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アーカイブ : 2023年12月

 

カンキツを巡る旅

今年最も印象に残った出来事といえば、なんと言っても和歌山県海南市の下津にある六本樹の丘に関することだろう。六本樹の丘というのは、お菓子の神様こと田道間守(たじまもり)命が垂仁天皇の命を受け、常世国(とこよのくに)にあるという不老長寿の非時香菓(ときじくのかくのこのみ)の木を持ち帰り植えた場所だと言われている。常世国は海のかなたにあるとされた異郷で永遠不変の国を指し、非時香菓はカンキツのヤマトタチバナを指す。田道間守命は大和国に戻った時に常世国に似た場所を探し、ヤマトタチバナの木を...

 

マイクロビットのワークショップとこれからの開発

今年もあと僅かになったので、今年の振り返りをしていこう。今年のパソコン関係の出来事で一番印象に残ったのが、当ブログでは投稿していないが、スクラッチ + マイクロビットで小学生向けのワークショップを行ったことがある。「プログラミングと電子工作でゲームをつくろう!」わくわくワークショップin東本願寺 2023年12月2日(土) | しんらん交流館HP 浄土真宗ドットインフォ※当日の内容:Microbit Moreを使ってみよう - やってみよう!プログラミング+小学生向けのワーク...

 

日本でのナシの栽培はいつから始まったのか?

日本でのリンゴの栽培はいつから始まったのか?の続きまでの記事でリンゴの栽培の歴史をざっくりと見てきた。リンゴもカンキツ同様、東回り経路と西回り経路があるみたいだけれども、東回り経路の方のワリンゴの栽培は廃れてしまったようだ。ここでふと気になった事がある。リンゴと同じバラ科のナシの栽培の歴史はどうなっているのだろう?※リンゴはバラ科リンゴ属、ナシはバラ科ナシ属検索をしてみたら、川崎市:ナシの話のページに下記のように記載されていた。/***********...

 

日本でのリンゴの栽培はいつから始まったのか?の続き

日本でのリンゴの栽培はいつから始まったのか?の続き。日本のリンゴの栽培の歴史を調べてみたら、平安時代あたりに中国から渡来したワリンゴが始まりだとされる。ただ、このワリンゴは明治時代に栽培が盛んになったセイヨウリンゴの登場によって下火となり、希少作物になってしまう。このセイヨウリンゴは一体何処からやってきたのか?検索をしてみたら、アジア西部を原産とし、ヨーロッパからアメリカを経て日本にやってきたらしい。リンゴ#歴史 - Wikipediaこれは西回り経路だと...

 

日本でのリンゴの栽培はいつから始まったのか?

リンゴの果皮の赤色は何の色素か?までの記事で、リンゴに含まれるリンゴポリフェノールについて見てきた。リンゴもヤマトタチバナのような歴史的なドラマがあるのかな?と気になったので、調べてみることにした。明治時代を舞台にして、とある剣客の主人公の漫画がある。その漫画で主人公一行は北海道に訪れ、元新選組の役人と出会う。その役人の名は阿部十郎といい、リンゴの普及に尽力を注いだとされる。阿部十郎 - Wikipediaこの話から推測すると、リンゴは明治時代前後...

 

リンゴの果皮の赤色は何の色素か?

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続きの記事まででリンゴに含まれるリンゴポリフェノールについてを見てきた。リンゴの果皮の色素を見ておきたい。ざっくりと、リンゴと色素で検索をしてみたら、りんごはなぜ赤いのか。:農林水産省でリンゴの赤はアントシアニンに因るものと記載されていた。リンゴの赤はアントシアニンに因るものなのねと思うところだが、アントシアニンと聞いてすぐに思い付くものが、ブルーベリーの色で、赤ではないな?とブルーベリー由来のアントシアニン...

 

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続き

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続き。前回、リンゴが百薬の長と呼ばれる所以は何だろう?と調べてみたところ、オリゴ糖(数個の単糖が結合した糖の総称)による腸内細菌叢の改善と※図:庄司俊彦著 リンゴポリフェノールの健康機能性とその活用 - 日本食品科学工学会誌 第 63 巻 第 1 号 2016 年 1 月 58ページ 図1より引用リンゴに豊富に含まれるリンゴポリフェノールによる何らかの作用について見た。※上の図はリンゴポリフェノールのうち、プロシアニ...

 

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?

