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アーカイブ : 2018年12月

 

石と恐竜から学んだ沢山の知見

昨年末に星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人星屑から生まれた世界という良書と出会った。石の観点から生物誕生を見るという切り口で、今でいうところの微量要素の理解が一気に進んだ。今年の春、息子が保育園で恐竜を知った。保育園にある恐竜や地球の本に夢中になり、同じクラスの子らと毎日恐竜の本を読んだらしい。この機会に合わせて、子供用の恐竜図鑑と恐竜に関する学術書を購入して、家でも一緒に恐竜の本を読むことにした。今まで読んでいた地質

 

藍藻類が塩類集積地に植物の環境をもたらす

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用前回、藍藻類(シアノバクテリア)のユレモは粘液物質を分泌して滑走運動を行うという内容を記載した。藍藻類のユレモはゆらゆらと動くなぜ唐突にユレモの滑走運動の紹介を行ったか?というと、ある読み物を紹介したかったからだ。その読み物というものが、土壌圏の創生とラン藻 化学と生物 Vol. 42, No. 3, 2004で毎年600万ヘクタールのペースで増え続けている耕作不可能地問題をなんとかすべく、藍

 

藍藻類のユレモはゆらゆらと動く

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用ユレモという藻がいる。ユレモというのは藍藻類の微生物で、藻ではあるがシアノバクテリアというバクテリア(細菌:原核生物)に分類されている。地衣類という菌たちの巧みな生き方窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たちこのユレモというのが、名前の由来にもなるらしいけれども、顕微鏡で見るとゆらゆらと動くらしい。この動くに対して東海大学出版部から出版されている藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化

 

SOY Shopの管理画面からの注文で商品オプションプラグインの見直し

SOY Shop内でパイプハウスの施工管理アプリを開発しました前回のSOY Shopで下書き通知プラグインを作成しましたの記事に引き続き、SOY Shopの管理画面から注文登録する機能で施工見積りの管理を行う際に、一つ重大な問題が発生した。それは、例えばネジのような大量に必要且つ使用箇所が多岐に渡る部品が合ったとして、見積もり書には使用箇所毎にどれくらいネジを使用するか?を明記することが出来ない。ネットショップではどの商品をどれくらい購入するか

 

台風の強風で根が切れた木

おそらく今年の台風21号で倒れてしまった木だろう。安全を考慮して地上部は切り落とされている。この木に近づいて見てみると、強靭であった根がばっさりと切れていた。根の内部に土が入り込んで、おそらく湿気も内部にあるだろう。ここでは有機物の分解が始まっているはずで、今まで炭素の固定をしていた木が炭素を放出する側に回ってしまっている。大気中の二酸化炭素の増加によって大型台風を誘発しているという説に基づくと大型台風は更な

 

SOY CMSとSOY ShopでPHP7.3系に対応してみました

今月はじめにPHPの新しいバージョンである7.3系がリリースされました。PHP7.3ではPHP7.2よりも表示速度が更に高速化しました。SOY CMS、SOY Shopで大きく影響を与えたものが、Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"?上記のエラーで管理画面へのログイン等で影響があります。エラーの詳細はswitch文内

 

土作りの視察に行くなら赤黄色土の地域へ

先日、栽培の土作りの視察に行くとするならばどこか?という話題になった。この質問を挙げた方は近々、グループで宮崎のとある秀品率の高い地域に視察に行く予定らしいが、宮崎という環境に視察に行くことが自身にとって本当に価値があることなのだろうか?という疑問があると言う。この質問に対して、私と全国を渡り歩いている方の意見は一致して、視察に行くのであれば、赤黄色土のある渥美半島に行くべきだと告げた。愛知県の渥美半島での栽培渥美半島というのは愛知県の南部にある半島で、古土壌

 

