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アーカイブ : 2021年01月

 

稲作に土作りは不要なのか?

秋の荒起こしから秀品率の向上のポイントを探るの続きの記事で、稲作の収穫後の荒起こしの仕方で翌年の稲作の秀品率が変わるのでは?という着眼点で、荒起こしで土がどのように変化するか?を整理してみた。荒起こしでは、肥料の効きが増す分、土壌の劣化をはやめ、保肥力が下がるのでは?という予想となった。※家畜糞を投入して、硫化水素ガスの発生源を増やすという論外なこともある。これらの内容を踏まえた上で、どうしても書いておきたいことがある。昨年の高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の観測...

 

OpenStreetMap + Leafletを試してみた

当サイトのりょうことつよしの食べ歩きマップというページをGoogleのMaps JavaScript APIからOpenStreetMapを利用するように作り替えてみた。Overview  |  Maps JavaScript API  |  Google DevelopersOpenStreetMapOpenStreetMapは自由に利用でき、なおかつ編集機能のある世界地図を作る共同作業プロジェクトで、自身のサイトに出力する際に、GoogleのMaps JavaScript...

 

秋の荒起こしから秀品率の向上のポイントを探るの続き

秋の荒起こしから秀品率の向上のポイントを探るの記事までで、乾土効果と荒起こしについて触れた。稲作の機械の発達により、収穫と同時に稲わらを粉砕して、有機物として土に還すわけだけれども、稲わらの腐熟促進として、石灰窒素か家畜糞を使用することにいくつか懸念事項がある。これらの肥料を使用する理由として、おそらく稲わらのC/N比の高さを、C/N比の低い肥料で相殺させる事が目的だろうけれども、石灰窒素には土壌消毒の作用のあるシアナミドが含まれ、家畜糞には硝酸塩以外の成分も多く含まれている。...

 

秋の荒起こしから秀品率の向上のポイントを探る

乾土効果について考えるの記事に引き続き、今回も冬の水田の作業を見る。秋の米の収穫後に荒く耕す荒起こしをしている田を良く見かける。荒起こしには色々と目的があるが、稲わらを速く分解させることも目的の一つとしてあるらしい。昔は稲わらには利用価値が高かったので、粉砕して鋤き込むなんてことはなかったけれども、収穫後の田のひこばえを見て、稲作の未来を考える最近は収穫時に稲わらを粉砕して土の上に散らすようになったため、稲わら鋤込みが原因の障害が発生するそ...

 

乾土効果について考える

田の端に溝を掘っている方がいた。※上の写真は昨年の収穫後に掘られていた溝収穫後の溝を掘る事が用語として適切かどうかは不明だけれども、田の溝を掘る事自体は作溝と呼ぶそうだ。作溝で狙う効果として、高低差を付けることで田の排水性を高め、田全体を乾きやすくする。田の土を乾かす事のメリットとして乾土効果が狙えるそうだ。古い論文ではあるが、乾土効果について記載されているものから拝借すると、水田土壌を乾燥させると、土に付着していた有機物の一部が外れ、微生物の分解がされやすい状態にな...

 

SOY Shopで簡易ショッピングモール運営プラグインを作成しました

表題の通り、SOY Shopで簡易ショッピングモール運営プラグインを作成しました。今までSOY Shopでショッピングモールを運営したいという要望は数多くありましたが、各出店者毎にショップサイトを設けると、顧客のポイントの共通化ができないという問題に陥り、ショッピングモールの実現はできないままでした。今回は発想を変え、一つのショップサイトに対して、出店者という形で管理権限のアカウントを追加し、出店者は商品を登録できるが、他の出店者の登録した商品を見ることができない。 ...

 

サクラの根元の草たち

サクラ並木を移動している時、サクラの根元をうっすら見ていたら、サクラの根元の草がふと気になった。似たような草が繁茂しているところもあれば、全然草が生えていないところもある。繁茂している草が異なっていることもある。これはたまたま木毎にあったタネの種類が違ったからなのか?サクラの木の根元は木を傷つけないように機械による草刈りをあまり見かけない(だけかもしれないが)ので、周辺と比べると人的影響が小さいはず。...

 

フカフカのコケたちの間で

道端で街路樹があるような土の上にコケが繁茂している場所をマジマジと見てみると、苔の間にロゼットが生えているのを時々見かける。背の低いロゼットとこれまた背の低いコケが光の取り合いをしているのか?いずれは更に背の高い草らが繁茂するだろうから、写真の場所の現状はこれから植物にとっての土が出来始めるということなのだろう。ロゼットにとって、湿気が高そうなコケに囲まれるのはプラスなのだろうか?透き通るような緑のコケの葉関連記事硬いチャートの表面で土ができる...

