カテゴリー : 土壌環境

電子書籍の販売をはじめました
ブログ内検索
 

スズメたちの集会の足元では

鳥(スズメ)がよく集まる場所の足元に 所々が白くなった石がある。 白い個所は 鳥の小便がこびりついていた。 鳥の小便は人の小便とは異なり固形で成分は尿酸と呼ぶ。 発酵鶏糞ができるまで2:成分編 By NEUROtiker - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link 高校理科あたりで習うけれども、 尿酸はあまり水に溶けず濃縮できるという利点から、 卵の殻が高い系の生物の排泄物となっている。 尿酸 - Wikipedi...

Read More…

 

未熟な鶏糞内に含まれるであろう抗酸化作用

植物にとってビタミンB6とは?の続きまでの記事で、 ビタミンB6が活性酸素に対して抗酸化作用があることがわかった。 今まで見てきた活性酸素は電子を多く持って不安定になった酸素や水が、 更なる安定を求めて、他の物質から電子を抜き取る作用があって、 取られた物質は電子を取られることによって脆くなる。 電子は糊付けの意味を持っていると捉えれば、 電子を取られることで崩壊するすることはイメージしやすい。 量子力学で生命の謎を解く 抗酸化作用のある物質とは、 活性酸素にいち早...

Read More…

 

京都北部の舞鶴全般の土壌の考察

先日の京都北部の舞鶴での勉強会で話題に挙がったグローバック栽培で、 気になる点があったのでメモとして残す。 舞鶴の万願寺唐辛子等の栽培者向けに土壌分析と施肥設計の話をしました グローバック栽培は土から離れ、土耕ではないので、 水耕栽培として扱われる。 水耕栽培といえば、 水耕栽培の培地は露地栽培の堆肥として再利用できるか? ベットを用意して、その上に培地と栽培開始前に資材の調達で費用がかかるが、 グローバック栽培は袋詰された培地を地面に置く形式なの...

Read More…

 

シアナミドは土壌の細菌にも効果があるのか?

前々回の石灰窒素の作用機序で石灰窒素の主成分であるシアナミドの作用機序を調べ、 前回の酵母でのアセトアルデヒドの耐性で最もシンプルな真核生物の酵母でのシアナミド経由で蓄積されるアセトアルデヒドに対する振る舞いを調べた。 元々の話の発端は緑肥のヘアリーベッチが根からシアナミドを分泌するということから、 土壌消毒の代替として晩秋からヘアリーベッチの栽培は可能であるか? というものだった。 今抑えたい症状が四万十の話題で頻繁に挙がったショウガの根茎腐敗病等や、 以前からずっ...

Read More…

 

石灰窒素の作用機序

土壌消毒として緑肥の栽培はどうか?で緑肥のヘアリーベッチに土壌消毒の代替になる可能性があるのではないか? という内容を記載した。 この話の背景として、 ヘアリーベッチには強力なアレロパシーがあり、 周辺の草の発芽を促して枯らすという報告があることがある。 ヘアリーベッチの根からはシアナミドが分泌されるという報告があり、 シアナミドというのは土壌消毒で用いる石灰窒素の有効成分でもある。 ヘアリーベッチが土壌消毒の代替になるか?を判断するためには シアナミドの作用がどのよ...

Read More…

 

土壌消毒として緑肥の栽培はどうか?

前回のエンドウの寒さへの強さの秘密はどこにあるのかい?の記事を作成している時にふと思ったことがある。 前回の草は○○エンドウという名前が付いている草だと思うけれども、 緑肥のヘアリーベッチの底力 緑肥でこの草の仲間にヘアリーベッチという草がある。 このヘアリーベッチという緑肥はマメ科で根粒菌との共生で窒素固定が出来るだけでなく、 根から分泌されるアレロパシーで周辺の草を抑え込む。 アレロパシーの仕組みは どうやら周辺の草のタネの休眠を早期に打破し、 適切な...

Read More…

 

アスファルトが木の根によって割れた

京都某所のとある桜並木 幹がこんなにも割れ目があるので、 ここに根付いてもう長いのだろう。 しっかりと強く根付いたからか。 アスファルトの道にヒビが生えている。 このヒビをよく見てみると、 隙間に落ち葉が入り込み、 落ち葉等の有機物が土化している。 おそらくしばらくしたらこの個所から草が生え始めて、 その草が更にアスファルトの隙間を広げるだろう。 このまま人が何もメンテナンスをしなければ、 数年後にはこの場所は草原と化すのだろ...

