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アーカイブ : 2024年01月

 

漆かぶれは接触性皮膚炎

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?までの記事でウルシオールというフェノール化合物について触れてきた。ウルシオールというのは漆器の塗料の原料になるが、漆かぶれの原因にもなる物質である。次に気になるのが漆かぶれになるので、それも見ておく。漆かぶれを検索してみると、接触性皮膚炎というアレルギー反応と説明していることが多かった。アレルギー反応ということで、素人レベルの知識だけれども、ウルシオールが皮膚から浸透して細胞が反応することで生じるはず。ここでふと頭に...

 

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?

枝の断面が黄色かったの続きの記事で上の写真の木材はウルシなのか?という内容を記載した。であれば、この木材に触ったら漆かぶれになって痒くなるはずなのに、何故痒くならなかったのか?が気になった。体質に因るものなのか?それとも枝(or 幹)を輪切りにした時に何らかの化学反応でうるしかぶれが起こりにくくなったのか?もしくは根本的にこの木材は漆ではないのか?最後の要因に触れると話が終わってしまうので、今回の話はウルシだと仮定して話を進める。漆かぶれの要因となる物...

 

枝の断面が黄色かったの続き

枝の断面が黄色かったの記事で(おそらくだけれども)枝の剪定で得られた木材で、断面の外側に向かって黄色くなる木材があった事を記載した。この黄色い成分が何であるか?が気になるため、黄色い色素と樹皮の模様を頼りにして調べてみることにした。最初に「幹 断面 黄色」で検索をしてみたところ、このような特徴を持つ木として「ウルシ」や「ヤマハゼ」があるという事を知った。ちなみにどちらもウルシ科として分類される。次にウルシやヤマハゼの樹皮で検索をしてみたところ、樹肌・樹皮(ウル...

 

枝の断面が黄色かった

近所の市の施設で毎週土曜日に自然にあるもの(木、実や皮)等で工作ができる場所があり、よく行っている。昨日も行ってみたら、枝の断面が黄色い木材が(たくさん)あった。施設の人にこの木材は何ですか?と訪ねてみたが、同定は難しいという。この施設では樹皮の模様で名前を調べることができる展示があるが、それでも同定は難しかった。とりあえず撮影の許可をもらい撮影をして、工作をした後に帰宅した。所々にある赤っぽい模様があるので、クヌギの枝だと思っているの...

 

水田からメタン発生を気にして乾田にすることは良い手なのだろうか?

先日のニュースで水田から発生するメタンについての話題があった。メタンといえば強力な温室効果ガスとして扱われていて、農業では水田と畜産(牛)が挙がっている。※水田でのメタンの発生については田の酸化還元電位に記載がある水田でのメタンの発生を抑えるには、中干しを行うか、腐植の蓄積が有効であるとされている。ここで興味深い話題があって、今までの知見を振り絞って腐植の蓄積を徹底的に行ってみたら、保水性が良くなりすぎて、田から水を抜いても土にヒビが生えなくなったどころか...

 

稲の収穫後のレンゲの直接播種の田

稲作の収穫後に耕さずにそのままレンゲを播種したであろう田を見た。今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです2023等で話題に挙げている田で秀品率と利益率が格段に上がったからか、レンゲを播種する田が増えて良かったとしみじみ思う。そんなことより、わらを漉き込まずにレンゲを直接播種したところだけれども、収穫機が入って土が固くなっているにも関わらず、旺盛に葉が展開している。ひこばえが良い感じにレンゲの葉が寄り掛かれるようになっているので、お...

 

八女のミカンは美味しい

妻が食料品店で八女産のミカンを購入してきて、八女はどこらへんにあって、八女で穫れるミカンは美味しいの?という話題が挙がった。先に個人的な見解を挙げると、日本のミカン栽培で上位三位以内に入る適地だと予想している。何故そう思うのか?を丁寧に見ていこう。八女は九州の福岡県南部で久留米の右側あたりにある地域で、航空写真で見ると山が多い地域となっている。八女はシトラスベルトと呼ばれる緯度で見た気候の視点でのカンキツ栽培の適地に含まれている。こ...

 

タンパクの酸化

家畜糞の熟成について考えるの続きまでの記事で鉄剤と活性酸素について触れてきた。整理する意味合いで活性酸素のことを調べていたのだけれども、そういえば活性酸素が細胞を傷つけるという表現をよく聞くが、具体的にどのような反応が生じているのか?を知らない事に気がついた。脂肪酸の酸化(過酸化脂質)はよく聞くが、これだけで細胞が傷つくのだろうか?動脈硬化の話題で見かけるLDLとは何だ?いや、過酸化脂質に関する反応も理解していない。これでは活性酸素の発生と堆肥の熟成についての理解が深まる...