 

土壌中に硝酸がたくさんあった場合、植物の根は何をする?

家畜糞による土作りの土から収穫した野菜の摂取は健康に繋がるか?までの記事で、土壌中の硝酸濃度(高EC)の状態で、植物にどのような影響があるのか?を見てきたが、更に何かないか?を調べてみることにした。検索してみたら、名古屋大学のプレスリリースで植物の根の窒素栄養吸収を葉から調節するホルモンを発見-変動する土壌栄養環境への植物の適応のしくみ-という研究報告を見かけた。要約すると、植物体のある根で周辺に硝酸イオンが不足している事を感知すると、感知した根から葉にその情報が送られる。葉...

 

葉緑素の分解産物が根の抵抗性を高めるらしい

フィードリーダーで農研機構のRSSを登録していたら、新着に(研究成果) 葉緑体成分フィトールがネコブセンチュウ防除に有効であることを確認 - 農研機構が現れた。フィードリーダーというのは、ブログ機能を持つWebサイトで発行している新着情報の発信(RSS等)を登録して、定期的に収拾する仕組みで、お気に入りのブログを見つけた時に登録しておくと良い。フィードリーダー - WikipediaRSS - Wikipediaちなみに私はFeedlyというフィードリーダーのサービス...

 

家畜糞による土作りの土から収穫した野菜の摂取は健康に繋がるか?

硝酸イオンの人体への影響を知りたいの続きまでの記事で、人が硝酸イオン(実際には硝酸か硝酸塩の形)を摂取した場合、体内でどのような反応があるのか?を見てきた。※硝酸イオンは人体内で合成されるため、摂取したものがどれ程の影響を与えるのか?は不明次に作物に硝酸(硝酸態窒素と呼ばれる)を過剰に与えた時の影響に触れる。家畜糞を熟成させればさせる程、硝酸態窒素の濃度が増えると言われている。これはタンパクを分解した時の最終産物が硝酸といういうことであって、家畜糞も有機質肥料の一...

 

硝酸イオンの人体への影響を知りたいの続き

硝酸イオンの人体への影響を知りたいまでの記事で、野菜に含まれる硝酸は人体に何らかの影響を与える可能性があるらしいということで、硝酸イオンがどのように影響を与えるか?を見た。口腔内の唾液付近で、硝酸イオンから亜硝酸イオンに変わり、亜硝酸イオンが体内で何らかの影響を与える。人体と亜硝酸イオンで更に調べると、ニトロソ化合物という用語にたどり着く。パブリック・ドメイン, リンクニトロソ化合物というのは、反応性の高い亜硝酸がニトロソ基(-NO)になり、何らか(上の図...

 

硝酸イオンの人体への影響を知りたい

前回の硝酸イオン低減化への道の記事で、農業の研究では硝酸イオン低減の栽培体系の確立を目指しているが、実際の栽培では逆になっている。逆になっている要因は家畜糞を堆肥とみなして、有機質肥料と似た成分の家畜糞を堆肥使用時の量(5倍〜数十倍)を投入する傾向がある。硝酸塩に近い成分を豊富に含む家畜糞を大量に投入したら、作物や土壌に何らかの悪影響を与えるのは当たり前の話で、ある年を境に作物の光合成は急激に下がる事に繋がる。※家畜糞の施用の障害はマンガンの吸収が低下することで、マンガンは光合成の要...

 

硝酸イオン低減化への道

少々古い内容ではあるが、独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所の研究成果の野菜の硝酸イオン低減化マニュアルというものを読んだ。この報告の前書きでいくつか気になった箇所があるのでピックアップしてみる。そもそもの話で野菜の硝酸イオン低減化をマニュアルとして報告しているところを見ると、硝酸イオンが人体において何らかの影響を与えつつ、どこかしらで硝酸イオンの濃度が高いのだろうなと予想が付く。それを踏まえた上で・硝酸イオンを摂取しても害にはなりにくいが、体内の微...

 

大寒波がくるまえに出来ること

植物の低温対応としてのグルタチオンの記事までで、冬季の草の低温適応について見てきた。低温への適応は先日の大寒波による野菜の品質の低下の回避の為に絶対に必要な知見になるはず。冬季の野菜を収穫して出荷している栽培者は天気予報で数日後に大寒波という情報を得たら何かしておきたいはずなので、今までの内容から大寒波対策を見ていく事にしよう。大前提として、冬野菜の生産性の向上は地温からの記事で触れたように、栽培開始前に根や土壌の生物らが呼吸しやすい環境を設けて、代謝の熱が適切に発生して...

