本日、亮子先生と米ぬかボカシを作った。
何度も説明したので手慣れなもの。
で、
米ぬかボカシって何?ってことだけど、
有機質肥料としての米ぬかは優秀ではあるけれども、
精米した時に出てきたばかりの米ぬかを何も処理をせずに施肥すると、
一番右の畝にだけ、米ぬかを与えたのだけれども、
一番右だけなぜか葉色が悪くなるという現象がある。
何故こんなことになるかというと、
この葉色が悪くなって弱った株の根元を見てみると、
施肥した米ぬかにカビがびっしり!
で、どうやらカビの繁殖が速く、
作物に使われる養分をカビがとってしまったらしい。
米ぬかの成分だけだったら良いのだが、
おそらく土壌中の成分もとって、
施肥後に作物の葉色が悪くなったのだろうなと。
こういう本来作物を元気にするために与えた肥料が、
逆に作物を不調にするようなことを窒素飢餓と呼び、
デンプンの様な糖質が多いもの、
分解が厄介な物質が多いものの時に発生する。
とはいっても、
米ぬかの成分は魅力的で、
その魅力を作物が不調だと分かった時にすぐに米ぬかを使いたいとする。
その時にぼかす(効きをマイルドにする)ということを事前に行っておく必要があり、
それが米ぬかボカシで、
実際は米ぬかの発酵の処理を行うことを指す。
さて、
米ぬかボカシを作る話をしようか
と思ったが、
長くなったので次にする。
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