カテゴリー : 土壌環境

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味噌の熟成の過程から土の形成のヒントがあるはず

ドンピエロさんによる写真ACからの写真 褐色の味噌を見ていたら、これって土作りそのものじゃないか!とふと頭に浮かび、整理の為に投稿することにした。 白味噌はなぜ白い?の記事で味噌の褐色はメイラード反応に因るものだと紹介した。 メイラード反応といえば、砂糖を熱し続けた時に出来るカラメルや はなたれ君さんによる写真ACからの写真 焼き上がったパンのクラストカラー等がそれにあたり、高温により反応が促進されるというのが一般的だ。 これを前提知識として、私が知る限りの味...

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ハコベから土の状態を教えてもらう

前回のそこにハコベが現れたの記事以降、栽培しやすい土に近づくにつれて、ナズナ、ハコベやホトケノザが増える理由について考え続けている。 ナズナやハコベやこれといって強い草というわけではない。 こんな表現をすると強さとは何か?という難題にぶつかり、絶滅した生物はすべて弱かった。適応こそが強さの証ということで、増殖の速い生物こそが強いということになる。 その意味では、ハコベやナズナの生活環は短いので強い草だと言える。 これから始める話の前に冒頭で挙げた草のナズナ(薺)、...

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そこにハコベが現れた

土に生ゴミを埋めるという日課という記事で書いたが、庭の一画で落ち葉(or 生ゴミ) + ベントナイトを入れている箇所がある。 この箇所でナデシコ科のハコベらしき草が繁茂し始めている。 前からここに居た人曰く、今までここでハコベを見たことがないとのこと。 有機物 + 粘土を入れる前にここで繁茂していた草といえばカタバミだけれども、 そのカタバミが今はちょろちょろっと生えている程度だ。 ちなみにここは秋から一度も除草をしていない。 昨日の記事の菌根...

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生命の誕生と粘土鉱物

前回のホルモース反応の記事で単純な構造のホルマリン(ホルムアルデヒド)溶液に触媒を加えると自然発生する反応によって炭素数が5の糖が生成される反応に触れた。 この時の触媒は水酸化カルシウム(消石灰)であった。 この話を見た時にふと思い出したことがある。 そういえば、粘土鉱物は触媒として働いて、何らかの物質の合成に関与していたなと。 というわけで、 粘土鉱物が触媒として関与して有機物を合成している事例がないか?検索してみることにした。 橋爪秀夫著 粘土基礎講座Ⅰ- 生...

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希少糖コージビオース

前回の糖の還元性で糖の記事でアルデヒド基が還元性を持つという内容を記載した。 アルデヒド基の反応を見ることは置いといて、今回は希少糖について触れることにする。 希少糖というのはその名の通り、自然界にごくわずかしか存在しない単糖(糖の最小単位)や糖アルコールなどの総称である。 希少糖 - Wikipedia 今回見たい希少糖は User:Edgar181 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる グルコース2分子がα1-2結合で結合した二糖の...

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ペクチンは何から出来ている?

前回の根は地面を耕し土を形成するの記事で、根は土の塊を砕き(物理的風化)、根酸によって細かく(化学的風化)し、根の表層の代謝による剥離で粘着物を土壌粒子に付着させるという内容を記載した。 ここから思うこととして、 代謝が良いことは根の発根が活発になるということに繋がるのでは?ということであって、 粘着物であるペクチンがどうやって出来ているのか?が気になった。 というわけで調べてみた。 最初のとっかかりとして、 大橋貴生 高等植物のペクチン生合成および分解に関与する...

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根は地面を耕し土を形成する

土の形成において、根が土の固い箇所を砕き、根の表層が剥がれ、表層の粘着物が土の粒子を接着するという話がある。 緑肥の効果の一つとして挙がる団粒構造の形成当たりがこの作用に依るものだろう。 この時の粘着物というものが 水溶性の食物繊維のペクチンは吸着能を持つの記事で触れた、植物が自身の体を丈夫にする時に利用するペクチンだと言われる。 根の表層が剥がれることに関して興味深い研究報告があるので、その内容を紹介する。 Control of root cap matu...