 

植物の低温対応としてのグルタチオン

うちのクローバは寒空の下でも元気の記事で、低温環境にいたにも関わらず葉にアントシアニンが蓄積されず青々としているのは何故だろう?ということで、グルタチオンか遮光効果のある色素が既に十分量あったのか?という内容を記載した。この内容の後に、植物にとってのグルタチオンは現在はどのように考えれているのだろう?と検索をしてみたら、小川健一 CO2固定の新規促進機構を活用したバイオマテリアルの増産技術開発という研究報告がヒットし、低温障害とは異なるけれども、概要に興味深い内容が記載されていた。...

 

とあるマメ科の草の冬越しの続きの続き

公園や道といった公共の場所で見かける整形された低木で、これらの木の根元には小さな生態系が出来ている。低木の根元を見てみたら、羽状複葉のマメ科の草がいた。マメ科の黄色い花が鈴なりで開花しているここで話を終わらせようかと思ったが、低木の生け垣のところでちょっとした穴があることが気になって除いてみた。低木の群生の内で、羽状複葉のマメ科の草が木の幹に巻き付きながら伸長していた。この草はわずかに差し込む光でも良いのね。ここであれば...

 

クロスサイトリクエストフォージェリを回避する方法を探る

SQLインジェクションに対してプリペアードステートメントが有効であるかを試してみるに引き続き、Webアプリの脆弱性を見る。今回はタイトルにあるクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)について見るけれども、とりあえず最初にこの用語を日本語訳してみる。クロスサイトというのがどういう風に訳せば良いのかわからないが、リクエストはサーバに送るデータで、フォージェリは偽造という意味なので、サーバに送る何らかのデータを偽装するという意味になる。実際にどういうことなのか?をサンプルコードを...

 

うちのクローバは寒空の下でも元気

レンゲ米栽培の田の冬のレンゲの様子の記事の後に気になったことがある。レンゲは低温で葉の色が紅っぽくなったが、うちの庭で昨年の1月からいるクローバはどうだろうか?前回の記事のレンゲとうちの庭のクローバは近い位置なので、レンゲと同様の低温環境は経験していることになる。というわけで早速確認してみると、大きい葉も新しく発生した葉も綺麗な緑色の葉色だった。クローバはレンゲよりも低温環境に強い?そうではない気がする。低温の時期になる前にどれだけ...

 

SQLインジェクションに対してプリペアードステートメントが有効であるかを試してみる

クロスサイトスクリプティングを回避する方法を探るの記事に引き続き、Webアプリの脆弱性を見る。今回見るのはSQLインジェクション(SQLi)にする。SQLiが何なのか?の説明に入る前にサンプルコードで挙動を確認してみる。SQLiを試す為のファイルの構成は下記の通り。.├── confirm.php├── db│   └── sample.db└── index.phpSQLiはデータベースにアクセスする攻撃なので、SQLiteでデータベ...

 

レンゲ米栽培の田の冬のレンゲの様子

ここは花の色素と稲作との記事で触れた昨年のウンカの大発生にも関わらず、殺虫剤の使用なしでウンカの被害がなかった田の場所。ここでは次の稲作までマメ科のレンゲを育てている。レンゲの播種は稲作収穫後のすぐ後レンゲの播種は秋の稲作が終わってからになるので、時期はギリギリになってしまう。レンゲの様子を見てみると、(自然環境下と比較して)発芽が遅くなる為、株は小さく見える。しかも、葉の色が変わっているので冬の低温に何らかの反応をしている。アザミのロゼットは美しい...

 

クロスサイトスクリプティングを回避する方法を探る

SOY Board on SOY Shopの記事で、SOY Shop上で掲示板アプリを展開出来る機能を追加したことを紹介した。このサイトに設置する為の機能が大体揃ったので、そろそろ設置しようと思ったが、入力フォームの記述の制約が少ないフォームを設置するするのはサイバー攻撃の視点でかなり怖い。掲示板を設置する前に、巷にあるWebサイト関連のサイバー攻撃を整理することにしよう。脆弱性について理解するために、Ohmshaから出版されている齋藤孝道著 マスタリングTCP/IP...