花粉を中心とした生存競争

石炭紀を生きたスギナの祖先は大きかったで恐竜が誕生する以前、スギナの祖先にあたるシダ植物のトクサは大きかったという内容を記載した。この情報は、FPDM: 博物館の出版物「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」恐竜は花を見たか?という本を読んだ際に知ったことで、他にも非常に興味深い内容を知るきっかけでもあった。花の誕生、もっと細かく言えば被子植物の誕生こそが、恐竜が絶滅するきっかけになったのではないか?という説がある。生

 

SOY Shopで下書き通知プラグインを作成しました

SOY Shop内でパイプハウスの施工管理アプリを開発しました今年の初旬に冒頭の写真にあるような農業用パイプハウスの見積り書の作成を簡単に行える仕組みをSOY Shopの管理画面からの注文機能を元に構築しました。この仕組みにより、エクセルで作成していた時は一日仕事であったものが、今は1時間程度で終わり、一日に複数件ある程、大幅な時間の短縮が見られるようになったとのことです。半年近く運営してみて様々なUI上の課題が挙がってきました。S

 

水草と開花と花粉

沈水植物が獲得した形質の記事に引き続き、水草の話を進める。今までの復習として、水草は陸上にいる被子植物が水辺で生きる為の形質を獲得したと考えられている。水草とは何だろう?水草が得た形質として、抽水植物や浮葉植物のように葉が水上にあるものであれば、酸素や二酸化炭素といった気体を如何に全身に行き渡らせるか?沈水植物であれば、二酸化炭素を如何に水中で獲得するか?が大事であると記載した。これらを踏まえた上で、異端の植物「水草」を科学する|書籍案内|ベレ

 

石で敷かれた道の上の小さな生態系

とある公園の一角で、ちょっとした隙間で草が生えているというよく見る光景がそこにもあった。イネ科の草だろうか?ところどころに白っぽい個所がある。近づいてみると、やはり白いものが4個ぐらいある。白いものはキノコだった。このキノコはイネ科植物の枯れた葉や茎を糧に生きているのだろうか?そうであれば、ここではちょっとした有機物の循環が出来つつあるということになる。イネ科植物が石の隙間から発芽して、

 

高槻樫田温泉が来週で休館になるので行ってきた

昨晩、来週に休館してしまう温泉に行ってきた。休館する理由が今年(2018年)の大型台風(21号)で多大な被害を受けたことが原因だそうだ。平成30年台風第21号 - Wikipedia温泉でしかも建物は無事のように見えて、なぜ台風の被害で休館なのか?というと、高槻樫田温泉は大阪森林組合の施設で、木材の伐採時に発生する伐採材を木質バイオマス燃料「ペレット」にして、そのペレットを燃焼させて鉱泉を温めるというしていた。高槻樫田温泉 - Wikipedia少しでも環

 

沈水植物が獲得した形質

前回の生活の身近にいる水草の記事で、イネという抽水植物の水草が水田で生育するために獲得した機能が、ROLバリアで根の先端に酸素を運ぶ形質だということを記載した。イネの抽水植物以外に水草は他にも3種類あると定義されていて、水草とは何だろう?植物が完全に水中で生育している沈水植物では、根でROLバリアが発達していようが、そもそも葉が水の外にいるわけではないので意味がない。沈水植物が水中で生息する上で課題だったことが何であったのか?というと、水中で光合成に必

 

12月21日 パンの耳でピザ

今日は、冷凍していたパンの耳を使って、ピザを作ることにしました。もともと、植物園にいる鯉の餌用に買っていたパンの耳ですが、寒くなってきたらそうそう植物園に行くこともないかも。冷凍庫の物減らしたいし。パンの耳とは思えない分厚さ。底がカリカリしていて美味しい。耳でピザ向いてるわ~!ちなみに今日はスーパーフライデーで、ファミチキもきっちりゲット。

 

東芝ドラム式洗濯乾燥機で洗濯時の水漏れ問題に挑戦

東芝ドラム式洗濯乾燥機の乾燥の仕上がりが落ちてきたので、ホコリ取りに挑戦の記事で登場した東芝のドラム式洗濯乾燥機だけれども、時々、左下のフィルターの個所から水漏れが発生する。フィルターが詰まっていると水漏れが発生するけれども、今回の水漏れはフィルター掃除後、初めての洗濯にも関わらず水漏れが発生した。そこでフィルター周辺の掃除も行ってみることにした。手順を前に型番を載せておくと、東芝ドラム式洗濯乾燥機ZABOONのTW-Z9500R(W)を使用し

