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カテゴリー : 古典園芸

日本には優れた園芸文化があった。園芸文化は優雅な人たちではなく、町の人たちの日常と共に形成され。ほら小道を歩けばそこにはたくさんの園芸がある。
 

クズは花も産業利用できるらしい

海外の雑草撲滅法令と日本の記事に引き続き、マメ科の葛(クズ)のことを調べている。クズの繊維から製造される葛布は作業工程に蔓の発酵があり、クズと発酵で検索をしてみたら、一般財団法人 日本菌根菌財団が発行する菌根菌ジャーナル Vol.2 No.1 2020にたどり着いた。クズの発酵とは関係ないのだけれども、寄稿でクズの歴史について触れていて、興味深い内容があったので紹介することにする。葛の可能性を形にという題材で、葛の用途が記載されていた。/*******************...

 

企業の取り組みとしての葛布文化の保全

唐突に葛布で出来た服を購入することができるのかな?と思い検索をしてみた。葛布というのはグリーンモンスターと呼ばれるマメ科のクズから出来た布で、モンスターという名称があるように成長が旺盛だ。※グリーンモンスターと呼ばれるのは海外での話一方、日本ではクズは秋の七草の一つとして扱われていて、美しい花を咲かせる他、根に蓄えられたデンプンの活用、飼料としての利用や繊維から布を作ったりと有用な植物だったりする。秋の七草としてのクズはどんな草?葛布の歴史...

 

フジの狂い咲き

藤棚でフジの花が咲いていた。フジの開花といえば初春ではなかったか?カシの木の上をフジが覆う夏期のフジの開花は気候変動によるものか?それとも根付いている土の要素欠乏によるものか?それとも変異体か?と頭に浮かんだけれども、フジの狂い咲きという現象はよくあるそうだ。個人ブログになるが、藤】稀に夏に開花するのはなぜ?〜手入れ次第で夏にも花が楽しめる!?〜 - アタマの中は花畑で狂い咲きは鳥等による花芽の刺激か夏期の枝の剪定によって発生すると記載されていた。そう...

 

林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた

近所に生産緑地があって、上の写真はその緑地の縁の部分になっている。この緑地はそこそこの規模で、少し入ったところにシイの木が生えていたりする。今年もシイの木の開花の時期がやってきた上の写真でも目立っているが、林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた。アジサイの花といえば、土壌のpHによって装飾花の色が変わる事が有名。この花の色を見た時にアジサイの青色はpHが低い時だっけ?高い時だっけ?確かリトマス紙の関係と同じだったっけ?と迷ったので、帰宅後に調べてみ...

 

フジのつるが離れたサクラの枝に巻き付いた

フジという植物の話題になったので、藤棚に行った。話題というのはフジのタネはどんな形?というもので、フジの実を探している時にフジのつるが見た目よりも固い事に気が付いた。つるは全然柔らかくなく木化している。はじめて上の方のつるを触っていた時に、ふと目に付いたことがある。フジが藤棚の横にあるサクラの枝に到達して巻き付いているぞ。フジのつるは見た目よりも固いことで少々遠いサクラの枝に到達したのだろう。だけれどもつるが固ければ、枝につるが到達しても巻き付...

 

ハギとススキ

ススキの名所の曽爾高原秋の七草と十五夜の記事でススキ(尾花)について触れた。現在の生活でのススキはセイタカアワダチソウと競合しているというイメージが強いけれども、一昔前はススキの群生の間にハギがいて、ススキとハギが競合していたのでは?という内容を記載した。上記の内容に関して、Wikipediaで興味深い内容を見かけた。/***************************************************************/日本で...

 

秋の七草と十五夜

秋の七草に話を戻す。秋の七草としてのクズはどんな草?今年の記事で触れてきた秋の七草は、ハギ、フジバカマ、オミナエシ、カワラナデシコとクズで、残りはススキとキキョウがある。ススキといえば、理科の教科書で草原から林に遷移する際の草原と林のちょうど間にあって、ススキの次から成長の早い陽樹が生え始める。落葉高木の下のドングリたちススキの名所の曽爾高原ススキの景観で有名な奈良県の曽爾高原は、定期的に火入れを行い、ススキの草原から林にならないように維持している。 ...