先週末に体調が悪かったのだけれども、体調が悪い時にふと頭に浮かぶのが、健康に良い食べ物のことで、リンゴが百薬の長と呼ばれていることが気になった。リンゴに含まれるオリゴ糖が人は分解できないが腸内細菌には分解できて整腸作用につながる。この整腸作用が腸内細菌叢のバランスを人によって良い方向に整えることで病気になりにくくなるといった話題を以前どこかで読んだことがある。免疫の向上にオリゴ糖や発酵食品が重要な訳を探るただ、この内容だと他の食材でも代替可能なわけで、リンゴが...

 

突然寒くなったような気がする

夏草が枯れたところの隙間に葉表面に毛が生えたナデシコ科らしき草を見かけると、寒い冬に突入しているのだなという季節感を感じる。こんな内容を毎年書いているけれども、それぐらい夏草の隙間に色鮮やかな緑の小さな草が生えているのを見かけるのには特別な何かを感じるものだ。

 

ヒトは鮭に含まれるカロテノイドを吸収できるか?

ヒトはオレンジジュースに含まれるカロテノイドを利用できるのか?の記事で、ヒトが吸収できるカロテノイドとそうでないものを見た。パブリック・ドメイン, リンク上の図のルテインはギリギリ吸収できるらしくて、JaGa; Yikrazuul - self-made using BKChem and Inkscape, CC 表示-継承 3.0, リンクによるビオラキサンチンは吸収できないそうだ。吸収の可否は両端の環状の箇所の極性(-OHがあるか? Oがあるか?)...

 

ヒトはオレンジジュースに含まれるカロテノイドを利用できるのか?

オレンジとウンシュウミカンが混合されたジュースを飲んでいた。※写真はイメージオレンジジュースを飲む理由は美味しいということもあるが、それ以上にカロテノイドの摂取の方が大きい。カロテノイドに関して、風邪の予防にミカンというけれどの記事で抗酸化作用の仕組みを見て以降、カロテノイドの存在感が増している。そんなカロテノイドだけれども、ウンシュウミカンの主のカロテノイドであるβ-クリプトキサンチンの事はよく見るけれども、オレンジの主のカロテノイドであるビオラキサンチンは栄養の話題で...

 

金時ニンジンの色素は何だ?

紫ニンジンの色素は何だ?までの記事で様々な種類のニンジンの色素を見てきたので、この流れで金時ニンジンの色素も見ておきたい。栽培の師が金時ニンジンを育てていて、余り物をよく頂き、その甘さに驚いたものだ。この金時ニンジンだけれども、写真:光を認識するロドプシンについて見てみるの記事より西洋ニンジンよりも赤味が強い。金時ニンジンの赤い色素はなんとなく予想が付くけれども、検索をしてみることにする。松原保仁等 県産金時ニンジン中のカロテノ...

 

紫ニンジンの色素は何だ?

黄色いニンジンのカロテノイドは何だ?の記事で、黄色いニンジンの色素はもしかしたら橙色の色素を元に水酸基などが付与されて黄色になったものか?と気になったので調べてみたら違ったという内容を記載した。昨日の記事の時点で他に気になった事が二点程あるのだけれども、今回はそのうちの一つについて触れておく。もう一つは触れないかもしれない。気になっているというものは、紫ニンジンの色素だ。カロテノイドの合成で、ニンジンの橙色のβ-カロテンの前段階のカロテノイドが...

 

黄色いニンジンのカロテノイドは何だ?

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事から再びカロテノイドに注目した。カロテノイドといえば、葉の黄色はカンキツ等の果実の色素だけれども、ニンジンの色鮮やかさもカロテノイドによるものなのは有名だと思う。User:Slashme - Drawn in BKchem, perl, inkscape, vim, パブリック・ドメイン, リンクによるニンジンでよく聞くβ-カロテンという栄養素こそがカロテノイドに当たる。光を認識するロドプシンについて見てみる...

 

常緑樹とカロテノイドの続き

常緑樹とカロテノイドの記事で常緑樹であるシラカシの落ち葉には黄色い色素が残っているという内容を記載した。これは葉にカロテノイドが残っている事を意味し、常緑樹の落葉においてカロテノイドの分解は必要条件ではないのかな?という疑問が生じた。それと同時に常緑樹の落葉はどのようなメカニズムなのか?という疑問も生じた。これに関して、興味深い内容を見かけたので紹介する。極相種として扱われている陰樹で常緑樹のクスノキだけれども、日当たりのよい場所では葉が1年後には半数にな...

