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アーカイブ : 2021年07月

 

トウモロコシの根から強力な温室効果ガスの発生を抑える物質が発見された

稲作でカリウムの施肥を減らして、二酸化炭素の排出量の削減に貢献の記事に引き続き、興味深い研究報告を紹介する。紹介の前に研究報告の前提となる知識を整理しておく。強力な温室効果ガスの一酸化二窒素の記事で記載したが、家畜糞等の硝酸態窒素が多い成分を土に投入すると、土壌の微生物によって二酸化炭素よりも遥かに強力な温室効果のあるガスが大気に放出される。この作用を硝化というのだけれども、家畜糞施肥の硝酸態窒素の3割近くが硝化でロスしていたような気がする。この内容を踏まえた...

 

SOY CMSのカスタムフィールドアドバンスドで適用ラベルの設定で複数ラベルの設定を追加しました

カスタムフィールドで適用ラベルの設定で複数ラベルを設定できるようにしたいという要望があったので対応しました。※SOY CMSではカスタムフィールドの開発は終了しており、カスタムフィールドアドバンスドでの話になります。適用ラベルというのは、各フィールドにある高度な設定内の設定になりまして、ラベルと連動を設定する度に未設定のセレクトボックスが追加されていきます。今回対応分を含んだパッケージは下記のサイトからダウンロード出来ます。https://sait...

 

稲作でカリウムの施肥を減らして、二酸化炭素の排出量の削減に貢献

稲作に関して、農研機構から興味深い報告があったので紹介する。(研究成果) カリウムの施肥量を抑えた水稲の栽培方法により土壌中に難分解性炭素が蓄積することを発見 | プレスリリース・広報リンクのタイトル通りで、稲作でカリウムの施肥量を抑えると、土壌中に有機物が蓄積されやすくなるというものだ。有機物が土の材料となるため、土の物理性や化学性が改善されて、翌年以降の秀品率は向上する。仕組みの考察ははカリウムの施肥量を減らすと、土壌中のカリウムの量は当然少なくなるわけで、イネはカリ...

 

トマトの栽培では土壌鉱物の劣化に細心の注意を払うべき

トマトの一本仕立てで発根量を抑えることでの懸念の記事で、トマトの一本仕立てにより発根量を抑える事でカリウム欠乏が発生しやすいのでは?という内容を記載した。下葉の葉の先端が萎れる現象と同じぐらい、上葉が内側に丸まるという現象もよく見かける。上の写真の葉の丸まり方は大した事はないけれども、土耕のハウス栽培では葉巻のように丸まっているものをよく見かける。これは肥料過多や病気の可能性が高いと言われている。ここでいう肥料過多というのは窒素系の肥料で、相対的に金属系の要素...

 

トマトの一本仕立てで発根量を抑えることでの懸念

前回のトマトの一本仕立ての記事を踏まえて、今回の内容へと続ける。トマトの木を一本仕立てにすることで、光合成能が高い下の葉に適切に太陽からの光が届き、秀品率が向上すると思いきや、ここで一点気になる事がある。気になることの話題を挙げる為に、高校生物あたりで習う植物ホルモンのオーキシンについて触れる事にする。オーキシンといえば、脇芽の発生は先端が抑えてる地上部の頂点で合成されて、頂点よりも下の脇芽の発生を抑制している。オーキシンの他の働きとして、維管束の形成...

 

SOY Shop版タグクラウドプラグインを作成しました

表題の通り、SOY Shopでタグクラウドプラグインを作成しました。SOY Shopで高度な検索フォームを設置してみようの記事で紹介しているカスタムサーチフィールドや標準機能の関連商品プラグインと組み合わせることで、商品の探しやすさは格段に向上するはずです。今までもタグクラウドプラグインの要望自体はありましたが、カスタムサーチフィールドのチェックボックスのフィールドでタグクラウドプラグインっぽい運営は一応可能であったため未対応でしたが、要望が増えたため追加しました。今回対応分...