Read More…

 

ポリフェノール鉄錯体と酸素供給剤で青枯病の発生を抑制

SNSのタイムラインを眺めていたら、 とても印象に残った研究のプレスリリースがあったので 今回はその研究成果が広まって欲しいという願いを込めて紹介する。 紹介したい研究結果というのは、 Generation of hydroxyl radicals by Fe-polyphenol-activated CaO2 as a potential treatment for soil-borne diseases Cláudio Kendi Morikawa Scientific Repo...

Read More…

 

シデロフォアから見る鉄不足に陥るところ

先日の土壌微生物とケイ素の記事でシデロフォアについて触れたけれども、 この時表記したリンク先にとある文章があった。 その文章を抜粋すると、 /****************************************************************/ 一般的に土壌中の鉄濃度は植物成長の要求量以上であるが、石灰質土壌の場合にはその高いpHにより鉄が不溶性の水酸化鉄となり、植物の鉄不足が現れる。 /*********************************...

Read More…

 

土壌微生物とケイ素

前回の植物が利用しやすいシリカはどこにある?の記事で 海洋性の珪藻は河川から流れてくる鉱物由来のケイ酸を利用している という内容を記載した。 この記事で紹介した 地球上のケイ素の循環と生物の関わり - バイオミディア 2015年 第2号を読み進めると、 /**************************************************************************/ 植物の根より単離されたStreptomyces属細菌の代謝産物解析の過程で,...

Read More…

 

植物が利用しやすいシリカはどこにある?

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 前回の珪藻はガラスの殻に包まれるの記事で、 珪藻はどうやってケイ酸を取得しているのか?が気になった と記載した。 この疑問に少し応えてくれる記事が検索に引っかかったので 今回の記事ではその紹介。 地球上のケイ素の循環と生物の関わり - バイオミディア 2015年 第2号によると、 海洋性の珪藻に焦点を当て、 被殻の材料は水溶性のケイ酸(Si[OH]4)とされ、 水溶性のケイ酸は主に鉱物態シリカの風化作用によっ...

Read More…

 

緑藻のクロレラ

藍藻類が塩類集積地に植物の環境をもたらすで 土壌藻を調べている時に、 藍藻以外にも緑藻のクロレラもいたというものを見かけた。 日本産ミドリゾウリムシ細胞内共生藻について Jpn. J. Protozool. Vol. 39, No. 2. (2006) By ja:User:NEON / User:NEON_ja - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link クロレラ - Wikipedia クロレラといえば、 健康食品でよく見聞きするだろう。 ...

Read More…

 

石と恐竜から学んだ沢山の知見

昨年末に 星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人 星屑から生まれた世界という良書と出会った。 石の観点から生物誕生を見るという切り口で、 今でいうところの微量要素の理解が一気に進んだ。 今年の春、息子が保育園で恐竜を知った。 保育園にある恐竜や地球の本に夢中になり、 同じクラスの子らと毎日恐竜の本を読んだらしい。 この機会に合わせて、 子供用の恐竜図鑑と恐竜に関する学術書を購入して、 家でも一緒に恐竜の本を読むことにした。 今ま...

Read More…

 

藍藻類が塩類集積地に植物の環境をもたらす

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 前回、 藍藻類(シアノバクテリア)のユレモは粘液物質を分泌して滑走運動を行う という内容を記載した。 藍藻類のユレモはゆらゆらと動く なぜ唐突にユレモの滑走運動の紹介を行ったか?というと、 ある読み物を紹介したかったからだ。 その読み物というものが、 土壌圏の創生とラン藻 化学と生物 Vol. 42, No. 3, 2004で 毎年600万ヘクタールのペースで増え続けている耕作不可能地問題をなんとかすべく、 藍藻の...