 

常緑樹とカロテノイド

常緑広葉樹の落葉の記事で、春頃に常緑広葉樹であるシラカシの落葉について触れた。シラカシの落葉は黄色い色素が残っている事がわかるような状態であった。黄色い色素といえば、カロテノイドであり、落葉の際にカロテノイドが残ったままになっている。もしかして、落葉樹と常緑樹の違いというのは、秋頃の葉のカロテノイドの消費具合なのだろうか?落葉とアブシジン酸シラカシの葉はクチクラのような膜でコーティングされていて、光合成が抑えられている。それ故、カロテノイドの合成量が少ないか、もし...

 

落葉とアブシジン酸

橙色に色付いた木に緑色が結構残っているの記事で葉の脱色について触れた。葉の脱色に関して葉緑素は分解されて、葉緑素の中心にあるマグネシウムは養分転流するというのをどこかで見たことがあるが、カロテノイドはどうなるのだろう?それのヒントになるのが、Jü - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる植物ホルモンのアブシジン酸(ABA)だろう。アブシジン酸というのは休眠や成長抑制に関与する植物ホルモンになり、葉の脱色と直結する。このアブシジン...

 

橙色に色付いた木に緑色が結構残っている

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事で見たクヌギらしき木の横にあった(おそらく)コナラの木を見てみた。全体的に橙色に色付いているように見える。近くに寄って葉の色を見ると、こんな感じでそこまで橙色ではないけれども、夕焼けの光を透過させると、冒頭の写真のように鮮やかに見えるのだろう。木に残っている葉を見ていたら、思ったよりも緑色が残っている葉がある。これらの葉は縁がオレンジで、緑が脱色した箇所は黄色になっている。そういえば、落ち葉の話題で離...

 

SOY CMSで$_SERVER["PATH_INFO"]の補完を追加しました

エックスサーバ等のサーバでSOY CMSを使用すると、公開側にアクセスした際に、https://example.com/hogeにアクセスしたはずなのに、https://example.com/hoge?pathinfo=hogeにリダイレクトすることがあります。これはSOY CMSの開発初期にエックスサーバで使用できるように開発された機能なのですが、この仕様により機能しないプラグインがありますので、内部処理でリダイレクト無しでもPATH_INFOを補完できるようにしまし...

 

ウンシュウミカンに含まれるカロテノイド

カンキツの回青は晩柑類に多いらしいの記事までで、カンキツのカロテノイドについて再び見ていて、再びカロテノイドについて調べてみようかなと思い検索をすることにした。カンキツのカロテノイドであれば何でも良いことにして色々と読んでみたら、生駒吉識著 柑橘の機能性成分カロテノイドの代謝生理と制御 - 日本農学アカデミーでウンシュウミカンとオレンジのカロテノイドの比較が記載されていた。今までの記事からウンシュウミカンには橙色の色素であるβ-クリプトキサンチンが多く、薄...

 

カンキツの回青は晩柑類に多いらしい

カンキツのカロテノイドの記事でカンキツの回青という現象に関する内容を読んで、こんな現象もあるのねと思ったので、今回は更に検索をしてみることにした。民間のサイトにはなるが、興味深い内容があったので紹介する。回青現象(かいせいげんしょう)について - 伊藤農園のみかんな図鑑のページにバレンシアオレンジや河内晩柑(美生柑)などの晩柑類によく現れる現象であると記載されていた。カンキツの晩生(比較的遅めに収穫する種)でよく現れるというが、それであれば、萩の武士とナツミカン...

 

カンキツのカロテノイド

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事で、久しぶりにカロテノイドの事を考えたので、カロテノイド関連で何か話題があるかな?と検索をしていたら、加藤雅也等 カンキツ果実におけるカロテノイドの調節機構 カロテノイドを蓄積させるための様々な要因とは - 化学と生物 Vol. 60, No. 8, 2022にたどり着いた。ウンシュウミカンやバレンシアオレンジの果実の色について、カロテノイドの合成を中心にして話題が進められ、カロテノイドの合成や合成の条件についての記載があった。ここ...

 

橙色に色付いたクヌギの木の下で

平日の夕方になると、里山付近に行くようにしている。流石に獣と遭遇するのが怖いので、里山の中には入っていない。イノシシとやり合って怖い思いをしたことがあるので、獣に関しては注意している。イノシシ鍋を食すそんな思い出よりも冒頭の写真だけれども、なんか今年の里山の色付き方が例年よりも鮮やかに感じる。あくまで感じるだけで、毎年この景色を見ていたので、しっかりと記録をしておけば良かったと後悔もしている。そんな後悔をしていても仕方がないので、クヌギらしき木に近づいて、...

