カテゴリー : 堆肥・肥料

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黒ボク土は栽培しにくかった土なのか?後編

黒ボク土は栽培しにくかった土なのか?前編 前回、 黒ボク土は腐植が多く物理性には富んでいるけれども栽培しにくい土だとされていたけれども、 その感覚に違和感があることを記載した。 黒ボク土は養分が少なく、 アルミニウムが溶脱しやすいから栽培しにくいという。 黒ボク土は本当に良い土なのか?後編 おそらく土自体が養分に富んでいる土地はほぼないだろう。 山からの水に養分が富んでいるかどうか?が養分の有無に影響を与えているだろうから、 平野の黒ボク土であれば養分は少ないことは...

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黒ボク土は栽培しにくかった土なのか?前編

南九州の黒ボク土 神奈川県の新横浜付近にある畑の色 鹿児島や横浜の黒ボク土の地域や、 黒ボクの条件を必死に再現しようとして試行錯誤している土質を見て思った。 学生の頃や栽培に関わり始めてから出てくる話題として、 火山灰由来の黒ボクは腐植に富んで、保水性、排水性が高いけれども、 土自体には養分が少なく、アルミニウム障害が起こりやすいから栽培しにくいと。 土壌の酸性具合に気を付けろ おそらく関東にずっと居続けていれば何も違和感を感じなかっただろうけれども、 関西...

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白い石に黒の除去を託す

南九州の黒ボク土 前回の記事で、鹿児島の南九州市でこれぞ黒ボク土というぐらい黒い土と出会った。 諸々の畑を回っている時に、 土壌改良がうまくいかなかったのか? 土が締まって、少し掘るとぬかってすぐにこねてしまう土が出てくる畑があった。 ここの畑で、 やたらと白い石を見かけた。 この石はぬかるんでいる土の改良として投入した改良材らしいけど、 これをよくよく見てみると、 白い石でありながら表面が発泡している。 スコリアという多孔...

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アミノ酸肥料には動物性と植物性があるけれど

先日、下記のような話になった。 アミノ酸の液肥は動物性と植物性があるけれども、違いは何か? 京都農販で取り扱っているアミノ酸の液肥は、 動物性はゼラチンを加水分解したもの。 植物性はサトウキビの絞った残りを圧縮して発酵したもの。 ※植物性には他にコーンスターチがある。 タンパクを形成するペプチド結合 匠に使い分けている方の野菜はとても美味いらしい。 実際に市場に出せない品質のトマトを頂いたことがあるけれども、 これが市場に出せないのか?という程、 いや、今まで食べた中...

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葉面散布と尿素

大雨が続きますねで大雨のことを書いた。 雷雨時の窒素固定?の前に話は大きく変わるけど葉面散布について書いておきたい。 葉面散布とは作物の栽培時に、肥料成分を溶かした溶液を葉に対して散布して、 葉から養分を吸収させる仕組みである。 つまりは葉からも何らかの養分を吸収できる仕組みがあることになる。 散布の際の肥料の濃度は世間でノウハウがかなり溜まっているから、 そのノウハウに従うということでここでは一切触れません。 ここで触れたい内容は葉からの吸収に関することで...

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牛糞堆肥が良いと広まったのは何故なのか?を考えてみる

もう、牛糞で土作りなんて止めようよシリーズで 牛糞堆肥で土作りをすると秀品率が下がりつつ、経費が上がるということを散々書いてきたら、 SNSや掲示板で偏見だとか声の大きなやつがといったことが書かれているのが時々目に付く。 牛糞堆肥でこだわりの土作りをしている方で年々収量を落として、 下手すると経営が傾きかかっていることすら起こっている。 常識を疑うようなとんでもなく良い現象が起こっていう畑も見かけない。 ここで気になるのが 何故こんなにも牛糞堆肥が土作りにとって良いという話...

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原価と投資、肥料はどちらで見るべきか?

先日、工業製品を製造しているメーカーの方と話をしていて、 その時に話題になったことでも ※今回の話は実際の数字を元にざっくりとした比にしています。 施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせる 先日、旬でないネギを防除回数一回で収穫までいけた畑の話になって、 施肥設計を徹底的に検討すると農薬の散布回数が減るという話題で、 これって産業的に見たら興味深い話だなと。 たとえば、栽培して収穫するまでの過程を産業のものづくりに例えると、 栽培の原材料はタネ、肥料と農薬...