 

生活の身近にいる水草

水草とは何だろう?前回、水草について触れた。水草とは進化の過程において陸上への進出に成功した植物たちが、再び水の中に入れる為の機能を獲得して水辺で生育できるようになった植物群と記載した。水辺で生育とはどういうことだろう?と異端の植物「水草」を科学する|書籍案内|ベレ出版から抜粋してみる(59〜63ページ)と、・抽水植物:水上に茎や葉が突き出しているもの・浮葉植物:葉を水面に浮かべているもの・沈水植物:葉や茎がすべて水中にあるもの・浮遊植物:

 

水草とは何だろう?

藻類とは何だろう?の記事の最後の方で、醒ヶ井の梅花藻バイカモや同じ高さからたくさん出てる水槽でよく飼育される水草とは何だろう?という疑問を記載した。植物名にはなんちゃら藻と記載されるけれども、これは一般にいう藻類とは違う気がすると。藻類の定義を改めて確認すると、藻類とは酸素を発生するタイプの光合成を行う生物のうち、陸上植物以外の生物の総称である。藻類 - Wikipediaこの疑問を解消すべく、一冊の本を購入して読んだ。

 

水量の多い町の工夫

清流と霧の高原くぼかわ先日、高知県の四万十町を訪れた。四万十町の幹線道路付近では写真ではわからないけれども、どうやら用水路の水量が多いみたいだ。用水路が深く、勢い良く水が流れていた。水が豊富みたいで、こんな感じで、水位が増さないような工夫が見られた。この用水路に下にはクロスになるように他の用水路があって、更に低地に用水路がある構成になっていた。下の用水路はここのすぐ後に仁井田川とい

 

SOY Shopでカート内にある商品から注文時に得られるポイントを出力するタグを追加しました

SOY Shopでショップサイトを運営している方から、カート内に入っている商品を購入した際に得られるポイントを、購入前から表示して欲しいというお問い合わせがありました。というわけで早速作ってみました。カートに何も商品を入れていない時、もしくは購入してもポイントが発生しない商品のみカートに入っている時は、ポイントが発生していない旨を出力する為のタグを、ポイントが発生する商品がカートに入っていた場合は、実際に得られるポイントを出

 

シダとササのせめぎ合い

とある林の林床にて、草がたくさん茂っていて、しかも白が疎らな個所がある。おそらくだけれども、先にシダ植物が群生を形成して、その後、被子植物で単子葉植物のササ(イネ科タケ亜科)が中心部から茂り始めたのだろう。ササが茂り始めた個所は日当たりが良い。日当たりが良い故に茂ったのだろう。この写真をよく見ると奥側にはシダの群生が広がっているので、こうやってシダ植物は林床の日が当たりにくい場所に追いやられているのだなと。恐竜が

 

サラメシページ作りました(カレンダー形式/ 予約サイト作成)。

NHKのサラメシwww4.nhk.or.jp/salameshi/という番組ご存知ですか?働いている大人のランチを取材してくれるのですが、この番組がおもしろい。こんな会社あるんだとか、この会社の社食すごいな、など毎回新たな発見があります。さて、このサラメシに出たいなぁと思い、以前から投稿の写真を送りますが、サイトには載せて頂けるものの、取材が一向に来る気配がありません。そこで、サラメシのぺージを自分たちで作ることにしました。これで、毎日二人分お昼を作っている私にも張り

 