 

トマトの一本仕立て

トマトの整枝作業中に服に付く緑のシミは何だ?までの記事で、トマト栽培での環境や化学の事を整理したので、そろそろ栽培自身について見ていくことにする。とりあえず、私が栽培の師から最初に習った一本仕立てについて見ていくことにする。栽培の中心にはいつも化学一本仕立てとは主の茎のみ残して、茎の伸長の途中で発生した脇芽をすべて取り除いて仕上げる木の形を指す。なんてことを文章で書いたけれども、文だけでは伝わりにくいので、写真を介して見ていくと、先に複葉を意識...

 

トマトの整枝作業中に服に付く緑のシミは何だ?

トマトの芽かきや葉かきの作業を白い服を着て行うと、洗濯ではほぼ落ちない緑のシミが付く。合わせて作業中にトマト特有の匂いもある。このシミは他の植物では服に付くのはあまりないので、葉緑素が含まれた汁ではなく他のものだろう。栽培のヒントがありそうだから調べてみることにした。検索してみたらトマトはなぜ青臭い? -「青臭い」香り成分を「甘い緑の香り」にする酵素を特定- | Research at Kobeのページに辿り着いた。どうやら、植物における脂肪酸の役割の記事...

 

グローバック栽培

写真:京都北部の舞鶴全般の土壌の考察の記事より水耕栽培で時々見かけるグローバック栽培というものがある。通路に置いている細長いものの中に、写真:椰子の実の脂肪酸と菌根菌の記事よりヤシガラが詰められている。水耕栽培といえば、By D-Kuru - 投稿者自身による作品, CC BY-SA 3.0 at, Linkロックウール - Wikipediaロックウールをよく聞くけれども、ロックウールよりも栽培しやすいという話をよく聞く。...

 

水耕栽培のアップ剤とダウン剤

トマトに限らず、水耕栽培で重要になるのが、養液のpHだったりする。養液には様々なものが含まれていて、pHによって各々の成分が反応して、吸収できない成分があったりする。養液のECが適切だったのに、徐々に栽培が不調になってきた時にpHを測定してみたら、pH8を超えていて、微量要素の鉄あたりが吸収できずに光合成がへたっていたということもあるそうだ。※pHが低くなりすぎて、根が酸性の障害になっていることもある施設栽培で軽微な鉄欠乏の症状を見逃すなそこで登場するのがアップ剤とダ...

 

植物における脂肪酸の役割

トマトの栄養価から施肥を考えるの続き。前回の記事でトマトの果実の成分を整理し、その中のグルタミン酸について注目した。グルタミン酸の他に不飽和脂肪酸のリノール酸があったけれども、今回は脂肪酸について見てみる事にする。果実ではなく株全体で脂肪酸はどのように使われているのだろうか?すぐに思いつくものがリン脂質の細胞膜で、おそらくこれは一旦細胞ができてしまったら、果実には転流しないだろうから膜の脂質は見ないことにする。ということで、細胞内に遊離している脂肪酸について調...

 

SOY CMSのモジュールで公開期限付きのcms:ignoreのようなものを作成してみる

ユーザから公開期限付きcms:ignoreが欲しいという連絡があった。cms:ignoreについては、ブログページを作成する(ブログトップ) - SOY CMSを使ってみように使用例があるので、この記事では詳細には触れない事にする。PHPモジュールを使用する(要PHP) - SOY CMSを使ってみよう早速本題の公開期限付きのcms:ignoreのようなモジュールを作る。!-- cms:ignore cms:start="2021-08-01 00:00:00" cms:en...

 

トマトの栄養価から施肥を考える

たまたまトマトの栄養価について記載されているプリントが目に付いたから読んでみたら、糖や色素のリコペン以外に不飽和脂肪酸のリノール酸やアミノ酸のグルタミン酸が記載されていた。今回の内容からいきなり脱線するけれども、英語版ウィキペディアのEdgar181さん - en.wikipedia からコモンズに移動されました。, パブリック・ドメイン, リンクによるリノール酸に関して、トマトから中性脂肪の燃焼を助ける物質を発見 - 京都大学 - Science Portalという記事...

