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アーカイブ : 2020年01月

 

ニンニクを食べると元気になると言うけれど

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ニンニクを食べると元気になるのは、ニンニクの匂い成分アリシンとビタミンB1が関係している。ビタミンB1は糖代謝に必須だが水溶性のため体内に留まりにくい。しかし、アリシンと反応するとアリチアミンという脂溶性の物質に変わり、体内に長く留まることができる。結果として糖代謝が促進され、元気になるという仕組み。アリシンは本来、ニンニクの自己防衛物質だが、人間にとってはビタミンB1の効果を高める役割を果たす点が興味深い。

 

SOY CMSでDropboxバックアッププラグインを作成しました

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SOY CMS向けDropboxバックアッププラグイン(β版)を開発しました。CLI版不要で、Dropbox APIを利用しサーバからDropboxへ直接バックアップファイルを転送します。PHPのZipArchive、またはコマンドラインzip、サイトディレクトリへの圧縮権限、サーバの空き容量が必要です。詳細はサイト(saitodev.co/soycms/)で確認し、手動バックアップの上、利用ください。

 

ペクチンは何から出来ている?

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ペクチンは植物の細胞壁や細胞間層に存在する多糖類で、主要構成成分はガラクツロン酸である。ガラクツロン酸はグルコースからUDP-糖代謝を経て合成されるガラクトースが酸化されたもの。つまり、ペクチンの材料は光合成産物であるグルコースを起点としている。ガラクトース自体は主要な炭素源である一方、細胞伸長阻害等の有害性も持つため、植物は単糖再利用経路でリサイクルまたは代謝する。ペクチン合成にはマンガンクラスターによる光合成の明反応が重要だが、家畜糞の連続使用はマンガン欠乏を招き、光合成を阻害する可能性がある。つまり、健全な土壌作り、ひいては良好な植物生育のためには、マンガン供給にも配慮が必要となる。

 

根は地面を耕し土を形成する

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竹野海岸のグリーンタフ観察から土壌形成の過程を考察。グリーンタフは火山活動で生成された緑色の凝灰岩で、風化しやすい。風化によって粘土鉱物や金属イオンが放出され、土壌の母材となる。植物の根は土壌の固い部分を砕き、根の先端からは有機酸が分泌される。有機酸は鉱物の風化を促進し、根の表層から剥がれ落ちたペクチンなどの有機物は粘土鉱物と結合し、団粒構造を形成する。さらに、根から放出された二次代謝産物は微生物によって重合し、土壌に吸着される。このように、岩石の風化、植物の根の作用、微生物活動が複雑に絡み合い、土壌が形成される過程をグリーンタフ観察から推察できる。

 

水溶性の食物繊維のペクチンは吸着能を持つ

朝倉書店から出版されている栄養機能化学第3版 栄養機能化学研究会編集の本を読んでいる。人体にとっての栄養として糖質、脂質、タンパク質、ビタミンと無機質と家庭科で習う内容を高度にしたものの説明があり、その後に非栄養素の章へと続く。非栄養素とは栄養素ではないが、人の体の機能に大きな影響を与えるものをまとめたものとなっていて、食物繊維、オリゴ糖やポリフェノール等が記載されている。非栄養素にある食物繊維の箇所で気になる箇所があった。気になる箇所に触れる前に食物繊維についての定

 

実体顕微鏡で土と混ぜたコロイド化したベントナイトを見る

今回は実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見るの記事の続き。上記の記事では粘土鉱物の持つ吸着性が周辺の土壌粒子をくっつけて塊になっていることを見たことを紹介した。話は少し戻って、粘土鉱物の特徴を改めて挙げてみると、・(農学寄りの視点で)微粒であること (0.002mm以下の粒子)・鉱物学的性質の変動が著しい・層状珪酸塩鉱物・水を重要な成分として、OHもしくはH2Oの形で含まれる・イオン交換能、膨潤性、有機物その他との複合体形成能などを示すことが多い

 