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施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせる

顧問として関わっている京都農販のほ場で信じられない光景を見た。 それは、 旬でない時期のネギにも関わらず、 農薬による防除が1回で収穫まで行き着いたことだ! この防除一回というのは、アザミウマという虫による食害を回避するためのもの。 病気に対しての農薬の使用は一切行っていない。 この話の何がすごいのか?を伝えるために、 ネギの栽培の一般的な話をしよう。 ちなみに匠レベルにまで到達した有機栽培の土であっても、 旬でない時期の作物の栽培を農薬なしで栽培す...

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米ぬかボカシを作ろう!仕込んでみる!再撮影

前に米ぬかボカシを作ろう!仕込んでみる!という記事で米ぬかボカシの仕込みの動画を投稿しました。 が! 動画の音声が悪いということで意味不明な誹謗中傷コメントがたくさんありました。 ※内容があまりにもひどいものは削除しました。 というわけで、改めて動画を撮影してみました。 前回問題だった音声に関しては下記の記事の内容で対応しています。 FFmpegとAudacityで動画の音声の調整に挑戦! 前回同様、これから紹介するボカシの配合は、 私の栽培の師である青木伸一さんが試...

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鳥取の砂丘未熟土での栽培

ちょうど9年前 私はある人に付き添い、島根県のベビーリーフの栽培者のところに行く時、 道中の鳥取で神奈川育ち、京都在住の身では信じられない光景を見た。 それは、 ※らっきょう畑 海岸の砂地みたいなところで栽培が成立しているということ。 当時、何か工夫をしていないか?と一緒にいた人とここの地域を周り、 畑で作業をしている方から色々と聞いたものだ。 栽培している方から話を聞きに行くために移動している最中、 ある作物がやたらと育てられていることにも気が付い...

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栽培開始前に土壌に十分量の鉄が入っているか?

九条ねぎの京都知七さんで連作障害の話をしましたで酸化還元酵素の話が頻繁に出てきたので、 必然的に鉄のことを多く触れることになり、 質問でも当然鉄のことが挙がる。 鉄は鉱物にたくさん含まれているとはいえ、 無茶な連作では鉄欠乏が見られるようになる。 ※特に水田で 作物と鉄まとめ どんな質問かといえば、 普段の施肥設計では十分量の鉄が含まれているのか? というもの。 ここでは量は控えるけど、 注目の資材、ベントナイトについて知ろう 基肥としてベ...

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頁岩由来の肥料の使いどころとは?

肥料の機能の調査を行ってくれと連絡を受けるもので、 肥料袋の裏を見ると、頁岩(けつがん)という文字をよく見かける。 鉱物系の肥料でよく見かける。 この頁岩というのは何なのか? 今回はそれを見ておこう。 自分で採取した岩を写真として載せたいんだけど、 頁岩の目利きに関して自信がないので、 掲載する写真は間違えているかもしれないということを前提において、 土質の理解を求め川の上流へ 頁岩というのは堆積岩の一種で、 山から海へと砂や粘土が流れ、 そ...

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栽培の要の電気石はどこにある?

鉱物に意識を向けたきっかけを思い返してみると、 一番最初は硼砂(ほうしゃ)だった。 硼砂とはホウ素系の肥料の原料で、 ホウ素を含む鉱物自体が日本ではほとんど採掘されないらしい。 このホウ素なんだけど、 学者あたりは微量要素だし、ホウ素欠乏なんてほとんど発生しないと言うけれど、 JAの職員や栽培に近いところにいる人に言わせると ホウ素欠乏は頻繁に発生している生理障害の一つである。 ホウ素は専門家がどれだけ栽培に近いところにいるか?を図るための踏み絵みたいなものだね。...

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苦灰石と苦土石灰

苦灰石(くかいせき)という鉱物を見た。 化学組成はCaMg(CO3)2で炭酸石灰と炭酸苦土の複塩だ。 ※石灰 : カルシウム ※苦土 : マグネシウム 石灰岩が海水による変性作用を受けた際に生成される。 足元の土より遠くの山 つまりは石灰岩が海の成分を含んだという解釈をしても大きなズレはないだろう。 ※他に超塩基性岩の隙間にもできるとのこと 日本シームレス地質図で見えることが増えたはず この組成をどこかで見たことがないか? そう! これは苦土石灰だ。 ...

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注目の資材、ゼオライトについて知ろう

ベントナイトの使用を検討すると時々候補に挙がってくる土壌改良材としてゼオライトというものがある。 注目の資材、ベントナイトについて知ろう ゼオライトを日本語で書くと沸騰する石と書いて沸石(ふっせき)と読む。 で、 これが沸石で、 名前の由来は結晶の中に水が含まれ、 結晶中に含まれる水とケイ酸の骨格の結びつきが弱く、 加熱すると容易に水と分離して沸騰しているように見えることから沸石と呼ばれるようになった。 上の写真は束沸石という鉱物で、 化学組成は...

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