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水溶性の食物繊維のペクチンは吸着能を持つ

朝倉書店から出版されている栄養機能化学第3版 栄養機能化学研究会編集の本を読んでいる。 人体にとっての栄養として糖質、脂質、タンパク質、ビタミンと無機質と家庭科で習う内容を高度にしたものの説明があり、その後に非栄養素の章へと続く。 非栄養素とは栄養素ではないが、人の体の機能に大きな影響を与えるものをまとめたものとなっていて、食物繊維、オリゴ糖やポリフェノール等が記載されている。 非栄養素にある食物繊維の箇所で気になる箇所があった。 気になる箇所に触れる前に食物繊維についての定義を見て...

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実体顕微鏡で土と混ぜたコロイド化したベントナイトを見る

今回は実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見るの記事の続き。 上記の記事では粘土鉱物の持つ吸着性が周辺の土壌粒子をくっつけて塊になっていることを見たことを紹介した。 話は少し戻って、粘土鉱物の特徴を改めて挙げてみると、 ・(農学寄りの視点で)微粒であること (0.002mm以下の粒子) ・鉱物学的性質の変動が著しい ・層状珪酸塩鉱物 ・水を重要な成分として、OHもしくはH2Oの形で含まれる ・イオン交換能、膨潤性、有機物その他との複合体形成能などを示すことが多い ということを...

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緑肥について学んでいた時に指針となった本

緑肥について学んでいた際にバイブルと呼べる本がある。 朝倉書店から出版されている土壌微生物生態学(堀越孝雄 ・二井一禎 編著)という本だ。 この本と合わせて、 農文協から出版されていた緑肥を使いこなす(橋爪健著)の本と合わせて、記載されている内容をこの目で確認するために片っ端から緑肥のタネを撒いた。 10数年程前、栽培の師である青木さんの元で栽培を学んでいた時のこと。 栽培の中心にはいつも化学 師が新たに1ha程畑を借りて、栽培の準備として、堆...

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ショウジョウバエが集まる土

前回の実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見るの記事までで庭の土に生ゴミを混ぜて、生ゴミの上に2:1型粘土鉱物であるベントナイトをふりかけ、しばらくしてから土を採取して実体顕微鏡で見たのが上の写真になる。 緑泥石という名の粘土鉱物 話は少しさかのぼって、 科学の発展の中心にはショウジョウバエの記事で生ゴミを埋めたところにショウジョウバエが集まっていたという内容を紹介した。 このショウジョウバエだけれども、餌は熟した果物類や樹液およびそこに生育する天然の酵母であるら...

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実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見る

冬の土の中には生き物がいっぱいの記事で生ゴミを埋めている土を掘り出して実体顕微鏡を使って土を見た。 せっかく顕微鏡で見たんだから他にも見たいものがあるだろう。 その見たいものというのが、 消臭と有機物の吸着を目的として投入したベントナイトを原材料とした粘土鉱物だ。 土に生ゴミを埋めるという日課 この粘土鉱物はスメクタイトという2:1型粘土鉱物を主として、他に緑泥石も含まれている。 緑泥石という名の粘土鉱物 土壌の専門書には土は粘土鉱物を中心としてそこに有機物...

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冬の土の中には生き物がいっぱい

科学の発展の中心にはショウジョウバエの記事までのあらすじ 家庭ごみの量を減らす為に庭の土に生ゴミを埋め続けている。 冬の寒い日、土を掘り返したらショウジョウバエらしきハエが出てきた。 科学ではショウジョウバエは知見の固まりであるので、うちでもショウジョウバエから何か得られないか?と調べ始めることにした。 ショウジョウバエが出てきた所を顕微鏡で見てみると何かわかるかもしれないと早速土を持ち帰って顕微鏡にセットしてみた。 … セットする前によく...

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科学の発展の中心にはショウジョウバエ

前回の土に生ゴミを埋めるという日課の記事で 庭の土に生ゴミを埋めていたら、 ショウジョウバエがやってきた。 寒い冬にも関わらず、土に埋めた生ゴミが2週間程度で形を無くし、土と馴染み始めている。 その要因はこのショウジョウバエなのだろうか?と調べてみることにする。 まずはこのショウジョウバエについて触れてみる。 小学館の図鑑NEO 昆虫という本を開いてみると、序盤の昆虫全体の解説ページでショウジョウバエのことが数ページに渡って記載されてい...