 

夏の育苗には粉末状のベントナイト

夏の育苗で、培土の上に粉末状のベントナイト(モンモリロナイト)をふりかけるというテクニックがある。何故ゼオライトではなく、モンモリロナイトを推すのか?播種、覆土と水やりを終えた苗に粉末状のベントナイトをふりかけると、培土に付着した粉末状のベントナイトが早速水を吸って培土の隙間に入り込む。培土は排水性がかなり高い状態で、それ故乾燥しやすいという特徴があるが、膨潤したベントナイトが培土の隙間に入り込む事で少しだけ乾燥しにくくなる。実体顕微鏡で土と混...

 

トマト栽培において最適な根域温度は何℃であるか?

前回のトマトの水耕栽培で水温を意識すべきか?の記事の続き。前回の記事ではトマトに与える養液の水温の違いで成長の違いを見ていた研究報告を紹介した。12℃という低温の養液を与えることで、成長は抑えられるが、果実の品質が向上するという内容であった。前回の内容から更に知りたい事として、最適な水温は何℃であるか?になるかと思う。この疑問の対して、河崎靖 トマトの周年安定生産を目的とした局所温度制御システムの開発に関する研究 - 農研機構研究報告 野菜花き研究部門 第 1 号:35~72...

 

トマトの水耕栽培で水温を意識すべきか?

トマトと菌根菌までの話でトマトの施設栽培についてを整理してみた。他の視点として環境制御を学ぶ為にMicro:bitでサーボモータを学ぶの記事のように環境制御周りを見た。環境制御の栽培で重きを置いているのは、気孔の開閉と水耕栽培の養液に含まれる養分の効率化で、前者であれば主に温度、湿度と光量で、後者はECとpHだった。気孔の開閉は葉周辺の温度、湿度や二酸化炭素の濃度を主に見ていたのだけれども、ふと温度ではなく、株の根元に与える灌水チューブの水温のみ制御は...

 

トマトと菌根菌

トマトにケイ素を施用した時の効果を考えてみるまでの記事で、トマトがケイ素の非集積型の植物に分類されていてケイ素を必要としていないと思いきや、実は葉ではケイ素を欲していて、根のケイ素輸送体の一部が欠損していたことで、適切に葉にケイ素を運搬できていないという可能性が高い事を記載した。前回までの記事では、ケイ素(ケイ酸)を葉面散布で与えれば良いのでは?という視点で話を進めたが、葉面散布以外でふと菌根菌と共生したトマトではどうだろう?という事が頭に浮かんだ。結論から言うと、お恥ずかしなが...

 

トマトにケイ素を施用した時の効果を考えてみる

有機栽培で使える可溶性ケイ酸は何処にある?までの記事でトマト栽培とケイ素の話題を記載してきた。キュウリでの話であったが、ケイ素を吸収することで、葉内のマンガンの分布が均一化する事がトマトでも同様の事が言えるならば、これは相当凄いことになる。葉でマンガンが均一化していないということは、葉で局所的にマンガンが過剰になっている細胞と、逆の欠乏になっている細胞がある事になる。順は逆になるが、マンガンが欠乏している細胞では光合成の最初の反応である水から電子を取り出す事がうまくいかずに光...

 

有機栽培で使える可溶性ケイ酸は何処にある?

前回のトマトにどうやってケイ素肥料を効かせるか?の記事で、トマトはケイ素の非集積型の植物に分類されるが、それは根から葉にケイ素を運搬する輸送体の一部に欠損があったためで、本当はケイ素を欲しがっているのではないか?という話題から、葉面散布剤でケイ素(ケイ酸)肥料はないか?という内容を記載した。今回は上記の内容の続きで、実際に葉面散布で使えそうなケイ酸肥料を探してみる。タイトルでは有機栽培で使えるとしているが、有機で使えるものを把握しておけば、それはどんな栽培でも使用できる万能肥料になる...

