ブログ内検索

micro:bitページ
とにかく速いブログサイトを目指す

アーカイブ : 2023年02月

 

玄米は水稲と陸稲で食品成分の差はあるのか?

玄米食で亜鉛不足を解消できるか?までの記事で触れてきた食品成分データベース - 文部科学省のサイトが面白い。米で検索をすると、精白米や玄米だけでなく、炊く前(穀粒)や炊いた後(めし)や水稲や陸稲といった違いで比較できる。ここで気になったのが、玄米において水稲と陸稲にどれ程の違いがあるか?だ。おそらくこれから飼料米の栽培面積が伸びてくるのだろうけれども、栽培の省力化により陸稲(田に水を張らない)で栽培する面積が増えていく予感がある。よく稲作と麦作の違いとして...

 

玄米食で亜鉛不足を解消できるか?

豆腐に含まれるリシンはどれくらい?までの記事で、玄米食と白米食のタンパクの差や、日本食の定番の米の味噌汁の組み合わせ時のタンパクの量を見てきた。ここまで見てきたら、どうしても見ておきたいものがある。それは玄米食にした時の亜鉛の摂取量だ。亜鉛欠乏と植物のオートファジーや免疫の向上の要は亜鉛かもしれないの記事で触れている通り、作物栽培時の施肥とヒトの栄養のどちらの観点でも超重要な要素で、どちらも摂取が難しい。というわけで、いつも通り今回も食品成分データベース - 文部科学省を...

 

豆腐に含まれるリシンはどれくらい?

玄米食でリシンの摂取はどのように変化するか?の記事で、玄米や味噌のタンパクやアミノ酸のリシンの量が気になったので調べてみた内容の記事を投稿した。味噌のタンパクやアミノ酸が優秀であることはわかったのだけれども、如何せん一食で摂取する量が少ないということもあり、味噌汁に入れる具材についても計算して見る必要があると思った。とりあえず、今回は味噌汁の具の定番の豆腐について調べてみることにした。豆腐といえば、大豆の絞り汁(豆乳)にニガリや石膏等の凝固剤で固めた加...

 

玄米食でリシンの摂取はどのように変化するか?

米ぬかのアミノ酸スコアが気になったの記事で、記事名の通り米ぬかのアミノ酸スコア(実際は玄米食にした時のアミノ酸の摂取)が気になったので調べてみた。米のアミノ酸で気にすべき箇所はリシン(リジン:Lys)で、慣習的な日本食であれば米で不足しているリシンは味噌汁等の大豆で補うとされている。というわけで玄米食にした場合のリシンの摂取量を調べてみた。下記の数値は食品成分データベース - 文部科学省を活用した。はじめに玄米を調べる。玄米 100g 当たりのタン...

 

米ぬかのアミノ酸スコアが気になった

玄米、もしくは米ぬかのアミノ酸スコアが気になった。昨今の社会情勢から資源の海外依存率を下げることは急務であるはずで、アミノ酸スコアに関しても国内資源だけでどうにかしなければいけないのは間違いない。アミノ酸スコア - Wikipedia幸い日本は火山国で海資源も豊富なので、他の国よりは栽培用の肥料には困らないはずので、後は栄養価のみを意識すれば良いはず。稲作に秘められた大きな可能性アオサのグリーンタイド今年はリン酸施肥について考えた一年であったタンパク源...

 

ベントナイトと落ち葉で草たちは活気付いて、環境は更に変わる

ここは知人が管理している花壇だけど、一見普通の花壇のように見えて、興味深い事が起こっている。赤丸で囲った箇所を注目したいのだけれども、その前のこの花壇のことを触れておく。この花壇は三年程前の初春からベントナイト + 落ち葉を局所的に投入していた。昨年の晩秋に一斉に草を抜き、そのまま放置しているのだけれども、ベントナイト + 落ち葉の箇所は見ての通り、青々とした草で覆われている。赤丸との境の場所では徐々に草の勢いが減り、赤...

 

米ぬかに含まれる食物繊維は腸内細菌叢に対して有効か?

米ぬかに含まれるミネラルまでの記事で、米ぬかの栄養価について見てきた。米ぬかに含まれている成分は、昨今問題になっている生活習慣病に対して有効である可能性が高く、しかもそれが廃棄物扱いで無料で手に入るという現状がある。ここらへんの見直しを行えば、稲作の収益は格段に上がるのではないか?と思えてくる。米ぬかについて更に見ておきたいものがあって、今回はそれに触れる。触れたい内容というのが、玄米の方に記載がある果皮と種皮だ。玄米を精米した時に果皮と種皮が粉砕され、米...