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土に生ゴミを埋めるという日課

二酸化炭素の排出を少しでも減らすために、 よくある手の一つである生ごみを土に埋めることをしている。 生ごみを埋めた後は、 生ごみにネコの砂(ベントナイト)を混ぜて土を被せている。 緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考える このベントナイトには消臭効果を狙う他、生ごみが土壌の微生物らに消費される際に発生する有機物が溶けた液体を気化させずに土に吸着させて、二酸化炭素の排出量を防ぎつつ、後にこの場所に草を生やした際に発根量の増加に貢献しつつ、二酸化炭素の吸...

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枕状溶岩の空隙にはゼオライトが充填されている

知識が増えてから、前に読んでいた本を読むと、前はあまり気に留めなかった内容も目について面白い。 理解できることが増えるとアンテナが広がって視野が広がるということか。 ただ、理解の幅が広がると、初心の頃の発想を無くしてしまうので大きなトレードオフでもある。 恩師が知識が増えても、初心の頃の発想力があることが大事だと私に伝え、 自身の専門の本はあまり読まず、なるべく専門から離れ遠回りしろと私を指導したのは、初心の発想力を大事にしてほしいという気持ちからだったのだろう。 冒頭の話はこ...

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1:1型粘土鉱物に秘められた可能性

粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考えるで粘土鉱物で正の電荷周りの内容を整理していた時に思い出したことがある。 記事タイトルが思い出せなかったので思い出した内容が記載されている記事のURLはなしだけれども、土壌粒子中の正の電荷に病原性の糸状菌が引き付けられ不活性になるという内容を以前どこかで見たというもの。 病原性の糸状菌が不活性になると記載したけれども、そう都合よく病原性の菌だけの選択性は無いだろうけれども、そこは良しとする。 上記のURL先の記事の内容を整理すると、 非...

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メイラード反応から土の形成を考える

前回のカルシウムで団粒構造形成を促進を謳う土壌改良剤の記事とは別の視点で粘土鉱物と有機物の結合を考えてみる。 今回の内容は個人的な見解なので確証は全くないことを前提にして読み進めてください。 粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考える 今回はアミノ基(-NH2)を持つ有機酸の結合から粘土鉱物と腐植の結合を考えてみる。 話を始める前に腐植の定義をシンプルにしておくと、ポリフェノールの重合としたフェノール性化合物とし、 HiCさんによる写真ACからの写真 ...

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カルシウムで団粒構造形成を促進を謳う土壌改良剤

粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考えるの記事で、粘土鉱物がどのように有機物と結合するのか?についてを見て、非結晶もしくは1:1型粘土鉱物であれば、正の電荷を帯びやすいということを見た。 正の電荷を帯びにくい2:1型粘土鉱物ではどうなのか?ということで、この解を求める上でヒントになりそうなこととして、 カオリン鉱物と極性低分子有機化合物との複合体の話題を見た。 ここで注目すべきはカリウムが層状珪酸塩鉱物の一つの面と酢酸イオンの間にカリウムが架橋のように入り込んでいるこ...

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く溶性苦土と緑泥石

基肥として推している肥料に水マグというものがある。 推している理由は下記の記事に詳しい記載があるので興味があればご覧ください。 土壌のpHを上げたい時は - 京都農販日誌 記事中に説明があった ロングマグ - 株式会社京都農販 ロングマグは2つの苦土の塩がブレンドされた即効性と緩効性を兼ね備えた苦土肥料になっているが、 主成分の一つがブルーサイトという水酸化鉱物を粉砕したものになっている。 ※苦土=マグネシウム 苦土と書いてクド。マグネシウムのこと ...

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緑泥石から土の形成を考える

緑泥石という名の粘土鉱物の記事で、2:1型の粘土鉱物と緑泥石という粘土鉱物について触れた。 ※左が一般的な2:1型の粘土鉱物で右がMg緑泥石 2:1型粘土鉱物は粘土鉱物系の肥料でも頻繁に目にする重要な要因であるのは間違いなくて、土というものを捉える為には緑泥石もおそらく重要であるはずだ。 これからの内容は、朝倉書店 白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版の内容を参考にして記載する。 膨張性2:1型鉱物や緑泥石が風化した時に形成されると考えられているものに、...

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粘土鉱物が出来る場所、海底風化

前回の粘土鉱物が出来る場所、風化作用で火成岩を構成する鉱物が風化すると粘土になることがわかった。 風化は酸素に触れるような場所であればどこでも起こりうる現象であるため、 火山岩を母岩とする山といったところから、川下に至るどこでも粘土鉱物が出来ることになる。 長野の栄村小滝集落の米づくり前編 風化ということで話を進めると、 朝倉書店 白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版には他にいくつかの知見が記載されていた。 今回はそのうちの一つの海底風化につ...