Read More…

 

土作りの視察に行くなら赤黄色土の地域へ

先日、 栽培の土作りの視察に行くとするならばどこか? という話題になった。 この質問を挙げた方は 近々、グループで宮崎のとある秀品率の高い地域に視察に行く予定らしいが、 宮崎という環境に視察に行くことが自身にとって本当に価値があることなのだろうか? という疑問があると言う。 この質問に対して、 私と全国を渡り歩いている方の意見は一致して、 視察に行くのであれば、 赤黄色土のある渥美半島に行くべきだ。 と告げた。 愛知県の渥美半島での栽培 渥美半島...

Read More…

 

石で敷かれた道の上の小さな生態系

とある公園の一角で、 ちょっとした隙間で草が生えているという よく見る光景がそこにもあった。 イネ科の草だろうか? ところどころに白っぽい個所がある。 近づいてみると、 やはり白いものが4個ぐらいある。 白いものはキノコだった。 このキノコはイネ科植物の枯れた葉や茎を糧に生きているのだろうか? そうであれば、 ここではちょっとした有機物の循環が出来つつあるということになる。 イネ科植物が石の隙間から発芽して、 花崗岩...

Read More…

 

ゼニゴケの上でキノコ

苔類のコケをマジマジと見てみた 前回、苔類の葉を接写で見てみた。 苔類の群衆をよくよく見てみると、 所々の草が黒っぽくなっていた。 葉が枯死するのだろう。 枯死しかかっている個所に目を向けてみると、 苔類の葉の黒い個所でキノコが生えていた。 ゼニゴケの下は砂利が敷き詰められたところだから、 このキノコはゼニゴケの葉から養分をとっているということで間違いないだろう。 コケにはリグニンが無かったはずだから、 キノコに分解されたものは土の主要...

Read More…

 

土壌藻に目を向けて

とあるハウスの塩類集積で生育にムラがある土壌にて、 土表面にコケが生えたと表現される状態になっている個所があった。 塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ 私の最近のコケの理解の取組から、 栽培で慣習的に使われる「コケが生えた」のコケは、 生物学的に言われるコケ植物ではなく、 土壌藻と呼ばれる光合成の出来る土壌微生物であるはず。 コケとは何だろう? 藻類 - Wikipedia 肉眼では見えないぐらい小さいものでも、 デジカメのレンズを介せば見れるわけで、 冒頭の...

Read More…

 

マツの幹の割れ目に住む地衣類たちの上のコケたち

前回、道端のマツの幹で 地衣類が幹表面にはほとんど繁殖していないのに、 幹の割れ目に沿うように繁殖していることを記載した。 マツの幹の割れ目に住む地衣類たち 前回の続きで、 複数あるマツの幹の割れ目を見てみることにした。 その内で一番目立ったものが、 地衣類が繁殖しているであろう個所に、 更にコケが生えていたこと。 おそらくこのコケたちは、 幹表面の皮が地面に落ちても生育を続けるのだろうな。 マツと言えば、 荒れ地から森へと生態系が遷移する過程...

Read More…

 

ツユクサは一次細胞壁でフェニルプロパノイドを持って何をする?

今までの記事で、 作物が虫による食害や病原性微生物の感染に強くなるために、 細胞壁、特にリグニンの活用が大事であることを記載し、 秀品率を高める為にリグニンの合成が大事では? という内容を記載してきた。 目に見えない銅欠乏 植物が細胞壁を構成する時、 最初にセルロースを主体とし各セルロースを結合させる為にヘミセルロースやペクチンといったものを付着させる一次細胞壁の形成の過程と、 一次細胞壁を構成して細胞の分裂が終了した後に、 細胞壁を更に強固にするためにリグニン等を...

Read More…

 

池の縁に落ち葉が積もる

最近、湿地に目が行く。 上の写真の湿地は落ち葉が堆積してできた湿地だ。 イネ科の草と アブラナ科のタネツケバナの仲間だろうか? 背丈が低い草が繁茂していた。 二番目の写真の個所は、 つい最近までは落ち葉が堆積していないで、 写真に写っている草が根付くことができなかった個所だろう。 流れの少ない池は、 いずれは上流からの土砂、 周辺の木々の落ち葉、 堆積した個所で発芽することができた植物たちによって、 光合成産物が堆積していずれは埋まる。 堆積...

