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アーカイブ : 2019年12月

 

食の知見から秀品率の向上へ

年末なので今年を振り返ってみることにする。今年は食と健康から得られる知見を元に肥培管理を考えるということをテーマにして様々な栄養素を見ることにした。カテゴリー:ビタミン・ミネラル・味巷では健康保険の存続のニュースの間で時々話題に挙がる高額の薬の保険適用のニュース。高齢化社会で医療費は高騰するけれども、それに添うように高額の薬や医療設備が次々と登場してくるだろうから、それらの保険適用でおそらく社会保険の仕組みは保たないだろうなと。町を歩けば、市バスの高齢者の無料サービスの打

 

○○農法や**理論に思うこと

ブログをまとめていたり、依頼を受けてどこかで話をすると、○○農法や**理論と名前を付けた方が良いのでは?と助言を受けることがある。※上記は非常勤で関与している京都農販での話技術系の話で○○農法といった形で名乗ることはそれだけでブランディング上マイナスであると捉えて、○○農法実践者と名乗っている方を見るだけで、その方からは参考するべきものが無いもないと判断している。技術体系に名前を付けるという行為は受け手にはわかりやすくなって良いかもしれないけれども、発信者にとっては大きな損が

 

大陸の暗赤色土での栽培を考える

ついにこの時がきた。海外という遠方の土壌に対しての対策を検討する日が。赤土の理解のために玄武洞へその土というのは、これだ。中国西部の地域の土らしい。見たところ、赤色の粘土質のようだ。ところどころに白っぽいものが見える。これは昨年の肥料の残りとかだろうか?写真の主はこの土の分析をかける。リンとかが目立っているから、肥料によるものかもしれないけれども、石灰の量が過剰であることも目立つ。土壌分析の土の採取がしっかりとされて

 

粘土鉱物とは何なのだろう?

風化した斑れい岩の露頭の下に蓄積した土の色は何色か?の記事で青っぽい深成岩が風化した後の赤くなった岩を見て、粘土鉱物のことをもっと理解していたら、より多くの情報を得ることが出来たのだろうなと思った。そもそも粘土鉱物とは何なのだろう?この疑問を解消するために粘土鉱物学の本を読んでみることにした。唐突だけれども、朝倉書店から出版されている白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版からとある文章を抜粋してみる。/*****************

 

桜の老木の根元が朽ちる

街路樹の桜の根元の皮が向けている。もうこの木は老木のようだ。皮の表面には地衣類がいて、地衣類という菌たちの巧みな生き方めくれた皮の内側には、菌糸が侵入し始めている。菌糸が入ることにより構造がもろくなり朽ちていく。根元が朽ちてしまったら木としては終わりだろう。木は生きている間に菌によって土へと還る段階に入っているとなると、自身はもういなくなると思いながら徐々に朽ちていく最後はなんとも悲しいものがある。この段階であれ

 

京都北部の舞鶴全般の土壌の考察再び

前回の風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?の記事で粘性の低い深成岩である斑れい岩が風化した露頭の下に堆積した土を見たことを記載した。堆積した土の色はというと腐植(有機物)があまり堆積していないような灰色の土だった。粘性の低い火成岩として斑れい岩に対応する火山岩として玄武岩があるけれども、玄武岩質の岩石が風化したところと比較すると全然土が黒くない。岩を構成する各鉱物の含有量よりもマグマがどこで冷えて固まったか?ということが、後々の風化後の土の

 

SOY Shopで注文キャンセルメール追加プラグインを追加しました

表題の通りでSOY Shopで注文のキャンセル時に自動、もしくは手動でキャンセルメールを送信できるプラグインを追加しました。メールのテンプレート自体はSOY Shopでメールテンプレートを追加できるプラグインで紹介したメール送信種類追加プラグインでも出来ますが、今回のプラグインでは商品毎にメールアドレスを設置することが出来、注文をキャンセルした際、該当する商品が注文に含まれていた場合は、指定のメールアドレスにもキャンセルメールを送信出来る仕様が追加されています。S

 

風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?