 

秋の七草としてのクズはどんな草?

秋の七草のカワラナデシコは何処にいった?までの記事で秋の七草について見てきた。今のところ、どの花も里山維持のような人為的撹乱によって、群生で綺麗に咲いている傾向がある。この傾向を見て気になったのが、秋の七草にマメ科のクズがあるということだ。クズの花は確かに綺麗だけれども、花が目立つように咲くのは、ブナ科の木の上の方で紫色の花が咲いているこんな感じで、下に向かって伸長した時であって、大概の場合は花が咲き乱れている感じはない。...

 

秋の七草のカワラナデシコは何処にいった?

秋の七草から里山が大事かを実感するの記事作成時に気になったことがある。秋の七草にはカワラナデシコという草があり、これは名前の通り川原に生える。上の写真は無料の素材サイトから拝借しているのだけれども、同様のナデシコの群衆というものを見つけようと何度も川原を見たけれども、なんとか頑張って一株見つける程しか咲いていない。秋の七草に分類されているため、昔はカワラナデシコの群衆というものがあったはずで、今は何故無いのだろう?と疑問が生じる。一昔前の秋の花といえば?の記事で触...

 

秋の七草から里山が大事かを実感する

一昔前の秋の花といえば?一昔前の秋の花といえば?の続きフジバカマ、オミナエシに引き続き、ミツバチの秋の蜜源に成り得る花について調べてみることにした。秋の七草で満開の花を咲かせる植物として思い浮かぶのが、低木でマメ科のハギで、低木だけあって、相当の蜜量になる。ハギが自生している条件を考えてみると、ハギは肥料木であって、これから林になるようなところに生えるはず。であれば、森林の縁から木々の棲み分けを学ぶオミナエシ同様、ハ...

 

一昔前の秋の花といえば?の続き

一昔前の秋の花といえば?の記事で、外来種であるセイタカアワダチソウが日本に定着する前は、キク科のフジバカマという花が咲いていた(かもしれない)という内容を記載した。他に何かあるか?と考えてみたところ、オミナエシ科のオミナエシが頭に浮かんだ。オミナエシも秋の七草のひとつだ。このオミナエシもアワダチソウ等の草の定着によって個体数が減ったのだろうか?という事を知るために、オミナエシが好む環境を調べてみたところ、日当たりの良い山野の草地や林縁に自生しているらしい。...

 

一昔前の秋の花といえば?

前回のアワダチソウの花に昆虫が集まるの記事で、外来種のセイタカアワダチソウがやってくる前に、在来種でこの時期にミツバチの餌になる花粉を提供する植物はあったのだろうか?という疑問が生じたので考えてみた。最初に頭に浮かんだのが秋の七草である、キク科のフジバカマだった。以前、秋の訪れを告げる藤袴の記事で、開花はアワダチソウと比べて一ヶ月程はやいけれども、ミツバチにとっての冬越しの為の花であったことは間違いない。このフジバカマは川の工事やアワダチソウの増殖...

 

ツルマメらしき草を発見した

マメ科のヌスビトハギのようは小葉でありつつ、茎がつるのように伸長しているマメ科の草を見かけた。もしかしてこれは、近所で自生しているか探していたアレか?花はとても小さく、コハナバチが受粉に関与しているのでは?と思えてくる。小さなマメ科の花と小さなハナバチ探していたアレであるか?の確信を得るために、つるをマジマジと見る。枝豆の莢を小さくしたような莢が形成されていた。この草はダイズの原種と考えられているマメ科のツルマメである可能性が高...

 

秋の夕暮れに咲き続けるアサガオ

10月に突入しても咲き続けるアサガオこの写真は早朝ではなく、17時18分に撮影した写真で、俗にいう夕方だ。この時期になると、夕方でもアサガオは萎まずに咲いているのね。ところで夏のアサガオはどうして昼にはしぼんでしまうのだろう。アサガオの花はどうしてすぐしぼむの | 植物 | 科学なぜなぜ110番 | 科学 | 学研キッズネットのページによると、花びらから水分が蒸発するとしぼむらしく、秋は花の細胞の水分の蒸散量が減るので、遅くまで咲くという理屈になる。品種によってし...