食用キノコから発見されたストロビルリン

ネギのべと病もストラメノパイル前回、ネギ栽培で厄介なべと病に触れた。べと病はフハイカビという卵菌類由来の病気であることを記載した。べと病でいろいろと読んでいたら、べと病対策で頻繁に使用されているとある農薬の作用点が目に付いた。有効成分がアゾキシストロビンという農薬だ。食用キノコ(シメジ)から発見されたストロビルリンと同様の作用がある。ストロビルリンの作用点はミトコンドリア内の複合体Ⅲを阻害して、生物の電池であるATPの合成を阻害して

 

ネギのべと病もストラメノパイル

ショウガの根茎腐敗病とストラメノパイルでショウガの根茎腐敗病は卵菌類という原生生物由来の病気であると触れた。ショウガの根茎腐敗病の対策の前に、他の作物で卵菌由来の病気がないか?調べてみることにした。で、色々と振り返ってみたら、ネギのべと病も卵菌由来の病気であった。※上の写真はべと病の初期症状だとされるべと病で振り返ってみると、亜リン酸カリの葉面散布が有効であると以前触れた。亜リン酸肥料、再考もし、亜リン酸カリが卵菌に対し

 

ショウガの根茎腐敗病とストラメノパイル

高知県の四万十町農業者ネットワークさんで肥料の話をしましたの際にショウガ栽培で根茎腐敗病という病気に困っているという話題が頻繁に挙がりました。この病気は一体何なのだろう?と気になったので調べてみることにした。※写真:しょうが 根茎腐敗病 : こうち農業ネットより引用ショウガの根茎腐敗病はその名の通り、根茎が腐敗する病気で、フハイカビという卵菌類の感染が原因となる病気である。フハイカビ - Wikipedia防除に入る前に卵菌について触れてみること

 

京都八幡の渋谷農園さんの研修会で緑肥についての話をしました

先月の京都八幡の渋谷農園さんの研修会で基肥と追肥についての話をしましたから少し日が空きましたが、三回目の社内研修会として緑肥の話をさせて頂きました。初回からの土について肥料で出来ること土壌分析から施肥設計を考えるに引き続き、緑肥で与えすぎた肥料分を如何に回収するか?であったり、緑肥の力を借りて栽培環境を向上するというものを追加して、良い土とは?について意識する機会が増えることに貢献出来れば幸いです。

 

清流と霧の高原くぼかわ

高知県の四万十町農業者ネットワークさんで肥料の話をしましたで、高知県の四万十町に行った。京都駅から夜行バスで高知県の須崎に向い、須崎から始発の電車で窪川駅に向かう。電車で移動中、窓の外を見ると、前方が見えない程の濃霧であった。窪川駅に到着した。くぼかわの駅の看板には清流と霧の高原と記載されていた。道中の濃霧を見れば納得だ。下車してから早速四万十川に向かう。林の中の道を抜け、四万十川に到着した。

 

ゼニゴケの上でキノコ

苔類のコケをマジマジと見てみた前回、苔類の葉を接写で見てみた。苔類の群衆をよくよく見てみると、所々の草が黒っぽくなっていた。葉が枯死するのだろう。枯死しかかっている個所に目を向けてみると、苔類の葉の黒い個所でキノコが生えていた。ゼニゴケの下は砂利が敷き詰められたところだから、このキノコはゼニゴケの葉から養分をとっているということで間違いないだろう。コケにはリグニンが無かったはずだから、キノコに分解されたものは土の

 

高知県の四万十町農業者ネットワークさんで肥料の話をしました

ブログの読者から京都農販のお問い合わせ経由で高知県の四万十町農業者ネットワーク(生姜部会含む)で講師の依頼がありました。内容は肥料を用いて土を良くすることの背景と、提案する肥料の背景にある考え方の話をしました。今回訪れた四万十町は生姜の出荷量が日本一の地域で、栽培から出荷まで様々な要素で真剣に取り組まれていて、今回の内容が栽培の方で皆様の取組において少しでもお役に立てることが出来れば幸いです。

 