 

家畜糞の熟成について考えるの続き

家畜糞の熟成について考えるの記事で家畜糞の熟成とは何か?について考え、・水分量が減る(べちゃっとした状態から上の写真のコロコロとした状態になる)・スカトール臭?やアンモニア臭が減り、火薬っぽい臭いに変化したを挙げ、後者の家畜糞の臭いの変化について触れた。今回は前者のコロコロとした状態になる方について触れる。べちゃっとした状態からコロコロとした状態になるためには水分を飛ばす事はもちろんの事、家畜糞に含まれる成分も変わる必要がある。上の写真は鶏糞で、鶏糞を見る...

 

家畜糞の熟成について考える

家畜糞の完熟で変化していく臭いの記事で家畜糞ではないが、有機物の堆肥化での臭いの変化について見てきた。家畜糞の熟成も同様の臭いの変化で良いと思っている。この内容を踏まえた上で、先日話題に挙がった鉄触媒処理によって熟成は促進することができるのか?について触れていきたい。最初に鉄触媒処理について触れておくと、重要だけど扱いにくいものでもある二価鉄で鉄は電子を受け取りやすく離れやすいという特徴があると記載した。例えば、鉄が電子を多く持っている状態のFe(Ⅱ)と酸素を近づけると、...

 

家畜糞の完熟で変化していく臭い

哺乳類の大便の臭い成分は何か?の記事で哺乳類の大便の臭いは何か?を見た。この内容を踏まえ、話題を次の段階に進めることにしよう。家畜糞の堆肥化について見ていきたいと記載したところだが、家畜糞と堆肥という用語を並べて使うと栽培上の様々な弊害を生むので、家畜糞の完熟という言葉に言い直して話を進める。環境保全型栽培を謳うならば、家畜糞による土作りを止めることから始めるべきだ完熟において一番注目している点は臭いではないだろうか?この臭いを制すれば、完熟についての理解は深...

 

哺乳類の大便の臭い成分は何か?

とある話題から哺乳類のうんこ(大便)の臭い成分は何と呼ばれているのか?という事が気になった。とある話題というのは後ほど何処かで話題に挙げると思う。とりあえず、排便直後の大便の写真を載せると、気持ち悪くなるかもしれないから、哺乳類の大便の写真は完熟牛糞にしておいた。で、本題だけれども、大便の臭い成分は重要な話題であったが、今まで一度も触れていない事を思い出し、まだまだ知らない事は多いなと世界の広さを実感する。哺乳類と大便と臭いで検索をしてみると、Dschanz ...

 

レンゲの葉が紫色の続き

レンゲの葉が紫色の記事でレンゲを育てている田の早朝の様子について触れた。レンゲを含め、緑肥を育てている田や畑では、当然ながら他の草も生えてくる。二番目の写真の場所から少し横を見てみると、他の草が霜に当たっている。この場所ではレンゲは下の方にいるため、レンゲの方で葉に霜が付いているものが見当たらない。この時期に一番上に展開した葉が強烈な寒さのストレスを受けているのだなと痛感した。ただ、この何と呼ばれている草だか知らないが、葉に霜が付いているのに、あまり紫...

 

レンゲの葉が紫色

早朝(といっても8時頃だけれども)、いつも見ている田で霜が気になった。今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです2023所々でレンゲが生えているのだけれども、レンゲの葉は霜が出来やすいようだ。全体を俯瞰したわけではないけれども、紫色になった葉に霜がたくさん付いているように見える。霜によって葉表面が刺激され、紫色の要素であるアントシアニンの合成が活発化したか?アントシアニンが合成された葉は霜が出来やすいのか?アントシアニンの合成を考え...

 

薄っすらとした雪がカラスノエンドウの強さを際立たせる

朝起きたら、雪が降っていた。降っていたというよりも降り始めていたという表現の方が正しいか?道には雪は積もっていなくて、しばらくしたら薄っすらと白くなり始めた。そんな中、上の写真のような景色が目に付いた。草地で雪が残っているところとそうでないところが明確になっていた。こんもりとしたカラスノエンドウらしき草のところでは雪はほぼなく、周辺の背の低い草のところでは葉の上に雪が残っていた。この時期につる性でこんもりとできる特徴のあるカラスノエンドウは...