 

荒れ地に生えるパイオニアのハギ

前回のクヌギの森で昆虫を学ぶの記事で、陽樹や陰樹を調べている時に肥料木(ひりょうぼく)という言葉を見かけた。肥料木の意味をWikipediaから抜粋すると、/************************************************************/肥料木(ひりょうぼく)とは、土壌の形成に貢献する先駆樹木のこと。窒素固定機能(根粒菌との共生による)に優れるほか、リターの蓄積による森林土壌の形成を促す樹木/***********************...

 

ノアズキの結実

初秋に咲く黄色い花の群生にハナバチが集まるの記事で見た(おそらく)ノアズキの花のところを久しぶりに注意してみてみたら、鞘ができていて、中には黒いマメがあった。鞘にはこういうマメが入っているのかな?と想像していたけれども、想像していたマメと違う。何はともあれ、実が付く時期の把握は何かと重要なので、記録として今回の記事を残しておこう。ところで、鞘が突っつかれて穴が空いているけれども、アズキには動物からの防御の意味合いが強いサ...

 

吉野の葛餅

最近知った言葉で松下幸之助の「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である」というものがある。人からかけられた言葉だけでなく、日常で目に入る様々なものからでも学ぶ事が出来ると解釈している。ビスマルクの有名な言葉で「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」がある。どうやらこれは教科書的な歴史ではなく他人の経験を糧にするという意味合いが強いらしい。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と「誤解」で検索するとそんなニュアンスのものがたくさん引っかかる。これら2つの言葉を個人的に...

 

藤棚の下のフジたち

写真右上に藤棚があって、左側にサクラの木がある。このサクラの木の根元に、フジらしき草?が繁茂していた。フジらしきつるを持ち上げた時、不定根が発生しているのが目についた。ヒルガオ科の強さに頼るフジが結実して、土にタネを落とし、発芽して、巻きつける相手を探す為に伸長している最中、定期的に節から不定根を発生させて、地面の至るところから養分を吸収している事を想像すると、フジはすごく強い植物だなと思えてくる。林床で光が差し込むところに生えた植物藤...

 

人間よ、萩から学べ

一見壁から垂れ下がる枝だけれども、近づいてみると、ハギの小さな花が咲いているのを見ると、秋の訪れを感じる。話は変わるが、ハギは低木として扱われているものが多い中、はぐれハギは究極のしなりを得る表現が正しいかわからないが、ヌスビトハギとハギといった茎が木化しないような種類もある。もしかしたら、草本のように見えて、刈り倒さずに残していたら木化するかもしれないので、なんとも言えないけれども、木本のハギと草本のハギは分類学的に近いのなか?ということが気にな...

 

薄い色の花弁のアサガオからフラボノイドのことを考える

前回の記事の薄い色の花弁のアサガオの花が咲きましたで見た薄い花弁のアサガオの花でいくつか気になることがあった。これは私だけではなく、この株だけ生育が遅いと話題に挙がる程、様々な方でも一目瞭然な違いだった。これは植木鉢を上から見た時のものだけれども、写真の中心や左上の方に葉の色が薄いものがある。これは発芽した時からずっとそうで、色の薄い(黄緑)葉の株は生育が遅い傾向にあった。この色の花が咲いた時に、この色はなんと呼ばれているのだろう?と気になったので...

 

薄い色の花弁のアサガオの花が咲きました

夏休みの定番のアサガオ観察。もうすぐ9月というところでたくさんの花が咲き始めた。一つの株に5粒程蒔いたらしく、紺や紅といった定番色の花が咲いた。pHによるアントシアニンの色の変わり方を見る紅色の花のアサガオアサガオのタネのミックスからランダムにタネを蒔いたようだ。そんな中で、薄い紫のような花が咲いた。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科の花色のページを開きながら確認してみたところ、淡鼠(薄い灰色)か水浅葱(薄い青)...