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粘土鉱物が出来る場所、風化作用

石灰岩の成り立ちから石灰性暗赤色土を考えるの記事の最後で石灰岩自体、もしくは付近には玄武岩質のものが多いのではないか?という話題から、石灰性暗赤色土は玄武岩質のものの影響で赤土粘土になったのだろうという話題で〆た。 今まで訪れた場所で観察したものを思い返すと、上記のような話にしてしまっても良いのだろうか? というわけで粘土鉱物について今まで以上に細かく見る事にする。 粘土鉱物とは何なのだろう?の記事に粘土鉱物の定義に触れているのでこの内容を前提として話を進める。 今ま...

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石灰岩の成り立ちから石灰性暗赤色土を考える

石灰岩はどう出来る?続成作用の続き 石灰性暗赤色土を理解するためにはおそらく石灰岩の知識が必要。 そうであれば、 プレートテクトニクスの海のプレート(右側の青の方)のずっと右側のプレートが出来る場所に視点を移す必要があるはず。 プレートが出来る場所といえばハワイ辺りになるらしい。 プルームテクトニクス - Wikipedia 火山の噴火の種類でハワイ式噴火というものがある。 粘性がとても低くドロっとした溶岩が流れるように移動するものら...

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石灰岩はどう出来る?続成作用

話は年末に触れた石灰性暗赤色土に再び触れる事にしよう。 大陸の暗赤色土での栽培を考える この土の特性を考える上で鍵となるのが石灰岩で、石灰岩の成り立ちを深く触れる必要がありそうだ。 前回にも触れたが、石灰岩は遠い海で形成された岩だけれども、 石灰岩の地帯での栽培 海のない京都や滋賀県の山で見られる不思議な岩である。 醒ヶ井宿の居醒の清水 この岩の成り立ちに触れたら、石灰岩という白っぽい岩にも関わらず、風化したら濃い赤で且つ粘土質の土になる理由がわかるかもしれ...

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大阪層群の海成粘土層

大阪の豊中市を流れる千里川に行ってきた。 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップによると、千里園を流れる千里川には大阪層群の海成粘土層が観察出来るらしい。 その海成粘土層というのが、 これだ。 いずれは川の侵食作用によってこの露頭は消滅してしまうだろうけれども、ガイドブックによるとしばらく観察出来るらしい。 この粘土を見て今まで疑問であった土の形成に関する様々なことが繋がった気がした。 何が...

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大陸の暗赤色土での栽培を考える

ついにこの時がきた。 海外という遠方の土壌に対しての対策を検討する日が。 赤土の理解のために玄武洞へ その土というのは、 これだ。 中国西部の地域の土らしい。 見たところ、赤色の粘土質のようだ。 ところどころに白っぽいものが見える。 これは昨年の肥料の残りとかだろうか? 写真の主はこの土の分析をかける。 リンとかが目立っているから、肥料によるものかもしれないけれども、石灰の量が過剰であることも目立つ。 土壌分析の土の採取がしっかりとされて...

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粘土鉱物とは何なのだろう?

風化した斑れい岩の露頭の下に蓄積した土の色は何色か?の記事で青っぽい深成岩が風化した後の赤くなった岩を見て、粘土鉱物のことをもっと理解していたら、より多くの情報を得ることが出来たのだろうなと思った。 そもそも粘土鉱物とは何なのだろう? この疑問を解消するために粘土鉱物学の本を読んでみることにした。 唐突だけれども、 朝倉書店から出版されている白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版からとある文章を抜粋してみる。 /*********************...

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京都北部の舞鶴全般の土壌の考察再び

前回の風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?の記事で粘性の低い深成岩である斑れい岩が風化した露頭の下に堆積した土を見たことを記載した。 堆積した土の色はというと腐植(有機物)があまり堆積していないような灰色の土だった。 粘性の低い火成岩として斑れい岩に対応する火山岩として玄武岩があるけれども、 玄武岩質の岩石が風化したところと比較すると全然土が黒くない。 岩を構成する各鉱物の含有量よりもマグマがどこで冷えて固まったか?ということが、後々の風化後の土の形成に関係するら...