 

トマトにどうやってケイ素肥料を効かせるか?

前回のトマトとケイ素の記事で、トマトはケイ素が非集積型の植物に分類され、ケイ素(ケイ酸)肥料を寝に与えても、根の周辺に集まったままであるらしいが、それはトマトの根のケイ素の輸送体の一部が欠損していたという理由だった。輸送体が欠損してから相当の時間が経過したので、葉や茎でのケイ素の要求はいくらか変化してしまったかもしれないが、ケイ素がないと奇形になるので、地上部はケイ素を求めているはず。そんなトマトに対して、どのようにケイ素を与えれば良いのだろうか?根からの吸収が期待できないと...

 

トマトとケイ素

農文協から出版されているオランダ最新研究 環境制御のための植物生理という本で、ケイ素の話題がある。未解明の部分は多いが、ケイ素がもたらす良い効果が紹介されている。例えば、レタスがケイ素を吸収し体内で利用することで、マンガンの毒性を緩和するというもの。マンガンは光合成にとって重要だけれども、活性酸素に関与する要素でもあるわけで、葉に局所的に蓄積されると毒性を生じる。牛糞で土作りをした時の弊害をまとめてみるとレタスがケイ素を吸収する事によって、葉内のマンガ...

 

石灰過剰の土壌で鉄剤を効かすの続き

石灰過剰の土壌で鉄剤を効かすまでの記事で、塩の溜まりやすいハウス内では鉄欠乏に陥りやすく、クエン酸による定期的な除塩は必要では?という内容を記載した。ただし、クエン酸は弱酸といえど、酸であるわけで、土壌の鉱物に何らかの影響を与える。であれば、除塩しつつ、鉱物の劣化を軽くする対策も合わせてしておきたい。なんて事を考えた時に頭に浮かんだ事が、2:1:1型の粘土鉱物である緑泥石だ。※左が一般的な2:1型の粘土鉱物で右がMg緑泥石緑泥石は上の図の右側の...

 

石灰過剰の土壌で鉄剤を効かす

前回の施設栽培で軽微な鉄欠乏の症状を見逃すなの記事で、タイトルにある通り、施設栽培での鉄欠乏の話題に触れた。明確な欠乏症があれば楽なのだけれども、鉄に限らず軽微な欠乏症というのは何かと厄介だ。特に微量要素と呼ばれるのは電子の運搬に関わっているので、軽微な欠乏であってもかなり厄介。施設は慢性的に鉄の欠乏症が発生するということで、この問題にどのように対処しているのか?を整理してみると、キレート鉄の施肥という技術で回避しているそうだ。キレート鉄の使いどころ水に溶解した鉄...

 

施設栽培で軽微な鉄欠乏の症状を見逃すな

トマトに限らず、施設内での栽培では鉄欠乏に陥りやすい。鉄は土壌中に大量にある成分であるはずなのに、何故鉄欠乏に陥りやすいのか?考えられる点は二点。鉄がいくら多いといえど、土を酷使している場合は、吸収できそうな鉄の絶対量が少なくなっている。もう一点は土壌の化学性の観点になる。施設は降雨が無いため、露地作と比較して、土が大量に水を得る機会が少ない。トマトであれば更に水を控えるという管理があるので、土が得られる水の量は更に少なくなる。降雨というものは偉大...

 

水耕栽培でマイクロバブルの利用は有効か?

果菜類の水耕栽培で、マイクロバブル(ファインバブル)やナノバブル(ウルトラファインバブル)の効果はどうか?という話題になった。先に個人的な意見を言うと、コストが合うならば導入すべきだと思っている。先にマイクロバブルやナノバブルとは何か?について触れておくと、端的に書くと酸素を長い時間水の中に滞在させる技術だと捉えて良いはずだけれどもどうだろう?マイクロバブルとナノバブルの差はその名の通り、気泡の大きさで、マイクロバブルは気泡径が1〜50μmで、ナノバブルは1μm以下。※厳密な...