Read More…

 

紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還る

今年は紅葉や落葉が例年よりも早かったように感じる。 落葉といえば気になるのが落ち葉の分解になるだろう。 落ち葉が土に還る速さはおそらく果樹の生産性に関わっているはず。 ミカンの木の落ち葉がなかなか土へと還らない この内容を踏まえた上で、 落ち葉には紅葉と黄葉があるけれども、 落ち葉の色によって土への還り方に違いがあるのか?が気になった。 というわけで今までの情報を一旦挙げてみる。 落葉前は緑の色素が分解されて、今まで目立たなかった色素が目立ち始める。 それが黄色の色...

Read More…

 

落ち葉舞うところの木の根っこ

公園にある木の根元 この公園は毎日見ているけれども、 この木の周りの落ち葉を掃いている形跡がない。 落ち葉は風でどこかに飛ばされたのだろう。 そんな中、 木の根の間に落ち葉が堆積する。 落ち葉の種類を見ると、 この木以外の落ち葉も混ざっている。 どうやら風で周辺の落ち葉が根の間に飛んできたのだろう。 砂埃で周辺の砂もおそらく飛んでくるはずで、 落ち葉はいずれ土になる。 おそらくこれは木が根元に自身を育む為の土を作る過程なのだろ...

Read More…

 

ホンモンジゴケ(銅コケ)と出会う

2018年11月9日(金)〜11日(日)で 京都府立植物園内で苔・こけ・コケ展が催されていた。 京都府立植物園 Kyoto Botanical Gardens/京都府ホームページ コケから土壌に関する有用な情報が得られるかもしれないと注目しはじめたところなので行ってみた。 毒性のある金属を体内に蓄積するコケたち 展示場の奥に進むと、 青みがかった色の石のところにコケが生えているものが目についた。 今度探しに行こうと思っていたホンモンジゴケではないか! ...

Read More…

 

鱗翅目の幼虫が真っ白になっていたんだって

写真を掲載することができないのだけれども、 ちょうど2年前あったりにSNS経由で知人から一枚の写真が届いた。 その写真は有機栽培をされている方の畑が4年目を迎えたあたりで、 畑にいた作物を食害する鱗翅目の幼虫の至るところから白い菌糸が出ている写真だった。 その姿は ※図はhttp://www.silk.or.jp/silk_gijyutu/pdf/8-4_5setsu.pdfの144ページ目より引用 カイコの白きょう病にそっくりであった。 ※上の写真の下の方 ...

Read More…

 

サナギタケの胞子はどこにいる?

虫に寄生するキノコの冬虫夏草 先日の投稿をSNSに投稿したら、下記のようなコメントが返ってきた。 /**************************************************/ サナギタケ、たまに見ますね。むかし、腐葉土入れたらハウス内でも結構出ました。確かに土の中で殺す手段があれば、ヨトウ対策にはベストですね。業界にそまってしまうと、ヨトウは土の中に潜むからなかなか防除できない、と固定観念が染みついてしまって。そんな自分の頭に渇を入れていただきました。 /...

Read More…

 

毒性のある金属を体内に蓄積するコケたち

コケとは何だろう?という記事で紹介した 研成社のコケの生物学 (のぎへんのほん)という本の最後の章に ホンモンジゴケという銅でできたものの近くに生息するコケが紹介されていた。 仏閣にある青銅製の何らかを住処にする。 他にムラサキヒシャクゴケの体内には高濃度のアルミニウムを蓄積する種がいるという記載もあった。 このコケはアルミニウムの他に鉄も多く蓄積するらしい。 鉄は除いたとして、 銅やアルミニウムは結合力が高く、 細胞内において低濃度でなければならないか?まっ...

Read More…

 

林床のシダ植物たち

近所にある公園内の森っぽいところへ行った。 植林・植樹の前にの記事で触れた内容によると、 林床でシダ植物や低木が生えていないと、 森の木々たちは健全に生育出来ないとあった。 上の写真のような状況が理想に近い状態ということになる。 シダは加湿のところでないと旺盛に生えない という特徴があるため、 周りで木が生い茂っていて、 木の葉の蒸散によって林床が湿っていないと おそらくシダは旺盛に成長しないだろう。 悩ましいところだ。 話は変わって、 ...