 

幻の黄色いアサガオに迫るためにキンギョソウを見る

2014年、ニュースで幻のアサガオを再現したという報道があった。プレスリリース - 「幻のアサガオ」といわれる黄色いアサガオを再現アサガオの古い記録には黄色いアサガオが咲いたという記述があるが、今は淡黄はあっても黄色いアサガオはない。遺伝子組み換えによって黄色いアサガオを再現させたのだ。遺伝子組み換えを成功させるためには、発現させたい形質の深い理解が必要で、黄色いアサガオが再現できたということは、色素の理解が大幅に進んだことを意味する。黄色いアサガオの内容を読むと...

 

紅色の花のアサガオ

Gokkyさんによる写真ACからの写真前回の紫色の花のアサガオの記事で花弁の色が紫になる理由を調べた。次はnonkosanさんによる写真ACからの写真紅と呼ばれる色についてを調べることにする。色の判断は難しく、上の写真の花弁を紅と見るか紅紫と見るか悩ましいところ。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科によると紅を理解する為には紅紫を知る必要があるらしいので、上の写真は紅紫ということで話を進める。Edgar181 - 投稿者自身に...

 

紫色の花のアサガオ

前回の色鮮やかなアサガオの秘密に迫るの記事で、アサガオの花の鮮やかな青はpHによって色が変わるアントシアニジンと花が咲くに従って、花弁のpHが上昇することに因るということを記載した。色素のpHに影響は強酸であれば赤で紫色を経てアルカリ性で青になる。それを踏まえた上で、Gokkyさんによる写真ACからの写真紫色のアサガオの花についてを見る。前回に引き続き、再び株式会社誠文堂新光社の朝顔百科を開いてみると、紫色は花弁中の液胞のpHを調節...

 

色鮮やかなアサガオの秘密に迫る

前回のpHによるアントシアニンの色の変わり方を見るの記事で、pHによってアントシアニン(もしくはアントシアニジン)の色は変わると記載した。アジサイから始まったけれども、アジサイは別の仕組みであり、上記の例に該当するのはアサガオという内容で前回の記事を〆た。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科には下記のように記載されていた。/**************************************************/朝顔のアントシアニンは中性から弱酸性では本来紫...

 

アジサイが青色の花を咲かせている

季節も梅雨に突入し、至るところでアジサイの花を咲かせ始めている。アジサイといえば、土壌のpHによって花弁の色が変わる花で有名である。花弁の色が変わる要因というのが、アジサイが生合成するデルフィニジンというアントシアニン(色素)がアルミニウムと結合することにより、変色するという仕組みらしい。青い花が土壌の状態を示す2016年にアジサイの花の色が青になる仕組みで色素とアルミニウムが結合するという内容を知って、それ以上不思議には思わなかったけれども、この記事以降に色々とあっ...

 

木蓮の花が咲いている

3月も後半になり、街路樹の木蓮(モクレン)が花を咲かせているところを頻繁に見かける。モクレンと記載したけれども、実際は白木蓮(ハクモクレン)やハクレンと呼ばれているらしいけれども、それはそれで置いといて…モクレン - Wikipedia昨年の今頃までの自分であれば、」まだまだ寒い時期に大きくて目立つ花を咲かせるなという風にしか感じなかったけれども、昨年のある出来事以降、印象ががらっと変わった。印象が変わった出来事というの...

 

そこの開花は意図したものなのか?

道端にサザンカの木が植わっている。この木を遠くからなんとなく見てみると、地面すれすれのところで開花してた。たしかサザンカは鳥によって花粉が媒介される花だったよな?こんなに低くてどんな鳥が見つけてくれようか?地面に残ったイネ科植物の実をツッツキにきた小鳥が、気がついてつっつくか?関連記事剪定による抑圧と開花の衝動

 

アジサイの先が丸まった装飾花

梅雨入りしてからいくぶん経過した。梅雨と言えば、アジサイが綺麗な季節です。至るところでアジサイが咲き誇っている。アジサイは美しいが故に美しい花特有の様々な様々な品種がある花卉園芸作物の一つである。先に装飾することに意味はあるのかい?様々な品種があるということで、このような花弁の先が丸まっている品種もある。これをよく見てみると、梅雨という長雨の中で、この花弁の丸みが受け皿のように雨をずっと保...