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風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?

前回の風化した斑れい岩を観察する前に斑れい岩について整理しようの記事で深成岩としての斑れい岩について整理してみた。 この内容を踏まえて、 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップに記載されていた地図を元に風化した斑れい岩の露頭を目指してみた。 地図によると、 額田山展望台から南側経路で生駒山頂を目指す山道を少し進んだ箇所に露頭があるらしい。 というわけで早速行ってみると、 この手の石がゴロゴロして...

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風化した斑れい岩を見に枚岡公園へ行ってきた

※額田山展望台 ※青っぽい深成岩による石垣 生駒山の東大阪側にある枚岡公園(暗峠)に行ってきた。 ※枚岡と書いて「ひらおか」と読む 枚岡公園 | ひらおかの森こうえん 暗峠といえば、急坂で有名で、学生の頃にバイクで訪れ、バイクで走らなければ良かったと後悔した思い出があるところで、文化的には松尾芭蕉が最後に訪れた場所であるらしい。 暗峠 - Wikipedia この枚岡公園を地質図で確認すると、 20万分の1日本シームレス地質図 斑れい岩質...

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暗赤色土周辺の地域資源を活用する

長崎地区青年農業者連絡協議会で土壌分析の活用の話をしましたの時に話題に挙がったことで、以前他のところでもよく聞いたことで、長崎県のとある地域では赤土の客土が頻繁に行われているということがある。 客土をしているのであれば、採掘元の土質なり地質あたりが気になるところなので、土質から調べてみると、 日本土壌インベントリー 様々な土質がある中で、暗赤色土というものが目に付く。 有機質が蓄積している黒ボク土や森林土あたりに所々に分布している。 この暗赤色土というのは他の地域で...

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牛糞堆肥による土作りを勧めてくる方の腕は確かか?

11月頃になると毎年栽培について話す機会が多くなってくる。 その中でかなりの頻度で質問される内容について書いておくことにする。 牛糞等の家畜糞堆肥に依る土作りのことだ。 家畜糞は成分的には有機質肥料に近いものがあって、土作り用の堆肥ではない。 堆肥という名前で読んでいるのが諸悪の根源で、牛糞堆肥で土作りを行うことは望ましくない。 ※牛糞を有機質肥料と捉えて超高品質の米を収穫している方がいる。 家畜糞堆肥による土作りを止める勇気を この手の話をすると、 そんなはずは...

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何故ゼオライトではなく、モンモリロナイトを推すのか?

堆肥の使用の際に粘土鉱物を使用するが、 何故ゼオライトではなくベントナイト(モンモリロナイト)を推しているのは?という話題になった。 ※今回の記事はベントナイトは主にモンモリロナイトで構成され、ゼオライトは沸石ということになっているが、ベントナイトの説明でよく記載されている火山灰が変性作用によって形成されたものが多いということをイメージして投稿している。 ※朝倉書店 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版によるとベントナイトの方はスメクタイトとして扱われているもの ベントナイ...

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ライ麦パンの知見から緑肥の選定に活かせるか?エンバク編

Arancioさんによる写真ACからの写真 前回のライ麦パンの知見から緑肥の選定に活かせるか?の記事でライムギは他の穀物が育たないような環境でも育ち、寒さにも強い。ただし、粘土質の土壌を苦手とするという内容を記載した。 ライムギは緑肥として見聞きすることが多く、秋から冬に向けて播種することが多い。 同じような気候条件で播種する緑肥としてエンバクもある。 秋蒔き緑肥としてイネ科を選択する時、ライムギとエンバクで悩む方を時々見かける。 ライムギの得意とする環境は前回の記事でわか...

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ライ麦パンの知見から緑肥の選定に活かせるか?

Arancioさんによる写真ACからの写真 Hans BraxmeierによるPixabayからの画像 パンから得られる知見を栽培に活かせるか?でライ麦パンに触れた時、酵母では発酵しにくいライ麦を混ぜるのは何故だろう?と気になった。 技術的に難しい素材を組み込む時には大きく分けて2つの理由がある。 一つは品質の向上と、もう一つは主となる小麦の栽培が難しい地域で小麦を補てんするように利用する。 Mahie, CC 表示-継承 3.0, リンクによる 栽培者がライ...