Read More…

 

グラスエンドファイトとヨトウ

今年はヨトウの被害がひどかったという方が多かった。 ヨトウというのはヨトウガという鱗翅目の昆虫で、 その中でもヨトウの幼虫による食害がひどい。 ヨトウガ - Wikipedia この話を聞いた時、 そういえばヨトウに関する文章をどこかで読んだぞ ということを思い出し、 帰宅してから本棚を漁ってみた。 共立出版 基礎から学べる菌類生態学の内生菌の章でヨトウに関する興味深い記事があった。 その個所を抜粋してみると /****************...

Read More…

 

コケの群生に根付く植物たち

前回のコケとは何だろう?でコケを学んでいる旨を記載した。 運良く、現在住んでいるところは、 原生林や人工的な森が近くに充実しているため、 早速、近所の森に突入してみた。 小川にある石にて、 表面をコケが覆い、 その上に草が生えている という時々ネタにするような状況に遭遇した。 石を覆ったコケは草にとっての土になるのね。 というのは今までの自分の感想だけれども、 この写真の右側の草を見て欲しい。 この草だ。 この草の根元をよく見てみる...

Read More…

 

コケとは何だろう?

石炭紀を生きたスギナの祖先は大きかったの記事以来、 シダ植物とは何なのだろう? 更に突き進みコケ植物とは何なのだろう? と気になり出した。 諸説あるが、 コケはどこから金属を調達するのか? おそらくコケが最初に陸上で生育出来た植物体だとすると、 コケが上陸する前はどこにも土は無いわけで、 土とは何なのだろう?という問の根本にはコケがあるはず。 私は研究者ではないので、 上記の問に挑み続けるということはしないが、 コケを知ることが業務上何らかの有利になるよ...

Read More…

 

宝塚周辺は造園業が盛んな地域

先日所用で宝塚周辺にある造園が盛んな地域に行ってきた。 造園が盛んな地域というのは上記の地図のあたり。 なんで宝塚周辺で造園が盛んなのか? 前々から不思議だった。 高級住宅地が多いから造園の需要も多いのか? ということを思ったりしていたけれども、 造園業を営む方から聞いた話で納得した。 宝塚周辺はマツの栽培に適していたから、 畑でのマツの栽培が盛んになったとのこと。 マツといえば、 生態系の観点から見れば、 草原から森に遷移する過程で...

Read More…

 

植林・植樹の前に

ヤマケイ新書 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち | 山と溪谷社 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち ちょくちょく話題に挙がっている上の本で、 森の植林(植樹)についての話題があった。 ハゲ山になったところに対して、 いきなり木を植えると定着しにくいけれども、 木の周りにシダや低木が充実していると、 広葉樹林とかの木が健全に生育しやすいとか。 ※文中で記載されている内容は少し異なるけれども、私は上記...

Read More…

 

山の鉄が川を経て海へ

飛騨小坂の三ツ滝 昨年、飛騨小坂の巌立峡を訪れた時に、 案内所に居た方から この川の水にはマグネシウム、カルシウムと腐植酸にキレートされた二価鉄が多い という話を伺い、 これらの養分が川から海へと流れ、 海の生き物たちの養分として利用される という話も伺った。 先日、ブログの読者と話をしていて、 ちょうどこの話題が挙がったので触れてみることにする。 最初に腐植酸について触れてみよう。 フリー写真素材ぱくたそ 山の森などの木が朽ちた後に...

Read More…

 

壁で土を作っていずれ落下するだろう

マンションとかによくある自転車置き場の雨よけの屋根で、 この写真のちょうど中央あたりに ちょうど鉄のところを避けて、 コケがこんもりしていた。 鉄の個所は雨水がよく流れることが要因になるのか? コケが上手く生えることが出来ないらしい。 このコケたちはこのまま増殖を続けると、 いつか重力に負けて地面に落下してしまうだろう。 コケが自然発生して土となる。 コケが土の錬金術師のように見えてくる。 関連記事 窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たち

Read More…

 

稲作からダイズ転作へ

過ぎたるは猶及ばざるが如しに引き続き、 ヤマケイ新書 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち | 山と溪谷社 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち この本からの話題。 減反政策の一つとして、 水田で米の栽培を止めて、ダイズやソバの栽培を始めるのであれば補助金を出すよ というものがある。 畑作の間に稲作をかますということ 米、つまるところは稲作は想像通り、 定期的に田に水は入れて栽培する。 水が...