 

カキに含まれる色素

シイタケ栽培の排水由来の土壌改良材までの記事で柿(カキ)について触れた。果実の話題が出てきた時は必ず触れておくようにしている事として、果実の色素があるのでカキの色素についても調べておく。カキと色素で検索をしてみたら、カキ果実の成熟に伴う果肉中のカロテノイド含量の変化 - 農研機構のページにたどり着いた。カキはカロテノイドの含有量が高いそうで、成熟に近づくにつれカロテノイドの含有量が高くなる。カロテノイドには様々な種類があり、カキの品種間でもカロテノ...

 

清水っ粉でできたからまる米すたー

今年最大の出来事は物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作によるインパクトを感じたこと等の記事で話題に挙げている米粉を稲作から製造まで行っている方から清水っ粉 | 大阪産(もん)データベース米粉(清水っ粉)を用いた新作のからまる米すたーを頂いた。おすすめの調理方法に素揚げがあったので、素揚げを食してみた。米粉から出来ているだけあって、からまる米すたーの方はさっぱりとしていて、表面はカリッとしているので、揚げ物の食感を楽しみつつ、胃もたれはしに...

 

シイタケ栽培の排水由来の土壌改良材

渋柿の渋さはどうやって消える?の記事で柿(カキ)の渋さが消える仕組みについて見てきた。カキの渋さは消えるのではなく、渋さの要因のタンニンが更に重合して水に溶けにくくなり、カキを食べたときに舌でタンニンを感じなくなることだった。この内容はタンニンについて - 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 天然物化学研究室のページに詳しい記載があったのだけれども、クリの方のタンニンで興味深い記載があった。※クリのタンニンは化学式を見る限り、カキのタンニンとは構造が大幅に異なるので...

 

渋柿の渋さはどうやって消える?

歩いていると、いろんなところで柿(カキ)の実がたくさん付いた木をよく見かける。カキノキを見ていた時にふと頭に浮かんだ事があるので、今回はその内容を整理していこう。カキといえば渋柿という用語がある。渋柿は食べると渋いカキを指し、この渋さの要因というのはカキに含まれるタンニンに因るものだ。ヒトがタンニンを摂取して渋いと感じるのは、タンニンがミネラルと反応してしまい、ミネラルの吸収を抑制してしまうためで、渋みを毒と捉えている。苦味や渋みのタンニンこんなカキの渋みだけ...

 

新葉でのアントシアニンの合成は予想よりも早かった

石垣の隙間に生えていたノゲシらしきロゼットが気になった。中心付近に新しく展開したであろう葉が緑色で目立っていた。新葉はまだアントシアニンを合成できないのだろうと思っていたのだろうけれども、三枚の葉の中でおそらく一番古い葉の縁が紅色になり始めていた。新しく展開した葉といえど、予想よりも早くアントシアニンによる被覆?が始まるのかと感心した。新葉と霜

 

疲労とはなにか?の続き

疲労とはなにか?の記事で、年末年始に読んだ本の中で『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』(近藤 一博):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部の本があまりにも良すぎて感銘を受けたので内容を紹介した。内容は疲労回復の特効薬のような話ではなく、疲労とはなにか?を解明していく過程であり、わかっていないことも多い。解明の過程段階というのは、各要素を細分化して各々を整理する段階でもあり、ヒントになることも多い。前回の記事で疲労と疲労感について触れ、どちらも統合的ストレス応答(i...

 

疲労とはなにか?

年末年始に何冊か本を読んだが、講談社から出版されている近藤一博著 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていたという本が断トツに素晴らしかったので内容を振り返っていきたい。『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』(近藤 一博):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部本のタイトルが「疲労とはなにか」という探求っぽい名称なので、本書には疲労に関する特効薬のようなものはなく、疲労そのものの解明の過程が記載されている。何の研究もそうだけれども、解明の過程が記載されている方が、疲労を...

 

春の七草のなずなの効能

春の七草のはこべらの効能の記事に引き続き、春の七草について。春の七草を用いた七草粥が正月の食生活から日常に戻る上での健康効果を期待したものであるならば、気になってくるものが、※春の七草粥として食す時はナズナはまだ開花していないなずな(薺:ナズナ)を食した時の健康効果ではないだろうか?ナズナはアブラナ科の草で、同じ科にはコマツナやケール等の健康効果を謳った作物が多い為、ナズナも健康効果が高いことはなんとなく想像できるが、今後の教養として一応検索をしておくと、いつ...