 

米ぬかに含まれるミネラル

米ぬかから得られるイノシトールは神経に作用するまでの記事で、米ぬかには医薬品の原料になる要素が多いということを記載してきた。印象的だったのが、動脈硬化を予防する、つまりは血流を低下させないという内容が多かった。これらを踏まえた上で、米ぬかはビタミンやミネラルが豊富と言われる内容について触れていきたい。Wikipediaに記載されているビタミンとミネラルを引用してみる。ビタミンチアミン (B1)3.12 mg(271%)リボフラビ...

 

米ぬかから得られるイノシトールは神経に作用する

イネのストレス応答を医薬品として活用の話題に引き続き、もう一つ見ておく。米ぬかの主要成分の一つにYikrazuul - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる有機態リン酸のフィチン酸があることは栽培の方で重要な内容であるため何度も触れた。フィチン酸のもつ抗酸化作用とは何か?このフィチン酸の中心にある六角形の箇所をイノシトールと呼ぶけれども、Edgar181 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる ...

 

イネのストレス応答を医薬品として活用

こめ油に含まれるもう一つの抗酸化作用を持つ物質までの記事で、米ぬかに含まれるトコトリエノールとフェルラ酸を見てきた。フェルラ酸の方で気になる事があるのだけれども、米ぬかの成分の方を優先して話を進める。米ぬかで気になる成分として、User:Edgar181 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるγ-オリザノールがある。※上の化学組成はオリザノールAオリザノールAをよく見ると、左がフェルラ酸で右がステロール(ステロイド骨格を持つ...

 

こめ油に含まれるもう一つの抗酸化作用を持つ物質

こめ油に含まれるスーパービタミンEで、こめ油を特徴付けるトコトリエノールについて見てきた。この時点で、こめ油や玄米に限らず、米自身がスーパーフードであって間違いないだろうと言いたいところだけれども、他成分も見ていく。こめ油(米ぬか)を特徴付ける他の成分として、Calvero - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによるフェルラ酸というものがある。このフェルラ酸には抗酸化作用を示す箇所があり、脂質の自動酸化を抑制する...

 

こめ油に含まれるスーパービタミンE

玄米に含まれる脂肪酸の組成が気になったの記事で、玄米に含まれる脂肪酸の組成をこめ油の組成から判断してみた。必須脂肪酸は含まれているが、α-リノレン酸が少ないことが気になった。α-リノレン酸は元から少ないのか?それとも、米ぬかに含まれる物質の合成の為にすでに使われて少なくなったのか?それを調べる為に米ぬかに含まれる栄養を見ていくことにした。こめ油は痛みにくい食用油だとされる。脂肪酸の組成によるものかもしれないし、必須脂肪酸の観点からゴマ油を考えるで触れたゴマ...

 

玄米に含まれる脂肪酸の組成が気になった

最近、我が家では玄米食をしている。玄米食にしている理由は高い栄養価と食物繊維の摂取が主になる。玄米食にしてから、便通の爽快感が半端ない。そんな玄米食だけれども、今までの様々な記事から気になることができたので、その気になることを解消する為に内容を整理していくことにする。気になっている内容というのは追々触れる。白米の玄米の大きな違いとして、白米は胚乳の箇所のみになり、玄米はぬか層(果皮、種皮と糊粉層)が残っている。※糊粉層はこふんそうと読む...

 

マメ科の草たちが寄せ合って寒さを凌いでいるように見える

2月の寒い時期の道端で、夏草(エノコロ等)の枯れ草を見ると気になることがある。ここらへんのうっすら緑色が見えるところで、マメ科の草が勢い付き始めているのを見ると、後数週間で心地よい暖かさの日が訪れるのだろうなと。こんなことを毎年書いているけれども、その都度思うのが、これらのマメ科の草の耐寒性はすごいなと。この耐寒性の要因は何なのだろうな?

 

サプリメントとしてのβ-アラニン

ヒスチジンの疲労感の緩和の機能に迫るの記事までで、アミノ酸のヒスチジンとβ-アラニンから合成されるカルノシンが疲労感の緩和の働きがあることが分かった。ここで気になるのが、機能性食品でヒスチジンが疲労感の緩和に関わるのであれば、同じ量だけβ-アラニンが必要で、こちらも謳う必要があるのではないか?と思うわけです。というわけで調べてみたら、β-アラニンに限らず、日常生活でとても役立ちそうな報告にたどり着いた。その報告というのは、近藤衣美 直接的にパフォーマンスを向上させるサプリメントの...