苔類のコケをマジマジと見てみた

漠然とコケと言っても、コケには蘚類(せんるい)、苔類(たいるい)とツノゴケ類があるらしい。蘚類というのが、こんな感じで、茎と葉の区別が付きやすいもので、苔類というのが、生活史の大半がほとんど葉の葉状体のもので、詳しい内容はここでは触れない。ツノゴケ類というのは、探すのが難しいらしいので触れない。OLYMPUSのTGシリーズで広がる視野今までオリンパスのTGシリーズで接写で撮影してきたコケというもの

 

デジカメを介して動物プランクトンを見る

とある水槽の表面に白い粒があったのでOLYMPUSのTGシリーズで広がる視野OLYMPUSのTG-4の顕微鏡モードで撮影してみたら、コンパクトデジタルカメラ | オリンパスミジンコが撮れた。今まで実体顕微鏡でなければ見れないと思っていた水中の動物プランクトンもデジカメを介せば撮影出来るなんて良い時代になったものだと感じる。デジカメを介せば、植物プランクトン(微細藻類)も見れるものがあったりするのだろうか?藻類の光合成産物が深いと

 

木を上から見るか下から見るか?

日本最大級の淡水魚の水族館がある琵琶湖博物館内で、樹冠トレイルという森を上から眺められるようにぐるっと歩道が設置された個所ができた。滋賀県立琵琶湖博物館 | びわ博(びわはく)は、湖にのぞむ、日本有数の総合博物館です。国内最大級の淡水の生き物の水族展示、また琵琶湖の地学・歴史・環境についての展示があります。琵琶湖博物館へようこそトレイルの歩道に囲まれた個所に縄文時代や弥生時代の遺跡から発掘されたどんぐりを元に、当時の森が再現されていて、安全に森の中も探索できるよう

 

藻類の光合成産物が深いところへと沈降する

藻類とは何だろう?の続きで、今回は海での藻類の光合成について触れてみる。前回、海の表層にいる微細藻類の行う光合成、つまりは二酸化炭素の消費と有機物の生産量は、陸上の植物らに匹敵する程の量だと推定されている。藻類は海における食物連鎖の根本にあるため、海の様々な生物の餌になる。陸上の食物連鎖と異なる点として、食物連鎖時に発生する各種有機物は二酸化炭素として大気に戻るものが一部、海底へと沈降していくものも無視できない量あると推定されている。

 

藻類とは何だろう?

最近、コケ、シダや藻を見ている理由として、地球全体の二酸化炭素の収支を理解する上で光合成を把握する必要があると感じたところが非常に大きい。大気中の温室効果ガスを減らしたい透き通るような緑のコケの葉シダ植物を求め、川の上流へ光合成の明反応他にも大きな理由があるけれども、その内容は後日にして、今は触れないでおく。先日、塩類集積を起こしているハウスの中で、陸上で生きる藻である土壌藻に触れた。土壌藻に目を向けて水を頻繁に与えているところ

 

畦のタデの葉の紅色が目立つ

道の横にある水田の畦で、やたらと紅葉した草が目立つ。おそらくタデ科のギシギシだろう。外葉の紅色が目立つ。内葉は葉の縁がほんのり紅色になりつつある。タデ科の草と言えば、体内でシュウ酸という有機酸が多く合成され、(土壌に対する影響は知らんけど)シュウ酸は還元剤として働く。Fe(Ⅲ)をFe(Ⅱ)のように。タデ科の草の活躍還元剤は対象となる物質に電子を与える行為になる為、葉にシュウ酸を溜め込むと電子が飛び交う

 

土壌藻に目を向けて

とあるハウスの塩類集積で生育にムラがある土壌にて、土表面にコケが生えたと表現される状態になっている個所があった。塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ私の最近のコケの理解の取組から、栽培で慣習的に使われる「コケが生えた」のコケは、生物学的に言われるコケ植物ではなく、土壌藻と呼ばれる光合成の出来る土壌微生物であるはず。コケとは何だろう?藻類 - Wikipedia肉眼では見えないぐらい小さいものでも、デジカメのレンズを介せば見れるわけで、

 