 

光ストレス軽減の為の紫外線照射は有効か?

前回の光ストレス緩和の為のフラボノイドの記事で、強い光の受光で気孔が閉じるという内容を記載した。強い光を受光することによって考えられることは・光合成の明反応で得られた電子から活性酸素が発生する・紫外線を受光することによって活性酸素が発生するの二つだろうか。前回の記事では紫外線フィルターとして、フラボノイドに触れた。このフラボノイドは種類によっては淡黄等もあるため、紫外線以外でも太陽光の一部の波長を反射しているかもしれなくて、紫外線以外でもフィルターの役割を持ってい...

 

光ストレス緩和の為のフラボノイド

前回のアブシジン酸は根以外でも合成されているか?の記事で、アブシジン酸は根だけでなく、葉でも合成されるという内容を記載した。それに伴い、強い光量による光ストレスによってアブシジン酸が合成され気孔が閉じるということもあり得るわけだ。光量が多くても、土の保水性がしっかりしていて、根からの水の吸収が常に蒸散に追いつくといった状態があるわけで、光ストレスでの生産性のロスも加味する必要があると思った。この課題が挙がった時に頭に浮かんだ事として、植物が有害な紫外線から身を...

 

アブシジン酸は根以外でも合成されているか?

施設栽培におけるECの管理についてまでの記事で、根からの吸水と気孔の開閉を見てきた。今回のは再び気孔の開閉に関して触れる事にする。高温ストレスと気孔の開閉についてを考えるまでの記事で乾燥や高温といった植物にとって辛い環境になると根がアブシジン酸を合成して、それが葉に到達して気孔を閉じるという内容を記載してきた。どちらも葉からの急激な蒸散による脱水症状を避ける為の防御反応のようなものだ。これらの内容以外で、光ストレスにより気孔を閉じるというものを見かけた。 ...

 

Micro:bitで二種類のサーボモータの動作を比較してみる

Micro:bitでサーボモータの止め方を試すの記事の続き。サーボモータの動きがいまいち分からなかったので、他のサーボモータを購入してみた。色違いのように見えて、全然違う動きをする。先に今まで使っていた緑の方に仕様を確認してみると、Geekservo 9g 360°サーボ起動電圧:2.5 V動作電圧:3.3 - 6 V公称電圧:4.8 V公称電流:100 mA拘束電流:550 mA最大トルク:500 g.cm※参考:Geek...

 

施設栽培におけるECの管理について

農文協から出版されているオランダ最新研究 環境制御のための植物生理という本を読んでいる。この本が出版された頃、京都の北部でシシトウの施設栽培をしている方の間で読まれていて、頻繁に話題にも挙がっていたが、その時はまだ時期ではないと判断して読んでいなかった。土壌の物理性や生物性を経て、そろそろ細かいところを見る頃合いかと思い、この本を購入してみた。土壌中に青枯病菌を捕食する生物はいるのか?施設栽培による環境制御から露地栽培にフィードバック出来る内容は多いはずと期待して読んでみ...

 

SOY Shopで注文検索の条件の自動入力で教育コストと人的ミスを減らす

SOY Shopでショップサイトを運営しているユーザから下記のような話があった。注文後の配送業務で、管理画面の注文検索で任意の検索条件で検索をした後に一括で納品書を出力して、その納品書に従って梱包作業を行っているが、検索の条件が多くて時々、本来入れるべき条件を加えずに検索をしてしまい、配送漏れが生じてしまう。この課題に対して、簡単な仕組みではあるが、管理画面の注文検索のフォームの上に確認用のボタンを設置できる拡張ポイントを追加した。SOY Shopプラグインの...