 

森の恵みの行き着く先

トチノキの実の灰あわせでトチノキの実にあるアク(サポニン)は灰汁に浸すことによって汁の方に溶け出すという技術により今まで食べれなかった高でんぷん質の食料の獲得に繋がった。この話を聞いて思いつくのが、灰といえば薪や炭の元はリグニン質多めの原料から加工したものだろ。リグニンといえば合成に銅を含む微量要素の金属を利用するだろ。リグニン合成と関与する多くの金属たち植物の栄養として利用するこれらの金属は、もともとは植物体を燃やした時に灰として残ることから...

 

トチノキの実の灰あわせ

前回の記事でBy Tatsundo h - own work, GFDL-no-disclaimers, Linkトチノキ - Wikipediaトチノキの実にはサポニンが多く含まれ、これが人体にとって毒性を示すから、人がトチノキの実をそのまま食べると嫌な味がする。トチノキの実はデンプンの宝庫でこの実をなんとか保存食的な位置づけで食べれるようになり、この手法が確立されたことにより雪国での永住が可能になったそうだ。このトチノキの実からのアク抜きは...

 

トチノキの実のアクとは何か?

ほおずき書籍出版紹介 《苗場山麓植物民俗事典 森と共に生きた人々とその暮らし》苗場山麓植物民俗事典の続き縄文時代の遺跡で発見されたのは、アクが強くて食べれないトチノキをどうにかアク抜きして食べている形跡だった。By Qwert1234 - Qwert1234's file, CC 表示-継承 3.0, LinkBy Tatsundo h - own work, GFDL-no-disclaimers, Linkトチノキ - Wikipedia人...

 

苗場山麓植物民俗事典

昨年の初秋頃、栽培の師のことを記載した記事をきっかけとして、長野県栄村小滝集落に行く機会がありました。そこで出会ったものは台風でも倒伏しないイネ台風でも倒伏しにくく、食味スコアが抜群に高い高品質なコメでした。この地域のコメのことをより深く知ることができれば、他地域での作業性や品質の向上に繋がり、主食のコメが盛り上がれば、社会が良くなると確信している。この小滝集落というのが、苗場山麓ジオパークという地質の保全地域且つ教材として...

 

桜の季節は終わってはいない

毎年書いていることだけれども、今年も同じように書く。今年もまた菊桜が開花する時期が到来した。こんな見事な桜が咲くにも関わらず、京都府立植物園の菊桜のところに人が全くいない。京都府立植物園/京都府ホームページ春のおとずれを表現する桜の集大成みたいな菊桜が、注目されずにひっそりと開花しているのは非常にもったいない。という気持ちの元、今年もまた同じような内容を記載した。関連記事桜の季節終盤

 

下鴨神社の光琳の梅が咲き、そして散る

今年も下鴨神社の光琳の梅が咲いていた。今年も下鴨神社の光琳の梅が咲き始めた何だろう。最近の寒暖の差はありつつも、徐々に暖かくなっていくこの季節で、こんなにも鮮やかなピンクの花弁を見ると、春の季節の到来がもうすぐだと感じてしまうわけで、暖房器具がなかった頃の人々にとっては、おそらくこの感情はもっと大きなものではないか?と思ったりもする。先端から根元まで花が咲き誇り、既に散り始めている花弁を見ると、花というも...

 

スイセンが花をつけている

1月になって更に寒くなって、この時期の風物詩であるスイセンが花を咲かす。前にも書いたのだけれども、この時期に咲くスイセンは不思議でしょうがない。冬に咲く花はなぜ冬の開花を選んだのだろうか?とは言っても、他の植物だったら何でも知っているのか?と言えば、アストロバイオロジーから連なる様々な生物学的に見れば、解明されていることなんで、限りなくゼロに等しいわけで、何も知っていないのと等しい。※アストロバイオロジーとは、宇宙に生物はいるのか?地球の生物はどのよう...