マツの幹の割れ目に住む地衣類たちの上のコケたち

前回、道端のマツの幹で地衣類が幹表面にはほとんど繁殖していないのに、幹の割れ目に沿うように繁殖していることを記載した。マツの幹の割れ目に住む地衣類たち前回の続きで、複数あるマツの幹の割れ目を見てみることにした。その内で一番目立ったものが、地衣類が繁殖しているであろう個所に、更にコケが生えていたこと。おそらくこのコケたちは、幹表面の皮が地面に落ちても生育を続けるのだろうな。マツと言えば、荒れ地から森へと生態

 

SOY Appの管理画面のUIのレスポンシブウェブデザイン対応

前回のSOY CMS ASP版運営プラグインの続きASP版でサイトやブログが運営出来るようになれば、次に欲しい機能はASP版で使用できるお問い合わせやメルマガの機能だろう。SOY CMSの標準機能では、サイト毎にお問い合わせのデータベースを持つことが出来る設定があるので、この設定を有効にすれば事足りるのですが、SOY Inquiryのデータベースを各サイト毎に作成する(要PHP) - SOY Inquiryを使ってみようSOY Mailのデータベースを各サイト

 

SOY CMS ASP版運営プラグイン

SOY CMSのユーザから専用サーバを借りて、SOY CMSのASP版を提供したいという要望がありました。ASPというのはアプリケーションサービスプロバイダの略で、ネットワーク経由でアプリケーションを提供するもの、事業者等を指す。アプリケーションサービスプロバイダ - Wikipediaこの要望に対して、SOY CMSのマルチサイトの機能を利用して、公開側のページでアカウントとサイトを一つ作成出来るプラグインを開発してみました。プラグイン名はSOY

 

マツの幹の割れ目に住む地衣類たち

街路樹の松。幹には上の写真のようにヒビが生えている。このヒビをよく見ると割れ目に沿って地衣類の菌が繁殖している。地衣類という菌たちの巧みな生き方割れ目以外のところを見ると、地衣類は繁殖していない。マツの表面には地衣類が嫌う何かがあるのか?割れ目周辺の環境が良いのか?木が老いると朽ちる前から幹が比較的大きな菌の住処になるのだなとここのマツを見て思った。

 

大小様々なシダ植物を見て、太古の環境に思いを馳せる

シダ植物を求め、川の上流への記事でシダ植物の根元はどうなっているのか?を調べた。シダはリグニン質のような塊の先端から葉を伸ばし、ある程度葉柄にリグニンを溜め込んだら枯れ葉を落とし、中心部の褐色の塊の体積を増やしているのだろう。前回の記事の最後にシダ植物の茎の話題に触れたけれども、実際に茎を見ていないので一旦保留とする。シダ植物の理解を進めたことで、今まで訪れた場所の内容の理解を進めることが出来る。どの個所のものかと言えば、三

 

シダ植物を求め、川の上流へ

銀座ソニーパークの植物たち先日の記事で大きなシダ植物を見たという内容を記載した。シダ植物だと意識してこの手の植物を見るのが初めてで、はじめて故に株の上の方でのみ葉が展開していることを不思議に感じた。このシダ植物を見て、林床のシダ植物たちこんな感じで林床に生えているシダ植物がどんな風に成長しているか?が気になったので、シダ植物をマジマジと見れそうな場所に行ってみた。大阪府にある某渓谷の上流に位置するところで、如何に

 

ツユクサは一次細胞壁でフェニルプロパノイドを持って何をする?

今までの記事で、作物が虫による食害や病原性微生物の感染に強くなるために、細胞壁、特にリグニンの活用が大事であることを記載し、秀品率を高める為にリグニンの合成が大事では?という内容を記載してきた。目に見えない銅欠乏植物が細胞壁を構成する時、最初にセルロースを主体とし各セルロースを結合させる為にヘミセルロースやペクチンといったものを付着させる一次細胞壁の形成の過程と、一次細胞壁を構成して細胞の分裂が終了した後に、細胞壁を更に強固にするためにリグニン等を付着させる二次細胞壁の形成の過程


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