 

人手が足りないところは何処か?

栽培で何をしたら良いか?と聞かれ、空いている期間が少しでもあれば、堆肥を入れて緑肥を育てるべきだと伝える。堆肥では牛糞等の家畜の施肥は基本無しだが、露地で長期間緑肥を栽培できるのであれば有りだと伝える。栽培と畜産の未来のためにしばらく時間が経過した後、話題のほ場に行くと緑肥を育てていないことが多かったりする。理由を聞いてみると、時間が確保できなくて、緑肥にまで手が回らなかったと言う。更に時間が経過した後に改めてほ場に行くと、病気が蔓延していて株の回収作...

 

土壌中に青枯病菌を捕食する生物はいるのか?

前回のトマト栽培の最大の課題の青枯病についてを見るの記事で、トマトで最も苦戦すると言われている青枯病(立枯れ病)に対して土壌消毒をしても意味がない可能性が高いと記載した。この内容を投稿した時に、ふと思った疑問として、青枯病菌を捕食する天敵のような生物はいるのだろうか?ということ。真菌(カビ)であれば、トリコデルマと聞いて思い出す師の言葉の記事で見たトリコデルマやミミズは耕盤層に移動し、層でミミズ孔を形成するか?の記事で見たトビムシあたりがある。他には葉のうどんこ病菌を捕食するキイ...

 

トマト栽培の最大の課題の青枯病についてを見る

トマト栽培の土作り事情や高温ストレスと気孔の開閉についてを考えるまでの記事を踏まえた上で、トマトの土耕栽培を止め水耕栽培へシフトする最大の要因である青枯病について整理していくことにしよう。※写真はトマトではないが、参考までに載せておく。おそらく、施設栽培をされている方の大半は青枯病に悩まなければ、環境リスクが低く経営を安定させやすい土耕から離れなかっただろうし、新規就農者も施設栽培に憧れる機会が減り、初期投資が低い土耕を選んだはずだ。青枯病菌が厄介なのは、耕土の深い層...

 

高温ストレスと気孔の開閉についてを考える

トマト果実の割れを回避するために気孔の開閉と光合成を考えるの記事の内容を投稿の為に整理している時、植物はいつプロリンを合成するのか?の内容を改めて読んでみた。乾燥時に見られるプロリン等の合成による葉のイオン濃度の上昇は高温時にも見られる事を改めて見た。高温時に何故、葉のイオン濃度を高めるのか?今回はその事について考えてみることにしよう。カルシウム過剰によるカルシウム欠乏葉内のイオン濃度を高める最大の利点は根からの水の吸い上げを高める事になる。根から吸い上げ...

 

SOY Shopでアクセス制限プラグインを作成しました

タイトルだけでは何をしたいのか?がわからないので、事例ベースで話を進めます。以前、SOY Shopで注文番号をCODE39規格でバーコードを作成してみるの記事の延長上で、納品書に注文番号のバーコードを載せ、梱包が終わった後に納品書にあるバーコードをスキャンしたら、SOY Shop内のデータベースの注文状態を自動で変更するという機能を作成しました。※上記の機能は標準機能ではありません。この機能はタブレット内のブラウザで動かす為のWebアプリにしましたが、タブレットでSO...

 

トマト果実の割れを回避するために気孔の開閉と光合成を考える

前回のトマト果実の割れを回避するために気孔の開閉を考えるの記事で根からの水の吸い上げで重要な気孔の開閉で孔辺細胞の膨圧を見た。孔辺細胞にカリウムを流入させるか流出させるかで気孔の開閉を行っている。今回はカリウムの流出入周りを見ていくことにする。気孔の開閉は日周性、二酸化炭素濃度、受光量や葉周辺の湿度が関係しているらしい。ここらへんを簡潔なイメージで捉えられるように、ここで植物の生育にとって最も重要な光合成の反応を引っ張り出してくると、6CO2 + 12H2O → C6...


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