 

果実が熟すとな何か?の続き

果実が熟すとな何か?の記事で成熟、追熟とクリマクテリック果実という用語について触れた。成熟はどの果実にもあって、追熟は果実の種類によって発現したりしなかったりということだったが、そうなると、萩の武士とナツミカン主にナツミカンの果実の長時間にかけた減酸は追熟に該当しないのか?という疑問が生じた。この疑問を解消する為には、もっと細かい視点で果実が熟すという事を知る必要があり、この観点で検索をしてみたら、果実が熟す事に関して事細かに記載してある文章があったので、今回はその内...

 

果実が熟すとな何か?

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?の続きまでの記事で、カンキツの養分転流についてを見ていた。養分転流について考えていた時に、カンキツを含む果実が熟すというのは一体何なのか?という根本的な疑問が頭に浮かんだ。果実が熟すという現象に対して、成熟と追熟という用語がある。ここらへんの用語は先日の記事で紹介した成熟と追熟 - 大阪教育大学 - Laboratory of Food Sciencesを見て思い出した。成熟というのは、果実が樹についている時(着生)に熟す課程を指し、...

 

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?の続き

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?の記事で、カンキツの果実は核酸施肥で甘味が増すのか?を植物ホルモンのサイトカイニンを主軸として考えてみた。サイトカイニンは根で合成される植物ホルモンなので、結果的には発根量に行き着くわけなのだけれども、それともう一つ知っておかなければならないことがあるので、今回はその話題に触れる。萩の武士とナツミカン今回の話題で真先に浮かんだのがナツミカンこと、ナツダイダイなので、ナツダイダイの写真を掲載しておく。これを踏まえた上で、今回触れたい...

 

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?

庭に植わっている柑橘の木にはじめて実が成った。食してみたら、甘かったが水気が多く感じ全体的に薄味だった。糖の養分転流が盛んではなかったのだろうなと頭に浮かんだ。ん?養分転流であれば、もしかして核酸が柑橘の食味を向上しているのではないか?という事が頭に浮かんだ。というわけで、養分転流について復習してみることにする。養分転流というのは、古い葉から新しい葉に養分を移行させたり、葉から果実に養分を移行させたりする生理現象を指す。...

 

成分含有率を見て、改めて有機質肥料としての米ぬかは優秀だと思う

有機質肥料としての大豆粕の記事で食品残渣由来の各有機質肥料の成分表を引用して記載したが、改めて、米ぬかの凄さを実感した。注目したい点はCa(石灰:カルシウム)とMg(苦土:マグネシウム)の比で、Ca : Mg : K ≒ 1 : 5になっている。※カリウムを含めると、Ca : Mg : K ≒ 1 : 5 : 3.5になる施肥設計の黄金比として、Ca : Mg : K(カリウム) = 5 : 3 : 1となっているが、魚粉肥料についてを細かく見てみる3等の話題で石...

 

有機質肥料としての大豆粕

米ぬか嫌気ボカシ中のリン酸の挙動を考えてみるまでの記事で大豆粕(脱脂大豆)を主として有機質肥料についてを見てきた。有機質肥料では肥料の主の要素であるN:P:K以外に核酸やビタミンの肥効も意識しておく必要があるということがわかった。とはいえ、やっぱり有機質肥料を扱う上で、N:P:Kは大事なわけで、何か良い資料はないかな?と探してみたら、有機質資材の使い方 - 岡山県に良い感じの表が掲載されていたので引用してみる。※図:有機質資材の使い方 - 岡山県 106ページより...

 

SOY CMSとSOY ShopでPHP8.3系に対応しています

2023年11月末に公開されましたPHP8.3の対応を行っています。SOY CMSでPHP8.3で廃止された機能を使用していないので、PHP8.2対応以降で大幅な改修はありません。PHP8.3に対応したバージョンのダウンロードは下記から行うことができます。https://saitodev.co/soycms/

 

米ぬか嫌気ボカシ中のリン酸の挙動を考えてみる

大豆粕にコリンは含まれているか?までの記事で有機質肥料の大豆粕(脱脂大豆)には発根に良い影響を与えるホスホコリンが豊富に含まれている可能性があるという内容を記載した。ホスホコリンの化学式を改めて眺めてみると、Edgar181 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるコリンにリン酸が付与されている。ホスホコリンの化学式を見て、もしかしたら、米ぬか嫌気ボカシの製造で、Yikrazuul - 投稿者自身による著作物,...


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