前回の風化した斑れい岩を観察する前に斑れい岩について整理しようの記事で深成岩としての斑れい岩について整理してみた。この内容を踏まえて、ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップに記載されていた地図を元に風化した斑れい岩の露頭を目指してみた。地図によると、額田山展望台から南側経路で生駒山頂を目指す山道を少し進んだ箇所に露頭があるらしい。というわけで早速行ってみると、この手の石がゴロ

 

風化した斑れい岩を観察する前に斑れい岩について整理しよう

風化した斑れい岩を見に枚岡公園へ行ってきたの続き斑れい岩の風化の箇所の話題に触れる前に斑れい岩そのものについて整理しておこう。この写真に写っている石が斑れい岩で正しいとして、(株式会社誠文堂新光社 日本の石ころ標本箱 201ページの図を参考にして作成)上の図から斑れい岩は粘性の少ない深成岩に分類されることがわかる。玄武岩質のマグマが地中で固まったもので、斜長石、輝石、かんらん石、角閃石が多いが、初期に晶出した重い結晶(有色鉱物)が液体のマグマの中を沈降

 

SOY Inquiryの住所カラムで自動住所検索モードを追加しました

SOY Inquiryの住所カラムで郵便番号を入力した直後に検索ボタンを押さずに自動で検索を開始して、市区町村のカラムに検索結果を自動で挿入してほしいという要望がありました。上記の要望に応える為に、住所(JS版)カラムで自動住所検索モードを追加しました。このモードをonにすると、後悔側のフォームで住所検索のボタンが非表示になり、郵便番号の2つのフォームに3桁と4桁の数字を入力(keyupイベント)した時点で自動で検索し、桁数を減らしたり、規定の数字以上にすると、検索結果が消え

 

風化した斑れい岩を見に枚岡公園へ行ってきた

※額田山展望台※青っぽい深成岩による石垣生駒山の東大阪側にある枚岡公園(暗峠)に行ってきた。※枚岡と書いて「ひらおか」と読む枚岡公園 | ひらおかの森こうえん暗峠といえば、急坂で有名で、学生の頃にバイクで訪れ、バイクで走らなければ良かったと後悔した思い出があるところで、文化的には松尾芭蕉が最後に訪れた場所であるらしい。暗峠 - Wikipediaこの枚岡公園を地質図で確認すると、20万分の1日本シームレス地質図

 

ビール酵母から中鎖の飽和脂肪酸のことを知る

脂肪酸、様々な研究報告を読み進めていくと、セラミド(スフィンゴ脂質)といったこれから様々なことがわかっていくであろう内容が多かった。脂肪酸の理解が進むと、今まで以上に秀品率が向上するような知見が得られるのだろうなと明るい未来を感じた。セラミド - Wikipediaスフィンゴ脂質 - Wikipedia昨日の記事であるラウリン酸はどこにある?に戻って・長鎖の飽和脂肪酸から何らかの作用で中鎖の飽和脂肪酸になることはあるのか?に関して、ビール醸造微生物学というものから重要

 

ラウリン酸はどこにある?

サツマイモとラウリン酸の記事まででラウリン酸について触れ続けた。中鎖の飽和脂肪酸は何なのだろう?とうっすら考えていると、脂肪酸とは一体なんなのだろう?と脂肪酸のことを何も知らないのだなと気が付いた。脂肪酸といえば、CC 表示-継承 3.0, リンク緑の箇所のグリセロールに3個の脂肪酸が結合してできたトリアシルグリセロール、一般的に中性脂肪と呼ばれるものがある。トリアシルグリセロール - Wikipedia他にグリセリンの3個の手の内の一

 

SOY CMSとSOY ShopでPHP7.4系に対応してみました

先月末にPHPの新しいバージョンである7.4系がリリースされました。PHP7.4ではPHP7.3よりも表示速度が更に高速化しました。SOY CMS、SOY Shopで大きく影響を与えたものが、マジックメソッドの__callの振る舞いでした。SOY CMSで頻繁に使用されるsoy:idの記法の内、SOY2フレームワークに実態はなく、__callによって抽象化されたコードがいくつかありました。例えば、下記の記事中にあるaddForm("form");等で、SOY2HTMLでセ

 