 

とあるマメ科の草の冬越しの続き

とあるマメ科の草の冬越しの記事の続き。今回の記事の写真は前回の記事の写真と同じ時間帯に撮影したもの。イネ科の草の根元あたりにマメ科であろう草がいた。葉の色は綺麗なので、この寒空の下でも低温障害が発生していないようだ。おそらく、上の写真のように小葉を下に垂らして、葉の裏面を他の小葉の裏面を向くように配置していることで寒さを回避しているのだろうけれども、この形にすると何のメリットがあるのだろう?一つ考えられるのが、葉の裏面付近の湿気を保ち、冬の...

 

とあるマメ科の草の冬越し

アザミのロゼットは美しいの記事に引き続き、冬越ししている草に目を向けてみる。昨日の朝、雪が降っていてが、雪が積もるということはなかった。雪(雨?)が止んでから外に出てみたら、葉が密集している草が目についた。葉が密集していて判定が難しいが、節間が長い箇所は三葉複葉になっていて、先が尖っているので、おそらくミヤコグサだよな?カタバミとクローバミヤコグサにミツバチが集まる節間を伸ばさず、小葉を密にさせることでは冬越しに対して有利に働くのだろう...

 

アザミのロゼットは美しい

寒空の下、イネ科の草が枯れたままでいる所で、ちょうどイネ科の群生であったところの縁にロゼットがいる。ロゼットを探しに行く前におそらくノアザミだろうか。アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へイネ科の枯れ草が厳しい冷たい風を遮断しつつ、縁であるので十分に受光できる。よく見ると、葉の色が濃くなっている。葉の濃さはおそらくアントシアニンに因るもので、アントシアニンは受光を抑えて活性酸素の発生を減らす事に役立つと考えられている。葉でア...

 

コロナウィルスについてを知る再び

カリフラワーモザイクウィルスの35Sプロモータの記事まででウィルスに関する様々な事に触れてきた。現在把握されているウィルスに関する事を網羅的に把握する為の第一歩を踏み出せるところに近づいたかなと。これらの話を踏まえて、ssRNA(+)であるコロナウィルスについて再び触れてみる。セントラルドグマを踏まえてコロナウィルスについてを知る良い例えだか不明だが、設計図を持つパソコン(DNA)、情報を部分的に取り出し運搬するUSBメモリ(mRNA)と設計図を元に何らかを組み立...

 

カリフラワーモザイクウィルスの35Sプロモータ

p53遺伝子の記事に引き続き、ウィルス関連の話題。物事を理解する時には、それを知って意味があるの?と疑問になるような内容でも把握しておくと理解の助けになることが多い。というわけで、植物の研究の時に学んだアプローチについて挙げる事にする。何で唐突にアプローチ?なんて疑問は一旦気にせず話を進める。ちなみに上の写真は、植物学の話題ではシロイヌナズナという草が頻繁に用いられるが、シロイヌナズナの写真がないため、イメージとして同じ科のタネツケバナの写真を載せておく。...

 

p53遺伝子

ウィルス発がんの記事に引き続き、細胞のがん化の話。植物学といえど、細胞生物学が基礎にあるので、細胞のがん化の研究はちょくちょく目にしていた。学生の頃に細胞のがん化といえば、p53遺伝子の話題が頻繁に挙がっていた。早速、Wikipediaからp53遺伝子の概要を抜粋してみると、/****************************************************/p53遺伝子とは、一つ一つの細胞内でDNA修復や細胞増殖停止、アポトーシスなどの細胞増殖サイ...

 

ウィルス発がん

内在性レトロウィルスについてを知るの続きまでの記事で、最近世間を騒がせている新型コロナウィルスから、感染症対策としてのワクチンを経て内在性レトロウィルスまで見てきた。ここまでの記事を経てどうしても触れておきたい内容があったので、今回はその内容に触れる。書くことによって自身の理解が整理されるから触れるのであって、話の内容の質は高くないという前提で読み進めてほしい。ウィルス発がんというものを知った。詳細に入る前にWikipediaに記載されている内容を抜粋してみる。/...

 

内在性レトロウィルスについてを知るの続き

内在性レトロウィルスについてを知るの記事で、内在性レトロウィルスについて触れた。レトロウィルスに分類されるウィルスは宿主細胞に感染した後、色々と端折るけれども自身のDNAを宿主のDNAに入り込む。この機構により、高校生物の頃からずっと疑問になっていた事の一つがクリアになった。それは動物の生殖において、子が親とは全く異なる形質を持っている事だ。動物の生殖細胞である卵子と精子は元となる卵母細胞と精源細胞は産まれた直後から保護されており、成長後に獲得した形質はこれらの細...