緑肥について学んでいた時に指針となった本

緑肥について学んでいた際にバイブルと呼べる本がある。朝倉書店から出版されている土壌微生物生態学(堀越孝雄 ・二井一禎 編著)という本だ。この本と合わせて、農文協から出版されていた緑肥を使いこなす(橋爪健著)の本と合わせて、記載されている内容をこの目で確認するために片っ端から緑肥のタネを撒いた。10数年程前、栽培の師である青木さんの元で栽培を学んでいた時のこと。栽培の中心にはいつも化学師が新たに1ha程畑を借りて、栽培の準備として、堆

 

高槻の原生協コミュニティルームで緑肥の話をしました

大阪府高槻市の原地区にある生協さんのコミュニティルームで緑肥の話をしました。今回の話のきっかけは発起人の方が地域の方から引き継いだハウスが塩類集積によって秀品率が低下していた土で、直近でどのような対策をすれば良いか悩んでいたということが背景にあり、緑肥の活用事例も踏まえて、たくさんある緑肥の中からどのように選択したか?の知見を知りたいということで依頼がありました。植物ホルモンから再び牛糞堆肥による土作りの価値を問う昨今の農業の人手不足は畑の酷使による土壌劣化から秀品率が低

 

ショウジョウバエが集まる土

前回の実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見るの記事までで庭の土に生ゴミを混ぜて、生ゴミの上に2:1型粘土鉱物であるベントナイトをふりかけ、しばらくしてから土を採取して実体顕微鏡で見たのが上の写真になる。緑泥石という名の粘土鉱物話は少しさかのぼって、科学の発展の中心にはショウジョウバエの記事で生ゴミを埋めたところにショウジョウバエが集まっていたという内容を紹介した。このショウジョウバエだけれども、餌は熟した果物類や樹液およびそこに生育する天

 

実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見る

冬の土の中には生き物がいっぱいの記事で生ゴミを埋めている土を掘り出して実体顕微鏡を使って土を見た。せっかく顕微鏡で見たんだから他にも見たいものがあるだろう。その見たいものというのが、消臭と有機物の吸着を目的として投入したベントナイトを原材料とした粘土鉱物だ。土に生ゴミを埋めるという日課この粘土鉱物はスメクタイトという2:1型粘土鉱物を主として、他に緑泥石も含まれている。緑泥石という名の粘土鉱物土壌の専門書には土は粘土鉱物を中心と

 

SOY Shopの商品レビュープラグインでレビュー用ページの機能を追加しました

SOY Shopの商品レビュープラグインを利用している方から、レビュー数が増えレビュー用のページを追加したいという連絡がありました。商品詳細ページでカスタマーレビューを投稿できるようにする - SOY Shopを使ってみよう商品レビュープラグインでフォームを設置した商品詳細ページでレビューを投稿すると、上の画像のようにレビューが表示されます。今回の改修では詳細ページに表示するレビューの件数を設定でき、指定の件数を越えた場合に他のページで残りのレビューを表示

 

冬の土の中には生き物がいっぱい

科学の発展の中心にはショウジョウバエの記事までのあらすじ家庭ごみの量を減らす為に庭の土に生ゴミを埋め続けている。冬の寒い日、土を掘り返したらショウジョウバエらしきハエが出てきた。科学ではショウジョウバエは知見の固まりであるので、うちでもショウジョウバエから何か得られないか?と調べ始めることにした。ショウジョウバエが出てきた所を顕微鏡で見てみると何かわかるかもしれないと早速土を持ち帰って顕微鏡にセットしてみた。…セッ

 

科学の発展の中心にはショウジョウバエ

前回の土に生ゴミを埋めるという日課の記事で庭の土に生ゴミを埋めていたら、ショウジョウバエがやってきた。寒い冬にも関わらず、土に埋めた生ゴミが2週間程度で形を無くし、土と馴染み始めている。その要因はこのショウジョウバエなのだろうか?と調べてみることにする。まずはこのショウジョウバエについて触れてみる。小学館の図鑑NEO 昆虫という本を開いてみると、序盤の昆虫全体の解説ページでショウジョウバエのことが数ページに渡って記載されてい

 

土に生ゴミを埋めるという日課

二酸化炭素の排出を少しでも減らすために、よくある手の一つである生ごみを土に埋めることをしている。生ごみを埋めた後は、生ごみにネコの砂(ベントナイト)を混ぜて土を被せている。緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考えるこのベントナイトには消臭効果を狙う他、生ごみが土壌の微生物らに消費される際に発生する有機物が溶けた液体を気化させずに土に吸着させて、二酸化炭素の排出量を防ぎつつ、後にこの場所に草を生やした際に発根量の増加に貢献しつつ、二酸化炭素の吸