 

ヒスチジンの疲労感の緩和の機能に迫る

疲労感を緩和する機能性食品でヒスチジン配合を謳っていたの記事で、疲労感の緩和を謳った機能性食品があることを触れた。ヒスチジンが疲労感の緩和の有効成分なのだけれども、ヒスチジン単体で生じるヒスタミンから疲労感の緩和についてのイメージに繋がらない。というわけで、ヒスチジンについて改めて検索をしてみることにした。ヒスチジンと疲労感で検索をしてみたところ、ヤクルト社のヘルシストというサイトのトピックで、現代の「疲れ」の原因の話題があったので読んでみた。梶本修身 解明されて...

 

疲労感を緩和する機能性食品でヒスチジン配合を謳っていた

店頭で一過性の疲労感を軽減するという謳い文句でヒスチジンが配合されているお菓子を見かけたので購入して食べてみた。とりあえず気になることが、疲労感の軽減で必須アミノ酸のヒスチジンが単体で記載されていたことだ。生体内でのグリシンの役割等の記事を踏まえ、アミノ酸が脳関門を通過して脳に直接作用するのか?といったことが気になるようになったので、ヒスチジンも似たような効果なのか?調べてみることにした。調べる前に、ヒスチジンについて触れておく。NEUROtiker - 投稿者自...

 

トランス脂肪酸とは何か?

植物性油脂からマーガリンを作るの記事で常温で液体の植物性の食用油に水素添加を行うことで、融点を高め固形化することでマーガリンを生成するという内容を記載した。この時に融点が上がるものとして、不飽和脂肪酸であるオレイン酸が飽和脂肪酸のステアリン酸になることを記載した。次に気になることとして、マーガリンの話題で頻繁に見かけるトランス脂肪酸というものが何なのか?がある。まずはトランス脂肪酸で代表的な脂肪酸をピックアップしてみる。Benjah-bmm27 - 投稿者...

 

植物性油脂からマーガリンを作る

α-リノレン酸を多く含むエゴマ油までの記事で、必須脂肪酸の観点から食用油について見てきた。en:User:Edgar181 - en:Image:ALAnumbering.png, re-drawn in BKchem+perl+inkscape+vim, パブリック・ドメイン, リンクによる上記の化学式は必須脂肪酸のα-リノレン酸だけれども、特徴的な形として、二重線(二重結合)が三カ所ある。二重結合があるものを不飽和脂肪酸といい、二重線が多い程、融点が低くなる(常温で液...

 

α-リノレン酸を多く含むエゴマ油

日本でゴマの栽培は可能なのか?の記事までで、脂質の観点から食用油についてを見てきた。食用油に含まれる脂肪酸の観点から、必須脂肪酸であるリノール酸が多く含まれているものは過剰摂取の心配があり、調味料としての風味と健康のバランスをとるのは難しい。リノール酸の過剰摂取問題について触れてみる上記の観点で改めて食用油について見ていくと、頻繁に名前が挙がるものとして、エゴマ油がある。エゴマ油中に含まれる脂肪酸の構成は・α-リノレン酸 60%前後・リノール酸 + γ...

 

日本でゴマの栽培は可能なのか?

必須脂肪酸の観点からゴマ油を考えるの記事までで、ゴマ油を理解する為に脂質についてを整理した後にゴマ油の特徴について見ていった。そもそもの話で何故ゴマ油について興味を持ったのか?というと、ひょんなきっかけで国産ごまの栽培 – 山田製油のことを見かけ、日本で栽培されているイメージがあったゴマが実は99%が海外からの輸入であったことを知ったからだ。ゴマはいつから利用されているのか?鎖国の時代もゴマは利用されていたのか?日本での栽培が難しいのか?このあたりの疑問が生じたので調...

 

SOY CMSで多言語ラベルプラグインを作成しました

SOY CMSで英語表記のサイトを構築したいが、テンプレート管理を減らす為に同一URLのページ(日本語サイトと英語サイトを同じテンプレートで管理)で運営したいという要望がありました。この要望を満たす為に、多言語ラベルプラグインを作成しました。多言語ラベルプラグインを有効にすると、ラベル詳細のページで英語用のラベルの表記のフォームが追加されます。当プラグインで専用のcms:idが使用可能になり、公開側では言語設定に合わせて出力内容を変更することが可能になります。...