 

SOY CMSでページ切り替えプラグインを作成しました

要望で公開しているサイトのとあるページで、ある期間になったらURLそのままで別のページを表示させたいという事がありました。例えば、https://example.comというサイトがあって、来週から一週間はトップページをキャンペーン用のデザインにする。そこで下記のようなページ切り替えプラグインを開発しました。プラグインの詳細画面で、何月何日からいつまで、任意のページを他の任意のページにするか?の設定をすると、公開側で指定の日時になるとURIそのままで指定した別...

 

内在性レトロウィルスについてを知る

前回のmRNAワクチンはRNAi治療薬の発展にも貢献するはずの記事までで、最近非常に注目されているmRNAワクチンの開発が如何に凄いことで、夢膨らむ技術であることを触れた。ウィルスから得られる知見は他にもたくさんあるので、それらも触れていくことにする。はじめに某大学のプレスリリースのURLを貼っておく。哺乳類の胎盤形成にはウイルスが関与しており、その遺伝子は順次置き換わることができる - 東京大学大学院農学生命科学研究科 研究成果ページのタイトルから推測できる...

 

mRNAワクチンはRNAi治療薬の発展にも貢献するはず

前回のmRNAワクチンの技術の凄さに感動したの記事の続き。前回はmRNAワクチンの開発に関する読み物の紹介をし、mRNAワクチンの開発で急速に発展した脂質ナノ粒子(LNP)が、mRNAワクチン以外でも有効になる可能性が非常に高い事を知った。mRNAワクチン以外で頻繁に挙がるものとして、RNA干渉( RNAi と略す)を利用する薬を開発出来る事を紹介した。このRNA干渉だけれども、ちょうど私が学部生の頃にRNA干渉に関する発見が相次ぎ、所属していた研究室の教授のテンションが上が...

 

mRNAワクチンの技術の凄さに感動した

昨年末にニュースで頻繁に挙がったmRNAワクチンだけれども、気になったのでmRNAワクチンに関しての読み物に目を通してみたら、あまりにも凄い技術で感動したので拙い説明になるかと思うが整理してみる。mRNAワクチンの背景にあるmRNA医療について整理されているものを先に紹介しておく。mRNA 医薬開発の世界的動向 - [医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス,PMDRS,50(5),242 ~ 249(2019)]上記の内容を前回までの記事のイメージ合わせていくと、...

 

SOY Board on SOY Shop

昨年末から、SOY Shopでキャプチャのような掲示板アプリを簡単に設置出来るプラグインを開発している。SOY Shopの顧客とマイページの機能を活用して、自由に投稿出来るWebアプリを手軽に設置出来る。何故このような古くからある掲示板アプリを今頃になって作っているのか?最近の情勢から特に中小企業でWebの活用が高まる中、古くからある掲示板アプリが真価を発揮するような気がしている。元々SOY CMSにはSOY BoardというSOY Appがあるが、改...

 

セントラルドグマを踏まえてコロナウィルスについてを知る

前回のコロナウィルスについて知るの記事で、ウィルス学の専門書を頼りにコロナウィルスについて整理してみた。コロナウィルスはボルティモア分類によると、一本鎖+鎖RNAウィルス [ ssRNA(+) ]に分類されている事がわかった。あとはssRNAの名称に従い、コロナウィルスの特徴を生命科学の視点でクリアにしてきたが、前回の記事では+鎖について触れる事はできなかった。+鎖に触れる為には生命科学のセントラルドグマを把握する必要があるから……と思ったが、前回の記事でセントラ...

 

コロナウィルスについてを知る

ウィルスの意味論を読み、RNAウィルスから発見された酵素の恩恵を思い出したの記事の続き。今回は最近注目されている新型コロナウィルス(以後COVID-19と略す)ではなく、コロナウィルスそのものが何なのか?を整理してみる。株式会社南江堂から出版された生命科学のためのウイルス学 感染と宿主応答のしくみ,医療への応用を参考にするとBob Goldstein - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによるコロナウィルスはコロナウィルス科に属す...

 

ウィルスの意味論を読み、RNAウィルスから発見された酵素の恩恵を思い出した

※上のイメージ画像は新型コロナウイルスのイメージ - No: 3343647|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOKから昨年は、Twitterを開いたり、テレビのニュースで新型コロナウィルス(以後、COVID-19と略す)関連のニュースばかり流れていた。COVID-19の出現によって、仕事や生活が大きく変わった一年であった。新型コロナウイルス感染症 (2019年) - WikipediaCOVID-19が人々に様々な影響を与える中で、コロナに負けるなとかコ...


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