 

土とタデ科の根とタンニン

前回のタデ科の草の根を見るの記事でタデ科のスイバの仲間だと思われる草を抜いて根を確認してみたところ、黄色い根があった。色の濃さは根によって異なる。せっかくの機会なので、根を黄色くする要素を調べてみることにする。根に関してWikipediaから抜粋してみると、/*************************************************************/根には、アントラキノン体であるクリソファノール、エモジン、クリソファ

 

SOY Shopで販売管理アプリの構築に挑戦

富士登山、トレッキングで使う、登山靴、ザック、レインウエアなどの登山用品のレンタルならやまどうぐレンタル屋やまどうぐレンタル屋さんで顧客関連管理の機能の強化を行いましたの記事で紹介したセールスフォースからSOY Shopへの移行やSOY Shop内でパイプハウスの施工管理アプリを開発しましたの記事で紹介した施工管理の機能や今まで経験した様々なショップの知見があれば、巷で頻繁に見かける有名な有償の販売管理アプリに匹敵する機能が出来るのでは?という話題が挙がったので、SO

 

タデ科の草の根を見る

今月上旬、根の観察がしたいと言われ、よく掘り返されていて綺麗に抜きやすい場所を探して、葉のギザギザは少ないけれども、おそらくタデ科でスイバの仲間だろうと思われる草を抜いてみた。実際のところスイバを探していた。この時期に茎が極端に短いロゼットは根をしっかりと生やす傾向にあるため、スイバのようなロゼット型の草が適している。で、丁寧に抜いてみた。こんな感じ。ある程度伸長した根が黄色で、これが結構目立っていた。この色を見て、酸いの葉と書

 

蛇紋石という名の粘土鉱物

肥料として粘土鉱物を活用するのであれば粘土鉱物についてもっと理解しなければならない。というわけで粘土鉱物の基礎的な内容を読み進めていた。粘土鉱物に関する書物を読んでいて、緑泥石が粘土鉱物として扱われている事に驚いた。緑泥石という名の粘土鉱物よくよく読んでみたら、JAの営農指導員向けのハンドブックにも緑泥石は粘土鉱物であり、作物にとって好ましい影響があると記載されていた。何故今まで気が付かなかったのか?それはハンドブックでは緑泥石のことをクロライトと記載して

 

枕状溶岩の空隙にはゼオライトが充填されている

知識が増えてから、前に読んでいた本を読むと、前はあまり気に留めなかった内容も目について面白い。理解できることが増えるとアンテナが広がって視野が広がるということか。ただ、理解の幅が広がると、初心の頃の発想を無くしてしまうので大きなトレードオフでもある。恩師が知識が増えても、初心の頃の発想力があることが大事だと私に伝え、自身の専門の本はあまり読まず、なるべく専門から離れ遠回りしろと私を指導したのは、初心の発想力を大事にしてほしいという気持ちからだったのだろう。冒頭の話はここま

 

1:1型粘土鉱物に秘められた可能性

粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考えるで粘土鉱物で正の電荷周りの内容を整理していた時に思い出したことがある。記事タイトルが思い出せなかったので思い出した内容が記載されている記事のURLはなしだけれども、土壌粒子中の正の電荷に病原性の糸状菌が引き付けられ不活性になるという内容を以前どこかで見たというもの。病原性の糸状菌が不活性になると記載したけれども、そう都合よく病原性の菌だけの選択性は無いだろうけれども、そこは良しとする。上記のURL先の記事の内容を整理すると、非晶質のア

 

メイラード反応から土の形成を考える

前回のカルシウムで団粒構造形成を促進を謳う土壌改良剤の記事とは別の視点で粘土鉱物と有機物の結合を考えてみる。今回の内容は個人的な見解なので確証は全くないことを前提にして読み進めてください。粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考える今回はアミノ基(-NH2)を持つ有機酸の結合から粘土鉱物と腐植の結合を考えてみる。話を始める前に腐植の定義をシンプルにしておくと、ポリフェノールの重合としたフェノール性化合物とし、HiCさんによる写真ACからの写真By Slashme -