 

池の辺りの紅葉のモミジ

今年の紅葉は色鮮やかになるだろうという予想通り、今年の紅葉はとても紅い。高野川が紅に染まりはじめるというわけで、これらの紅葉の木の下では、紅葉の落ち葉による紅や黄色の絨毯ができていた。自然が生み出すなんとも美しい光景だ…いや、ちょっと待てよ。池の横でモミジって生えるものなのか?森で一箇所に同じ種類の木が並ぶということはほとんどないよな。タネの落ち方、発芽した運良く大半が生き残ったら可能かもしれないけれども。...

 

嵯峨の大覚寺の嵯峨菊

今年も行ってきたよ、京都府立植物園での嵯峨菊の展示嵯峨菊というのは、京都の右京区(嵐山付近)にある大覚寺で栽培されている菊で…というのは以前記載したので、過去記事のリンクを貼っておく。京都の嵯峨菊いつ見ても、流線の舌状花が美しい。丁子菊という別の道を選んだ菊菊については今まで何度か書いてきたから、今回は行ってきた報告ぐらいにとどめておこう。関連記事江戸菊は江戸の華幽玄の美の伊勢菊

 

新しくて綺麗な色の葉がでてきたよ

今年も咲いた、下鴨神社の萩前回、下鴨神社にハギを見に行ったけど、はやくてあまり咲いていなかったという内容を記載した。せっかくなので、ほとんど咲いていないハギでもじっくりと見てみることにした。じっくり見ようとする機会なんてそうそうないからね。ところどころ、葉色が薄い小葉がある。小葉が集まって複葉これは欠乏症というわけではなさそうで、比較的新しく発生・展開した小葉だろう。これって、ある程度の葉緑素の量で展開してしまって、...

 

今年も咲いた、下鴨神社の萩

下鴨神社の萩を見に行った。残念なことに時期的にはやく、まだ咲き始めだった。というわけで、一昨年の下鴨神社の萩の記事を読んでもらうとして、下鴨神社にある遅咲きの萩せっかくだから、花が比較的たくさん咲いている株を撮影してみた。ハギは綺麗なんだけど、枝が細くてコンデジだと詳細が撮影しにくい。撮影していて思ったけど、枝で花の咲き始めの箇所は葉と花が同じぐらいあって、茎と花柄の間から花芽が形成している。一方、...

 

葉の下でクズの花が咲いている

クズの躍進クズの事を散々書いてきたけれども、お恥ずかしながら、クズの花というものを見たことがない。クズは秋の七草として扱われている草だ。そろそろ開花していても良い頃だということで、秋の七草の検索結果河川敷にはびこったクズの花を探してみた。早速見つかった。つるの比較的先端あたりで開花するのね。そりゃあ、道から川に向かって伸長しているところでは花が見つかりにくいわけだ。せっかく見つけたので、花をまじまじと見てみる。 ...

 

ハギは草に埋もれても美しさは埋もれない

河川敷を走っている。河川敷では草刈りや土砂の除去といった人為的なことがほどよく入っているため、森にならず、且つ草は住み分けしているという状態が続いている。この草むらを見ていた時、写真の中央あたりに目がいった。この写真ではイネ科の草があるようにしか見えないけれども、実際にこの場所を見ていると、ハギの花が目立っていた。ハギの花は小さいけれども、直立した茎に集まるように開花し、しかも色が濃いピンクで綺麗で目に付きやすい。葉もしっかりとした...

 

第58回朝顔展@京都府立植物園

今年も行ってきたよ、京都府立植物園の朝顔展今年の朝顔展は比較的はやい時期に変化朝顔が咲いている気がする。変化アサガオのタネを蒔きました変化朝顔については昨年散々書いてきたので、ここでは昨日みた変化朝顔の写真のみにする。第57回朝顔展@京都府立植物園昨日、植物園の職員が朝顔について解説していた。特に印象に残ったのがトランスポゾンについての説明で、遺伝学や分子生物学の難解な問題を頑張って説明していたなと。植物にとって大事な大半の...

