初めまして。齋藤の妻の亮子です。
このたび、夫、「齋藤 毅」のブログをまとめたものを電子書籍として販売することにしました。
なぜ私が齋藤のブログを書籍にしたいかと思ったかというと、彼は私が思いつかない方法で農業の常識を覆していくからです。
私は、今まで、JAで営農相談をしたり、農業学校や各地の農家を点々として農業の現場を学んできました。
循環型農業に憧れ、ミャンマーにも1年滞在し、現地の人と畑を耕してきたし、日本に帰ってからは3年ほど農業法人で野菜を栽培していました。
仕事を通じてたまたま齋藤と出会ったのですが、最初の衝撃は出会った初日に化学式について、永延と語られたこと。
農業の現場で化学式に一切触れなかった私にとって、「この人は何を言っているんだろう」とちんぷんかんぷんでした。
ただ、何度か彼の講義をきいているうちに、「あっそうか」と思うことが増えてきたのです。
例えば、牛糞。
私は、ミャンマーでも牛糞を使って堆肥を作っていたし、JAでもお勧めしていたし、何の疑問も持たず堆肥の中では一番使い勝手がよくいいものだと思っていました。
けれど、彼は牛糞堆肥よりバーク堆肥などの植物性堆肥を使うべきだと主張します。
牛糞など家畜糞堆肥を使っていくと、将来塩類集積が起こりやすいし、ミネラル欠乏になるというのです。
そして、植物性堆肥だけでもカリウムや鉄が少ないので、ここに鉱物を加えるのが土作りにとって一番よいのだと。
確かに、JAにいたときに、牛糞堆肥の入れすぎで塩類集積が起こっている畑を見たことがありました。けれど、入れすぎなければ何も問題はないと思っていました。
また、農業の現場にいる時に、鉱物なんて意識したことはありませんでした。けれど、調べると、鉱物は土をつくる構成要素の一つです。これに堆肥に含まれる腐植が合わさって団粒構造のある土になるのです。
彼の話を聞いて、モンモリロナイトなどの鉱物が土作りに必要ということが今ではわかります。
私のように、本当はどういう資材を使って土作りを行えばいいのかよくわからないけど、農家さんや周りの人がそれがいいからという理由で資材を選んで使っている人が多いと思います。
そういう人達にぜひこの情報を知ってもらいたいと思って書籍にしました。
もちろんお時間のある人は、書籍でなくてブログに目を通して頂いたらと思います。
※電子書籍を購入する前にサンプルを試したい方は電子書籍を読む方法をご覧ください。
価格:500円(税込)