 

カルシウムで団粒構造形成を促進を謳う土壌改良剤

粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考えるの記事で、粘土鉱物がどのように有機物と結合するのか?についてを見て、非結晶もしくは1:1型粘土鉱物であれば、正の電荷を帯びやすいということを見た。正の電荷を帯びにくい2:1型粘土鉱物ではどうなのか?ということで、この解を求める上でヒントになりそうなこととして、カオリン鉱物と極性低分子有機化合物との複合体の話題を見た。ここで注目すべきはカリウムが層状珪酸塩鉱物の一つの面と酢酸イオンの間にカリウムが架橋のように入り込んでいるこ

 

粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考える

注目の資材、ゼオライトについて再びの続きまでの記事の後、下記のような話題になった。粘土鉱物を肥料として活用する目的は腐植の蓄積が主だけれども、結局のところどうやって粘土鉱物はどうやって腐植と繋がっているの?枝は腐植になるか?の記事で、(農文協 作物はなぜ有機物・難溶解性成分を吸収できるのか 198ページの図を参考にして作成)モデルではあるけれども、土壌表面にあるアルミニウム(Al)と有機物同士の結合の図を紹介した。これは見ての通り、粘土鉱物とポリフェノールのような有機物間での電

 

注目の資材、ゼオライトについて再びの続き

前回の注目の資材、ゼオライトについて再びの記事に引き続き、ゼオライトについて調べることにしよう。栽培におけるゼオライトはベントナイトとよく比較される。ベントナイトに求めるものはイオン交換(CEC)であって、ゼオライトにも同様のことを求めている。緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考えるこれはあまり話題に挙がらないけれども、鉱物系肥料に微量要素を求めることもあり、ベントナイトでも同様の効果を狙っている。何故ゼオライトではなく、モンモリロナイトを推すのか?最後の話題は置いといて

 

注目の資材、ゼオライトについて再び

く溶性苦土と緑泥石の記事までで粘土鉱物の基礎の理解が少し前進した。この流れで再び注目の資材であるゼオライトについて触れてみることをにしよう。注目の資材、ゼオライトについて知ろう先に注意だけれども、栽培におけるゼオライトは粘土鉱物系の資材として扱われるけれども、粘土鉱物学の本によるとゼオライトはその他の鉱物の節で取り上げられているので、ゼオライトは粘土鉱物ではない。この内容を踏まえた上で、ゼオライトについて再び整理してみる。ゼオライトは和名が沸石と呼ばれ

 

く溶性苦土と緑泥石

基肥として推している肥料に水マグというものがある。ロングマグ - 株式会社京都農販ロングマグは2つの苦土の塩がブレンドされた速効性と緩効性を兼ね備えた苦土肥料になっているが、主成分の一つがブルーサイトという水酸化鉱物を粉砕したものになっている。※苦土=マグネシウム苦土と書いてクド。マグネシウムのことRob Lavinsky, iRocks.com – CC-BY-SA-3.0, CC 表示-継承 3.0, リンクによるブ

 

緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考える

緑泥石から土の形成を考えるの記事までで2:1型粘土鉱物である緑泥石について見てきた。緑泥石は2:1型でありながら、スメクタイト(モンモリロナイト)等の2:1型粘土鉱物のような高いCECはではない。その理由は他の2:1型であれば、層間水がある箇所にMg八面体等の層間物質が挿入されている為、層間水による陽イオン交換性を発揮しないことが要因である。ただし、風化と有機酸による処理を経ると緑泥石はスメクタイトのように層間水が形成されて、膨潤性と陽イオン交換性が生じる

 

緑泥石から土の形成を考える

緑泥石という名の粘土鉱物の記事で、2:1型の粘土鉱物と2:1:1型粘土鉱物の緑泥石という粘土鉱物について触れた。※左が一般的な2:1型の粘土鉱物で右がMg緑泥石2:1型粘土鉱物は粘土鉱物系の肥料でも頻繁に目にする重要な要因であるのは間違いなくて、土というものを捉える為には緑泥石もおそらく重要であるはずだ。これからの内容は、朝倉書店 白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版の内容を参考にして記載する。膨張性2:1型鉱物や緑泥石が風化した時に形成