サツマイモとラウリン酸

涼風さんによる写真ACからの写真前回のウイスキーの発酵で大麦自体にはラウリン酸はないらしいけれども、アルコール発酵の過程でラウリン酸が生成されているっぽいことがわかった。であれば、他の酒はどうなのだろう?と検索してみたら興味深い知見と出会うことが出来た。それはdronepc55さんによる写真ACからの写真芋焼酎の原料である芋の話題だ。焼酎原料用カンショ新品種候補系統「九州135号」の栽培技術 - 農研機構というページに辿り着いた。成果の内容と特徴のところに興味深い

 

SOY Inquiryの連番カラムで接頭語の設定を追加しました

SOY Inquiryで連番カラムを追加しましたの記事に対して、2019120001のような「接頭語 + 数桁の0 + 連番」のような複雑な連番を自動生成できるカラムが欲しいという要望がありました。というわけで早速作ってみました。管理画面のカラムの設定では、連番の他に番号の桁数と接頭語の設定を追加しています。桁数を設定することで、次回番号が「4」である場合は「0004」に変換され、「11004」のように指定の桁数以上になった場合は、「1004」のよ

 

SOY Shopをリリースして10年が経ちました

SOY Shop - 拡張機能 | SOY CMS 公式サイト2009年12月18日、SOY Shopのベータ版を公開しました。SOY CMSの設計理念を汲んだネットショップ用のCMSが欲しいという要望があり、何度かの試作と破棄を経てSOY Shopが誕生しました。※SOY CMSの設計理念に関しては下記の記事をご覧ください。SOY CMSの開発秘話当時の私はまだプログラミングが出来たわけではないので、マニュアルの作成を行いつつ、実際に動かしてバグの報告や軽微なも

 

ウイスキーの発酵

ウイスキーで有名なサントリーさんが稲富博士のスコッチノート [Ballantine's] 香るウイスキー バランタインというサイトを運営している。このサイトではスコッチ・ウイスキー(Wikipediaによると英国スコットランドで生成されたウイスキーのこと)についてのあれこれのことを学ぶことが出来る。スコッチ・ウイスキー - Wikipediaこのサイトで発酵(醗酵)について興味深い記述を見かけたので紹介する。ウイスキーに限らず、アルコール飲料は天然に存在する酵母の

 

Ubuntu19.10でSnapのBracketsのライブプレビューが動作しなかった時の対処

表題の通り、UbuntuでSnap版のBracketsを入れたけれども、作成中のHTMLをライブプレビューで確認したら、Brackets - A modern, open source code editor that understands web design.Snappy - WikipediaChromiumが立ち上がった後、/****************************************************/ファイル

 

ウイスキーの製造で用いるピートとは?

前回の大麦麦芽とは何か?の記事までで、ウイスキーの製造の知見に素敵な何かが詰まっているような気がしている。ウイスキーは大麦麦芽とピートを基にして発酵を進めるとあったが、ピートとは一体何なのだろう?というわけで調べてみると、ピートとは泥炭である。泥炭といえば、太古の植物たちのもつ熱量こんな感じで湿地の底に植物の遺体が堆積して、更に堆積して湿地が埋まる。深くなればなるほど、圧力と熱が増して固って生物由来の岩(堆積岩)になる。これが泥炭で、ウイスキーの製造ではこ

 

SOY Shopでマイページログイン用パスワード自動生成プラグインを作成しました

表題の通り、SOY Shopでマイページログイン用パスワード自動生成プラグインを作成しました。このプラグインを有効にすると、マイページ用のアカウントを作成する画面でパスワードの入力フォームが消え、登録後に自動で送信されるメールにログイン用のパスワードが記載されます。まめくらまめぞう 様テストショップにご登録ありがとうございます。登録が完了いたしました。受信したメールアドレスと下記のパスワードでマイページにログインすることが出来ます。i5gR

 

Ubuntu19.10でSelenium + php-webdriverが動作しなかった時の対処

Ubuntu19.10でテストの自動化の環境を作ろうと思ったけれども、環境を構築して実際に実行したけれども、/*****************************************************/拡張機能の読み込みエラー次の場所から拡張機能を読み込むことができませんでした:. マニフェスト ファイルが見つからないか読み取りません/*****************************************************/というエラーで実行

 

大麦麦芽とは何か?