Read More…

 

過ぎたるは猶及ばざるが如し

ヤマケイ新書 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち | 山と溪谷社 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち 先日の記事で土壌学の研究者が書いた本を紹介した。 地質時代から土壌の形成に触れることでpHのことを知る この本では、 土壌の成り立ちから、 研究者は栽培においての土壌でどの点を意識しているのか? という流れから 世界のマーケットに潜む問題まで書いている。 中盤の土壌でどの点を意識しているのか?は 前回紹...

Read More…

 

木の根元にサルノコシカケ

寺の境内の階段横に植わっている木の根元で、 色が違うコブのようなものが出来ていた。 この特徴的な形状は、 サルノコシカケというキノコだろうか? サルノコシカケはキノコに限らず、 菌の専門書でも頻繁に登場し気になっていたもの。 本によくかかれている内容として、 写真に写っている個所は子実体(生殖器官:他のキノコでいうところの傘)で 他のキノコとは異なり非常に硬いとのこと。 ※サルが腰掛けても折れない? キノコが行う自身の再構築 サルノコシカケに...

Read More…

 

地質時代から土壌の形成に触れることでpHのことを知る

前にこんな話を聞いた。 土壌分析でpHの項目があるけれども、 指導員の誰に聞いても明確なことを答えてくれる人はいなかった。 この話は、 とある地域ではかなりの有名な生産法人からの話だった。 pHが低い、つまりは土壌の酸性化は 栽培指導書に必ずといって良い程掲載されている肥料成分の溶解性の図によって丁寧に説明されている。 適正のpHを考える 作物が肥料の各成分を適切に吸収できなくなったら、 それは生理障害に繋がるわけで、 生理障害から虫や病気に対しても弱くなる。 ...

Read More…

 

葉がとても紅いヤブガラシ

ざっそう|福音館書店 ざっそうという絵本がある。 これは道端の草に視点を当てた本で、 身近で見られる様々な草が登場する。 この本にはヤブガラシという草が登場する。 ヤブガラシといえば、 栽培環境は草達が教えてくれる よくわからないけれども、 栽培者にとって良い土になると自然と消える草で、 環境指標植物として扱っている。 話は戻って 絵本の中でヤブガラシが登場すると、 「これはヤブガラシじゃない」という意見が挙がる。 絵本の中では、 ...

Read More…

 

畑作の間に稲作をかますということ

土作りをせずに強い肥料で無理くり栽培までもっていたとか、 作物の旬を考慮しない栽培が終わった後や 過度な連作の後は 客土で川砂を入れる意義再び 次作は畑作ではなく水田をかませ という話をよく聞く。 畑作の連作で土壌の酸化が進んで排水性等が向上していたかもしれないけれども、 それらのメリットを犠牲にしてでも水田をやるべきだと言う。 メリットは大きく3つで 1つ目は残留した強い生理的酸性肥料を水田に水を入出することで濃度を下げること 生理的酸性肥料って何? ...

Read More…

 

温室効果ガスのメタンは水田から発生する

随分前から騒がれている地球温暖化 温暖化の原因は大気中の二酸化炭素の濃度が上がることで、 本来地球から放射されるはずであった熱が逃げずに残る というのが定説のざっくりとした概要となる。 二酸化炭素の上昇は、 地中に埋没された炭素を石油、石炭といった形で掘り出し、 燃料として使用した際に発生する副産物である。 大気中の温室効果ガスを減らしたい 温暖化に影響を与えるものは二酸化炭素だけではない。 有名なものにメタンがある。 そのままでも発火しても温室効果ガスの...

Read More…

 

風よけとしての緑肥

近所でソルガム(ソルゴー、モロコシ)で四方囲っている畑を見かける。 ソルガムと言えば栽培終了後の土壌の団粒構造の形成が最も多いとされる緑肥で、 緑肥を使いこなす前に 支柱根は株を浮かせる程強靭な根 強靭な根によってしっかりと根付き、 この根付きによって地上部の背丈も高くなる。 背丈が高いことに合わせ、C4型光合成を行うので、 CO2の固定量も非常に多いのが特徴である。 C4型光合成の二酸化炭素濃縮 更に酸性土壌にも強く、 残留肥料も貪欲に吸収するから、 ...