 

城南宮のアヤメ

昨年から行くと決めていた場所がある。アヤメが咲く時期になったら城南宮に行こうと。理由はいずれアヤメかカキツバタに記載されている内容と同じ。すでに近所で発見してしまったのだけれども、アヤメの名所として有名な場所も見ておこうと行ってみた。というわけで城南宮ここには源氏物語花の庭という神苑があって、源氏物語の貴族の歌にでてくるようなキレイな花が今でも栽培されている。神苑に入り、アヤメの場所に行く。時期は少し遅めで萎...

 

いずれアヤメかカキツバタ

5月中旬になった。この時期が訪れることをずっと待っていた。なぜ待っていたか?というと、いずれアヤメかカキツバタ!このフレーズを書きたかったからだ。あまりのこのフレーズの書き足さにいずれ(カンザキ)アヤメかカキツバタというフライング的な記事すら投稿してしまったぐらいだ。だけどね、アヤメの時期が訪れても、アヤメってなかなか見当たらないのよ。そんな中、夕方に下鴨神社をブラブラしていたら、御手洗池の近くにあった。御手洗池といって...

 

桜の季節終盤

しつこいけどまた言う。桜の季節はこれからだ!に引き続き、今年の桜ネタ。先に書いておくけど、昨年の記事の今年の桜の季節がすでに終わったと思うのはもったいないで同じことを書いた。そう!菊桜の開花ね。菊桜というのは、100枚以上の花弁を発生させて、それはもう見事に咲き誇る桜で、今年も見事に咲いていた。この桜が咲き終わる頃、今年の桜の季節は終わったな。という感覚になる。

 

流水と八重の花

京都の河原町に流れる高瀬川。なんとなく川の流れを見ていたら、八重咲のサクラの花が流れてくる。少し川上に関山があったから時期的にもおそらくそこからだろう。しつこいけどまた言う。桜の季節はこれからだ!高瀬川は鴨川に繋がって、鴨川は淀川に繋がって、淀川は大阪湾へとつながっていく。花ごと川に落ちて海へと流れていく。実をつけることができなかった花は何を思って幹から遠く離れたところに流れていくのだろうな。桜は散り際が美しいというけれど、その...

 

しつこいけどまた言う。桜の季節はこれからだ!

先日、4月23日、大阪の長居公園にて松月という品種の桜が満開だった。ショウゲツ - Wikipediaいや、よく見ると、右下あたりの花がまだ開花していないので、この桜の木はまだ満開ではない。他に天の川と呼ばれる品種も満開みたいだった。他にもいくつか品種があったけど、一旦ここまでにしておいて4月22日に訪れた京都伏見の御香宮神社にあったおそらく関山(かんざん)という品種ももうすぐ満開...

 

今年も言う。桜の季節はこれからだ!

京都農販に行った帰り、遠くから見ても桜が妙に目立っていたので上賀茂神社に立ち寄った。桜の季節はこれからだ!なんてことを毎年書いている気がする。今年の桜の季節がすでに終わったと思うのはもったいないソメイヨシノが散って桜の季節が終わりという言うを例えるならば、スターウォーズエピソード1を見て、「スターウォーズ見たよ。面白かったよ」と言ってしまうことと等しく、おいおい、アナキンは暗黒面の「あ」の字どころか、ライトセーバーを握ってすらいないじゃないか!という状...

 

白川疎水通りでサクラサク

京都市内の至るところに桜並木がある。鴨川(賀茂川)や高野川あたりが有名だけど、哲学の道へと続く白川疎水通りというところにも桜並木はある。それが上の写真。見ての通り、道路側へ枝は伸長しておらず、川側へ伸長している。邪魔にならないようにうまく剪定されているんだろう。川には大きな木が生えないので、川の上を茂る事ができたら木にとっては良いことなのかな?剪定自体はされたくないよね…さてさて、いつものように川の方に伸長した枝...


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