前回のウイスキーとラウリン酸の記事でウイスキーの製造過程で蓄積された知見の中に栽培における秀品率の向上のヒントがあるかもしれないという内容を記載した。着目したものがウイスキーの発酵モロミで、my friend, Y. Kohno - Original Photo was taken by my Friend, Y.Kohno on April, 2005, and released with his acceptance., CC 表示-継承 3.0, リンクによる材料は

 

ウイスキーとラウリン酸

秋頃に投稿した椰子の実の脂肪酸と菌根菌の記事以降、(特に植物で)ラウリン酸を含むものを探している。動物であれば、ラウリン酸は乳製品に多く含まれているらしいけれども、植物性の製品や微生物による合成ではなかななラウリン酸を見かけない。ペニシリウム・ロックフォルティとラウリン酸と菌根菌ラウリン酸が菌根菌の活性に関与しているということであれば、堆肥中にラウリン酸が豊富に含まれていれば素晴らしい事になるわけで、できれば植物性の有機物を基に土壌微生物による発酵でラウリン酸が増

 

トレハロースとは何なのか?

植物の根でトレハロースを吸収して、それを活用するのか?の記事で植物におけるトレハロースの有用性を見た。話は少しさかのぼって、ペニシリウム・ロックフォルティとラウリン酸と菌根菌までの菌根菌系の記事で菌根菌に感染された植物の体内にトレハロースが蓄積されることも見た。その後、菌根菌が増殖しやすい環境は何だろう?とか、堆肥熟成中にトレハロースが残存することはあるのだろうか?と様々なことを様々な視点から追ってみた。明確な解はないけれども、これらの過程で興味深い知見たちと出会った。堆肥の

 

堆肥の製造過程の最終工程時の変化に迫るの続き

堆肥の製造過程の最終工程時の変化に迫るの記事では堆肥中にトレハロースがどれほど残ったか?に注目した。堆肥の熟成に関与する菌たちは乾燥ストレスに晒されるとトレハロースを減らしてグリセロールを増やすという話題になった。よくよく考えたら、堆肥製造は乾燥ストレスよりも高温のストレスに晒される方が早く、最高に温度が高くなった時は湯気が出て、熱くて触れない状態になる。この時、木質成分を分解していた菌たちはどんな反応をしているのだろう?キノコの糸状菌とは異なるけれども、酵母

 

暗赤色土周辺の地域資源を活用する

長崎地区青年農業者連絡協議会で土壌分析の活用の話をしましたの時に話題に挙がったことで、以前他のところでもよく聞いたことで、長崎県のとある地域では赤土の客土が頻繁に行われているということがある。客土をしているのであれば、採掘元の土質なり地質あたりが気になるところなので、土質から調べてみると、日本土壌インベントリー様々な土質がある中で、暗赤色土というものが目に付く。有機質が蓄積している黒ボク土や森林土あたりに所々に分布している。この暗赤色土というのは他の地域で

 

植物は痛みを感じた時にグルタミン酸を用いて全身に伝えている

Glutamate triggers long-distance, calcium-based plant defense signaling - Science 14 Sep 2018:Vol. 361, 1112-1115という研究報告を見かけた。うま味が痛みを伝えている!?-植物が傷つけられたことを感じ、全身へ伝える仕組みを解明-(大学院理工学研究科 豊田 正嗣准教授) - 埼玉大学が冒頭の報告の日本語の解説となる。要約すると、葉が幼虫に食害されたり、ハサミで一部を切る

 

堆肥の製造過程の最終工程時の変化に迫る

写真の場所は京都農販で推している菌床堆肥の製品化する前に追熟を行っている工場の一部栽培の終わったキノコの培地を集めて熟しつつ乾燥して重量を軽くしている最中の様子。マッシュORG - 京都農販市販の良い堆肥というのは熟しているのはもちろんのこと、水分をとにかく飛ばし、袋詰を終えた後に袋の中で栽培でふさわしくないような病原性微生物が増殖しないような環境にしていないことが大事。詰まるところ、追熟に関与した微生物らにとっても商品化した堆肥は乾燥ストレスにさらされて

 