Read More…

 

刈り取られたイネがひこばえとして蘇る

近所の稲作の収穫後の水田で、 ひこばえが生え始めていた。 ひこばえが獣を引き寄せる 見ての通り、 周辺は若干浸水していて土壌全体で酸素が少ない状態なのだろう。 そんな中で、 刈り取られて弱っているのに、 改めて葉を生やし生き残ろうとする執念というものは凄いものだと感心する。 このストレス環境下において、 地下部の還元状態の土壌でも守りを固めているのだろうか?と 先日投稿した植物の根への酸素の運搬とROLバリアの内容が頭に浮かぶ。 刈り取られたイネ...

Read More…

 

窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たち

栽培している者であれば一度は見聞きしたことがあるものに光合成細菌の話題があるだろう。 光合成は植物だけのものではなく、 細菌の中には太陽からの光を活用出来るものがたくさんいる。 By ja:User:NEON / User:NEON_ja - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Link その内の一つが光合成細菌であって、 シアノバクテリア(藍藻)と呼ばれているものいる。 光合成細菌 - WIkipedia 藍藻 - Wikipedia シ...

Read More…

 

イネ科緑肥の効果、再考の再考

良い土にはふんだんに酸素が入るもの 前回の記事で 良い土にふんだんに酸素が入るのは、 良い土によって発根量が増えた草の根から酸素が漏れることに因るものではないか? という内容を記載した。 仮にこの内容が正しいとすると、 マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む 京都市内の某法人で様々な良い効果をもたらしたネギの通路でのマルチムギの緑肥が、 土壌中の酸素の面でも素晴らしい効果を発揮しているように見えてくる。 先に今までの良い結果が下記の記事に記載されているので、 ...

Read More…

 

良い土にはふんだんに酸素が入るもの

前々から疑問に思っていたことがある。 良さは矛盾の中にある フカフカの栽培にとって良い土になって、 土の中に酸素が行き渡るということがあるけれども、 拡散のみで酸素が土の中に行き渡るのだろうか? ということ。 良い土は植物の根も土壌中の微生物も活発になるため、 土全体の酸素の消費量は増える。 このような条件下で土壌中に十分な酸素が行き渡るのだろうか? この疑問を一気に解決させてくれるのが、 先日話題に挙げたROLだった。 植物の根への酸素の運搬とROLバ...

Read More…

 

植物の根への酸素の運搬とROLバリア

小さな池の真ん中で 前回の記事でおそらくヒエの仲間と思われる草が、 水位の低い池で生育していた内容を記載した。 水位の低い湿地で生育できたとしても、 草である以上、根も呼吸するわけで、根でも酸素を要求する。 湿地で生育する有名な作物としてイネがあるけれども 背丈が整っていることのすごさと違和感 イネの根ももちろんのこと、根は酸素を要求する。 これらの湿地に強い植物は、 葉や茎から吸収した酸素を通気組織を介して根に酸素を送る機能が発達しているとされてい...

Read More…

 

小さな池の真ん中で

池の真ん中あたりにヒエっぽい草が生えていた。 水の中で根付くことが出来る草は強いなとこの写真からひしひしと感じる。 このヒエにとって、 周りに競合となり得る草がいない。 このヒエっぽい草以外の草は除草されたのでは? という疑問が生じるだろうが、 根元の落ち葉等の有機物の具合を見て、 ここ最近、除草管理等をされた形跡はない。 根元で発芽している草が見られる。 もし、ここが管理されずにいると、 いずれは落ち葉が堆積して水位が下がり、 ...

Read More…

 

二酸化炭素濃縮後の有機酸は光合成以外でも使用されるか?

前回のC4型光合成の二酸化炭素濃縮では、 C4植物では二酸化炭素をリンゴ酸にするというCO2を濃縮して以後の光合成に利用するために蓄える という内容を記述した。 光合成の内容の一部としてリンゴ酸という名前を挙げたけれども、 リンゴ酸といえば、コムギで土壌中にアルミニウムがある場合に根から分泌させるという内容があった。 酸性土壌で生きる植物たち リンゴ酸がアルミニウムをキレートして、 アルミニウムの根に対する毒性をなくすというものだ。 コムギはC3植物なので、 二酸化...

Read More…