中干しをしないことが稲作の利益率を高める確信を得たの記事の続き。

物理性の向上 + レンゲ + 中干し無しの稲作の作業の確認の際に下記のような話題が挙がった。


※写真は無料素材のサイトからダウンロード


上の写真のような感じの配置の田で、肥培管理が一緒にも関わらず、下の田の収量が多い場合があった。

それとも水が何枚の田を経ることで地温が上昇したのか?

それとも上の田で溶脱した、もしくはろ過された成分が下の田に何らかの影響を与えているのか?

他にも要因はあるかもしれない。


どちらにしろ、一つずつ切り込んでいくと見えるものが多くなるので、とりあえず水温に意識を向けてみようという流れになった。




稲作と水温で検索をしてみると、温かい水であれば収量が増すが、温かすぎると逆に悪くなるといった内容を良く見かける。



田で水を張る時に深くすると地温の変動が緩やかになるという話題も良く見かけるが、ガスが発生して根腐れを起こすという話題も同時にある。

ガスの発生は一種の人災みたいなものなので、物理性を改善していれば無視しても構わない。

稲作の中干しという管理技術の歴史は浅い


これらの内容を踏まえた上で、区画整備をされた田についてを考えてみる。



区画整備された田では直接入水できるように細かい水路が張り巡らされている。

どの田も直接入水できるため、田に水を入れる際は冷たい水が入ってくる。


上の写真のように水路にレンガが置かれ、田の直前で滞留させた後に水を入れているところを見かけるが、おそらくこれでは距離は短いだろう。



高温障害を受けるような猛暑日の中干しを経たイネに、直接冷水を当てるのは急激な寒暖といったストレスを与えるはずで、その後の生育が心配になる。



棚田では一番上の田に冷たい水が入り、田毎に滞留させて水温を高めて下の田に水を移動させるので、一番下の田の水温は常に安定する。

もし、この話が正しいのであれば、



中干しをしないという選択をすれば、田に新たに水を入れる時は、温まった水が既にあり、新たな水の冷たさは緩和される。

であれば、イネに与える冷水のストレスも緩和され、障害の発生率も減るはずだ。


この話が稲作の冷害を緩和させるには土作りの記事へと続いていく。