Raspberry Piの設定のインターフェースにシリアルコンソールという項目があるので試してみた。

シリアルコンソールというのは、


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シリアルコンソールケーブルでRaspberry Piと操作用のPCを繋いで、ネット環境のない場所で有線でRaspberry Piを操作出来るようにする。

※ネット環境があれば、ローカルネット経由でSSHで操作できる

Raspberry PiをChromebookから操作する


というわけで、早速試してみた。


環境

Raspberry Pi側

Raspberry Pi 4B 8GB

OS:Raspberry Pi OS 64bit


操作する方のマシン

OS:Ubuntu 20.04




購入したもの

GAOHOU製USB-TTLシリアルコンソールのUSB変換COMケーブルモジュールのケーブル


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ケーブルのジャンパー線になっている方の構成は下記の通り

赤:電源(5V)

白:RX

緑:TX

黒:GND




最初にRaspberry Piの方の設定を行う。


uart_rasp_cnf_0


rasp_serial_console_cnf


Raspberry Piの設定のインターフェースで、シリアルポートとシリアルコンソールを有効にする。

設定後、


gpio_pinout_arch


Raspberry Pi Document - Raspberry Pi OS#gpio-and-the-40-pin-headerを参考にして、


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赤い線を5V

白い線をTxD

緑の線をRxD

黒い線をGround(GND)に繋げる。


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反対側のUSBをUbuntuの方のマシンに繋げる。

Raspberry PIとUbuntuを繋げたら、Ubuntu側で端末を開き、下記のコマンドを実行する。

$ sudo apt update
$ sudo apt install screen
$ sudo screen /dev/ttyUSB0

※ttyの箇所のttyUSB0はUSBの使用状況によって変わるが、調べ方等はこの場では触れないことにする


画面が無地の状態に切り替わり、エンターを数回押すと、


exe_screen


Raspberry Piのログインの画面が出力される。

Raspberry Piのアカウントが標準の状態であれば、

ID:pi

Pw:raspberry

でRaspberry Piにアクセスする。


close_screen


接続を終了する場合は、ctrl + aを押した後、kを押すと端末の左下にReally kill this window [y/n]が出力されるので、yを押すことで終了できるが、ctrl + aの後のkを押すタイミングが難しいので、何度か挑戦する必要がある。