長崎地区青年農業者連絡協議会で土壌分析の活用の話をしました

長崎県県央振興局から講師の依頼のお問い合わせがあり、長崎地区青年農業者連絡協議会で土壌分析の活用の話をしました。20万分の1日本シームレス地質図長崎は市の東には島原(雲仙)があり、徐々に良くなっている土がありつつ、南には栽培しにくい土が分布している地域でして、島原から赤土を他の地域に運んで、赤土客土で成果を出しているという地形をうまく活用した栽培が比較的多いそうです。土と向かい合い向上する地域と下落する地域それ故、栽培に関する情報が積極的に飛び交っ

 

一部のキノコにはトレハロースがふんだんに含まれているらしい

植物の根でトレハロースを吸収して、それを活用するのか?の記事でトレニアという花卉園芸作物の培地でショ糖の代わりにトレハロースを添加したら生存期間が長くなったという研究報告を紹介した。植物はおそらく根からトレハロースを吸収することが出来、トレハロースをポジティブに活用出来るはずだと予想出来る。ここで再びWikipediaからトレハロースに関することを抜粋すると、/********************************************************/

 

植物の根でトレハロースを吸収して、それを活用するのか?

前回のボカシ肥作りの材料でトレハロースの添加を見かけたという記事で、記事名通り、ボカシ肥の材料としてトレハロースを入れるという内容を見かけ、トレハロースの検討を行った。トレハロースは昆虫、キノコや酵母で普遍的に合成されている糖であるため、おそらくボカシ肥の材料としてはコスト高ではないかなと判断した。ただ、ここで話を終わらせるのは勿体無いということで、コウジカビ等が積極的に発酵に関与するボカシ肥ではトレハロースの濃度が高いであろうと仮説を立て、ボカシ肥施肥時に作物に何らかの影響を与えていな

 

ボカシ肥作りの材料でトレハロースの添加を見かけた

嫌気発酵の米ぬかボカシに作物への発根促進効果はあるか?ボカシ肥作りで材料でトレハロースを入れているという内容を見かけた。何故これから発酵させるものに対してトレハロースを加えるか?ということが気になった。何故ならば、トレハロースは真核生物の微生物、つまりは糸状菌等の菌が日常的に合成するものであって、植物が菌根菌に感染した際に植物の根と菌が交換するものであったり、ペニシリウム・ロックフォルティとラウリン酸と菌根菌酵母による発酵食品のパンの中にもトレハロースが含まれている。パン作

 

一見ふわふわそうに見えるものでも

これから寒い冬に突入する時期の風物詩の一つにアワダチソウのようなキク科の草のふわふわなタネがある。白くてふわふわに見えるこのタネを近くでまじまじと見てみると、実は結構トゲトゲしている。風にのって遠くにタネを散布する仕組みなのだけれども、更に近くで見ると、トゲですらなくて、硬い繊維状の糸だった。はじまりのうたさんによる写真ACからの写真綿のふわふわ感とは程遠い。先入観と実際の差がある一例だった。

 

牛糞堆肥による土作りを勧めてくる方の腕は確かか?

11月頃になると毎年栽培について話す機会が多くなってくる。その中でかなりの頻度で質問される内容について書いておくことにする。牛糞等の家畜糞堆肥に依る土作りのことだ。家畜糞は成分的には有機質肥料に近いものがあって、土作り用の堆肥ではない。堆肥という名前で読んでいるのが諸悪の根源で、牛糞堆肥で土作りを行うことは望ましくない。※牛糞を有機質肥料と捉えて超高品質の米を収穫している方がいる。家畜糞堆肥による土作りを止める勇気をこの手の話をすると、そんなはずはない

 

アグリガーデンスクール&アカデミーさんで土壌インベントリーの活用の話をしました

旧福岡県立朝倉農業高等学校内で創設されましたアグリガーデンスクール&アカデミーさんから基調講演の依頼があり、日本土壌インベントリーの活用の話をしました。アグリガーデンスクール&アカデミー日本土壌インベントリー肥料の話から土の三相分布に触れた後に日本土壌インベントリーと日本シームレス地質図を見ながら、自身で栽培されている地域がどんなところなのか?に触れました。日本土壌インベントリーはこれから畑を探す方はもちろん、視察先の栽培が、栽培者の技術に依るものなのか?もしくは土が

