アルカリ性の温泉から土を考えるでとある鉱物が変質して粘土に変わる際、水素イオンを取り込み周囲のpHを上げながら粘土になるものがあるという内容を記載した。それを踏まえた上で、客土で川砂を入れる意義について再び触れてみることにする。水田は川から重要なものを受け取る川砂客土の前に畑作

 

九条ねぎの京都知七さんで社内研修の復習をしました

今年の農繁期に入る前に社内研修会として講師をさせていただきました九条ネギの知七さんで、半年前の話のまとめの社内研修会をさせていただきました。九条ねぎの京都知七さんで土作りの話をしました京都農販としての勉強会では、栽培方法ではなく、設計の背景にはどのようなことがあるのか?といった実際の栽培ではすぐに役に立つ話ではないにも関わらず、話の最中に出てきた話題をほぼ全て試したらしく、試したところは全て良い成果が出て、時間の都合上試せなかったところは成果が出なかっ


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