 

春の七草のはこべらの効能

シソ科のホトケノザを七草がゆの食材として用いて大丈夫か?に引き続き、今回も春の七草について触れる。春の七草にはひょろっと長いハコベという草が含まれている。春の七草でははこべらと表記されている草で、コハコベやミドリハコベがはこべらに該当するらしい。春の七草といえば、正月の食生活から日常に戻る時に粥の具として食すものだと聞いた事があり、健康の面で理に適っていたりするそうだ。であれば、コハコベにも薬効成分があるはずだ。とその前にハコベと栽培に関して一つ話題がある...

 

シソ科のホトケノザを七草がゆの食材として用いて大丈夫か?

春の七草がゆの話になって、ホトケノザが庭に生えているから採って食べようという話題になった。この話題に対して、春の七草のホトケノザは今の時期によく見かける濃いピンク色の花を咲かせるシソ科のホトケノザではなく、このような形をした黄色い花を咲かせるキク科のコオニタビラコを指すので注意が必要だと伝えた。ここでふと気になったのだけれども、前者の濃いピンク色の花を咲かせるホトケノザを誤って食してしまった場合、人体に対して何らかの影響があるのか?早速検索をしてみ...

 

新葉と霜

巻き髭と霜に引き続き、霜関連の写真をもう一つ。写真中央に写っているヨモギらしき葉だけれども、比較的新しい葉の縁に霜がたくさん。新しい葉でまだ葉が展開しきれていないので、葉のシワシワ具合が強く、霜がたくさん付いているように見える。そんな状態でも上の写真のように葉が紅色になっていないのは、新しい葉にはまだアントシアニンを合成する事ができないのかな?と思ってしまう。葉でアントシアニンを蓄積させる意味葉でのアントシアニンの合成は大変そうだから、新しい葉...

 

巻き髭と霜

早朝に草むらを歩いていたら、草の葉の縁に霜が出来てた。そんな中でカラスノエンドウらしき草を見かけ、この草も見事に葉の縁に霜が出来ていた。上の写真をよくよく見てみると、巻き髭にも霜が出来ていた。巻き髭と葉の付け根あたりは霜が多いのに、巻き髭の先端には霜が少ないのは、巻き髭は先端に近づく程、表面の水分が少なくなるからなのかなと思った。もしかしたら、先端の方にあったであろう霜が早い段階で溶け始めたからということも有り得るけれども、実際のところはどうなのだ...

 

ナシとリンゴの栄養成分の違いの続きの続き

ナシとリンゴの栄養成分の違いの続きまでの記事でナシとリンゴの栄養の比較について見てきた。今回はナシについて更に見るべき内容について見ていきたい。農水省にあった主な果物の健康機能性という資料に様々な果実の健康効果について記載されていた。この資料ではナシに関して、Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによるソルビトールという糖アルコールを挙げていた。このソルビトールは吸水作用があり便の軟化に繋がり...

 

ナシとリンゴの栄養成分の違いの続き

ナシとリンゴの栄養成分の違いの続き。前回はナシとリンゴの栄養成分のうち、ビタミンやミネラルを見てきた。今回はリンゴの方にあったリンゴポリフェノールに関して、ナシの方はどうなのか?ということを見ていく。リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?リンゴポリフェノールの方では、カテキンが1〜14個つながった(重合した)プロシアニジンというポリフェノールがあり、摂取すると腸内細菌叢に変化が見られ体調を整えるという話題があった。ナシの方はどうなのだろう?ということで検索をしてみると...

 

ナシとリンゴの栄養成分の違い

日本でのナシの栽培はいつから始まったのか?の記事で日本でのナシの栽培の歴史は長いことを記載した。この先は無理やりな展開になるが、ナシとリンゴが非常に近い果実だとすると、ナシが西回りで渡来し、リンゴが東回りで渡来したと言える。であれば、カンキツでいうところの清見タンゴールのような東回りのカンキツと西回りのカンキツが交配した品種はナシとリンゴの間にあるのだろうか?という疑問が生じるところだが、その話題は一旦触れないでおく。清見タンゴールとりあえず今回はナシとリンゴ...

 

コタツでミカン

2024年の元旦朝食でミカンを食べた。ミカンを食べながら思った。そういえばミカンの消費量は年々減っているという内容を何処かで読んだなと。それと、ミカンのイメージとしてコタツでミカンというものがある。暖房器具の発達でコタツを使う人もおそらく減っているだろうから、コタツでミカンというイメージも減っていくのかなと。エアコンとミカンとか、床暖房とミカンというイメージができてくれば、ミカンを買う人が増えるのかな?なんてことを正月早々思った。と...


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