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土と向かい合い向上する地域と下落する地域

土が悪く年々栽培が難しくなっているから見てほしいという連絡があり行ってきた。 畑に行く前に住所を入手したので地質図で確認してみたら、 20万分の1日本シームレス地質図 地質図を見る限り苦鉄質火山岩類でミネラル豊富で作りやすく、 土質を見ても有機質が豊富な畑が多いように見受けられる地域で、今まで見てきた中では土質の面では相当有利な地域であるはずで、何故この地域で栽培に苦戦するのか?が疑問であった。 黒ボク土は栽培しにくい土なのか?再考 実際にこの地域に行ってみると、 ...

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パンから得られる知見を栽培に活かせるか?

前回のパンから得られる知見を堆肥製造に活かせるか?の記事では、 はなたれ君さんによる写真ACからの写真 パンの外側のクラストカラーのメイラード反応において、 焼き上げる前のパン生地に乳糖と乳タンパクを添加すると反応の温度帯が下がるという内容を記載した。 今回は今まで同様、 吉野精一著 BLUE BACKS パンの科学 しあわせな香りと食感の秘密に記載されている内容からハッとしたことを紹介する。 上記の本のパン作りのメカニズムの章の乳酸菌と酵母の共同作業...

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国産小麦はグルテンの量が少ない?

前回のフランスパンは他の国のパンと何が違う?の記事で、 フランスの国土から収穫できる小麦はグルテンの量が少なく粘弾性が低い為、粘弾性を低下させるような糖や油脂類をパン生地作成で使用することが出来ずにハードパンになった。 という話を記載した。 この話を見て、ふと日本の小麦もグルテン量が少なく、粘弾性が必要なパンや麺に向いていないという話を思い出した。 拙い作物学の知識を一生懸命思い出すと、確か品種の問題ではなく、日本の土質や気候の問題だったはず。 国産小麦の大きな特徴として、グル...

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ブルーチーズで得られる知見から農薬の使用量削減を探る

ペニシリウム・ロックフォルティとラウリン酸と菌根菌の記事で、各チーズ内の脂肪酸(ラウリン酸)の含有量に触れ、ブルーチーズが最も多いことを紹介した。 ブルーチーズはアオカビ胞子の添加→熟成によって出来たチーズで、 アオカビことペニシリウム・ロックフォルティは土壌中に普遍的にいるカビであるようだ。 Penicillium roqueforti - Wikipedia AM菌といえば、以前に椰子の実の脂肪酸と菌根菌の記事で脂肪酸のラウリン酸によって成長が活発になったという研究報告を紹介...

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ペニシリウム・ロックフォルティとラウリン酸と菌根菌

APUPUさんによる写真ACからの写真 殺菌剤を使用すると虫による食害被害が増加するの記事でとある植物に対して殺菌剤を使用すると、AM菌に影響を与え、植食性昆虫の被害が増加するという内容を紹介した。 殺菌剤 (農薬その他)の一覧#有機硫黄系 AM菌といえば、椰子の実の脂肪酸と菌根菌の記事で脂肪酸のラウリン酸によって成長が活発になったという研究報告を紹介した。 ラウリン酸は動物、植物ともに普遍的にある脂肪酸らしいけれども、ナタネ油かすに含まれる脂肪酸は何か?の記事で植物の種類や...

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落ち葉の下の草たちは落葉に何を思う

桜の葉がうっすらと色付いてきた。 いくつかの葉はすでに落ちていて、 根元の土は落ち葉で覆われている。 紅葉の色付き具合は直前までの暖かさと急な寒さといった寒暖が重要という話をよく聞く。 葉にアントシアニンを貯め込むのは寒くなっていく中で光合成を抑える為だという説があり、 気温に見合わない光合成量によって活性酸素の生成を防ぐ。 紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還る おそらくだけれども、色鮮やかな葉の方がフェノール性化合物(アントシアニン)をたくさん溜め込んでいるので...

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宝塚中部の白い土

昨日、肥料関係で依頼があってJA兵庫六甲に行ってきた。 私はほぼ話すことがなかったので詳細のリンクを掲載するということのみにする。 JA兵庫六甲様で実地での肥料の話をさせて頂きました - 京都農販日誌 組合員の方の一人で何も育たなくて困っている畑があるということで行ってきた。 その畑というのが、 遠くからでもわかった。 土が白すぎる。 バンカーとしてソルガムを育ててもこの通り背丈が低い。 何かの知見を得られるかもしれないと速攻で地質図を...