 

SOY Shopで商品名サブタイトルプラグインを追加しました

上記のキャプチャのように商品名が長く途中で折れてしまい見栄えが悪くなるような商品を扱っている方から、サブタイトルの入力フォームが欲しいとのことで、サブタイトルの入力フォームを設置出来る商品名サブタイトルプラグインというものを作成しました。上記のようにサブタイトルの部分は違うHTMLタグで出力出来るといった分割表示が可能となります。SOY Shopで高度な検索フォームを設置してみようこのプラグインの開発に合わせて、カスタムサーチフィールド等の検索

 

PHPのexec関数でセッションの値の引き継ぎに苦戦した時のメモ

Amazon Linuxでセッションの取扱で苦戦したのでメモとして残す。※今回の内容はAmazon Linuxとは関係ないかもしれないけれども、LAMPの環境のPHPの初期設定の注意点になるかもしれないので、OS名を晒しておく。※LAMP = Linux + Apache + MySQL + PHP(or Perl or Python)の環境の略LAMP - Wikipedia環境OS:Amazon Linux 2 AMIAmazon Linux 2(セキュアなLin

 

何故ゼオライトではなく、モンモリロナイトを推すのか?

堆肥の使用の際に粘土鉱物を使用するが、何故ゼオライトではなくベントナイト(モンモリロナイト)を推しているのは?という話題になった。※今回の記事はベントナイトは主にモンモリロナイトで構成され、ゼオライトは沸石ということになっているが、ベントナイトの説明でよく記載されている火山灰が変性作用によって形成されたものが多いということをイメージして投稿している。※朝倉書店 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版によるとベントナイトの方はスメクタイトとして扱われているものベントナイ

 

ライ麦パンの知見から緑肥の選定に活かせるか?エンバク編

Arancioさんによる写真ACからの写真前回のライ麦パンの知見から緑肥の選定に活かせるか?の記事でライムギは他の穀物が育たないような環境でも育ち、寒さにも強い。ただし、粘土質の土壌を苦手とするという内容を記載した。ライムギは緑肥として見聞きすることが多く、秋から冬に向けて播種することが多い。同じような気候条件で播種する緑肥としてエンバクもある。秋蒔き緑肥としてイネ科を選択する時、ライムギとエンバクで悩む方を時々見かける。ライムギの得意とする環境は前回の記事で

 

ライ麦パンの知見から緑肥の選定に活かせるか?

Arancioさんによる写真ACからの写真Hans BraxmeierによるPixabayからの画像パンから得られる知見を栽培に活かせるか?でライ麦パンに触れた時、酵母では発酵しにくいライ麦を混ぜるのは何故だろう?と気になった。技術的に難しい素材を組み込む時には大きく分けて2つの理由がある。一つは品質の向上と、もう一つは主となる小麦の栽培が難しい地域で小麦を補てんするように利用する。Mahie, CC 表示-継承 3.0, リンクによる栽培者が

 

土と向かい合い向上する地域と下落する地域

土が悪く年々栽培が難しくなっているから見てほしいという連絡があり行ってきた。畑に行く前に住所を入手したので地質図で確認してみたら、20万分の1日本シームレス地質図地質図を見る限り苦鉄質火山岩類でミネラル豊富で作りやすく、土質を見ても有機質が豊富な畑が多いように見受けられる地域で、今まで見てきた中では土質の面では相当有利な地域であるはずで、何故この地域で栽培に苦戦するのか?が疑問であった。黒ボク土は栽培しにくい土なのか?再考実際にこの地域に行ってみると、

 

枯草菌の研究で使われる培地はどんなもの?

前回の乳酸菌の培養の知見を堆肥製造の知見に活かせるか?の記事で乳酸菌の培地の構成を見た。培地というのは微生物の研究において、調査したい微生物のみを増殖させて解析を行うための一種の微生物の住処で、微生物の研究において最適な培地の探索が難関だと言われる。人工的なものではあるけれども、培地の構成には自分の知りたい微生物の特徴を探る為のヒントが詰まっていると言える。この話を聞くと、おそらく頭に浮かんでくる土壌微生物がいるはずで、その微生物の培地も気になるはずだ。そう!枯草


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