 

末延農園さんのReaper Death麺を食べてみた

末延農園(オーガニックファームHARA)さんからReaper Death麺(リーパーデス麺 カロライナリーパー入り汁なし担々麺)を頂いた。ORGANIC FARMS HARA|大阪府高槻市の原という地区で世界一辛い唐辛子”キャロライナリーパー”を 栽培し、加工・販売まで一貫生産しています。激辛唐辛子の生産&激辛食品の加工・販売 ~輸出も見据え~:近畿農政局早速、食べてみた。写真はピリ辛の方だけれども、食べたのは激辛の方で、辛さが半端なく、涙が出てくるし、背中の汗も止ま...

 

必須脂肪酸の観点からゴマ油を考える

動脈硬化の話題で見かけるLDLとは何だ?までの記事で、必須脂肪酸と三種類の脂質(単純脂質、複合脂質と誘導脂質)を見てきて、やっと、本題のゴマ油について見ることができるようになった。ゴマの価値を知る為には脂肪の理解が必要なのだろうの記事で触れた通り、ゴマ油は良質な食用油というイメージがある。何をもって良質な食用油なのか?最初に脂肪酸の構成について見てみる。Wikipediaに記載されているゴマ油内の脂肪酸の構成を見てみると、・飽和脂肪酸のすべて:微量...

 

ChromecastでSteam Linkを試してみた

プログラミング教室の運営に関わっていると結構な頻度で子供にゲーム機を買い与えるのは良いのか?という話題が挙がる。私個人の意見としては、ゲームは科学技術の面、シナリオ作成の面やマーケティングの面で得られる事が多い良質な教材だと捉えているので、全くやらせないというのは勿体ないが、体力や視力を考えるとトレードオフが大きいなとも思っている。前ふりはここまでにしておいて、最近Steamの展開が気になっているので、SteamとSteam Linkというテクノロジーについて触れてみ...

 

動脈硬化の話題で見かけるLDLとは何だ?

健康界隈の話題を見ると、コレステロールには善玉と悪玉という表現を見かける。この表現に合わせてHDLやLDLという表現や動脈硬化に関する話題も合わせて見かける。誘導脂質から脂質とは何かを改めて考えるの記事で、コレステロールの働きを見て、細胞膜の構成やステロイドホルモンの前駆体から動脈硬化がどのように関連しているのか?がしっくりとこないので、丁寧に見ていくことにする。まずは善玉コレステロールと言われているHDLについて見ていく。HDLはHigh-density lip...

 

誘導脂質から脂質とは何かを改めて考える

青魚にはDHAが豊富に含まれている?までの記事で単純脂質と複合脂質についてを見てきた。残りの脂質は誘導脂質になる。Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによる誘導脂質というのはコレステロールを指し、脂質二重膜の間に入り込み、細胞膜にしなやかさを与えたり、ステロイドホルモンの合成に関与するそうだ。コレステロール#生理学 - Wikipediaステロイドホルモン - WikipediaRola...

 

青魚にはDHAが豊富に含まれている?

食用油の自動酸化とオフフレーバーまでの記事で必須脂肪酸である多価不飽和脂肪酸のリノール酸とα-リノレン酸について見てきた。どちらの脂肪酸も大事なのだけれども、摂取のバランスが崩れると生理障害が発生する。α-リノレン酸の方が摂取する機会が少ない上、食用油として貯蔵する際に酸化して品質が低下することも多い。そんな中で食用油以外の摂取方法として話題に挙がりやすいのが、青魚になる。青魚というのは背が青い魚の総称で、海の表層近くを泳ぎ、背の青が様々な捕食者から見つからな...

 

食用油の自動酸化とオフフレーバー

植物体内でのα-リノレン酸の使いみちの記事までで必須脂肪酸のリノール酸とα-リノレン酸についてを見てきた。α-リノレン酸についてもう少し見ておきたい事があるけれども、その前に、食用油の酸化について触れておきたい。食用油が古い時に酸化したという表現を使う事が多いけれども、この酸化とは一体どのような反応なのか?単純に、Ben Mills - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる不飽和脂肪酸のオレイン酸の二重結合...

 

植物体内でのα-リノレン酸の使いみち

リノール酸の過剰摂取問題について触れてみるの記事で必須脂肪酸の過剰摂取問題について見た。リノール酸の過剰摂取といっても、リノール酸自体が悪というわけではなく、もう一つの必須脂肪酸であるα-リノレン酸との摂取のバランスが崩れると、α-リノレン酸の方の良い効果がいまいち発揮しないという内容であった。リノール酸の過剰摂取問題の方をよく見るということは、α-リノレン酸と比較してリノール酸の方が摂取が簡単だという解釈になるわけで、α-リノレン酸の方に意識を向ければ、リノール酸の過剰摂取問題を回...


Powered by SOY CMS  ↑トップへ