 

緑泥石という名の粘土鉱物

兵庫県の竹野海岸付近で観察したグリーンタフである緑色凝灰岩、山陰海岸ジオパークの竹野町田久日のグリーンタフ徳島でよく見かけた(おそらく)緑色片岩(緑泥石片岩)や徳島の名水の江川の湧水高槻の本山寺付近で見かけた緑色岩の主成分に緑泥石(クロライト)という鉱物があるらしいが、この緑泥石は2:1:1型の粘土鉱物として扱われている。枕状溶岩と出会いに高槻の本山寺へ3粘土鉱物が出来る場所、続成作用2:1:1型と似たような名称で2:1型が

 

粘土鉱物が出来る場所、続成作用

粘土鉱物が出来る場所、海底風化の記事で海底風化が陸で起こる風化とは異なるという内容を記載した。海底で風化して粘土鉱物が生成される場合、海水等に含まれるミネラルイオンや硫酸イオンを何らかの形で含み、それらが隆起後の風化で粘土に何らかの作用を与えることに触れた。海底に限らずだけれども、風化した鉱物は必ず底に溜まる。海底で底に溜まる(堆積する)ということは、このよう(図では中央の最も高く堆積したもの)に海のプレートに載っているものが海溝に近づくにつれて、

 

粘土鉱物が出来る場所、海底風化

前回の粘土鉱物が出来る場所、風化作用で火成岩を構成する鉱物が風化すると粘土になることがわかった。風化は酸素に触れるような場所であればどこでも起こりうる現象であるため、火山岩を母岩とする山といったところから、川下に至るどこでも粘土鉱物が出来ることになる。長野の栄村小滝集落の米づくり前編風化ということで話を進めると、朝倉書店 白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版には他にいくつかの知見が記載されていた。今回はそのうちの一つの海底

 

粘土鉱物が出来る場所、風化作用

石灰岩の成り立ちから石灰性暗赤色土を考えるの記事の最後で石灰岩自体、もしくは付近には玄武岩質のものが多いのではないか?という話題から、石灰性暗赤色土は玄武岩質のものの影響で赤土粘土になったのだろうという話題で〆た。今まで訪れた場所で観察したものを思い返すと、上記のような話にしてしまっても良いのだろうか?というわけで粘土鉱物について今まで以上に細かく見る事にする。粘土鉱物とは何なのだろう?の記事に粘土鉱物の定義に触れているのでこの内容を前提として話を進める。

 

石灰岩の成り立ちから石灰性暗赤色土を考える

石灰岩はどう出来る?続成作用の続き石灰性暗赤色土を理解するためにはおそらく石灰岩の知識が必要。そうであれば、プレートテクトニクスの海のプレート(右側の青の方)のずっと右側のプレートが出来る場所に視点を移す必要があるはず。プレートが出来る場所といえばハワイ辺りになるらしい。プルームテクトニクス - Wikipedia火山の噴火の種類でハワイ式噴火というものがある。粘性がとても低くドロっとした溶岩が流れるように移動するものら

 

石灰岩はどう出来る?続成作用

話は年末に触れた石灰性暗赤色土に再び触れる事にしよう。大陸の暗赤色土での栽培を考えるこの土の特性を考える上で鍵となるのが石灰岩で、石灰岩の成り立ちを深く触れる必要がありそうだ。前回にも触れたが、石灰岩は遠い海で形成された岩だけれども、石灰岩の地帯での栽培海のない京都や滋賀県の山で見られる不思議な岩である。醒ヶ井宿の居醒の清水この岩の成り立ちに触れたら、石灰岩という白っぽい岩にも関わらず、風化したら濃い赤で且つ粘土質の土になる理由がわかる

 

大阪層群の海成粘土層

大阪の豊中市を流れる千里川に行ってきた。ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップによると、千里園を流れる千里川には大阪層群の海成粘土層が観察出来るらしい。その海成粘土層というのが、これだ。いずれは川の侵食作用によってこの露頭は消滅してしまうだろうけれども、ガイドブックによるとしばらく観察出来るらしい。この粘土を見て今まで疑問であった土の形成に関する様々なことが繋がった気がした。


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