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若草山山頂の赤い土

曽爾高原はススキの連作障害に困らなかったのだろうか?の続きで 帰りに奈良公園の若草山に寄ってきた。 若草山の駐車場から山頂へ歩く道で、 やたらと赤い土が目立つなと。 若草山山頂の地質を調べてみると、 20分の1日本シームレス地質図 約1500万円前〜700万年前に噴火した火山の岩石(安山岩・玄武岩類)と記載されていた。 安山岩が風化して出来た赤い土になるのかな? 日本列島が現在の位置に形成された頃の火山になるのね。 日本列島誕生。大陸から...

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冬野菜の生産性の向上は地温から

今回の話と上の写真の時期があっていないけれども、 冬野菜の生産性を上げる為にはどうすれば良いか?という話題があった。 生産性を上げるならば、土を徹底的に見直すことという当たり前の返答になるのだけれども、 それだと目標決めが難しくなるので焦点を絞ってみる。 焦点を絞る為に師のところの話を持ち出そう。 栽培の中心にはいつも化学や野菜の美味しさとは何だろう?の記事で話題に挙げた魔法のような栽培環境なんだけれども、 驚きの成長の速さ、且つ美味しい野菜が収穫できた畑で顕著に...

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曽爾高原はススキの連作障害に困らなかったのだろうか?

曽爾高原のススキたちが土とは何か?を教えてくれる 曽爾高原のススキを見ていて、 栽培に関与する者であれば不思議に思うことがある。 ススキの需要が減って一時期はスギの山になったことがあるらしいけれども、スギの期間を除いたとしても、古典のレベルの時代からずっとススキを育てていた。 ススキの連作障害問題に困ったことはないのか? ということ 連作障害といえば養分に依るものと特定の病原性微生物が増加するものに依るものがあるけれども、古典の時代からの連作であればどちらの問題も発生して...

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曽爾高原のススキたちが土とは何か?を教えてくれる

曽爾三山を含む室生火山群の柱状節理までの記事で、 曽爾高原を含む室生火山群の地域の地質は花崗岩を基盤として、その上に流紋岩質の岩が堆積したことがわかった。 ※堆積したのは流紋岩質溶結凝灰岩 どちらにしても粘性の高い岩石であることに変わりない。 竹野のグリーンタフを見ながら土の形成に思いを馳せる 基盤の情報を踏まえた上で、 ススキの名所の曽爾高原 曽爾高原のススキの根元を見てみよう。 はじめに写真右側の少し丘になっているところを見てみると ここの土...

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ススキの名所の曽爾高原

奈良県宇陀市にある曽爾高原(そにこうげん)に行ってきた。 この時期はとても混むという情報があったので、周辺に前泊して霧がかかった時間帯に到着した。 曽爾高原というのは、倶留尊山(くろそやま:写真の左側)と亀山の西斜面から麓に広がる高原で、 曽爾高原 - Wikipedia 秋のススキで有名な場所である。 今まで曽爾高原を知らなくて、生物学を勉強したことがある人であればここまで読んで気が付くことがあるだろう。 毎年ススキの草原にするためには人為的な景観の管理...

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バナナの皮は速やかに土に馴染む

庭付きの家に引っ越してきて、 少しでも有機物の焼却量を減らし、二酸化炭素の排出量の削減に貢献すべく、生ごみは庭の土に混ぜている。 混ぜるのであれば、有機物の分解の速さというのは意識しておく必要があって、 様々な生ごみを見ている。 そんな中で、 バナナの皮が気になっている。 土と混ぜて一週間程でぱっとみどこにバナナの皮がどこにあるのか?わからなくなる上、 バナナの皮の裏側が黒くなったところに土の小石がくっついている。 このまま分解が進んだ...

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落ち葉の下のワラジムシ

東海大学出版 耐性の昆虫学の6章で昆虫ではないが、ワラジムシの冬越しと積雪という話題があった。 ワラジムシというのはダンゴムシをより平べったくした足の多い節足動物だ。 刈草の下に大量のワラジムシたち この本では積雪の多い北海道において、 積雪の下のワラジムシは雪の下であろうとも摂食を続けている可能性があるそうだ。 雪の下は0℃前後の温度であるため、 節足動物であれば活動を止めるような気がする温度帯でも活動を続けている可能性があるというのは驚きだ。 この内容を読んでふ...

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